JPS6036246Y2 - レ−ザ−ハンドピ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、レーザー光を照射して患部を切開成いは切削
するレーザーハンドピースに関スるモノである。

第１図は、従来のレーザーハンドピースの構成を示すも
ので、１は先端部がＬの字形に屈折したケース、２はこ
のケース１の把持部の内部に装架したレーザー光伝送用
のガラスファイバで、このガラスファイバ２の受光端面
（図示しない）はレーザー光源（図示しない）に接続さ
れ、又、ガラスファイバ２の放射端面２ａはケース１の
先端部に設置されている。

３はケース１の把持部の内部にガラスファイバ２と平行
に装架した反射光伝送用のガラスファイバで、このガラ
スファイバ３の受光端面３ａはケース１の先端部にガラ
スファイバ２の放射端面２ａと並んで設置され、又、ガ
ラスファイバ３の放射端面（図示しない）は、設定され
た色を検知するとレーザー光源からレーザー光を照射さ
せる色検知装置（図示しない）に接続されている。

４はケース１の先端部に内装されたレンズで、このレン
ズ４はガラスファイバ２の放射端面２ａとガラスファイ
バ３の受光端面３ａと対向している。

５はケース１の先端屈折部に内装した反射鏡、６はケー
ス１の先端開口部に内装したレンズである。

このように構成された従来例では、ガラスファイバ２の
放射端面２ａから放射されたレーザー光は、レンズ４に
よって集光され、その光路を反射鏡５によって直角に屈
折させた後、レンズ６によって集束点Ｆに集束れる。

又、無影灯等によって照明された患部、即ち、検知点り
からの反射光は、レンズ６によって集光され、その光路
を反射鏡５によって直角に屈折させた後、レンズ４によ
ってガラスファイバ３の受光端面３ａ上に集束される。

そこで、先ず、切開成いは切削する患部に着色料を塗っ
て、色検知装置に設定した色と同じ色に患部を着色する
。

次に、この着色された患部に沿って検知点りを移動させ
ると、着色された患部上に検知点りがあるときには、色
検知装置がこれに設定した色を検知して、レーザー光源
からレーザー光が照射されるので、集束点Ｆに集束され
たレーザー光によって患部が切開成いは切削れる。

しかし、着色された患部から検知点りが外れたときには
、色検知装置はこれに設定した色を検知しなくなって、
レーザー光源からレーザー光が照射されなくなるのＦ１
着色されなかった部位の切開成いは切削は行なわれない
。

ところで、ガラスファイバ２の放射端面２ａの中心とガ
ラスファイバ３の受光端面３ａの中心とがずれているの
で、レーザー光の光軸と反射光の光軸とがずれて、集束
点Ｆと検知点りとが一致しなくなり、着色された患部か
らずれた着色されていない部位を切開成いは切削してし
まう欠点があった。

本考案は、前記従来例の欠点を解消するために、レーザ
ー光を伝送するガラスファイバの放射端面と反射光を伝
送するガラスファイバの受光端面とを同心円状に配置し
て、レーザー光の光軸と反射光の光軸とを一致させたレ
ーザーノ）ンドビースを提供するものである。

以下、本考案を詳細に説明する。

第２図は、本考案の一実施例の構成を示すもので、第１
図の符号と同一符号のものは同一部分を示しており、又
、７は、受光端面をレーザー光源に接続したガラスファ
イバ２を中心に、放射端面を色検知装置に接続したガラ
スファイバ３と、受光端面（図示しない）を照明光源（
図示しない）に接続したガラスファイバ８とが同心円状
に一体に設けられた同軸ガラスファイバで、この同軸ガ
ラスファイバ７の端面７ａには、ガラスファイバ２の放
射端面２ａを中心に、ガラスファイバ３の受光端面３ａ
とガラスファイバ８の放射端面８ａとが同心円状に配置
されている。

このように構成された本実施例では、ガラスファイバ２
の放射端面２ａから放射されたレーザー光（実線で図示
）と、ガラスファイバ８の放射端面８ａから放射された
照明光（一点鎖線で図示）とは、レンズ４によって集光
され、その光路を反射鏡５によって直角に屈折させた後
、レンズ６によって集束点Ｆに集束される。

又、ガラスファイバ８の放射端面８ａから放射された照
明光によって照明された患部、即ち、検知点りからの反
射光（破線で図示）は、レンズ６によって集光され、そ
の光路を反射鏡５によって直角に屈折させた後、レンズ
４によってガラスファイバ３の受光端面３ａ上に集束さ
れる。

ところで、ガラスファイバ２の放射端面２ａとガラスフ
ァイバ３の受光端面３ａとが同心円状に配置されている
ので、レーザー光の光軸と反射光の光軸とが一致して、
集束点Ｆと検知点りとが一致する。

このため、ガラスファイバ８の放射端面８ａから放射し
た照明光を着色された患部に照射しながら、着色された
患部に沿って検知点りを移動させると、着色された患部
上に検知点りがあるときには、色検知装置が色検知装置
に設定した色を検知して、レーザー光源からレーザー光
が照射されるので、着色された患部が集束点Ｆに集束さ
れたレーザー光によって切開成いは切削される。

しかし、着色した患部から検知点りが外れたときには、
色検知装置が色検知装置に設定した色を検知しなくなっ
て、レーザー光源からレーザー光が照射されなくなるの
で、着色されなかった部位は切開成いは切削されなくな
る。

以上説明したように、本考案によれば、レーサー光を伝
送するガラスファイバの放射端面と反射光を伝送するガ
ラスファイバの受光端面とが同心円状に配置されて、レ
ーザー光の光軸と反射光の光軸とが一致しているので、
集束点と検知点とが一致して、着色された患部のみが確
実に切開成いは切削できる利点がある。

又、着色された患部を照明する手段を具備しているため
、無影灯等の光が照射されにくい部位、例えば口腔内の
着色された患部を確実に切開成いは切削できる利点があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のレーザーバンドピースの構成国、第２図
は本考案の一実施例の構成国である。 １・・・・・・ケース、２，３．８・・・・・・ガラス
ファイバ、２ａ、８ａ・・・・・・放射端面、３ａ・・
・・・・受光端面、４，６・・・・・・レンズ、５・・
・・・・反射鏡、７・・・・・・同軸ガラスファイバ、
７ａ・・・・・・端面。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）放射端面から患部に照射するレーザー光をレーザ
   ー光源から伝送する第１のガラスファイバと、照明され
   た前記患部から受光端面に入射する反射光を色検知手段
   に伝送する２のガラスファイバとを具備し、設定された
   色を前記色検知手段が検知すると、前レーザー光を所定
   の色の着色料によって着色された患部に照射して、前記
   着色された患部を切開成いは切削するレーザーハンドピ
   ースにおいて、前記放射端面と前記受光端面とを同心円
   状に配置し、前記レーザー光の光軸と前記反射光の光軸
   とを互いに一致させることを特徴とするレーザーハンド
   ピース。
2. （２）前記第１のガラスファイバと前記第２のガラスフ
   ァイバとが同心円状に一体に設けられていることを特徴
   とする実用新案登録請求の範囲第（１）項記載のレーザ
   ーハンドピース。