JPS603700Y2 - 刈取り装置における往復動刈刃の駆動装置 - Google Patents

刈取り装置における往復動刈刃の駆動装置

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Publication number
JPS603700Y2
JPS603700Y2 JP15954778U JP15954778U JPS603700Y2 JP S603700 Y2 JPS603700 Y2 JP S603700Y2 JP 15954778 U JP15954778 U JP 15954778U JP 15954778 U JP15954778 U JP 15954778U JP S603700 Y2 JPS603700 Y2 JP S603700Y2
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JP
Japan
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cam
cutting blade
drive shaft
curve
driven
Prior art date
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Expired
Application number
JP15954778U
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JPS5575222U (ja
Inventor
柳治 野崎
Original Assignee
三菱農機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンバイン等における刈取り装置の往復動刈刃
駆動装置に関する。
従来、刈取り装置の往復動刈刃の駆動装置としては、ク
ランク機構を利用したものがよく知られている。
しかし、クランク機構による駆動では、第3図の破線で
示すように、刈刃の往復運動において、振動の大きさと
表わす加速度の時間的変化の割合(以下躍動と称する)
が極めて大きくなり、刈刃が大きく躍動して安定した動
作が行なえなくなる欠点があった。
なぜなら、刈刃のような往復運動においては、必ず加速
度が生じ、該加速度と刈刃質量の積が力として刈刃に作
用するが、該力の時間的変化の割合が刈刃の振動に極め
て大きく影響するからである。
更に、クランク機構による場合は、クランクシャフトの
運動によって刈刃に無用の曲げモーメントがかかる場合
があり、該モーメントによる刈刃の変形が刈刃の振動を
助長させる一要因となっていた。
また、実開昭48−32521号公報に示すように、先
端に刈刃を有するカム従動節を枢軸により揺動自在に枢
支し、かつ該カム従動節を、ターン部分を一定曲率した
カム曲線からなるカム機構に係合してなる往復動刈刃の
駆動装置が案出されている。
しかし、該カム機構による刈刃駆動装置も、ターン部分
が一定曲率からなるため、クランク機構と同様な運動曲
線を描き、刈刃が躍動して安定しないと共に、カム従動
節が枢軸により枢支されているため、刈刃に無用の曲げ
モーメントが作用している。
即ち、該刈刃駆動装置も、クランク機構による刈刃駆動
装置と同様な欠点を有している。
そこで、本考案は、エンジン等の動力を伝達する駆動軸
にカム機構を設け、該カム機構に駆動軸の回転によって
往復運動する従動節を設置し、該従動節に刈刃を連結固
定すると共に、カム機構のカム曲線をサイクロイド曲線
状に底形することにより、駆動軸回転角に対する従動節
変位の3回微分である躍動が小振幅となるように構威し
、もって前述の欠点を解消した刈取り装置における往復
動刈刃の駆動装置を提供することを目的とする。
以下、図面に示す一実施例に基き本考案を具体的に説明
する。
刈取り装置1は、第1図及び第2図に示すように、フレ
ーム2に固設されたナイフパー3を有しており、ナイフ
パー3には多数の受刃5がリベット6等により並列に固
設されている。
更にナイフパー3には、棒状のスペーサー7が固着され
ておリ、スペーサー7の適宜な地点に刈刃押え8,8が
第2図左方、即ち機体前方に突出する形で設置されてい
る。
一方、刈取り装置1はエンジン等の駆動力を伝達する駆
動軸9を有して−おり、駆動軸9の末端にはカム機構1
0を構成する円筒カム11が固着されている。
円筒カム11にはサイクロイド曲線からなるカム曲線を
有するカム溝11aが形成されており、カム溝11aに
は従動節としての従動ローラー12が摺接している。
従動ローラー12は軸13に回転自在に支持されており
、軸13はナイフヘッド15に固設されている。
ナイフヘッド15は並列に配置された多数の刈刃16と
共に、ガイドプレート17にリベット19等により固設
されており、ガイドプレート17はスペーサー7と受刃
5との間に形成されるガイド溝20に刈刃押え8,8に
よって係止され、該溝20にそって第1図矢印A方向に
摺動することができる。
本考案は以上のような構成を有するので、駆動軸9にエ
ンジン等による駆動力を与えて回転させると、第1図に
示すように、円筒カム11のカム作用によって従動ロー
ラー12が、従って刈刃16がガイド溝20にそって図
中矢印A方向に往復運動を行ない、受刃5との間で刈取
り動作が行なわれる。
この際、円筒カム11と摺接している従動ローラー12
の、駆動軸9の回転角Xに対応する変位Yは、第3図a
の実線で示すものとなる。
従来のクランク機構による駆動軸の回転角Xと刈刃の変
位Yとの関係を破線で示して両者を比較すると、サイク
ロイド曲線をカム曲線としてカム溝11aに用いた場合
、各振幅の頂点付近の曲線の変化がゆるやかであり、そ
の3回微分であるローラー12の躍動は、第3図すに示
すようにクランク機構によるものよりも大幅に小さくな
り、従ってローラー12に対して固定している刈刃16
の躍動も同様に小さくなる。
なお、上述実施例は、円筒カム11を駆動軸9側に固設
した場合について説明したが、中空の円筒カム11を該
中空部に駆動軸9を収容する形でナイフヘッド15側に
固設し、駆動軸9側にローラー12を設け、ローラー1
2を円筒カム11のカム溝11aと摺接させることによ
り反対カムとして作動さることも勿論可能である。
以上説明したように、本考案によれば、カム機構10を
構成する円筒カム11に形成されたカム溝11aのサイ
クロイド曲線上のカム曲線の作用によって、従動節であ
る従動ローラー12、従って刈刃16の往復運動の躍動
を小さく押えることが出来るので、刈刃16の振動を大
幅に低減することができる。
更に、従動ローラー12が常に刈刃16の摺動平面と平
行な平面上を移動することから、刈刃16やガイドプレ
ート17等の摺動部材に曲げモーメントが作用すること
がないので、該曲げモーメントに起因する振動の発生も
なくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による刈取り装置における往復動刈刃の
駆動装置を示す平面図、第2図は第1図■−■線による
断面図、第3図は本考案による従動ローラーの動作を説
明する動作図で、aは変位を示す図で、bは躍動を示す
図である。 1・・・・・・刈取り装置、9・・・・・・駆動軸、1
0・・・・・・カム機構、11・・・・・・円筒カム、
12・・・・・・(従動ローラー)従動節、16・・・
・・・刈刃、Y・・・・・・変位。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン等の動力を伝達する駆動軸にカム曲線−壬有す
    るカム機構を設け、また刈刃を連結固定した従動節を、
    前記駆動軸に平行に往復運動自在に配設し、更に該従動
    節を前記カム機構に連動して、駆動軸の回転によって該
    従動節を往復運動し、かつ前記カム曲線を、駆動軸回転
    角に対する前記カム機構の従動節変位の3回微分曲線が
    小振幅となるようなサイクロイド曲線にて構威したこと
    を特徴とする刈取り装置における往復動刈刃の駆動装置
JP15954778U 1978-11-20 1978-11-20 刈取り装置における往復動刈刃の駆動装置 Expired JPS603700Y2 (ja)

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JP15954778U JPS603700Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 刈取り装置における往復動刈刃の駆動装置

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JP15954778U JPS603700Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 刈取り装置における往復動刈刃の駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPS5575222U JPS5575222U (ja) 1980-05-23
JPS603700Y2 true JPS603700Y2 (ja) 1985-02-01

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ID=29152453

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JP15954778U Expired JPS603700Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 刈取り装置における往復動刈刃の駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60244218A (ja) * 1984-05-21 1985-12-04 ヤンマー農機株式会社 コンバインにおける刈刃駆動装置

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JPS5575222U (ja) 1980-05-23

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