JPS6037762B2 - 無機板の製法 - Google Patents

無機板の製法

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JPS6037762B2
JPS6037762B2 JP12900979A JP12900979A JPS6037762B2 JP S6037762 B2 JPS6037762 B2 JP S6037762B2 JP 12900979 A JP12900979 A JP 12900979A JP 12900979 A JP12900979 A JP 12900979A JP S6037762 B2 JPS6037762 B2 JP S6037762B2
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JP
Japan
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flocculant
slurry
suction
inorganic
layered
Prior art date
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Expired
Application number
JP12900979A
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English (en)
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JPS5653013A (en
Inventor
和人 一丸
富三郎 東
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は建築用板等として用いられる無機板の製法に
関するものである。
建築板等として用いられる無機板として、従釆からセメ
ント系,ケイ酸カルシウム系,炭酸マグネシウム系のも
のが広く知られている。
しかしながら、セメント系のものは、高密度であり、重
量が大で取り扱い性が悪いという欠点があった。また、
ケイ酸カルシュム系、炭酸マグネシウム系のものは、軽
量ではあるが、表面強度が小さいという難点があった。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、水
硬性結合材を主成分とするスラリを最網式抄造機の抄造
ベルトの上に供給し、このスラリを抄造ベルトの下側か
ら吸引して抄造ベルト上に眉状賦形体を形成し、吸引を
続けながらこの層状賦形体上またはこの層状賦形体上に
存在するスラリに凝集剤を添加することをその要旨とす
るものである。
すなわち、このようにすることにより、抄造ベルト上に
形成された層状賦形体のベルト側の層(下層)は、抄造
ベルトの下側からの吸引によって水硬性結合材等の原料
ががそのままの状態で強く吸引されているため繊密にな
っており、その反対側の層は、凝集剤によって原料が凝
集して大きな固まりとなりその状態で吸引されているた
め、粗になっている。
そのため、このような、下層が繊密で上層が粗な層状賦
形体を養生硬化させると、下層(表面層となる)が繊密
で高比重,高強度であり上層(裏面層となる)が粗で低
比重な無機板が得られるようになるのである。この無機
板は、表面層が高密度で曲げ強度および硬度が大で防火
性に富み、裏面層が低比重で断熱性,防音性に富み、し
かも全体としては軽量で取り扱いがよいのである。水硬
性結合材を主成分とするスラリとしては、セメント系,
高炉スラグ系,カルシウムアルミネートトリサルフェー
トハィドレート(父a0・AI203・丈aS04・m
H20,nは31または32の値をとる。
以下これを「TSH」と略す)−高炉セメント系のもの
があげられる。このスラ川こは、通常、水硬性結合材以
外に、補強材に、補強材が漁合されており、必要に応じ
てさらに他の添加剤が混合される。凝集剤としては、通
常、アニオン型、/ニオン型のポリアクリルアマィド系
高分子凝集剤が用いられる。
このような凝集剤は、市販されている。これをつぎに列
挙する。協立有機工業社製、/・ィモロック、三洋化成
社製、サンフロック、ダゥケミカル社製、セパラン、住
友化学社製、スミフロック、ダイヤフロック社製、ダイ
ヤフロックがあげられる。その使用量は、スラリ全体に
対して10〜200ppmに選ぶことが好ましく。最も
好ましいのは20〜100ppmである。上記のような
原料を用いて油機板を製造する場合は、例えばつぎのよ
うにして行われる。
すなわち、抄造ベルトの下側に数個のサクションポンプ
が設けられている長網式抄造機を用い、上記の抄造ベル
トの一端にスラリを供給して抄造する。このとき、抄造
ベルトの一端側(最初)のサクションポンプの吸引度合
を大にすることが、生成無機板の表面層の高密度化と裏
面層の低密度化のために好ましい。通常、これらの吸引
は、50〜600肌Hgの範囲内で行われる。このよう
にしてスリラが一端から他端に送られるにつれて抄造ベ
ルト上に原料が層状に吸引される。凝集剤は、このよう
にして形成された層状体の上に供給されるか、または層
状体の上に残存しているか、もしくは層状体の上にさら
に供給されたスリラに供給される。その結果、凝集剤に
よって原料が固つて大きな粒子となり、その状態で吸引
されて先に形成された層状体の上に積み重ねられていく
。このようにして、下層が繊密で、上層が大粒子の分布
により粗になっている層状賦形体が得られる。ついで、
この層状賦形体を通常の方法で養生,硬化させることに
より目的とする無機板が得られるのである。このように
して得られた無機板は、表面強度および硬度が大で、し
かも全体として軽量で取り扱い性がよく、断熱性,防音
性に富んでいるのである。つぎに、実施例について比較
例と併せて説明する。
〔実施例 1〕 TSH−高炉セメント系のスラリを、抄造ベルトの下側
に3個のサクションポンプを備えた最終式抄造機を用い
て抄造を行う際に、最初のサクションポンプP,の吸引
度合を5物肋Hgにし、2番目のサクションポンプP2
の吸引度合を50側Hgにし、3番目のサクションポン
プP3の吸引度合を50側Hgに設定してて行った。
そして、2番目以後のサクションポンプによるサクショ
ンゾーン上のスラ川こ、凝集剤(協立有機工業社製,/
・ィモロック)を合計で20ppm加えた。ついで、得
られた抄造板を80午0で4時間養生したのち45午C
で24時間乾燥して無機板を得た。〔実施例 2〕 サクションポンプP,〜P3の吸引度合をそれぞれP,
を15仇吻Hg,P2を10仇吻Hg,P3を15仇吻
Hgに変えるとともに、凝集剤の使用量を40ppmに
増加した。
それ以外は実施例1と同様にして無機板を得た。〔実施
例 3〕 サクションポンプP,〜P3の吸引度合をそれぞれP,
を200脚Hg,P2を150柳,P3を20仇舷Hg
に変えるとともに、凝集剤の使用量を6倣pmに増加し
た。
それ以外は実施例1と同様にして無機板を得た。〔実施
例 4〕 サクションポンブP,〜P3の吸引度合をそれぞれP,
を30物岬Hg,P2を25仇肋Hg,P3を25仇吻
Hgに変えるとともに、凝集剤の使用量を100ppm
に増加した。
それ以外は実施例1と同様にして無機板を得た。〔比較
例〕 サクションポンプP,〜P3の吸引度合をP,50柳H
g,P215仇岬Hg,P330仇肌Hgとなるように
し、かつ、凝集剤の使用を取り止めた。
それ以外は実施例1と同様にして無機板を得た。以上の
実施例および比較例で得られた無機板の表面層の比重と
板全体の比重を次表に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水硬性結合材を主成分とするスラリを長網式抄造機
    の抄造ベルトの上に供給し、このスラリを抄造ベルトの
    下側から吸引して抄造ベルト上に層状賦形体を形成し、
    吸引を続けながらこの層状賦形体上またはこの層状賦形
    体上に存在するスラリに凝集剤を添加することを特徴と
    する無機板の製法。 2 凝集剤が、スラリ全体の10〜200ppm使用さ
    れている特許請求の範囲第1項記載の無機板の製法。 3 凝集剤がアニオン型もしくはノニオン型ポリアクリ
    ルアマイド系高分子凝集剤である特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の無機板の製法。
JP12900979A 1979-10-06 1979-10-06 無機板の製法 Expired JPS6037762B2 (ja)

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JPS5653013A JPS5653013A (en) 1981-05-12
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