JP3496884B2 - 映像信号処理方法 - Google Patents

映像信号処理方法

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JP3496884B2 JP18262892A JP18262892A JP3496884B2 JP 3496884 B2 JP3496884 B2 JP 3496884B2 JP 18262892 A JP18262892 A JP 18262892A JP 18262892 A JP18262892 A JP 18262892A JP 3496884 B2 JP3496884 B2 JP 3496884B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は映像信号処理方法に係
り、特に補色フィルタを有する固体撮像素子(以下、補
色CCDという)から各水平走査毎に縦方向の2画素を
混合して画像信号を読み出す方式に適用される映像信号
処理方法に関する。 【0002】 【従来の技術】補色CCDは、フォトダイオードが縦横
の2次元に配列されており、図2に示す補色フィルタを
透過した光が入射する。この補色CCDから読み出され
る信号は、縦方向の2画素(フォトダイオード)の電荷
が加算されて出力される。尚、RGBの3原色に対し
て、補色のCy,Ye,Mgの関係は、 Cy=シアン=G+B Ye=イエロー=R+G Mg=マゼンタ=R+B である。 【0003】従って、図2に示すように、例えばAn
走査線からは、S1 =Cy+G,S2 =Ye+Mg,S
1 ’=Cy+G,S2 ’=Ye+Mgの順で出力され、
n+1 の走査線からは、S1 =Cy+Mg,S2 =Ye
+G,S1 ’=Cy+Mg,S2 ’=Ye+Gの順で出
力される。これをRGBの3原色で表すと、図3のよう
になる。 【0004】ここで、上記信号S1 ,S2 又はS1 ’,
2 ’からRGBの各色成分を分離する場合には、各走
査線について以下に示す演算を行う。 nライン S2 −S1 =(2R+G+B)−(2G+B)=2R−G …(1) S2 +S1 =2R+3G+2B …(2) n+1ライン S1 −S2 =(R+G+2B)−(R+2G)=2B−G …(3) S1 +S2 =2R+3G+2B …(4) 上記(1)式又は(3)式によって得られる信号を、こ
こでは擬似色差信号という。また、上記(2)式又は
(4)式によって得られる信号は、NTSC信号で表現
されるところの輝度信号Y、 Y=0.3R+0.59G+0.11B に近いことからこのまま輝度信号として用いられる。 【0005】上記(1)式及び(3)式からそれぞれR
信号及びB信号を得るためには、次式、 (S2 −S1 )+(S2 +S1 )/3 =(2R−G)+(2R+3G+2B)/3 =2(4R+B)/3≒R …(5) (S1 −S2 )+(S1 +S2 )/3 =(2B−G)+(2R+3G+2B)/3 =2(4B+R)/3≒B …(6) を演算する。また、G信号を得るためには、次式、 (S1 +S2 )−{(S2 −S1 )+(S1 −S2 )} =(2R+3G+2B)−{(2R−G)+(2B−G)} =5G …(7) を演算する。 【0006】以上のようにしてRGBの信号を得るた
め、等価的にn走査線からはRとGの信号が、n+1走
査線からはBとGの信号が得られる。図4は従来の映像
信号処理回路の一例を示すブロック図である。同図に示
すように、補色CCDから出力される現在(0H)の画
像信号は、1水平走査期間(1H)を遅延させる遅延回
路10及び12を経由することにより、1H前に読み出
した1Hの画像信号及び2H前に読み出した2Hの画像
信号が生成される。 【0007】1Hの画像信号は、演算回路14、加算器
20及びエッジ検出回路22に加えられ、また0H及び
2Hの画像信号は加算器24及び割算器25で平均化さ
れて演算回路18、加算器20及びエッジ検出回路22
に加えられる。加算器20は2入力を加算し、この加算
値を割算器21を介して演算回路16に出力する。演算
回路14は、前述した(3)式の演算を行い、その演算
結果(擬似色差信号)を加算器26、28に出力し、演
算回路16は(2)式(又は(4)式)の演算を行い、
その演算結果(輝度信号)を減算器30に出力するとと
もに、3分の1にする割算器31、32を介して加算器
26、34に出力する。 【0008】加算器26は2入力を加算してR又はB信
号を信号処理回路36に出力し、加算器34は2入力を
加算してB又はR信号を信号処理回路36に出力する。
また、加算器28及び減算器30は、(7)式の演算を
実行し、G信号を信号処理回路36に出力する。尚、1
Hの画像信号がRを得る走査線では、加算器26からR
信号が出力され、加算器34からはB信号が出力され、
Bを得る走査線では加算器26からB信号が出力され、
加算器34からはR信号が出力される。 【0009】このようにして信号処理回路36には、R
GBの信号が加えられることになる。信号処理回路36
はこれらの信号のホワイトバランス、ガンマ補正等を行
い、その補正したRGBの信号を色差マトリクス回路3
8に出力し、色差マトリクス回路38はRGBの信号か
ら色差信号(R−Y),(B−Y)を生成し、これらを
利得制御回路40、42を介してエンコーダ44に出力
する。 【0010】エンコーダ44はこれらの色差信号(R−
Y),(B−Y)と、図示しない輝度信号処理系から加
えられる輝度信号とに基づいて例えばNTSC方式の映
像信号を生成する。一方、エッジ検出回路22は、1H
の画像信号と、(0H+2H)/2を示す画像信号の輝
度を比較し、その輝度差が所定レベル以上のときには輝
度差検出パルスを利得制御回路40、42に出力し、利
得制御回路40、42での利得を零にして色消しを行
う。 【0011】即ち、前述した演算回路16から出力され
る輝度信号は、垂直方向の相関を利用して0H、1H、
2Hの画像信号に基づいて生成されている。この輝度信
号と走査線1本おきに得られる色(R,B)成分との演
算によって得られるRGBの信号は、色(R,B)成分
と輝度信号とが非相関の場合には偽色信号となる。従っ
て、エッジ検出回路22及び利得制御回路40、42に
より、偽色信号を除去するようにしている。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに従来の映像信号処理方法は、輝度変化がある場合に
偽色信号が発生するため、偽色消し用の回路が必要であ
り、また偽色消しにより人物の唇が黒くなる等の不具合
があった。本発明はこのような事情に鑑みてなされたも
ので、色分離の際に偽色の発生を防止することができ、
これにより偽色対策を行わずに良好な画像を得ることが
できる映像信号処理方法を提供することを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、補色フィルタを有する固体撮像素子から各
水平走査毎に縦方向の2画素を混合して画像信号を読み
出し、現在の水平走査期間(H)に読み出している画像
信号を0Hの画像信号、1H前に読み出した画像信号を
1Hの画像信号、2H前に読み出した画像信号を2Hの
画像信号とすると、1Hの画像信号の隣接する画素の差
信号に輝度信号を加算してR信号又はB信号を生成し、
0Hと2Hの画像信号を平均して得られる画像信号の隣
接する画素の画像信号の差信号に輝度信号を加算してB
信号又はR信号を生成する映像信号処理方法において、
前記輝度信号を1Hの画像信号の隣接する画素の和信号
のみから生成することを特徴としている。 【0014】 【作用】本発明によれば、RGBの色分離に使用する輝
度信号を生成する際に、従来のように3走査線分(又は
2走査線分)の画像信号を加算平均した輝度信号を用い
ずに、1Hの画像信号のみを用いて輝度信号を生成する
ようにしている。これにより、1Hの画像信号の隣接す
る画素の差信号から上記輝度信号を減算して生成される
R信号又はB信号には偽色信号が含まれることがなく、
またG信号も1Hの画像信号と相関が大きくなり、全体
的に偽色信号の発生を抑圧することができる。 【0015】 【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る映像信号
処理方法の好ましい実施例を詳述する。図1は本発明に
係る映像信号処理方法が適用された映像信号処理回路の
一例を示すブロック図である。尚、図4に示した従来の
映像信号処理回路と共通する部分には同一の符号を付
し、その詳細な説明は省略する。 【0016】図1と図4との比較からも明らかなよう
に、本発明においては輝度信号を生成するための演算回
路16には、1Hの画像信号のみが入力される。また、
従来の映像信号処理回路と比較してエッジ検出回路2
2、利得制御回路40、42等の偽色消し用の回路が省
略されている。この映像信号処理回路によれば、Rを得
る走査線では、R信号は演算回路14から出力される1
HのRの擬似色差信号と、演算回路16から出力される
1Hの輝度信号に基づいて生成される。B信号は演算回
路18から出力される(0H+2H)/2のBの擬似色
差信号と、演算回路16から出力される1Hの輝度信号
に基づいて生成される。また、G信号は1Hの輝度信号
と1HのRの擬似色差信号と(0H+2H)/2のBの
擬似色差信号とから生成される。従って、Rを得る走査
線では、R信号は1Hの画像信号のみから生成されるた
め偽色信号となることはなく、またG信号も1Hの画像
信号の情報が多いため偽色の発生が抑圧される。 【0017】また、B信号は(0H−2H)/2の演算
によるフィルタ効果のために信号の発生時間としては1
Hの信号として補間されているので、1Hの輝度信号と
の演算により垂直方向の解像度を下げることなく、また
偽色信号の発生も抑圧される。同様に、Bを得る走査線
では、B信号は演算回路14から出力される1HのBの
擬似色差信号と、演算回路16から出力される1Hの輝
度信号に基づいて生成される。R信号は演算回路18か
ら出力される(0H+2H)/2のRの擬似色差信号
と、演算回路16から出力される1Hの輝度信号に基づ
いて生成される。また、G信号は1Hの輝度信号と1H
のBの擬似色差信号と(0H+2H)/2のRの擬似色
差信号とから生成される。従って、Bを得る走査線で
は、B信号は1Hの画像信号のみから生成されるため偽
色信号となることはなく、またG信号も1Hの画像信号
の情報が多いため偽色の発生が抑圧される。 【0018】また、前記Rを得る走査線での説明と同
様、1Hの信号からBを得る走査線ではR信号は(0H
−2H)/2の演算によるフィルタ効果のために信号の
発生時間としては1Hの信号として補間されているの
で、1Hの輝度信号との演算により垂直方向の解像度を
さげることなく、また偽色信号の発生も抑圧される。 【0019】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係る映像信
号処理方法によれば、輝度信号として1Hの画像信号の
みを使用して色分離を行うようにしたため、従来と比較
して色分離時点での偽色の発生を大幅に抑圧することが
でき、その結果、偽色消し用の回路が不要になるという
利点がある。また、従来の偽色消し用の回路は、同系色
で輝度差があるような画像(例えば、人物像の唇の周辺
等)の場合に不自然な画像となる不具合があったが、本
発明によれば、このような不具合の発生もなくなり、画
像の品位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明に係る映像信号処理方法が適用さ
れた映像信号処理回路の一例を示すブロック図である。 【図2】図2は補色フィルタの配列を示す図である。 【図3】図3は補色CCDから読み出される各画素の色
信号を説明するために用いた図である。 【図4】図4は補色CCDから出力される信号を処理す
る従来の映像信号処理回路の一例を示す図である。 【符号の説明】 10、12…遅延回路 14、16、18…演算回路 24、26、28、38…加算器 25、31、32…割算器 36…信号処理回路 38…色差マトリクス回路 44…エンコーダ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 補色フィルタを有する固体撮像素子から
    各水平走査毎に縦方向の2画素を混合して画像信号を読
    み出し、現在の水平走査期間(H)に読み出している画
    像信号を0Hの画像信号、1H前に読み出した画像信号
    を1Hの画像信号、2H前に読み出した画像信号を2H
    の画像信号とすると、1Hの画像信号の隣接する画素の
    差信号に輝度信号を加算してR信号又はB信号を生成
    し、0Hと2Hの画像信号を平均して得られる画像信号
    の隣接する画素の画像信号の差信号に輝度信号を加算し
    てB信号又はR信号を生成する映像信号処理方法におい
    て、 前記輝度信号を1Hの画像信号の隣接する画素の和信号
    のみから生成することを特徴とする映像信号処理方法。
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