JPS6035830Y2 - 管継ぎ部のシ−ル構造 - Google Patents
管継ぎ部のシ−ル構造Info
- Publication number
- JPS6035830Y2 JPS6035830Y2 JP13763280U JP13763280U JPS6035830Y2 JP S6035830 Y2 JPS6035830 Y2 JP S6035830Y2 JP 13763280 U JP13763280 U JP 13763280U JP 13763280 U JP13763280 U JP 13763280U JP S6035830 Y2 JPS6035830 Y2 JP S6035830Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasket
- pipe members
- bead
- thermostat
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、例えば自動車用エンジンの冷却水通路を構成
する管のサーモスタット等の収容物を支持する管継ぎ部
におけるシール構造に関するものである。
する管のサーモスタット等の収容物を支持する管継ぎ部
におけるシール構造に関するものである。
従来この種の管継ぎ部の構成は第１図に示されるように
、ラジェータ流入ホースに接続するサーモスタットカバ
ー１のフランジ部１ａと、エンジン本体側の例えば吸入
管冷却水通路部２のフランジ部２ａをガスケット３を挾
んで接合し、且つこれらのフランジ部１ａｔ２ａの対向
する２箇所をボルト４で締付けて連結する。
、ラジェータ流入ホースに接続するサーモスタットカバ
ー１のフランジ部１ａと、エンジン本体側の例えば吸入
管冷却水通路部２のフランジ部２ａをガスケット３を挾
んで接合し、且つこれらのフランジ部１ａｔ２ａの対向
する２箇所をボルト４で締付けて連結する。
また、下方の通路部２における接合面２ｂの内周部に溝
５を形成して、サーモスタットカバー１及び通路部２内
に設けられるサーモスタット６のケース支持部６ａを上
記溝５内のガスケット３との間で挾持して収容支持する
ようになっている。
５を形成して、サーモスタットカバー１及び通路部２内
に設けられるサーモスタット６のケース支持部６ａを上
記溝５内のガスケット３との間で挾持して収容支持する
ようになっている。
ところで、サーモスタットカバー１の剛性が弱く、ガス
ケット３がへたり、円周上対向する２箇所のみでボルト
締めされてボルト４から遠ざかった箇所の面圧が低下す
る等の理由により、サーモスタットカバー１及び通路部
２のフランジ部１ａ、２ａとガスケット３との間の面圧
を長期間にわたって確保することができなかった。
ケット３がへたり、円周上対向する２箇所のみでボルト
締めされてボルト４から遠ざかった箇所の面圧が低下す
る等の理由により、サーモスタットカバー１及び通路部
２のフランジ部１ａ、２ａとガスケット３との間の面圧
を長期間にわたって確保することができなかった。
そのため、ガスケット３とフランジ部１ａまたは２ａと
の間の面圧の低い箇所から外に冷却水が漏れ、冷却水が
減じ、美観を損う等の問題を生じている。
の間の面圧の低い箇所から外に冷却水が漏れ、冷却水が
減じ、美観を損う等の問題を生じている。
また、溝５とサーモスタット６のケース支持部６ａとの
寸法誤差によりそのケース支持部６ａへのガスケット３
の圧接が充分行なわれず、このためサーモスタット６が
閉じた場合でもケース支持部６ａの回りから冷却水がリ
ークして暖機不良を生じることがある。
寸法誤差によりそのケース支持部６ａへのガスケット３
の圧接が充分行なわれず、このためサーモスタット６が
閉じた場合でもケース支持部６ａの回りから冷却水がリ
ークして暖機不良を生じることがある。
本考案は、このような欠点を解消すべくなされたもので
、通路部等に形成される溝の深さに対してサーモスタッ
トケース支持部等の厚さを若干大キ＜シて、そのケース
支持部がガスケットに高い面圧で圧接することを可能に
し、更にサーモスタットカバー等の接合面にビードをボ
ルト締め箇所から遠ざかる程高くなるように突設し、こ
のビードをガスケットに喰込ませることでガスケットと
サーモスタットカバー及び通路部などを全周にわたり高
い面圧で圧接腰外部漏れ及び内部漏れを共に長期間に及
び確実に防止するようにした管継ぎ部のシール構造を提
供するものである。
、通路部等に形成される溝の深さに対してサーモスタッ
トケース支持部等の厚さを若干大キ＜シて、そのケース
支持部がガスケットに高い面圧で圧接することを可能に
し、更にサーモスタットカバー等の接合面にビードをボ
ルト締め箇所から遠ざかる程高くなるように突設し、こ
のビードをガスケットに喰込ませることでガスケットと
サーモスタットカバー及び通路部などを全周にわたり高
い面圧で圧接腰外部漏れ及び内部漏れを共に長期間に及
び確実に防止するようにした管継ぎ部のシール構造を提
供するものである。
なお、本考案の構成申、ボルト締付箇所から遠ざかる程
高くなるようにビードを突設した点については実開昭５
２−３４３５Ｎ公報に関連する先行技術がみられる。
高くなるようにビードを突設した点については実開昭５
２−３４３５Ｎ公報に関連する先行技術がみられる。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を具体的に説明
する。
する。
まず第２図ないし第４図の実施例において、サーモスタ
ットカバー１及び通路部２の連結、サーモスタット６の
収容支持は第１図同様に行われている。
ットカバー１及び通路部２の連結、サーモスタット６の
収容支持は第１図同様に行われている。
そして、通路部２の側の溝５の深さに対してサーモスタ
ット６のケース支持部６ａの厚さが若干大きくされるの
であり、これによりケース支持部６ａは溝５内でガスケ
ット３に全周に及び高い面圧で圧接することが可能にな
る。
ット６のケース支持部６ａの厚さが若干大きくされるの
であり、これによりケース支持部６ａは溝５内でガスケ
ット３に全周に及び高い面圧で圧接することが可能にな
る。
また、サーモスタットカバー１の接合面１ｂの全周にビ
ード７が突設されるが、このビード７はボルト４を通し
て締結するボルト孔８の近くは第４図ｈ１の如く低くそ
れより遠ざかる程第４図ｈ２の如く高くなるように形成
され、このように形成変化するビード７がガスケット３
に喰込んで組付けられる。
ード７が突設されるが、このビード７はボルト４を通し
て締結するボルト孔８の近くは第４図ｈ１の如く低くそ
れより遠ざかる程第４図ｈ２の如く高くなるように形成
され、このように形成変化するビード７がガスケット３
に喰込んで組付けられる。
かくして、ボルト４の近くは主としてボルト４の締付け
によりガスケット３と両フランジ部１ａ、２ａが高い面
圧で圧接し、ボルト４から遠ざかってその締付けの効力
が少ない箇所は高いビード７が多くガスケット３に喰込
んで、ガスケット３と両フランジ部１ａ、２ａの面圧を
増大するうになり、これによりガスケット３と両フラン
ジ部１ａ、２ａは全周に及び高い面圧で均一に圧接し、
この効果は必然的にガスケット３とサーモスタット６の
ケース支持部６ａとの圧接にも及ぶ。
によりガスケット３と両フランジ部１ａ、２ａが高い面
圧で圧接し、ボルト４から遠ざかってその締付けの効力
が少ない箇所は高いビード７が多くガスケット３に喰込
んで、ガスケット３と両フランジ部１ａ、２ａの面圧を
増大するうになり、これによりガスケット３と両フラン
ジ部１ａ、２ａは全周に及び高い面圧で均一に圧接し、
この効果は必然的にガスケット３とサーモスタット６の
ケース支持部６ａとの圧接にも及ぶ。
従って、ガスケット３と両フランジ部１ａ、２ａは確実
にシールされてその間隙から外部への冷却水の漏れが防
止され、且つガスケット３とケース支持部６ａとの間も
確実にシールされて、ケース支持部６ａの回りの冷却水
の内部的な漏れも防止される。
にシールされてその間隙から外部への冷却水の漏れが防
止され、且つガスケット３とケース支持部６ａとの間も
確実にシールされて、ケース支持部６ａの回りの冷却水
の内部的な漏れも防止される。
次いで第５図の実施例は、サーモスタットカバー１の側
のビード７′をサーモスタット６のケース支持部６ａに
対向して設は且つそこに喰込ませたもので、こうすると
ビード７′により直接フランジ部１ａとケース支持部６
ａの間がシールされ、且つケース支持部６ａが溝５内で
通路部２に高い面圧で接してシールされ、上記実施例同
様の効果を奏する。
のビード７′をサーモスタット６のケース支持部６ａに
対向して設は且つそこに喰込ませたもので、こうすると
ビード７′により直接フランジ部１ａとケース支持部６
ａの間がシールされ、且つケース支持部６ａが溝５内で
通路部２に高い面圧で接してシールされ、上記実施例同
様の効果を奏する。
更に第６図の実施例は、サーモスタットカバー１にビー
ド７．７′を２種に設け、一方のビード７はガスケット
３に、他方のビード７′はケース支持部６ａにそれぞれ
喰込ませたもので、これにより上記２つの実施例による
効果が２重に発揮されて一層シール効果が高くなる。
ド７．７′を２種に設け、一方のビード７はガスケット
３に、他方のビード７′はケース支持部６ａにそれぞれ
喰込ませたもので、これにより上記２つの実施例による
効果が２重に発揮されて一層シール効果が高くなる。
このように本考案によると、サーモスタット６等を収容
支持するサーモスタットカバー１と通路部２等の管部材
の管継ぎ部においてシールが確実に行われ長期間に及ぶ
外部、内部の漏れ防止が保証されるので、シール不良に
伴う種々の問題がなくなる。
支持するサーモスタットカバー１と通路部２等の管部材
の管継ぎ部においてシールが確実に行われ長期間に及ぶ
外部、内部の漏れ防止が保証されるので、シール不良に
伴う種々の問題がなくなる。
特に実施例のように冷却系に適用した場合は実用上の効
果が大きい。
果が大きい。
ビード７を付設する等の簡単な構造であり、且つビード
７はアルミ製の場合に鋳出しにより容易に成型すること
が可能であり、特殊なガスケットを用いるのに比べて安
価になる。
７はアルミ製の場合に鋳出しにより容易に成型すること
が可能であり、特殊なガスケットを用いるのに比べて安
価になる。
尚、本考案は上記実施例の冷却系以外の種々の管継ぎ部
にも適用することができるのは勿論である。
にも適用することができるのは勿論である。
第１図は従来の管継ぎ部のシール構造を示す断面図、第
２図は本考案による管継ぎ部のシール構造の第１の実施
例を示す断面図、第３図は第２図のＸ−Ｘ断面図、第４
図は第３図のＹ−Ｙ断面図、第５図、第６図はそれぞれ
同第２、第３の実施例を示す要部の断面図である。 １・・・・・・サーモスタットカバー、１ａ・・・・・
・フランジ部、１ｂ・・・・・・接合面、２・・・・・
・通路部、２ａ・・・・・・フランジ部、３・・・・・
・ガスケット、４・・・・・・ボルト、５・・・・・・
溝、６・・・・・・サーモスタット、６ａ・・・・・・
ケース支持部、７，７′・・・・・・ビード。
２図は本考案による管継ぎ部のシール構造の第１の実施
例を示す断面図、第３図は第２図のＸ−Ｘ断面図、第４
図は第３図のＹ−Ｙ断面図、第５図、第６図はそれぞれ
同第２、第３の実施例を示す要部の断面図である。 １・・・・・・サーモスタットカバー、１ａ・・・・・
・フランジ部、１ｂ・・・・・・接合面、２・・・・・
・通路部、２ａ・・・・・・フランジ部、３・・・・・
・ガスケット、４・・・・・・ボルト、５・・・・・・
溝、６・・・・・・サーモスタット、６ａ・・・・・・
ケース支持部、７，７′・・・・・・ビード。
Claims (1)
- 流体を導く第１及び第２の管部材のフランジ部をガスケ
ットを挾んで接合し、且つ少なくとも対向する２箇所で
ボルト締めして連結し、上記第１および第２の管部材の
一方の接合面内周部に溝を形成して、該溝内の上記ガス
ケットとの間で上記第１及び第２の管部材内に設置され
るサーモスタット等の収容物の支持片を挾持するように
構成した管継ぎ部において、上記支持片の厚さを上記溝
の深さより若干大きくして該支持片と上記ガスケットが
高い面圧で圧接することを可能にし、上記第１および第
２の管部材の一方の接合面にビードをボルト締め箇所か
ら遠ざかる程高くなるように突設し、該ビードを上記ガ
スケットに喰込ませることでガスケットと両管部材を全
周にわたり高い面圧で圧接するように構成したことを特
徴とする管継ぎ部のシール構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13763280U JPS6035830Y2 (ja) | 1980-09-27 | 1980-09-27 | 管継ぎ部のシ−ル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13763280U JPS6035830Y2 (ja) | 1980-09-27 | 1980-09-27 | 管継ぎ部のシ−ル構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5759289U JPS5759289U (ja) | 1982-04-07 |
| JPS6035830Y2 true JPS6035830Y2 (ja) | 1985-10-24 |
Family
ID=29497704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13763280U Expired JPS6035830Y2 (ja) | 1980-09-27 | 1980-09-27 | 管継ぎ部のシ−ル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6035830Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USD732693S1 (en) | 2012-11-13 | 2015-06-23 | Isao Tezuka | House |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59184610U (ja) * | 1983-05-26 | 1984-12-08 | 菱和産資株式会社 | コンクリ−トパネル成形用型枠 |
| JPS6015919U (ja) * | 1983-07-12 | 1985-02-02 | 日本サ−モスタツト株式会社 | ワツクス感温作動体 |
| JPS6049218U (ja) * | 1983-09-12 | 1985-04-06 | マツダ株式会社 | エンジンのサ−モスタット取付装置 |
-
1980
- 1980-09-27 JP JP13763280U patent/JPS6035830Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USD732693S1 (en) | 2012-11-13 | 2015-06-23 | Isao Tezuka | House |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5759289U (ja) | 1982-04-07 |
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