JPS6037465B2 - 画像信号の光電変換歪除去方法 - Google Patents
画像信号の光電変換歪除去方法Info
- Publication number
- JPS6037465B2 JPS6037465B2 JP51112489A JP11248976A JPS6037465B2 JP S6037465 B2 JPS6037465 B2 JP S6037465B2 JP 51112489 A JP51112489 A JP 51112489A JP 11248976 A JP11248976 A JP 11248976A JP S6037465 B2 JPS6037465 B2 JP S6037465B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image signal
- distortion
- amount
- signal
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Endoscopes (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、一次元もしくは二次元の画像走査光電変換素
子を用いて画像信号を得る際に、その画像信号における
光電変換歪を除去する方法に関し、特に、TVカメラ被
写体を撮嫁して得た画像信号におけるシェーディング歪
を、予め記録されたシェーディング歪のみからなる補正
信号をもって、同期的、相補的に画像信号へ加えて補正
するに際し、画像信号レベルに応じた補正信号レベルを
得て、過不足のない適正な補正を行うようにした、光電
変換歪の除去方法に関する。
子を用いて画像信号を得る際に、その画像信号における
光電変換歪を除去する方法に関し、特に、TVカメラ被
写体を撮嫁して得た画像信号におけるシェーディング歪
を、予め記録されたシェーディング歪のみからなる補正
信号をもって、同期的、相補的に画像信号へ加えて補正
するに際し、画像信号レベルに応じた補正信号レベルを
得て、過不足のない適正な補正を行うようにした、光電
変換歪の除去方法に関する。
本発明方法は、カラースキャナ、すなわちカラー原画ゆ
光電走査して、多色印刷用の色分解板を作製する電子色
分解機に対し、その作業基準を与える装置、すなわち、
いわゆるカラースキヤナ用モニターあるいはカラ−プレ
ビュアなどに適用して、濃度歪みのない再現画像を表示
させるのに特に有用である。
光電走査して、多色印刷用の色分解板を作製する電子色
分解機に対し、その作業基準を与える装置、すなわち、
いわゆるカラースキヤナ用モニターあるいはカラ−プレ
ビュアなどに適用して、濃度歪みのない再現画像を表示
させるのに特に有用である。
カラースキャナ用モニターは、カラーTV装置であって
、このTV装置は、画像の形状情報の取扱いより、画像
の濃度情報の取扱を主たる目的としており、そのため、
光電変換系の歪を極力低くしなければならない。
、このTV装置は、画像の形状情報の取扱いより、画像
の濃度情報の取扱を主たる目的としており、そのため、
光電変換系の歪を極力低くしなければならない。
ところが、原稿を光電走査するTVカメラの光電変換素
子には、王として撮像管が用いられ、この撮像管にはラ
ンディングェラーによるシェーディング歪があり、かつ
原稿を照明する光源にも、若干の照度不整分布があって
、前記ランディングェラーと同様なシェーディング歪を
生ずる。
子には、王として撮像管が用いられ、この撮像管にはラ
ンディングェラーによるシェーディング歪があり、かつ
原稿を照明する光源にも、若干の照度不整分布があって
、前記ランディングェラーと同様なシェーディング歪を
生ずる。
ランディングェラ−並びに照度不整分布によるシェーデ
ィング歪は、双方共に、走査位置に固有の歪量を有し、
かつその歪量の経時的変化は、所要時間範囲内ではほと
んどないため、これを利用して、シェーディング歪によ
る光亀変換歪を除去することが可能である。上述の光電
変換歪の除去方法に関しては、既に本出願人が先に特糠
昭51−802私号として出願ちたところであるが、本
発明は、これをさらに改良したもので、以下図面に基き
詳述する。
ィング歪は、双方共に、走査位置に固有の歪量を有し、
かつその歪量の経時的変化は、所要時間範囲内ではほと
んどないため、これを利用して、シェーディング歪によ
る光亀変換歪を除去することが可能である。上述の光電
変換歪の除去方法に関しては、既に本出願人が先に特糠
昭51−802私号として出願ちたところであるが、本
発明は、これをさらに改良したもので、以下図面に基き
詳述する。
第1図は、上述先願の光電変換歪除去方法を適用した、
カラースキャナ用モニターの一例を示すもので、まずそ
の概要について説明する。
カラースキャナ用モニターの一例を示すもので、まずそ
の概要について説明する。
カラースキャナ用モニターは、多チャンネルビデオレコ
ーダーを備え、該ビデオレコーダ1は、所要のカラー原
稿をモニターするに先立って、シヱーディング歪補正用
の画像信号と同期信号を記録する。
ーダーを備え、該ビデオレコーダ1は、所要のカラー原
稿をモニターするに先立って、シヱーディング歪補正用
の画像信号と同期信号を記録する。
すなわち、TVカメラ2は、画像走査用同期信号発生回
路3の水平同期信号hと垂直同期信号vとを、切替スイ
ッチ4,5が点線図示側へ閉じた状態で作動させて、光
源パネル6を走査し、その画像信号ecは、ビデオレコ
ーダの所要チャンネルに記録される。
路3の水平同期信号hと垂直同期信号vとを、切替スイ
ッチ4,5が点線図示側へ閉じた状態で作動させて、光
源パネル6を走査し、その画像信号ecは、ビデオレコ
ーダの所要チャンネルに記録される。
この際に、同期信号発生回路3の同期信号h,vは、他
の回線7を介して、別途ビデオレコーダーの他のチャン
ネルへ、前記画像信号ecと同時に記録される。
の回線7を介して、別途ビデオレコーダーの他のチャン
ネルへ、前記画像信号ecと同時に記録される。
画像信号ecは、ほぼ均一な照度分布の光源パネル6を
走査したものであるから、TVカメラ2の撮像管におけ
るランディングエラーによるシェーデング歪と、光源パ
ネル6の若干の照度不整分布によるシェーディング歪と
からなる。
走査したものであるから、TVカメラ2の撮像管におけ
るランディングエラーによるシェーデング歪と、光源パ
ネル6の若干の照度不整分布によるシェーディング歪と
からなる。
このシェーディング歪のみからなる画像信号ecと同期
信号h,vとを、ビデオレコーダ6へ記録した後、所要
の透過光用カラー原稿を光源パネル6へ戦層し、かつ所
要の色分解フィル夕を介し、しかも前記ビデオレコーダ
へ記録した同期信号h,vの再生同期信号h′,v′を
、実線側へ閉じた切替スイッチ4,5を介して、TVカ
メラ2を作動させ、もって、色分解フィルターに応じた
各分解色R,G,B毎に光電走査し、その各分解色画像
信号eR,ec,eBを得る。
信号h,vとを、ビデオレコーダ6へ記録した後、所要
の透過光用カラー原稿を光源パネル6へ戦層し、かつ所
要の色分解フィル夕を介し、しかも前記ビデオレコーダ
へ記録した同期信号h,vの再生同期信号h′,v′を
、実線側へ閉じた切替スイッチ4,5を介して、TVカ
メラ2を作動させ、もって、色分解フィルターに応じた
各分解色R,G,B毎に光電走査し、その各分解色画像
信号eR,ec,eBを得る。
この各分解色画像信号eR,ec,eBは、各々の分解
色R,G,B毎に、TV信号における1フレーム分がビ
デオレコーダーの所定のチャンネルへ、前記他のチャン
ネルへ記録した同期信号と同期して記録され、この記録
に際して、前記シェーデイング歪の画像信号ecを、画
像信号h′,v′と同時に再生して、現在走査している
カラー原稿の実時間画像信号erへ、後述の方法で補正
が加えられる。
色R,G,B毎に、TV信号における1フレーム分がビ
デオレコーダーの所定のチャンネルへ、前記他のチャン
ネルへ記録した同期信号と同期して記録され、この記録
に際して、前記シェーデイング歪の画像信号ecを、画
像信号h′,v′と同時に再生して、現在走査している
カラー原稿の実時間画像信号erへ、後述の方法で補正
が加えられる。
この際に記録した画像信号からは、シェーディング歪が
除去されている。その後、各分解色画像信号eR,eG
,eBは、再正同期信号h′,v′と同時に再生され、
合成回路8によって、カラースキャナと同様な色修正等
の補正がなされ、カラー画像表示装置9により、カラー
画像が表示され、もつて、合成回路における色修正効果
等をモニターする。
除去されている。その後、各分解色画像信号eR,eG
,eBは、再正同期信号h′,v′と同時に再生され、
合成回路8によって、カラースキャナと同様な色修正等
の補正がなされ、カラー画像表示装置9により、カラー
画像が表示され、もつて、合成回路における色修正効果
等をモニターする。
カラー原稿を走査しているときの実時間画像信号erは
、前記各色分画像信号eR,eG,eB、又は、色分解
フィルターを介さないときの白黒画画像信号ekのいず
れであって、以下、白黒画像信号ekの場合の実時間画
像信号erに基き、シェーディング歪の補正要領を説明
する。
、前記各色分画像信号eR,eG,eB、又は、色分解
フィルターを介さないときの白黒画画像信号ekのいず
れであって、以下、白黒画像信号ekの場合の実時間画
像信号erに基き、シェーディング歪の補正要領を説明
する。
シェーディング歪の再生画像信号ec′と実時間画像信
号erとは、再生同期信号の水平同期信号h′と垂直同
期信号v′とに同期して、互いに等しい走査位置の画像
信号となっている。
号erとは、再生同期信号の水平同期信号h′と垂直同
期信号v′とに同期して、互いに等しい走査位置の画像
信号となっている。
第2図は、水平同期信号hのn番目とn+1番目の水平
走査区間の各部波形図を示すもので、再生画像信号ec
は、a図に示す如く、理想的光電変換波形(2点鎖線図
示)に対し、走査位置に相当するランディングェラー等
によって、歪波形となっており、実時間画像信号erは
、その歪波形に車畳した波形となっている。
走査区間の各部波形図を示すもので、再生画像信号ec
は、a図に示す如く、理想的光電変換波形(2点鎖線図
示)に対し、走査位置に相当するランディングェラー等
によって、歪波形となっており、実時間画像信号erは
、その歪波形に車畳した波形となっている。
そこで理想信号波形発生回路1川ま、b図示の如き、a
図示の2点鉄線に相当する波形の理想波形信号Eを発生
する。
図示の2点鉄線に相当する波形の理想波形信号Eを発生
する。
この理想波形信号Eから、再生画像信号ec′を減算路
11を介して減算し、c図示のシェーディング歪波形成
分のみの補正信号gを得る。補正信号gは、a図示の斜
線部分と等しいものであるから、加算器12を介し、実
時間画像信号erと補正信号gを加算すると、d図示の
如く、理想波形信号Eに実時間画像信号erが重畳した
波形となり、加算器11の出力には、シェーディング歪
を除去した実時間画像信号er′が得られる。
11を介して減算し、c図示のシェーディング歪波形成
分のみの補正信号gを得る。補正信号gは、a図示の斜
線部分と等しいものであるから、加算器12を介し、実
時間画像信号erと補正信号gを加算すると、d図示の
如く、理想波形信号Eに実時間画像信号erが重畳した
波形となり、加算器11の出力には、シェーディング歪
を除去した実時間画像信号er′が得られる。
ところで、上記シェーディング歪の除去方法は、基本的
な補正要領を示すものであって、実時間画像信号erと
補正信号gとの加算によってシェーディング歪を確実に
除去するには、他の補正要因を考慮しなくてはならない
。
な補正要領を示すものであって、実時間画像信号erと
補正信号gとの加算によってシェーディング歪を確実に
除去するには、他の補正要因を考慮しなくてはならない
。
本発明は、その補正要因を考慮して、シェーディング歪
を確実に除去する方法を提供するもので、以下、第3,
4図に基いて説明する。
を確実に除去する方法を提供するもので、以下、第3,
4図に基いて説明する。
第3図は、第2図と同様な水平走査の1区間を、走査時
間をX軸、補正信号gのレベルをY軸、TVカメラ2の
撮像管受光量LをZ軸、画像信号eのレベルをW軸とし
て、各軸を直交座標として示す立体グラフであり、撮像
管の受光量Lと、実時間画像信号erと、補正信号gと
の相互関係を示すものである。
間をX軸、補正信号gのレベルをY軸、TVカメラ2の
撮像管受光量LをZ軸、画像信号eのレベルをW軸とし
て、各軸を直交座標として示す立体グラフであり、撮像
管の受光量Lと、実時間画像信号erと、補正信号gと
の相互関係を示すものである。
再生画像信号ec′と理想破形信号Eとによって作られ
る補正信号gは、再生画像信号ec′を記録する際の画
像信号ecを得る撮像管の受光量Lに対応し、この受光
量Lは、光源パネル6をそのまま撮像したものであるか
ら、最大受光量(Lmax)に相当し、図中交差した斜
線で示されている。
る補正信号gは、再生画像信号ec′を記録する際の画
像信号ecを得る撮像管の受光量Lに対応し、この受光
量Lは、光源パネル6をそのまま撮像したものであるか
ら、最大受光量(Lmax)に相当し、図中交差した斜
線で示されている。
一方、カラー原稿を走査したとき撮像管が出力する画像
信号erは、最大受光量(Lmax)で最大出力(er
max)を、また最小受光量(Lmin)で最小出力(
ermin)を出力するとき、このような画像信号er
は白黒画像信号ekであって、撮像管の感度係数ッが1
であれば、最大出力ermaxと最小出力erminを
直線Aで結んだ図示のような光電変換特性を示すことと
なる。
信号erは、最大受光量(Lmax)で最大出力(er
max)を、また最小受光量(Lmin)で最小出力(
ermin)を出力するとき、このような画像信号er
は白黒画像信号ekであって、撮像管の感度係数ッが1
であれば、最大出力ermaxと最小出力erminを
直線Aで結んだ図示のような光電変換特性を示すことと
なる。
また、シェーディング歪は、受光量L‘こ応じた比率で
、画像信号erへ重畳するから、最大受光量Lmaxの
とき、補正信号gと等しい量のシェーディング歪みであ
れば、所要受光量L,L,L,L4のときは、斜線図示
の如き、シェーディング歪を有することになる。
、画像信号erへ重畳するから、最大受光量Lmaxの
とき、補正信号gと等しい量のシェーディング歪みであ
れば、所要受光量L,L,L,L4のときは、斜線図示
の如き、シェーディング歪を有することになる。
そこで、前記水平走査区間hn〜hn+,内で、走査時
刻tp、受光量Lp、画像信号epの走査点Pにおける
ソェーディング歪量を、図示のグラフから求めてみると
、X軸上の走査時刻tpとZ軸上の受光量Lpの交点か
ら、Y軸上へ歪量gp′が求まる。
刻tp、受光量Lp、画像信号epの走査点Pにおける
ソェーディング歪量を、図示のグラフから求めてみると
、X軸上の走査時刻tpとZ軸上の受光量Lpの交点か
ら、Y軸上へ歪量gp′が求まる。
この歪量gp′は、補正信号gにおける走査時刻tpの
最大受光量Lmaxの補正信号値gpに比例し、次のよ
うな関係にある。
最大受光量Lmaxの補正信号値gpに比例し、次のよ
うな関係にある。
gp=声毒‐gp ‐‐・(11ところで、走
査点Pにおける画像信号epは光電変換特性のグラフか
ら、受光量Lpに対してW軸上へ求められ、最小出力e
minが零となるように、電気回路でバィアスしておく
と、受光量Lpと画像信号epの関係‘ま、声誌−e虎
蚕となり、第1式は次のように示される。
査点Pにおける画像信号epは光電変換特性のグラフか
ら、受光量Lpに対してW軸上へ求められ、最小出力e
minが零となるように、電気回路でバィアスしておく
と、受光量Lpと画像信号epの関係‘ま、声誌−e虎
蚕となり、第1式は次のように示される。
gp′=さ・gp .・・【2’本発明は、こ
の第‘2}式に基き、受光量に応じて歪量を求め、適正
なシェーディング歪の除去を行なわせようとするもので
、第4図にその具体的な電気的ブロックダイヤグラムの
一実施例を示す。
の第‘2}式に基き、受光量に応じて歪量を求め、適正
なシェーディング歪の除去を行なわせようとするもので
、第4図にその具体的な電気的ブロックダイヤグラムの
一実施例を示す。
第4図に示すものは、基本的には第1図示のものと同様
であるが、減算器11と加算器12の間に、前記第■式
を演算するための乗算器13が設けられている。乗算器
13の一方の入力端14には、シェーディング歪波形を
記録した際の最大受光量Lmaxの補正信号gが入力し
ている。
であるが、減算器11と加算器12の間に、前記第■式
を演算するための乗算器13が設けられている。乗算器
13の一方の入力端14には、シェーディング歪波形を
記録した際の最大受光量Lmaxの補正信号gが入力し
ている。
また、乗算器13の他方の入力端15には、実時間画像
信号erが入力し、かつ、この入力端15の入力条件と
して、実時間画像信号erが最大値、すなわち最大受光
量Lmaxのときの最大出力emaxのとき、1の値と
なって、その際はもう一方の入力端14の補正信号gが
そのまま出力する。
信号erが入力し、かつ、この入力端15の入力条件と
して、実時間画像信号erが最大値、すなわち最大受光
量Lmaxのときの最大出力emaxのとき、1の値と
なって、その際はもう一方の入力端14の補正信号gが
そのまま出力する。
換言すると、乗算器13の画像信号erが入力する入力
端15の入力条件は、シヱーデイング歪波形を記録する
際の受光量L‘こ応じた画像信号eのレベルのとき、1
の値をとるように定める。
端15の入力条件は、シヱーデイング歪波形を記録する
際の受光量L‘こ応じた画像信号eのレベルのとき、1
の値をとるように定める。
しかして、補正信号gは、乗算器13によって、実時間
画像信号erを出力する際の受光量Lに応じた補正信号
g′に補正され、この補正された補正信号g′のレベル
は、実時間画像信号erに含まれるシェーディング歪の
レベルと等しくなる。従って、加算器12をもつて、両
信号er,g′を加算することにより、シェーディング
歪は適正に除去される。上述は、実時間画像信号erを
白黒画像信号ekとして説明したが、フィルターを介し
て色分解した画像信号eR,eG,eBにも、そのまま
適用できる。
画像信号erを出力する際の受光量Lに応じた補正信号
g′に補正され、この補正された補正信号g′のレベル
は、実時間画像信号erに含まれるシェーディング歪の
レベルと等しくなる。従って、加算器12をもつて、両
信号er,g′を加算することにより、シェーディング
歪は適正に除去される。上述は、実時間画像信号erを
白黒画像信号ekとして説明したが、フィルターを介し
て色分解した画像信号eR,eG,eBにも、そのまま
適用できる。
例えば、赤フィルターを介した画像信号eRは、赤フィ
ルターによる一定の減衰を受けて、光源パネル6のみの
とき最大出力eR肌xを得、第3図に示す直線Bによっ
て光電変換特性が示される。
ルターによる一定の減衰を受けて、光源パネル6のみの
とき最大出力eR肌xを得、第3図に示す直線Bによっ
て光電変換特性が示される。
この直線Bで示される特性は、光源6側における光量を
Z軸にとって示したもので、撮像管側の受光量Lは、画
像信号eRの値を直線Aによって受光量Lへ換算したも
のとなり、前記画像信号eRの最大出力eRmaxは、
撮像管の受光量LRmaxに相当し、シェーディング歪
は、この受光量LRmaxのレベルに相当する。
Z軸にとって示したもので、撮像管側の受光量Lは、画
像信号eRの値を直線Aによって受光量Lへ換算したも
のとなり、前記画像信号eRの最大出力eRmaxは、
撮像管の受光量LRmaxに相当し、シェーディング歪
は、この受光量LRmaxのレベルに相当する。
従って、前述したと同様に、乗算器13によって、赤フ
ィルターを使用した場合のシェーディング歪も適正に除
去される。一方、本発明によれば、シェーディング歪波
形を記録する際に、撮像管の受光量Lを、最大受光量L
肌Xにおけるシェーディング歪波形とする必要がなく、
フィルターを介して減衰させたもの、又は絞り装置で減
衰させたもの等、適宜の受光量のシェーディング歪波形
ecを使用することができる。この場合、前述の如く、
シェーディング歪波形ecを記録する際の画像信号eの
レベルをー乗算器13の入力条件において1の値と定め
ておく。
ィルターを使用した場合のシェーディング歪も適正に除
去される。一方、本発明によれば、シェーディング歪波
形を記録する際に、撮像管の受光量Lを、最大受光量L
肌Xにおけるシェーディング歪波形とする必要がなく、
フィルターを介して減衰させたもの、又は絞り装置で減
衰させたもの等、適宜の受光量のシェーディング歪波形
ecを使用することができる。この場合、前述の如く、
シェーディング歪波形ecを記録する際の画像信号eの
レベルをー乗算器13の入力条件において1の値と定め
ておく。
このことは、カラー原稿を透過式の原稿以外の反射式の
原稿においても適用できることを示し、乗算器13は、
実時間画像信号erの入力端15が、乗算器13の入力
条件の1より大きな値であっても、その実時間画像信号
erのレベルに応じた補正された補正信号g′のレベル
を定め、最大反射率を予測しがたい反射式原稿の場合で
も、適正にシェーデイング歪を除去することができる。
なお、前記第{1ー式を第■式によって演算するための
実時間画像信号erは、シヱーディング歪を含んでいる
ので、若干の誤差を生じるが、この誤差は実用的誤差範
囲に許容され、また、シェーディング歪を除去した加算
器12の出力画像信号er′を、乗算器13の画像信号
erの入力端15へ若干負帰還させて、誤差を減少させ
ることもできる。以上の如く本発明によれば、撮像素子
の適宜の受光量で代表されるシェーデイング歪量を、他
の受光量に応じたシェーディング歪量に補正して、確実
にシェーディング歪を除去し、所望の画像信号から光電
変換歪を除去することができる。
原稿においても適用できることを示し、乗算器13は、
実時間画像信号erの入力端15が、乗算器13の入力
条件の1より大きな値であっても、その実時間画像信号
erのレベルに応じた補正された補正信号g′のレベル
を定め、最大反射率を予測しがたい反射式原稿の場合で
も、適正にシェーデイング歪を除去することができる。
なお、前記第{1ー式を第■式によって演算するための
実時間画像信号erは、シヱーディング歪を含んでいる
ので、若干の誤差を生じるが、この誤差は実用的誤差範
囲に許容され、また、シェーディング歪を除去した加算
器12の出力画像信号er′を、乗算器13の画像信号
erの入力端15へ若干負帰還させて、誤差を減少させ
ることもできる。以上の如く本発明によれば、撮像素子
の適宜の受光量で代表されるシェーデイング歪量を、他
の受光量に応じたシェーディング歪量に補正して、確実
にシェーディング歪を除去し、所望の画像信号から光電
変換歪を除去することができる。
第1図は、本発明方法を適用するカラースキャナ用モニ
ターのブロックダイヤグラム、第2図は、第1図におけ
るカラースキヤナ用モニターのシヱーディング歪の除去
要領を説明するための一部の信号波形図、第3図は、本
発明の原理を説明するための補正信号の立体グラフ、第
4図は、本発明方法を実施するためのブロックダイヤグ
ラムの一例を示すものである。 1・…・・ビデオレコーダ、2・・…・TVカメラ、3
・・・・・・同期信号発生回路、4,5…・・・切替ス
イッチ、6…・・・光源パネル、7・・・・・・回線、
8・・・・・・合成回路、9…・・・カラー画像表示装
置、10・・・・・・理想信号波形発生装置、11・・
・・・・減算器、12・・・・・・加算器、13・・・
…乗算器、14,15・・・・・・入力端、e「……実
時間画像信号、ec……再生画像信号、g・・・・・・
補正信号、E・・…・理想波形信号。 第1図第2図 第3図 第4図
ターのブロックダイヤグラム、第2図は、第1図におけ
るカラースキヤナ用モニターのシヱーディング歪の除去
要領を説明するための一部の信号波形図、第3図は、本
発明の原理を説明するための補正信号の立体グラフ、第
4図は、本発明方法を実施するためのブロックダイヤグ
ラムの一例を示すものである。 1・…・・ビデオレコーダ、2・・…・TVカメラ、3
・・・・・・同期信号発生回路、4,5…・・・切替ス
イッチ、6…・・・光源パネル、7・・・・・・回線、
8・・・・・・合成回路、9…・・・カラー画像表示装
置、10・・・・・・理想信号波形発生装置、11・・
・・・・減算器、12・・・・・・加算器、13・・・
…乗算器、14,15・・・・・・入力端、e「……実
時間画像信号、ec……再生画像信号、g・・・・・・
補正信号、E・・…・理想波形信号。 第1図第2図 第3図 第4図
Claims (1)
- 1 撮像素子の所要の受光量に対するシエーデイング歪
波形の画像信号を、画像信号記録再生装置へ記録し、そ
のシエーデイング歪波形の再生画像信号に基き、所要画
像を、前記撮像素子をもつて光電変換した実時間画像信
号から、シエーデイング歪を除去するに際し、前記シエ
ーデイング歪波形を記録する際の撮像素子の受光量と、
シエーデイング歪の除去を要する実時間画像信号の受光
量との比率を、その実時間画像信号をもつて求め、当該
受光量の比率によつて、シエーデイング歪の除去を要す
る画像信号レベルに応じた、シエーデイング歪波形の再
生画像信号に基づく補正信号レベルを得ることを特徴と
する画像信号の光電変換歪除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51112489A JPS6037465B2 (ja) | 1976-09-21 | 1976-09-21 | 画像信号の光電変換歪除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51112489A JPS6037465B2 (ja) | 1976-09-21 | 1976-09-21 | 画像信号の光電変換歪除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5338401A JPS5338401A (en) | 1978-04-08 |
JPS6037465B2 true JPS6037465B2 (ja) | 1985-08-26 |
Family
ID=14587912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51112489A Expired JPS6037465B2 (ja) | 1976-09-21 | 1976-09-21 | 画像信号の光電変換歪除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6037465B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0434131Y2 (ja) * | 1985-04-27 | 1992-08-14 | ||
JPH04132890U (ja) * | 1991-05-31 | 1992-12-09 | いすゞ自動車株式会社 | 自動車の排水構造 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54167431U (ja) * | 1978-05-16 | 1979-11-26 | ||
JPS5542625A (en) * | 1978-09-20 | 1980-03-26 | Olympus Optical Co | Endoscope |
KR100747675B1 (ko) | 1999-12-21 | 2007-08-08 | 가부시키가이샤 브리지스톤 | 탄성 휠 |
-
1976
- 1976-09-21 JP JP51112489A patent/JPS6037465B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0434131Y2 (ja) * | 1985-04-27 | 1992-08-14 | ||
JPH04132890U (ja) * | 1991-05-31 | 1992-12-09 | いすゞ自動車株式会社 | 自動車の排水構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5338401A (en) | 1978-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0352276B2 (ja) | ||
JPH077617A (ja) | 色値処理方法および処理装置 | |
US6987589B2 (en) | Image processing device for carrying out dodging treatment | |
JPS61201591A (ja) | ビデオ画像処理装置 | |
JPS6037465B2 (ja) | 画像信号の光電変換歪除去方法 | |
JPH06125566A (ja) | 輪郭補正回路 | |
JP3153941B2 (ja) | ディジタル信号処理カメラ | |
JP2002084551A (ja) | 立体画像処理装置及び立体画像処理方法 | |
JP3112531B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP3965556B2 (ja) | 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム | |
JP2511968B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP3655935B2 (ja) | ビデオ信号フィルム状圧縮方式 | |
JP3496884B2 (ja) | 映像信号処理方法 | |
JPS6117191B2 (ja) | ||
JP2698404B2 (ja) | 輝度信号処理装置 | |
JP2650062B2 (ja) | カラー撮像装置 | |
JP3373359B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP3163972B2 (ja) | 映像信号処理装置及び投射型表示装置 | |
JP2661038B2 (ja) | シェーディング補正装置 | |
JP2532734B2 (ja) | 記録再生装置 | |
JPH08279902A (ja) | 撮像装置 | |
JPS6367889A (ja) | カラ−テレビジヨン放送装置 | |
JPS63225871A (ja) | ハイビジヨン画像信号から印刷画像デ−タへの変換システム | |
JPH103540A (ja) | ボケマスク生成方法 | |
JPS6216696A (ja) | 色差線順次映像信号の信号補間装置 |