JPS603670Y2 - 永久磁石形回転電機 - Google Patents

永久磁石形回転電機

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JPS603670Y2
JPS603670Y2 JP1693873U JP1693873U JPS603670Y2 JP S603670 Y2 JPS603670 Y2 JP S603670Y2 JP 1693873 U JP1693873 U JP 1693873U JP 1693873 U JP1693873 U JP 1693873U JP S603670 Y2 JPS603670 Y2 JP S603670Y2
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JP
Japan
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magnet
permanent magnet
permeance
electric machine
rotating electric
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JP1693873U
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JPS49118005U (ja
Inventor
猛司 川出
Original Assignee
株式会社明電舎
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は永久磁石形回転電機に係り、特にその磁極構造
に関するものである。
永久磁石層発電機は必要な界磁束が永久磁石から供給さ
れるので特別な励磁電流を必要とせず、ただ回転させれ
ば回転に対応した電圧と周波数を発生できる反面、一旦
出来上った発電機の永久磁石の磁束は第1図に示すよう
な永久磁石の磁束密度B−起磁力H動作特性によってほ
ぼ定まってしまい、電圧の調整には動作パーミアンスや
、洩れパーミアンスの変更が必要である。
また、永久磁石形回転電機は、例えば分解、組立等で回
転子(例えば3図のような)を固定子から引外したりし
てその動作状態と位置関係が異なると動作パーミアンス
が変化する。
即ち、この動作パーミアンスは第1図の直線OPから直
線<)Rで示す如くになり、その後の磁石の動作はこの
磁石の可逆透磁率にしたがって直線ce上を移動するこ
とになる。
したがって、その動作特性かもとのB−H曲線abed
とは異ってくる。
ここで、パーミアンス線OPは回転子が固定子内に挿入
されている場合であり、パーミアンス線ORは回転子が
固定子より外されている場合で、主としてもれ磁束を支
配するパーミアンス線である。
いま、何らかの原因でパーミアンスが直線ORからOR
’のように下がったとすると動作点が0点からC′点に
なり、その後の磁石の動作は直線c/e/上を動くこと
になる。
したがって発電機組立完了時などに、磁石の動作パーミ
アンスが直線OPにもどっても動作点はfからf′に下
がってしまい、その点における磁束密度はB1からB2
に下がってしまう。
このような磁石の減磁を防ぐために、一旦ORまで下が
ったパーミアンス状態より少しパーミアンスを上げてO
R“のような状態に調整できれば、動作点の落込みは高
々C″になる。
ここで何らかの原因で動作パーミアンスが直線OR“か
ら下がっても動作パーミアンスが直線ORまでは動作点
の移動はce上にあるので、組立完了時等に該動作パー
ミアンスが直線OPまで戻っても動作点はfのままであ
り、磁石動作の安定化が計れる。
また、パーミアンス線がOR,OPである場合には、O
Pによる動作点fにおける磁石の磁束密度は第1図で1
f(=B□)でそのうち空隙用磁束密度はfh、もれ磁
束密度はihである。
パーミアンス線がOR″、OPとなった場合には、磁石
磁束密度はifであるが、そのうちわけは、空隙用磁束
密度fh“、もれ磁束密度はih“となる。
したがって、この場合は、磁石の動作点fの安定度を増
すと同時に、空隙分磁束密度をfh、fh″と変化させ
、誘起電圧を変化させることができる。
本考案者はこの点に着目して第2図に示す如く永久磁石
1の両極面より該極面より幅の広い極板2,3を装着し
てなる磁石単位6を、第3図に示すように回転子7の継
鉄8に固設し、磁石単位6が固設された回転子7を固定
子(図示せず)内に挿入して回転電機を構成したが、こ
の場合回転子7が固定子に挿入される前の磁石単位6の
パーミアンスを第1図に示す動作パーミアンス線ORと
すると、動作点はCになっている。
したがって動作点は同じf点でも、空隙分磁束密度はm
1洩れ磁束は市となるわけで、何らかの理由でパーミア
ンス変動などがあると磁石の動作点が不安定になり、誘
起電圧も不安定になる。
本考案は以上の原理を利用して磁石の安定化を図ると同
時に誘起電圧の調整が可能な磁石単位からなる永久磁石
形回転電機を得る目的でなされたものであり、以下に本
考案の一実施例を説明する。
この実施例においては、第4図Aに示す如く永久磁石1
の両極面に該永久磁石1の側面1′の幅より寸法tだけ
長い一対の極板4,5を接触して取付けると共に、第4
図B、 Cに示す如く前記寸法tに等しいか又はそれ以
下の幅t′の、磁性体でできた比較的薄い(通常0.5
〜2朋)磁石短絡板4,5を、第5図に示す如く永久磁
石1の側面に添着せしめて磁石単位6aを形威し、この
磁石単位6aを第6図に示すように継鉄部8に固設して
構成されている。
尚、第4図において9は磁石単位6aを取付けるための
取付孔、第3図及び第6図で10は磁極頭部分である。
なお、磁石単位6aは継鉄8に全極取付後、磁石は着磁
済みの状態で、短絡片を装着しないで、回転子を固定子
外におき、パーミアンス線を一旦ORにしておいてから
、短絡片を装着しである。
上記の如き構成によれば、回転子が固定子外にあるとき
のパーミアンス線はOR“になりこの時磁石動作点はc
e上を少しもどってC″点になる。
ここで回転子7が固定子に挿入され磁石動作点がfにな
ると磁石の発生している磁束密度]3=ifとなる。
厳密には短絡板4,5によるもれパーミアンスの増加に
よりOPは若干ふえてOP″になるがOPはORにくら
べて何倍も大きく、パーミアンス線0Pの変額ρR,O
R“になるようには動かないので以後OP″→OPとみ
なして説明する。
前述したようにこのとき誘起電圧発生に貢献する空隙分
磁束密度はfh″で、貢献しないもれ磁束密度は西で、
短絡片4,5を装着しない時は空隙分磁束密度はmlも
れ磁束密度出であるので、短絡片4,5を装着するるこ
とによってパーミアンス線ORをOR“に移して磁石の
安定化が図れると同時に、空隙分磁束密度をfhからf
h“に変えることによって誘起電圧をも変えることがで
きる。
このように、短絡片4,5の厚さt′又は枚数を変えて
、洩れ磁束を増減させることによってパーミアンスを、
第1図においてORよりOR“、 OR″′、・・・と
変化させ、空隙分磁束密度を市よりfh”、 fh”’
、・・・と所望の値に調整し、発生電圧を増減すること
ができる。
実際の永久磁石形回転電機を設計する場合は、パーミア
ンス線を決定し動作点を決定することは極めて困難であ
る。
内燃機関の着火用発電機や速度検出用発電機(タコメー
タ)のように小形でしかも決った形のものを大量生産す
る場合は、試作モデルによってパーミアンス動作点を直
接決められるが、直径が何回ミリもあるような大形の永
久磁石発電機を少量多品種生産する場合は本考案による
方法は極めて有利である。
すなわち、パーミアンス線が不確定なのを考慮して推定
動作空隙分の磁石密度缶を所定電圧値より幾分多めに設
計しておき、所望電圧超過分を減する程度の磁石短絡片
4,5を永久磁石1に添着して発生電圧を減ぜしめ、発
生電圧が所望値になるように、短絡片4,5の厚さ又は
添着枚数を調整するものである。
また本考案になる回転電機は、回転子7を固定子から取
出しても、動作点は第1図に示したC点まで行かすC“
CIIIのような途中でとどまるので、何らかの理由
でパーミアンス変動などがあっても磁石動作点は安定に
なる。
尚、磁石短絡片4,5を永久磁石1に添着させると磁石
の吸引力によりそのままかたく固定されてしまうが、最
終的にはテープ等で固定接着しておく方が良い。
上記実施例では磁石単位を回転子に取付けた場合につい
て述べたが、本考案においては該磁石単位を固定子に取
付けても同様な作用効果を奏するものである。
また、実際に磁石を減磁させるのはパーミアンス変動ば
かりでなく、電機子反作用などによる外部減磁界も影響
するが、この外部磁界の起磁力を第1図に示す。
gより小さく設計してその影響を避けるようにすること
が必要であり、通常これは問題なく可能である。
更にまた、本考案では永久磁石の長手方向両側面のみに
磁石短絡片を添着することに限定されるものではなく、
磁極の側面位置及び添着すべき面数が変ってもよい。
本考案のいま一つの長所は、永久磁石の外周を極板及び
短絡片などで包み囲み、さらに短絡片の上から磁石側面
に沿ってテープを巻いて接着剤で固着すれば、比較的も
ろい性質の永久磁石を、遠心力のかかる回転磁極に使用
する場合信頼性がなお一層向上することである。
【図面の簡単な説明】
第1図は永久磁石のB−H特性の一例を示す曲線、第2
図は本考案に至る一過程における磁石単位の正面図、第
3図はこの磁石単位を有する回転子の概略正面図、第4
図〜第6図は本考案の実施例に係り、第4図及び第5図
は磁石単位の分解斜視図及び正面図、第6図は回転子の
正面図である。 1・・・・・・永久磁石、2,3・・・・・・極板、4
,5・・・・・・磁石短絡片、6,6a・・・・・・磁
石単位、7・・・・・・回転子、8・・・・・・継鉄、
9・・・・・・取付穴、10・・・・・・磁極頭。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 永久磁石と、この永久磁石の両磁極面に接触して取付け
    られた該磁極面より広巾の一対の極板と、前記永久磁石
    の両側面に添着され該永久磁石を磁気的に短絡する磁石
    短絡片とからなる磁石単位を回転電機のヨーク部に固設
    したことを特徴とする永久磁石形回転電機。
JP1693873U 1973-02-07 1973-02-07 永久磁石形回転電機 Expired JPS603670Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1693873U JPS603670Y2 (ja) 1973-02-07 1973-02-07 永久磁石形回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1693873U JPS603670Y2 (ja) 1973-02-07 1973-02-07 永久磁石形回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS49118005U JPS49118005U (ja) 1974-10-09
JPS603670Y2 true JPS603670Y2 (ja) 1985-02-01

Family

ID=28100186

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1693873U Expired JPS603670Y2 (ja) 1973-02-07 1973-02-07 永久磁石形回転電機

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JP (1) JPS603670Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2550640C2 (de) * 1975-11-11 1985-11-21 Interelectric Ag, Sachseln Stator für eine elektrische Maschine

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JPS49118005U (ja) 1974-10-09

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