JPS6036951B2 - 段ボ−ルの印刷方法 - Google Patents

段ボ−ルの印刷方法

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JPS6036951B2
JPS6036951B2 JP51033490A JP3349076A JPS6036951B2 JP S6036951 B2 JPS6036951 B2 JP S6036951B2 JP 51033490 A JP51033490 A JP 51033490A JP 3349076 A JP3349076 A JP 3349076A JP S6036951 B2 JPS6036951 B2 JP S6036951B2
Authority
JP
Japan
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parts
printing
weight
wax
melting point
Prior art date
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Expired
Application number
JP51033490A
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English (en)
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JPS52118314A (en
Inventor
弘男 鈴木
博 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication of JPS6036951B2 publication Critical patent/JPS6036951B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はライナー紙または段ボールシートに、特定の樹
脂加工剤をロールコートまたはスプレーコートすること
により溌水性及び耐水性を付与し、かつ密着性、引掻耐
性等の印刷適性の優れた段ボールの印刷方法に関する。
従来から、綾水性及び耐水性を必要とする弱電関係また
は農産物関係の段ボールは、その要求度が軽微な場合は
溌水ライナーまたは耐水ライナーを使用したり、また厳
格に要求されるときは段ボールシートを溶融ワックスに
含浸処理したものが使用されている。しかし、前者の場
合は耐性が充分でなく用途に限界があるし、また後者の
場合は■処理した段ボールが黒褐色を呈するために外観
が悪い、■含浸量の多様化が難しく、かつ作業性が悪い
、■後印刷が出来ないため受注生産が出来ない等の欠点
がある。更に、通常の水系樹脂分散体に融点が50〜1
00ooであるワックスのェマルジョンを混合し、溌水
性及び耐水性を付与する加工剤も特公昭43一2753
1、特公昭42一19222号等にあるごとく知られて
いるが、この加工剤では、加工剤塗布後のグラビアまた
はフレキソ印刷した場合、密着性、引掻耐性、耐摩擦性
等の印刷適性が良くない。本発明者等は上記の欠点を解
消すべく、鋭意研究した結果、固形分比で水系樹脂分散
体10の重量部に対して、融点が50〜10びCである
ワックスのェマルジョンを20〜10の重量部の割合で
混合した加工剤を塗布したライナー紙または段ボールシ
ートにグラビアまたはフレキソ印刷した後、該ワックス
の融点以上に加熱することにより、溌水性、耐水性を付
与することは勿論、印刷適性の良好な印刷方法を見し、
出し、本発明を完成させた。
本発明は水系樹脂分散体にワックスェマルジョンを混合
した樹脂加工剤を用いて溌水性および耐水性を損わずし
て、グラビアまたはフレキソ印刷後、用いたワックスの
融点以上に加熱することにより、密着性、引掻耐性等の
耐性の優れた段ボールの印刷となすものである。通常の
段ボール印刷ではライナー紙または段ボールシートにグ
ラビアまたはフレキソ印刷が行なわれるが、ライナー紙
の場合、グラビアまたはフレキソ印刷両者とも可能であ
るが、段ボールシートに加工されるとき、印刷物が擦ら
れるため、耐性のないものでは印刷面が不良となること
があった。段ボールシーートの印刷では、グラビア方式
は難しく、一般にフレキソ印刷が行なわれている。従っ
て、通常の段ボール印刷では、印刷後、加熱工程を行な
うことはなかった。本発明は機水性および耐水性の良好
な樹脂加工剤と印刷後の加熱工程を併用することにより
、良好な段ボール印刷となしたものである。加熱温度は
ワックスの融点以上が好ましく、温度がワックスの融点
以下の場合には溌水性、耐水性及び耐引掻耐性、密着性
、印刷表面の状態などの印刷適性がワックスの融点以上
に加熱した場合と比較して十分ではない。さらに、本発
明では微粉状体質顔料を添加した樹脂加工剤を用いるこ
とにより印刷インキの密着性等の印刷適性を非常に向上
させることを可能としたものである。本発明に用いる水
系樹脂分散体としては、通常の乳化重合、懸濁重合等に
より得られるものであり、アクリル(メタクリル)酸、
アクリル(メタクリル)酸ェステル等を共重合したアク
リルコポリマー、アクリルースチレンコポリマ−、スチ
レンーブタジェンコポリマー等の共重合体系が用いられ
、さらに好ましくはアクリルースチレンコポリマーの系
に、若干のイタコン酸、フマール酸等の2塩基酸および
N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシ
メチル・(メタ)アクリルアミドなどのN−置換(メタ
)アクリル系モノマーを数%導入したた自己架橋型の通
常の水系樹脂分散体が溌水性、耐水性のみらず、耐摩耗
性、破裂強度、圧縮強度等において良好な耐性を示して
いる。
本発明に用いる融点が50〜looこ○の範囲にあるワ
ックスとしては、パラフインワツクス、マイクロクリス
タリンワツクス、ジルコニウムワックス等が使用出来、
ワックスェマルジョンとしては上記のワックスの1種ま
たは2種以上の混合物に、アニオン系または非イオン系
界面活性剤を添加して作成した水系分散体である。
場合によってはポリエチレンワックスの一部併用も可能
である。水系樹脂分散体とワックスェマルジョンの混合
比率は、固形分比で水系樹脂分散体100重量部に対し
てワックスェマルジョンを20〜100重量部の割合が
好ましい。ワックスェマルジョンが2の重量部以下にな
ると、微粉状体質顔料を所定量以上混合分散しても穣水
効果のバランスにおいて、良好な印刷インキの密着性と
引掻耐性が得られない。本発明に用いる微粉状体質顔料
としては、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム
、アルミニウムステアレート、微細シリカ等が使用出来
、微細シリカの添加が特に好ましい。添加量は、水系樹
脂分散体とワックスェマルジョンとの全固形分10の重
量部に対して7〜3の重量部の範囲で添加分散すること
が必要であり、7重量部以下ではインキの印刷適性およ
び素材に対する密着性または引掻耐性の付与に効果が少
なく、また3の重量部以上ではさらに添加量を増しても
効果の増大がない。本発明に径わる樹脂加工剤の塗布と
しては、ライナー紙または段ボールシートにそれぞれ条
件のあった方法、すなわちグラビアコート、ロールコー
トまたはスプレーコートし、100〜15000の温度
で十数秒熱風処理する。
本発明の樹脂加工剤処理ライナー紙または段ボールシー
トへのグラビアまたはフレキソ印刷としては段ボールに
適用されている通常の印刷でよく、またインキとしては
水性タイプおよび油性タイプいずれも可能であり、イン
キ用ビヒクルとしては通常用いられているスチレンーマ
レィン酸系、スチレンーアクリル系のものが好ましい結
果を示している。
なお、水性インキの成分構成において、印刷面に若干ハ
ジキを生じることもあるが、この改良法としてはインキ
中に少量のェタ/ール、インプロピルアルコール等の親
水性低級アルコールの数重量%の添加が効果的である。
本発明では印刷後、用いたワックスの融点以上の温度で
加熱、例えば熱風を施すことにより、顕著な印刷インキ
の密着性および引掻耐性が得られる。加熱工程を用いる
ことにより、樹脂加工剤に伴う効果以上に良好な印刷さ
れた段ボール用紙が得られる。次に本発明を実施例によ
り具体的に説明するが、本発明はそれらの実施例に何ら
限定されるものではない。
なお例中の「部」はすべて重量部を示す。実施例 1 ボンコート4280(大日本インキ社、スチレンーアク
リル水系樹脂分散体、固形分40%) 10碇部パラジ
ツトPRNew(明成化学社、パラフィンワックスェマ
ルジョン、固形分30%) 4碇郡上記成分を混合
して作成した樹脂加工剤をK−220ライナー紙に60
rの版深を用いてグラビアコートし、13000−19
砂で熱風乾燥させた。
付着量は3夕/めである。次に加工したライナー紙にA
quaKG(東洋インキ製造社、スチレソーマレィン酸
系水性インキ)を用いてグラビア印刷した後、さらに1
0000−3〜5秒で熱風乾燥させた。比較例 1実施
例1と同一の樹脂加工剤を用い、実施例1と同様に印刷
したが、印刷後の加熱を行なわなかつた。
実施例 2 ボンコート4280 10戊部
パラジットPRNeW 4戊部ミ
ズカシールP−527(水沢化学工業社、微粒子二酸化
ケイ素) 5部水
5部上記成分をホモミキサーにて3び分間混合分
散して作成した樹脂加工剤を用い、以後実施例1と同様
に処理した。
比較例 2 実施例2において、印刷後の加熱工程を省いた。
比較例 3 ボンコート4280 10碇部
パラジットPRNew l礎部ミ
ズカシールP−527 7部上記成分
を混合分散した樹脂加工剤を用い、実施例1と同様のテ
ストを行った。
実施例 3 ボンコート4280 10礎部
パラジットPRNew 5礎部
ミズカシールP−527 1碇部水
1碇都上記成
分をホモミキサーにて30分間混合分散して樹脂加工剤
を段ボールシートにスプレコートし、13ぴ0−19秒
で熱風乾燥させた。
付着量は3.5夕/めである。さらに上記加工段ボール
シートにロックスVG(東洋インキ製造社、スチレン系
ラテツクスインキ)を用いてフレキソ印刷した。印刷後
、10び0一5秒で熱風乾燥させた。比較例 4 実施例3において、印刷後の加熱工程を省略した。
実施例 4〜6 各実施例につき下記に示す表1の組成に基づいて実施例
3と同様にテストした。
表】 *1 日本ゼオン社 スチレレンーブタジェン水系樹脂
分散体、固形分42%*2 第1稀元素社、ジルコニウ
ム ワックスェマルジョン、固形分32%*3 日本ア
ェロジル社 二酸化ケイ素 各実施例、比較例のテスト結果を表2に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固形分比で水系樹脂分散体100重量部に対して、
    融点が50〜100℃であるワツクスのエマルジヨンを
    20〜100重量部混合した樹脂加工剤を塗布したライ
    ナー紙または段ボールシートにグラビアまたはフレキソ
    印刷した後、該ワツクスの融点以上に加熱することを特
    徴とする段ボールの印刷方法。 2 A固形分比で水系樹脂分散体100重量部に対して
    、融点が50〜100℃であるワツクスのエマルジヨン
    を20〜100重量部混合し、さらにB微粉状体質顔料
    をAの全固形分100重量部に対して7〜30重量部の
    割合で混合した樹脂加工剤を塗布したライナー紙または
    段ボールシートにグラビアまたはフレキソ印刷した後、
    該ワツクスの融点以上に加熱することを特徴とする段ボ
    ールの印刷方法。
JP51033490A 1976-03-29 1976-03-29 段ボ−ルの印刷方法 Expired JPS6036951B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH035178A (ja) * 1989-06-02 1991-01-10 Sony Corp プリント用ロール紙のスプール
JPH0483769U (ja) * 1990-11-30 1992-07-21

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JPS635943A (ja) * 1986-06-27 1988-01-11 池下紙業株式会社 防湿性段ボ−ル
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