JPS598677Y2 - 電動式剃刀装置の可動刃駆動機構 - Google Patents

電動式剃刀装置の可動刃駆動機構

Info

Publication number
JPS598677Y2
JPS598677Y2 JP2043879U JP2043879U JPS598677Y2 JP S598677 Y2 JPS598677 Y2 JP S598677Y2 JP 2043879 U JP2043879 U JP 2043879U JP 2043879 U JP2043879 U JP 2043879U JP S598677 Y2 JPS598677 Y2 JP S598677Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable blade
elastic
base
piece
falling piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2043879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55121366U (ja
Inventor
辰雄 重松
Original Assignee
日立マクセル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立マクセル株式会社 filed Critical 日立マクセル株式会社
Priority to JP2043879U priority Critical patent/JPS598677Y2/ja
Publication of JPS55121366U publication Critical patent/JPS55121366U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS598677Y2 publication Critical patent/JPS598677Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は往復動電気かみそりや電動バリカンのような
電動式剃刀装置の可動刃駆動機構の改良に関するもので
ある。
従来、この種可動刃駆動機構として、第5図に示すよう
に、可動刃40に対する連結杆41を突設した振動基体
42と、上記可動刃40の振動方向における上記基体4
2の両端部にそれぞれ垂設され、かつ各先端45 aを
本体ケース43側にヒンジ部44を介して連結した一対
の弾性立ち下り片45 .45とで振動体46を構威し
、上記基体42の下面側に形威された嵌合部47に、モ
ータ48の回転軸49に装着した偏心ピン50を嵌合さ
せることにより、比較的小さい駆動力で上記可動刃40
を駆動させるようにしたものが案出されている。
ところで、上記弾性立ち下り片45はその或形上Q,3
mm以上の厚肉に制約されるものであり、このためその
長さtを比較的長寸に設定しない限り、可動刃40の振
動時の弾性変形が起りにくく、その基端部に応力が集中
して亀裂するおそれがあるばかりか、上記可動刃40の
所定の振幅量が得にくくなり、とりわけ2〜2.5mm
程度の比較的大きな振幅量を必要とする電動バリカンに
適応させるのが困難となる。
ところが、上記弾性立ち下り片45を長寸に設定すると
、必然的に本体ケース43の高さ方向の外径寸法Tも長
くなり、小型化推進の妨げとなる。
さらに、上記可動刃40の往復動時には、上記基体42
と弾性立ち下り片45の結合点Pは第6図のように円弧
運動軌跡mを描とから、上記両弾性立ち下り片45が長
寸になると、可動刃40の振動時の中央変位位置P1と
左右の最大振れ位置P2とにおいて、対応する水平レベ
ルl,l’の差hが増大し、固定刃(図示せず)の刃先
部に対して可動刃40の刃先部がずれる状態が生じて切
れ味の低下を招く。
また、鞍形の基体の両立下部の各先端から弾性片をそれ
ぞれ立ち上り形威し、各弾性立ち上り片の先端を本体ケ
ース側に連結したものも提案されているが、この構或の
ものでも、各弾性立ち上り片と上記立下部の接続点が円
弧運動軌跡を描くから、上記各弾性片を長寸に形或して
も、やはり前記のものと同様にレベル差hが増大するの
は避けられない。
したがって、この考案は、可動刃の往復動方向に沿って
配設された振動基体と、この振動基体の両端に垂設され
た一対の弾性立ち下り片と、基端が本体ケースに固定さ
れ先端が上記両弾性立ち下り片の各先端に屈曲可能に連
或された一対の弾性立ち下り片とで振動体を構或し、モ
ータの回転力を上記振動体を介して可動刃に直線運動と
して伝達させることにより、弾性立ち下り片を長寸に形
戒する必要がなくなり小型化が推進され、しかも振動時
の可動刃の浮沈動作が抑制されて切れ味の向上する電動
式剃刀装置の可動刃駆動機構を提供することを目白勺と
する。
以下、この考案の一実施例を図面にしたがって説明する
}第1図および第2図において、
1は本体ケース、2は本体ケース1内に収納されて、た
とえば電池電源(図示せず)などで駆動されるモータで
、このモータ2の回転軸3には、偏心ピン4を有する偏
心部材5が固定されている。
6は上記本体ケース1の内壁のボス部7に螺子8等で固
定されたモータ受台であり、上記モータ2は上記偏心部
材5等が上記受台6に形或された孔部9から上方へ貫通
した状態で、上記受台6に螺子10等によって固定され
ている。
11は上記本体ケース1の頭部側に固定された固定刃、
12はこの固定刃11に摺接する可動刃である。
13は可動刃11の往復動方向(矢印a方向)に沿って
配設され合戒樹脂等からなる板状の振動基体であり、こ
の振動基体13の上記往復動方向両端には、第1の弾性
立ち下り片14.14がそれぞれ一体に形威されている
15.15は上記各弾性立ち下り片14の前後の位置関
係に並列配置された第2の弾性立ち下り片で、これら弾
性立ち下り片15,15の各先端は対応する上記第1の
弾性立ち下り片14の各先端に屈曲可能に一体に接続さ
れており、これら両弾性立ち下り片14.14および1
5.15は上記振動基体13とともに、振動体16を構
或している。
上記弾性立ち上り片15.15各基端は、上記基体13
に平行に配設された連結片17で連結されている。
この連結片17には、上記本体ケース1の内壁のボス部
18.18に螺子19.19等で涸定される取付片20
.20が形或されており、上記両立ち下り片15.1
5の各基端は上記連結片17および取付片20 .20
を介して上記本体ケース1に固定されている。
勿論、上記第2の弾性立ち下り片15.15の各基端は
、直接上記本体ケース1に対して固定してもよい。
21は上記振動基体13の下面に形或された偏心部材嵌
合用の受体、22は上記偏心ピン4に回転自在に嵌合さ
れたカラ一部材で、上記偏心ピン4は上記カラ一部材2
2を介して上記受体21の嵌合孔23に嵌合されて上記
モータ2の回転力を上記振動基体13に伝達させるよう
になっている。
24は上記振動基体13の上面に形成された連結杆で、
この連結杆24の先端に上記可動刃12が連結されてい
る。
上記構戒において、モータ2が駆動され、偏心部材5が
回転すると、振動体16の振動基体13が上記第1の弾
性立ち下り片14.14および第2の弾性立ち下り片1
5.15を介して弾性的に左右方向へ振動するため、上
記可動刃12も同方向へ往復動される。
上記振動基体13が中央変位位置から左右方向いずれか
一方、たとえば右方向に最大振幅量Sだけ変移する状態
を考察してみると、第3図に示すように、上記第1の弾
性立ち下り片14と上記振動基体13の結合点Oは、上
記振動基体13の振れにともなう上記弾性立ち下り片1
4の弾性変形で、中央変位位置01から最大振れ位置0
2まで達する間、円弧運動軌跡mを描こうとする。
ところが、この時第2の弾性立ち下り片15も上記弾性
立ち下り片14に追従して同方向へ弾性変形するため、
これら第1および第2の弾性立ち下り片14.15の接
続点Pは第2の弾性立ち上り片15の固定点Qを中心と
する円弧運動軌跡nを描きながら、中央変位位置P1か
ら振幅量+Sの位置P2まで変位する際、上記変位位置
P1の水平レベルよりも高さhだけ浮上しようとする。
このため上記結合点Oは上記接続点Pからの突き上げに
より、変位量+Sに至るまでh分突き上げられながら、
+Sの位置から上記接続点Pを中心とした円弧運動軌跡
m′に沿って変位して上記最大振れ位置02においては
、上記h分が減じられる。
したがって、上記振動基体13は実質的に上記位置01
から02までの間の浮沈量は零であり、上記可動刃12
の固定刃11に対する刃先のずれが抑制されて切れ味が
向上する。
さらに第1の弾性立ち下り片14に第2の弾性立ち下り
片15を接続させることにより、従来のように弾性立ち
下り片を.長寸に形威しなくても、所定の振幅量に必要
な有効弾性変形量を得ることができるため、戊形上に支
障もないうえ、本体ケース1の高さ方向の外径寸法T(
第2図)が大になることはなく、容易に小型化に対応す
ることができる。
上記第1および第2の弾性立ち下り片14.15は互に
前後方向に並列配置して接続したものであるが、両者1
4.15の弾性変形の邪魔にならなければ、互に左右方
向に配置して接続させてもよい。
第4図は振動体16の変形構造を示し、第1の弾性立ち
下り片14の先端と第2の弾性立ち下り片15の先端と
を丸棒のような軸体25で連結したものである。
前述の実施例では、第1および第2立ち下り片14.1
5の連結部分の強度を有効に維持させようとした場合、
上記第1および第2の立ち下り片14,15を先端側に
向うにつれて巾広に形或しなければならず、その場合は
、連結部分の支点のずれが生じるおそれがあるが、この
実施例では、上記軸体25自体のねじれ力によって振動
基体13の振動が支点のずれを起こすことなくスムーズ
になる。
以上のように、この考案は可動刃の往復動方向に沿って
配設された振動基体ならびに互に先端同士を屈曲可能に
連或した第1および第2の弾性立ち下り片とからなる振
動体と、モータの回転軸に装着した偏心部材とを介して
上記モータの回転力を往復直線運動として上記可動刃に
伝達させるから、可動刃の往復動時の浮沈が抑制されて
切れ味の向上が図れ、しかも高さ方向の外径寸法が短く
小型化に適応し得る電動式剃刀装置の可動刃駆動機構を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による電動式剃刀装置の一例を示す分
解斜視図、第2図は同装置の側面断面図、第3図は同要
部の作用説明図、第4図は振動体の変形例を示す斜視図
、第5図は従来例を示す正面断面図、第6図は同従来例
の作用説明図である。 1・・・・・・本体ケース、2・・・・・・モータ、3
・・・・・・回転軸、5・・・・・・偏心部材、12・
・・・・・可動刃、13・・・・・・振動基体、14.
14・・・・・・第1の弾性立ち下り片、15.15・
・・・・・第2の弾性立ち下り片、16・・・・・・振
動体、25・・・・・・軸体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)可動刃12の往復動方向に沿って配設された振動
    基体13と、この基体13の上記往復動方向両端にそれ
    ぞれ垂設された第1の弾性立ち下り片14.14と、基
    端が本体ケース1側に固定され、かつ先端が対応する上
    記第1の弾性立ち下り片14.14の各先端にそれぞれ
    屈曲可能に連或された第2の弾性立ち下り片15.15
    とで振動体16を構或するとともに、上記基体13の上
    面側に上記可動刃12を連結し、上記基体13の下面側
    にモータ2の回転軸3に装着された偏心部材5を嵌合し
    て、上記モータ2の回転力を上記偏心部材5および振動
    体16を介して可動刃12に伝達させる電動式剃刀装置
    の可動刃駆動機構。
  2. (2)上記第1の弾性立ち下り片14の先端と第2の弾
    性立ち下り片15の先端とを軸体25で連設してなる実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の電動式剃刀装置の可
    動刃駆動機構。
JP2043879U 1979-02-19 1979-02-19 電動式剃刀装置の可動刃駆動機構 Expired JPS598677Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2043879U JPS598677Y2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 電動式剃刀装置の可動刃駆動機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2043879U JPS598677Y2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 電動式剃刀装置の可動刃駆動機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55121366U JPS55121366U (ja) 1980-08-28
JPS598677Y2 true JPS598677Y2 (ja) 1984-03-17

Family

ID=28851417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2043879U Expired JPS598677Y2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 電動式剃刀装置の可動刃駆動機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS598677Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55121366U (ja) 1980-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5356519B2 (ja) 除毛用小型電気器具
US5839961A (en) Bearing arrangement for a drive shaft
JPS596675B2 (ja) 安全かみそり
JPS6216114B2 (ja)
US5564191A (en) Electric shaver
JPH0534910B2 (ja)
JPH05116101A (ja) 振動抑制形鎖のこ
JPS598677Y2 (ja) 電動式剃刀装置の可動刃駆動機構
US4038749A (en) Electric dry shaver
JPS6041906Y2 (ja) 往復式電気かみそりの内刃取付構造
JPS607656Y2 (ja) 往復動式剃刀装置の可動刃駆動機構
JPS5944067B2 (ja) 往復動式電気かみそり
JP3509235B2 (ja) 往復式電気かみそり
JPS6137423Y2 (ja)
JP2548038B2 (ja) 往復式電気かみそり
JPS6059461B2 (ja) 往復運動機構
JPS603700Y2 (ja) 刈取り装置における往復動刈刃の駆動装置
JPS5841907Y2 (ja) 往復動電気かみそり
JP2957752B2 (ja) 往復式電気かみそり
JP6988337B2 (ja) ブレード及びそれを備えたセーバソー
JPS628858Y2 (ja)
JPS6124030B2 (ja)
JP6509411B2 (ja) 電気かみそり
JPS6257355B2 (ja)
JP2533768B2 (ja) 往復式電気かみそり