JPS6037489A - 電気絶縁性継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として都市ガスの屋内配管に用いる電気絶
縁性の管継手に関するものである。

鋼管を主とする配管における迷走電流による腐食を防止
するためには、配管の一部に電気絶縁型の管継手を用い
ることが有効である。このため、この種の管継手に関し
て種々の発明、考案がなされているが、いずれも既存に
比し構造が特異なもの、複雑なものなど、性能あるいは
コスト面で不利なものが多かった。

本発明は従来の管継手の量産性を生かし、簡素な構造で
高性能かつ量産が容易で廉価な電気絶縁性継手を提供す
るものである。

本発明は、従来のねじ込み継手のねじを利用す　−゛　
るかあるいは、若干の改造を施すことによって電気絶縁
継手を作らんとするもので、金属製のめねじ、おねじの
螺合構造において、そのねじ形に沿って間隙を形成する
ようにねじを螺刻し、この間隙に絶縁部材を介在せしめ
たものである。

間隙を設けるには、めねじを太めに、おねじを細めに螺
刻すればよいが、その除、めねじ内径よりおねじ外径が
小さくなってはならない。

このことは、電気絶縁性継手の用途としては屋内配管が
多く、火災時に絶縁部材が焼失した場合、配管が継手部
で抜け、ガスが噴出する恐れがあるからである。

前記説明から、おねじとめねじの間隙は狭い方が焼失の
際のガス漏れ量も少なく、引抜けに対しても耐性が高い
ことが容易に推察される。また絶縁部材が耐火無機材料
が好ましいことも轟然である０ しかしながら、間隙が狭いと絶縁部材がそれだけ薄い肉
厚となり、絶縁性能、強度その他高い物性が要求され、
また製造上も精密加工が必要となり、さらに材料、製造
コスト面でも不利になるものである。

本発明者らは、絶縁部材の種類、ねじ形状、間隙等種々
の条件について検討を重ね、２〜３の条件にて廉価かつ
量産性に優れ実用化に最も有利なものを得ることができ
た。

第１表は検討した結果の一部を示したものである０ 次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

実施例１ 第１図は、内筒管１、外筒管２に片側１酩の間隙を設け
るように台形ネジｌｂ、２ｂを形成し、この間に絶縁部
材３を挾んで螺合し組立てた電気絶縁性継手である。し
かして内筒管１と外筒管２とは管（図示せず）と接続す
るためのテーパねじｌａ、２ａが螺刻されている。そし
て前記絶縁部材３と台形ねじｌｂ、２ｂは接着剤で固着
され、管との接続におけるねじ込みの際に絶縁部材３が
緩むことを防止する。また内筒管１と外筒管２との間に
絶縁性パツキン４を内筒管１の奥端部に挟着し、絶縁お
よび気密性を保っているものである。

以上、実施例１に説明した電気絶縁性継手は、組立が簡
単で部品数も少なく、管継手としての機械強度も十分で
あシ、火災に際しても内部流体の漏れは微少にとどまる
ものである。

実施例２ 第２図は、管継手めすおすソケットを利用した内筒管（
以下Ｘ内筒管という）５のおねじ部５ｂに絶縁部材によ
る粉体コーティング（以下絶縁コーティングという）７
を施したものに、管継手ソケットを利用した外筒管（以
下Ｓ外筒管という）６を嵌合し組立てた電気絶縁性継手
で、Ｘ内筒管５とＳ外筒管６は管（図示せず）との接続
用テーパねじｓａ、６ａが螺刻されている。

絶縁コーティング７のコーティングの範囲は、Ｘ内筒管
５のテーパおねじ部５ｂのみならず、内外面ともある長
さの余剰コーティング部７ａ１７ｂを設けた方がよシ絶
縁に対し安全である。

絶縁コーテイング後のＸ内筒管５のテーパおねじ部５ｂ
とＳ外筒管６のテーパめねじ部６ｂは、管との接続にお
けるねじ込みの際、ねじ込み部分が緩まない程度に十分
な締付トルクにて嵌合するか。

接着剤やシール剤を併用して組立てる。

以上、実施例２による電気絶縁性継手は実施例１で説明
した電気絶縁性継手同様、電気絶縁性及び管継手として
の機能を十分満足できるものであり、捷だ従来の管継手
を利用］〜得るため、非常に安価かつ址産性に優れてい
るものである。

以上実施例１および２の説明からもわかるように本発明
の電気絶縁性継手の絶縁部のねじは、台形ねじでも、三
角ねじでも、また角ねじ、丸ねじでもよく、ねじ構造で
あれば形状は規制されるものでない。

また管との接続において、前記説明ではねじ込み式にて
説明したが、メカニカル型など他の接続形式でも何ら差
支えない。

また前記説明では直管接続の管継手形状にて説明したが
、エルボ接続やティーその他の接続構造でもよいことは
容易に類推できるものである。

以上説明のように本発明の電気絶縁性継手は、既存の管
継手を用いておねじとめねじの間に絶縁部材を介在させ
るのみで容易に電気絶縁性を備えた管継手を形成するこ
とが可能であり、またねじ接続特有の高い機械的強度を
保持することが可能である。さらに狭い間隙で保持され
ているため、火災時のシール性も良好で非常に安全であ
り、かつ容易に提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は同じ
く他の実施例を示す断面図である。 １：内筒管、２：外筒管、３：絶縁部材、４：絶縁性パ
ツキン、７：絶縁コーティング代理人　弁理士　本　間
　崇

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、外筒管のめねじと内筒管のおねじとが、少なくとも
   ねじ山が交錯する程度に螺合した状態で前記めねじとお
   ねじとの間に間隙を形成し、該間隙内に絶縁部材を介在
   せしめたことを特徴とする電気絶縁性継手。 ２、前記外筒管と絶縁部材と内筒管の３部材を接着剤に
   より固着したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の電気絶縁性継手。 ３、前記絶縁部材は、外筒管のめねじまたは内筒管のお
   ねじまたは双方の表面に、有機高分子あるいはセラミッ
   ク等無機質材料を、浸漬あるいは吹付等の湿式塗装、流
   動浸漬、静電塗装等の粉体塗装、ＣＶＤ、スパッタリン
   グ、イオンプレーライング等の蒸着法などにより被覆し
   たものであることを特徴とする特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項記載の電気絶縁性継手。