JPS603783Y2 - 除塵ブラシ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は衣類・カーペットなどに付着せる塵芥除去用の
除塵ブラシに関する。

従来粘着テープを使用した除塵ブラシは、種種様々ある
が、いずれのものも一長一短があって実用的でなかった
。

即ち、粘着テープを捲回した捲芯体を簡単且つ容易に取
り替えできるものは、使用中に外れ易い欠陥があり、又
使用中に外れぬよう工夫した構成のものは、簡単且つ容
易に取り替えできない欠陥があった。

そこで、本考案は断る従来品の欠陥を解消し、双方の条
件を見たして真に実用的なものを提供することを目的と
する。

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、
図中Ａはキャップであり、捲芯体Ｂに抜き差し自在に被
蓋され捲芯体Ｂの外周面に捲回せる粘着紙イの乾燥を防
止する。

捲芯体Ｂは筒状原紙でその外周面に外面が粘稠面の粘着
紙イを捲回する。

この粘着紙イに衣類・カーペット等に付いた塵芥が付着
する。

また捲芯体Ｂの両端には２枚の環状支持板す、ｂ’が嵌
着され捲芯体Ｂを筒状に保持する。

棒状握柄Ｃは握部Ｃと段部ｃ１を介して延設する小径状
支持軸Ｃ′とから威り、該小径状支持軸Ｃ′は捲芯体Ｂ
と略同等長さを有すると共にその先端より若干内側に嵌
合溝ＩＣ′を径方向に凹設して先端部に頭部２Ｃ’が形
成されている。

環状支持板す、ｂ’は夫々捲芯体Ｂの内径以上の環状板
から威り、互いに対向する片面に捲芯体Ｂの内径と同径
の捲芯体嵌合用鍔部１ｂ、ｌｂ’を夫々一体成形してい
る。

一方の環状支持板すの中央には枝持軸Ｃ′の外径より大
径で握部Ｃの外径よりも小径の軸孔２ｂが開穿されてお
り、この軸孔２ｂに支持軸Ｃ′が挿通される。

尚、環状支持板すの握部Ｃ方向への移動は段部Ｃ□によ
って阻止されている。

また他方の環状支持板ｂ′の中央には掛継筒２ｂ’が突
設され、この掛継筒２ｂ’の先部には拡開用の割りｉ３
ｂ’と、その拡開自在とした先部内壁面に頭部２Ｃ’よ
り小径で嵌合ｅｔｃ’よりも大径の略環状掛合突起４ｂ
’が設けられている。

割り溝３ｂ’の拡開作用により支持軸Ｃ′先端の頭部２
Ｃ’が掛合突起４ｂ′を越えて掛継筒２ｂ’内に嵌合さ
れ、同時に嵌合溝１ｃ’に掛合突起４ｂ’が嵌合されて
転勤自在状に遊嵌する。

従って、本考案除塵ブラシの組み立てに際しては、環状
支持板すを棒状握柄Ｃの支持軸Ｃ′に段部Ｃ□まで貫挿
した後、この環状支持板すの鍔部１ｂに捲芯体Ｂの一端
を嵌着し、次に捲芯体Ｂの他端に環状支持板ｂ′の鍔部
１ ｂ’を嵌合すると共に該環状支持板ｂ′を軸方向に
押圧しその掛継筒２ｂ’内に支持軸Ｃ′の頭部２Ｃ′を
遊嵌する。

而して粘着紙イを捲回した捲芯体Ｂは環状支持板す、ｂ
’に懸架状に固定され、該環状支持板す。

ｂ′は棒状握柄Ｃの支持軸Ｃに遊嵌されているため、捲
芯体Ｂは棒状握柄Ｃに対して転勤自在になる。

また分解に際しては、環状支持板すを軸先方向に向って
押圧するだけで掛継筒２ｂ’と頭部２Ｃ′との掛合が外
れ、環状支持板す、ｂ′と棒状握柄Ｃとが分解されて捲
芯体Ｂの取り外しが出来る。

本考案は以上のように、棒状握柄に握部より段部を介し
て支持軸を延設し且つその先端に頭部と嵌合溝を設け、
捲芯体の両端に２枚の環状支持板を嵌着し、一方の環状
支持板の中央に軸孔を開口して支持軸を挿通すると共に
、他方の環状支持板の中央に掛合突起を内設せる掛継筒
を突設して頭部を掛継筒に、且つ嵌合溝を掛合突起に夫
々掛着したので、捲芯体の装着操作を、支持軸に対して
これの軸方向に環状支持板、捲芯体、環状支持板の順で
直線的に押込みするだけで行なうことができ、また外し
操作は握部側の環状支持板を、握部を持つ手で指で軸方
向に直線的に押圧して、支持軸から押し外すことができ
、軸方向の直線的なワンタッチ操作で捲芯体を迅速且つ
容易に着脱、交換することができると共に、使用中は嵌
合突部が嵌合溝内に遊嵌状に掛止しているため、乱暴に
扱っても掛外れず、真に実用的である。

また、粘着紙を捲回せる筒状捲芯棒にはキャップが被着
されているため、使用前後における粘着紙の乾燥などに
よる粘着低下を防止できると共に、使用前後、粘着紙は
キャップに被われているため、所望の場所に載置でき、
保管が簡便になる。

更に、棒状握柄の支持軸を、捲芯体両端に嵌着せる２枚
の環状支持板に転勤自在に遊嵌しているので、使用に際
して捲芯体が２枚に環状支持板と一体となってローラー
状に回動し、抵抗少なく滑らかに回転し得るをもって衣
類やカーペット等に摩擦することなくスムースに除塵作
業が出来る。

依って、本考案は所期の目的を達威し得るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は分解斜視図、第
２図はキャップを装着した状態の一部を切欠して示す平
面図、第３図はＸ−Ｘ線に沿える断面図である。 尚、図中Ａ・・・・・・キャップ、Ｂ・・・・・・捲芯
体、Ｃ・・・・・・棒状握柄、イ・・・・・・粘着紙、
ｂ、ｂ′・・・・・・環状支持板、ｌｂ、ｌｂ’・・・
・・・鍔部、２ｂ・・・・・・軸孔、２ｂ’・・・・・
・掛継筒、３ ｂ’・・・・・・割り溝、４ｂ’・・・
・・・掛合突起、Ｃ・・・・・・握部、Ｃ′・・・・・
・支持軸、ｃｌ・・・・・・段部、１ｃ′・・・・・・
嵌合溝、２Ｃ′・・・・・・頭部を夫々示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. キャップと、該キャップに抜き差し自在に挿嵌され外面
   が粘稠面の粘着紙を巻回せる捲芯体と、握部より段部を
   介して上記捲芯体と略同等長さの小径状支持軸を延設し
   且つその先端より若干内側に嵌合溝を径方向に凹設して
   先端部に頭部を形成した棒状握柄とから戒り、上記捲芯
   体の両端に２枚の環状支持板を嵌着し、その一方の環状
   支持板の中央に上記支持軸の径よりも大径の軸孔を開口
   して該軸孔に支持軸をその段部位置まで挿通すると共に
   、他方の環状支持板の中央に掛合突起を内面に有する掛
   継筒を突設して支持軸の頭部を該掛継筒に、且つ嵌合溝
   を掛合突起に夫々掛着させ、棒状握柄に対して捲芯体を
   着脱且つ転勤自在に遊嵌せしめた障壁ブラシ。