JPS6037205B2 - 伸縮性織物およびその製造方法 - Google Patents

伸縮性織物およびその製造方法

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JPS6037205B2
JPS6037205B2 JP51097766A JP9776676A JPS6037205B2 JP S6037205 B2 JPS6037205 B2 JP S6037205B2 JP 51097766 A JP51097766 A JP 51097766A JP 9776676 A JP9776676 A JP 9776676A JP S6037205 B2 JPS6037205 B2 JP S6037205B2
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JP
Japan
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fabric
yarn
elasticity
width direction
stretch
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JP51097766A
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JPS5324462A (en
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晶一 長谷川
正通 植木
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は織物の幅方向に伸縮差を有する伸縮性織物およ
びその製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕近年ポリウレタン繊維が市販されてから
織物に高度の伸縮性を与えようとする試みが盛んになっ
ており、これらの織物はスポーツウェア−ばかりでなく
一般衣料用に対しても、その進出は著しいものがある。
従釆、衣料用に供される伸縮性織物のストレツチ率は、
多くはその使用される部位の皮膚の伸縮率を目安として
設計されており、また伸縮は織物の幅または長さの同方
向においては、どの部位をとっても実質的に同じ伸縮性
を示すものが使用されているため、これらより得た衣服
は肘、肩部等の皮膚の伸縮に対しては良き機能性を発揮
できるが、反面、着用中あまり伸縮を要しない袖口、裾
部等に対しては、不必要に伸縮性の大きい織物を使用す
ることになり、着用時およびハンガー等による中り下げ
時における寸法安定性に欠ける問題がある。
従来の技術で部分的に伸縮性の異なる織物を得るには、
例えば特公昭39−2617ぴ号公報に記載されている
ようにョコ糸に伸縮性の異なった糸をいくつか用いて製
織する方法、その他部分的に伸縮性の異なるョコ糸を使
用して作る方法、あるいはタテ糸密度、またはタテ糸種
を部分的に変えて作る方法などがあるが、いずれも生産
方法が繁雑であるばかりでなく、得られた織物の伸縮性
の異なる部分の境界が目立ち織物品位を著しく下げるた
め実用に供されていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、織物の幅方向に伸縮性が連続的に変化
し、かつ織物品位にもすぐれた伸縮性織物およびその製
造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕本発明は次の構成を有
する。
すなわち、本発明はョコ糸として一様に少なくとも80
%の伸縮率を有する糸条を織物の幅方向に用いた織物で
あって、該織物は伸縮性が織物の幅方向に連続的に変化
するようにョコ糸が配置され、かつ、該織物の幅方向の
左右端でストレッチ率が1.5%以上の差を有すること
を特徴とする伸縮性織物(ただしストレッチ率とは、試
料の幅を5仇とし、長さ20c爪の部分を把持したのち
、50弧/minの速度で1.8k9の張力がかかる位
置まで伸ばし、元の位置まで戻す。
これを繰返して3回目に伸長したときの伸度をいう。)
と、少なくとも80%の伸縮率を有する糸条をウオータ
ージェットルームを用いて、水圧12k9/仇、水量7
弧/ビツク以上の条件で−方側のみより噴射する水流を
用いてョコ入れすることを特徴とする伸縮性織物の製造
方法である。以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の織物は、織物の幅方向(ョコ方向)に無境界の
伸縮差を付与するため、織物製織時に織機の一方側のみ
より少なくとも80%の伸縮率を有する糸条をョコ糸と
して、特殊条件で噴射する流体圧でョコ入れすることに
より得られる。
つまり、一方側からのみ噴射する流体圧によるウオータ
ージェットルームのョコ入れにおいて、高い墳射圧の設
定により織物の幅方向でノズル側と反ノズル側でョコ糸
にかかる張力に差を生ぜしめるのである。すなわち、ノ
ズル側で張力を高く、反ノズル側で張力を低くすること
により、ョコ糸張力の高い部分はョコ糸が伸ばされてい
るため得られる織物の伸縮性は4・さくなり、ョコ糸張
力の低い部分は逆に織物の伸縮性は大きくなるので、第
2図に示す如く伸縮性が織物の幅方向に連続的に変化す
る伸縮差のある織物を得るのである。これは強い流体圧
ョコ入れ利用による固有の特徴である。
即ち、フライシャツトル方式ではシャツトル内に仮に少
なくとも80%の伸縮率を有する糸条をョコ糸として内
蔵しても、左右双方からョコ入れされるため、得られた
織物の伸縮性は左右が実質的に均一になる。さらにグリ
ツパーおよびレィピァ方式のョコ入れ織機においても、
ョコ糸は一方側のみからョコ入れされるが、ョコ入れが
完了するまでョコ糸をョコ入れ媒体が把持しているため
実質的に左右の差は僅少である。本発明の流体圧による
ョコ入れは、ジェットルームを使用するが特にウオータ
ージェットルームが好ましく、この場合のョコ入れ条件
として水圧は少なくとも12kg/の、水量は少なくと
も7cc/ピックが必要である。
又、本発明で用いるョコ糸は捲縮加工糸、ゴム又はポリ
ウレタン系繊維の如き伸縮性の富んだ弾性糸および弾性
糸を芯糸とし、これに長繊維または短繊維糸を用いて撚
回被覆したり、これを引揃えて合燃するカバードャーン
、コアャーン等であり、さらにはゴム糸やポリウレタン
弾性繊維糸を芯糸として、これに他の長繊維糸を蝿乱さ
せて絡めたものや芯糸に熱可塑性繊維マルチフィラメン
ト糸からなる捲縮糸を被覆撚回した実質的にョリのある
ものおよび無撚のものなど、いわゆる弾性の高い伸縮性
に富む糸である。これらの糸条を含め使用するョコ糸は
一様に少なくとも80%の伸縮率を有することが必要で
ある。本発明でいうストレッチ率とは、試料の幅を5弧
とし、長さ20弧の部分を把持したのち、50仇/mi
nの速度で1.8k9の張力がかかる位置まで伸ばし、
元の位置まで戻す、これを繰返して3回目に伸長したと
きの伸度をいう。
なお、ストレッチ率の値は回復性との関係で−度の引張
りでは、誤差を生じ、信頼性に乏しく、三度の線返しを
行なうことにより、真のストレッチに近づくことから3
回目に伸長した時の値を採用する。
本発明の伸縮性織物は、織物の幅方向の左右端でストレ
ッチ率が1.5%以上の差を有している。
ストレッチ率で1.5%以上差があれば測定機を用いず
に伸縮性に差のあることが官能でわかる限界であり、こ
れ以下では伸縮性に差を付与されていても官能でわから
ず後述するような効果は得られない。〔発明の効果〕 本発明の伸縮性織物は、一枚の織物中において幅方向に
伸縮性の大なる部分と4・なる部分を有しているので衣
服部材の要求特性に応じて容易に低廉に選択、使用可能
である。
しかも、この伸縮性は連続的に変化しているので境界差
がないため、従来技術で得られたものに比べて品位低下
がなく、かつ裁断時のロスが少ないのでコストダウンを
図ることができる。したがって、本発明の伸縮性織物を
、例えば衣服などとして用いるような場合は、人間工学
的な運動機能面から、着用中伸縮性が要求される肘、肩
などの部位にストレッチ率の大なる部分を使用し、伸縮
性があまり要求されない袖口、裾などの部位にストレッ
チ率の小なる部分を使用することができる。
これにより伸縮性を必要としない部分は寸法性が安定し
、着用性、運動性、機能性を兼備した衣料を得ることが
できるばはりでなく、伸縮性が連続的に変化して伸縮率
に境界をもたないので衣服として外観品位低下がない。
実施例 1 ポリアミド繊維70デニール、24フィラメントをタテ
糸とし、ョコ糸は40デニールのポリウレタン弾性糸を
芯糸として70デニールのポリアミド繊維を1000T
/Mのョリ数で撚回した伸縮性に富んだ糸を使用して、
日産製LW−51−210のウオータージェットルーム
で第1表の噴射流体条件で製織した。
この織物を精練、染色、仕上加工を行ない、密度はタテ
糸45本/肌、ョコ糸35本/肌の密度をもって幅方向
に伸縮性が連続的に変化した織物を得た。
この伸縮性織物を用いて第1図の如く測定用試料を採取
しストレッチ率を測定したところ織物の左右で第2図の
ようなストレッチ率が1.5%以上の差を有する特性を
得た。
この伸縮性織物は、伸縮性に境界差がなく品位にすぐれ
たものであった。
かくして得た織物を縫製するに際して、ストレッチ率の
小さい方が裾に、ストレッチ率の大きい方が腰まわりに
なるように裁断しスラックスを縫製した。得られた衣料
の着用時における運動機能は良好であり裾はストレッチ
が小さいため安定感があり着用感は良好であった。
第1表
【図面の簡単な説明】
第1図は織物のストレッチ率測定位魔をあらわす説明図
、第2図は織物方向におけるストレッチ率の分布状況を
あらわす説明図である。 多丁図 斧之囚

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ヨコ糸として一様に少なくとも80%の伸縮率を有
    する糸条を織物の幅方向に用いた織物であつて、該織物
    は伸縮性が織物の幅方向に連続的に変化するようにヨコ
    糸が配置され、かつ、該織物の幅方向の左右端でストレ
    ツチ率が1.5%以上の差を有することを特徴とする伸
    縮性織物。 (ただしストレツチ率とは、試料の幅を5cmとし、
    長さ20cmの部分を把持したのち、50cm/min
    の速度で1.8kgの張力がかかる位置まで伸ばし、元
    の位置まで戻す。 これを繰返して3回目に伸長したときの伸度をいう。)
    2 少なくとも80%の伸縮率を有する糸条をウオータ
    ージエツトルームを用いて、水圧12kg/cm^2、
    水量7cc/ビツク以上の条件で一方側のみより噴射す
    る水量を用いてヨコ入れすることを特徴とする伸縮性織
    物の製造方法。
JP51097766A 1976-08-18 1976-08-18 伸縮性織物およびその製造方法 Expired JPS6037205B2 (ja)

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JPS5324462A JPS5324462A (en) 1978-03-07
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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5595516A (en) * 1979-01-11 1980-07-19 Hikari:Kk Manufacture of mat
JPS59194809A (ja) * 1983-04-18 1984-11-05 Tokyo Gas Co Ltd 曲管を有する管路の内張り材
JPS60212431A (ja) * 1984-04-09 1985-10-24 Sutaarubber Kogyo Kk 加硫ゴムの製造法
JPS60224834A (ja) * 1984-04-17 1985-11-09 ユニチカ株式会社 高弾性糸織物の製織方法
KR101101452B1 (ko) * 2006-07-25 2012-01-03 아사히 가세이 셍이 가부시키가이샤 가로 스트레치 안감 및 그 제조법

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JPS5324462A (en) 1978-03-07

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