JPS6035870B2 - 糸巻歪補正用可飽和リアクタ装置 - Google Patents

糸巻歪補正用可飽和リアクタ装置

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JPS6035870B2
JPS6035870B2 JP13830278A JP13830278A JPS6035870B2 JP S6035870 B2 JPS6035870 B2 JP S6035870B2 JP 13830278 A JP13830278 A JP 13830278A JP 13830278 A JP13830278 A JP 13830278A JP S6035870 B2 JPS6035870 B2 JP S6035870B2
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JP
Japan
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core
coil
bobbin
pincushion distortion
magnetic
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JP13830278A
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JPS5564474A (en
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昌之 安村
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Sony Corp
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は左右又は上下糸巻歪補正用の可飽和リアク夕
装置の構造に関し、特に、補正特性が良く、小形で、構
成簡単、製造容易などの種々の効果を有する新規なもの
を提供しようとするものである。
以下、この発明による可飽和リアクタ装置の実施例を、
左右糸巻歪補正用の場合を例にとって図を参照して説明
しよう。
第1図はこの発明による可飽和リアクタ装置の一例で、
この例ではU形コア1及び2が、一方のコアーに対して
他方のコア2が90度回転させられた状態でU形コァ1
及び2の互いに突き出された脚部la,lbと脚部2a
,2bが突き合わされるようにしてギャップ部gを形成
しつつ結合される。
そして、コア1の一方の脚部laに1次コイル(制御巻
線)3が巻回され、コア2の一方の脚部2aに2次コイ
ル(被制御巻線)4が巻回される。
そして、1次コイル3には適当な直流バイアスがかかっ
た垂直周期のパラボラ波電流lvが供給され、2次コイ
ル4には水平偏向電流IHが供給される。
この場合、1次コイル3の巻数をNvとするとき、磁化
力Nvlvによる磁束?vを飽和領域とするため、巻数
Nvを大として、励磁電流lvが小となるようにする。
また、2次コイル4は線径の太いコイルを用い、その巻
数NHは必要な左右糸巻歪補正用可変ィンダクタンスを
得る巻数とし、磁化力NHIHによる磁束?日が飽和し
ないようにするため磁気回路にギャップ部gが設けられ
るものである。このように構成すれば、1次コイル3と
2次コイル4に流れる電流によって生じる磁束?vと少
日は、第1図で点線矢線で示すように互いに直交して互
いに交鎖しないようになるので、互いに誘起電圧は生じ
ない。
従って、上述のように1次電流に垂直周期のパラボラ波
電流を流すことで、2次側コイル4のィンダクタンスを
変化させることができ、この場合、左右糸巻歪の補正が
できる。なお、1次コイル3に水平周期のパラボラ波電
流を、2次コイル4に垂直偏向電流を供給すれば上下糸
巻歪の補正ができるものである。このように構成したこ
の発明による可飽和リアクタ装置によれば、従来、糸巻
歪補正用に一般に使用されているE形コアと1形コアが
結着されて日字形コアが形成され、E形コアの3本の脚
の中央の脚に1次コイルが、両側の2本の脚に2次コイ
ルがそれぞれ巻回されて構成されるものに比べて、巻線
数が1つ少なくなり、また、ィンダクタンスも大きくな
るので、構造を小形にすることができる。
即ち、2次コイルの巻数をNH、ギャップ抵抗をRA、
2次磁束の抵抗をR2としたときィンダクタンスLは、
NH2L=耳±馬 で表わされるが、従釆の日字形コアのものでは、2次コ
イルは2個あり、それぞれの巻数は同数とされ、有効な
巻数NMは一方の巻数である。
これに対し、この発明による可飽和リアクタ装置では2
次コイルは1個で、従来と同数巻回するとすると、が日
となる。従って、従来のものに比べてこの発明のもので
は4倍のインダクタンスが得られることになる。従って
、コアの大きさは、従来のものに比べて半分以下にする
ことができるという顕著な効果がある。
また、図の例では、コアの形状は同一とすることができ
るので、コアの製造コストが低下する。
また、図からも明らかなように1次コイルと2次コイル
の巻き軸の方向は同一方向であるから、コイルボビンを
一体化することが可能である。従って、可飽和リアクタ
装置の製造において、巻線作業が容易になり、また組み
立ても簡単になる。さらに上記のことから大幅なコスト
ダウンが実現できる。第2図は1次コイル用ボビンと2
次コイル用ボビンを一体化したボビン5を使用したこの
発明による可飽和リアクタ装置の具体構成の一例を示す
もので、ボビンの形状は第3図に示すようなものとされ
る。
即ちt この一体化ボビン5は弾性を有する樹脂の一体
成形により形成されるが、互いに平行する板からなる隔
壁6,7,8を有し、隔壁6及び8は長方形状とされ、
また隔壁7はL字状とされる。
そして、隔壁6とL字状隔壁7の隔壁6の長辺方向と同
一方向に延長される部分との間には、第1のコイル巻回
部9が設けられ、隔壁8とL字状隔壁7の隔壁8の長辺
方向と同一方向に延長される部分との間には第2のコイ
ル巻回部10が設けられる。従って、隔壁6と隔壁8と
は、それぞれの長辺方向が互いに直交するようになる。
また、第1及び第2のコイル巻回部9及び1川ま中空と
され、その中空部11及び12に、U形コア1の脚部l
a及びU形コア2の脚部2aが挿入されて突き合わされ
るようにされている。そして、この例では、隔壁6及び
8には、コアー及び2を突き合わせて結着するときに、
コアー及び2を整列させるための段部13,14及び1
5,16が隔壁6及び8に対して直交する方向に突き出
されて形成される。
そしてこの段部13,14及び15,16によって、コ
アーと2とが結着部において面一となるようにされる。
また、段部13と段部15の一部が延長されて、その先
端がL字状に鋭角に曲げられて、コア締付用折曲部17
及び18が形成される。
そして、この折曲部17及び18の弾性により、コア1
及び2が結着されるときに、両コアが締付けられるよう
にされる。なお、コアーと2が突き合わされる4ケ所に
は、ギャップgを形成するためスベーサが介挿された状
態で接着剤によってコアーと2が接合される。なお、1
9A,19B,19C及び19Dはコイル両端が接続さ
れる端子である。但し、19B及び19Dは図示しない
。このようにボビンが一体化されたことにより、組み立
てに際し、複数のコイルボビンを取り違えないよう配慮
する必要がなくなり、また、1次コイル、2次コイルの
巻き軸の方向は同一方向であるから、1次コイル、2次
コイルを、同時に自動巻線機で巻回することができ、製
造上、組み立て工数が減り、組み立てが容易になるとと
もに、コストダウンになる。また、ボビンを例えばポリ
プロピレンのような弾性を有する樹脂で形成する場合に
は、このボビンに図の例のようにコア納付用折曲部を設
けたことにより、2個のコアを締付けることができるの
で、ビスなどで結合させる必要はなく、やはり、製造工
数の低減になる。
さらに、ボビンは一体であるので、これにコアを整列さ
せるための段部を設ければ、コアを結着させるとき、こ
の段部によりコアが案内されてコアの結着面において、
2個のコアが面一となるように微調整をする必要がなく
なり、組み立てが単純化されるという利点がある。
また、上述の例では、コア1とコア2の接合部分のギャ
ップ部gが1次コイル3と2次コイル4の間にくるので
、ィンダクタンスの変化特性は第4図で実線で示す左右
対称形ではなく、点線で示すような非対称形になるので
、水平偏向の左右非対称歪が改善されることになる。
さらに、この発明においては、実験上、コアの材質とし
て低損失のものを使用しても、十分な補正特性が得られ
ることが確かめられた。
従って、コアとして磁気特性が安定な鉄損の少ないフェ
ライト等を使用できるので、温度補償が不要になるとい
う効果がある。第5図はこの発明による可飽和リアクタ
装置の他の例で、この例は、直交磁路長が更に長くなる
ように考慮した場合の例である。
この例においても、2個のコア20と21の形状は同一
とするも、そのコア20及び21の形状は4個の脚部2
0a,20b,20c,20d及び21a,21b,2
1c,21dを有するものとされる。
(但し図面では20aと21aは夫々20cと21cの
対角位置にあるので図示しない)そして、各脚部の先端
部が互いに突き合わされてその部分にギャップ部gが形
成された状態で、2個のコア20及び21が結着される
。この4本の脚部を有するコア20及び21を使用した
可飽和リアク夕装置では、互いの4本の脚部全体で磁束
が直交するように磁路が構成されるので、磁束が直交(
交差)する磁路部分の全長の長さが増加する。従って、
このことから、コア断面積、体積が従来のEI形コアの
可飽和リアクタに比べてさらに4・形にできる。また、
コイル1ターン当りの全長が短くてすむのでこ)での抵
抗成分が減り、小形にしても、可変ィンダクタンスのダ
イナミックレンジが拡大し、制御感度が向上するという
効果がある。即ち、換言すればィンダクタンスの可変範
囲が広がり、また、制御感度も向上するので、僅かの制
御電流(垂直パラボラ電流)で左右ピン歪の補正ができ
ることになる。また、この例の可飽和IJアク夕装置に
よれば、次のような効果もある。即ち、テレビジョン受
像機ではその使用受像管のスクリーン面の曲率や偏向ヨ
ークと磁界分布との関係によって糸巻歪が画面の左右方
向の端より中間部分で大きくなるものがある。
このような受像管の左右糸巻歪補正用に従来の可飽和リ
アクタ装置を用いた場合には、そのィンダクタンスの変
化量が水平偏向電流(1次コイル電流)の大小には余り
依存せずもっぱら制御電流に依存する特性の為に水平偏
向電流の小さい範囲でもほぼ等しく、リニアなものであ
るため、画面の端部で左右糸巻歪が正確に改善されても
、中間部で糸巻歪が残留する欠点があった。これに対し
て、第5図の可飽和リアクタ装置では、1次コイルと2
次コイルが互いに同等な特性関係にある為に水平偏向電
流がある値以上に増大すると自らの電流で飽和特性に近
ずきそのィンダクタンスの変化特性は第6図に示すよう
になり、水平偏向電流IHの大きい領域(例えば3A)
よりも、電流IHの中間領域(例えば2A)での変化量
が大きくなり、画面中間部での糸巻歪も良好に補正され
る。
また、この例の場合にも、前述例と同様にコアの形状は
1種類であるので、EI形コアに比較して部品点数の減
少になる。
また、コア20及び21の底面の形状を正方形とし、各
脚部20a,20b,20c,20d及び21a,21
b,21c,21dの断面の形状を正方形とすれば、コ
ア20及び21を接合するときに、一体化ボビンの中空
部11及び12に2本づつの脚部を挿入する際、第1図
の例のようにコアの向きを考慮する必要はなく、組み立
てが容易になる。また、さらに、この例ではコアの巻面
積が増加したので、コア、コイルからの発熱が空気中で
冷却される効果が増加し、放熱効果も改善される。
なお、さらに放熱効果を上げるにはコアの4本の脚部で
ない部分に貫通孔を設けるようにすればよい。なお、前
にも述べたように、この発明装置は上下糸巻歪の補正に
も使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による可飽和リアクタ装置の一例を示
す図、第2図はその具体構造を示す斜視図、第3図はそ
の構成部品の一例の斜視図、第4図はその効果の説明に
供する特性図、第5図はこの発明による可飽和リフクタ
装置の他の例の具体構造を示す斜視図、第6図はその効
果を説明するための特性図である。 1,2及び20,21はコア、3は1次コイル、4は2
次コイル、5はボビンである。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2個のU形コアを互いに直交させてつき合わせるか
    又は4個の磁脚を有する平板状コアを2個夫夫の磁脚部
    を突き合せて形成した磁気コアと、これ等磁気コアの夫
    々の磁脚に互いに磁束が直交する状態で配置される1次
    コイルと2次コイルと、これ等コイルが巻装されて1体
    に樹脂成型されたボビンと、上記ボビンの両端に設けら
    れ外部接続の為の端子の夫々を有するとともに、上記ボ
    ビンの両端にはこれに上記コアを挿入した時にコアの端
    部を係止して締付けるコア締付用折曲部が形成され、上
    記1次コイルには垂直周期のパラボラ波電流(又は水平
    周期のパラボラ波電流)が供給され、上記2次コイルに
    は水平偏向電流(又は垂直偏向電流)が供給されて、左
    右糸巻歪(又は上下糸巻歪)が補正されるようにされた
    糸巻歪補正用可飽和リアクタ装置。
JP13830278A 1978-11-09 1978-11-09 糸巻歪補正用可飽和リアクタ装置 Expired JPS6035870B2 (ja)

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JPS5564474A JPS5564474A (en) 1980-05-15
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JPS5564474A (en) 1980-05-15

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