JPS6035697Y2

JPS6035697Y2 - 建築用板

Info

Publication number: JPS6035697Y2
Application number: JP1976051147U
Authority: JP
Inventors: 英喜滝口
Original assignee: 石川尭
Priority date: 1976-04-20
Filing date: 1976-04-20
Publication date: 1985-10-23
Also published as: JPS52141217U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は内装材、外装材断熱材、および下地材として有
用な建築用板に関するものである。

さらに、概略図に説明すれば、断熱材、緩衝材、吸音材
として機能すると共に、モールデング方式によって方式
によってフオームを形成する時に発揮する接着剤、所謂
自己接着性を有する合成樹脂発泡体からなる芯材と、補
強材、クッション材、耐熱材、遮音材、断熱材として機
能する複合構造の波体と、芯材の裏面に設けた基板とを
一体に形成し、かつ、芯材の２側縁から外側方へ突出さ
せ、目地部の断熱性、防水性、遮音性、および密着力、
なじみやすさの強化を図った重合片を有する建築用板に
係る。

以下に、図面を用いて本考案に係る建築用板の一実施例
について詳細に説明する。

第１図は上記建築用板の一例を示す斜視図である。

即ち、建築用板は１つの表面に山状の表面に山状の凹凸
を形成した合成樹脂発泡体からなる芯材１の凹凸面に間
隙なく一体に固着したは波体２と芯材の裏面に固着した
基板とから構成のものである。

さらに説明すると、芯材１は主に断熱材、緩衝材、自己
接着性による接着剤、および吸音材として機能するため
であり、また、芯材１の表面に山状の凹凸を形成したの
はは波体２との接触面積の増大を図って複合体を結合力
を強化すると共に、音を乱反射させると共に、芯材の吸
音機能によって防音性をより改善させるためである。

さらに具体的に芯材１に具体的な材料の一例を示せば、
ポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフオーム
、フェノールフオームの１種からなるものである。

なお、芯材１の厚さは目的、およびは波体２の高さによ
って異なるが、例えば１０〜１００ｍｍ位ある。

また、芯材１を形成するにはその原料を液状で型内に配
設した基板、あるいは液体上に吐出し、そこで反応、発
泡させてフオームを形成すると共に、液体、基板を一体
に一挙に固定する方法、所謂現場発泡方式によって形成
するものである。

さらに、波体２は芯材１より大きく、所謂芯材１の２端
縁より外側方へ突出し、重合片５を形成できる大きさで
あり、主に緩衝材、遮音材、断熱材補強材、目地部重合
部形成材、目地部活合力の強化材、目地部の防水材、断
熱材、および耐熱材として機能するものである。

その構成は第２図に抽出して示すようにシート状物３を
前記芯材１の山伏の凹凸と対応するように成形し、これ
で平板材４をサンドイッチすると共に、表、裏面のシー
ト状物３の凹凸を平板材４を介して対称に配設し平板材
４と、シート状物３の凹部を接着剤で一体に固着したも
のである。

さらに説明すると、シート状物３は金属箔３ａｓ例えば
アルミニウム箔、鉛箔、錫箔の１種の裏面にシー）３ｂ
接着剤を介して一体にラミネートしたものであり、シー
ト３ｂの具体例としてはアスファルトーフイング、防水
処理されたクラフト紙、アスベスト紙、合成樹脂シート
等の１種からなるものである。

なお、シート状物３の凹凸の山と谷の差Ｈは少なくとも
３ｒｒＢ以上とし、目地部の結合を強化する。

また、シート状物３と平板材４間には山状部の空隙２ａ
を形成し、波体業の断熱材と遮音性を強化させるもので
ある。

また、平板材４は段ボール用紙、ベニヤ板（１〜２Ｔ１
ｒＩｎ位）アスファルトルーフイング、厚手の合成樹脂
板等の１種からなるものである。

基材６は芯材１を製造する際の型材との離型紙、および
波体２とのサンドイッチ構造による補強を図るものであ
り、基材６の具体例としてはアスファルトルーフイング
、合板、段ボール紙等の１種からなるものである。

次に本考案に係る建築用板の製造方法の一例について説
明すると、例えば芯材１の原料としては未発泡のポリウ
レタン樹脂を用い、波板業としてアスベスト紙にアルミ
ニウム箔をラミネートし、かつ、高さＨを４ｍｍに設定
したもの、基材６としてはアスファルトルーフイング（
３０ｋｇ／巻）を使用したと仮定する。

そこで、底面と枠体からなる箱状の下型で、かつ枠体の
上端面は波体２と同じ形状、ピッチに形成したものであ
り、上型は波体業に対応する裏面形状で、かつ枠体と同
じ大きさのものを準備した。

まず、枠体に離型材を塗布・し、次に５０℃に保温され
た下型の底面に基材６を敷設し、その上に２０℃に加温
されたポリオール（ポリオール、発泡剤、触媒、整泡剤
を混合したＡＪｉ分）とポリイソシアネート（ＢＪ＆分
）とをワンショット法によりミキシングし、ミキサーの
出口から両威分を混合した直後に吐出する。

次に枠体の上端に波体１を載せ、その上に上型と載置し
、両型材を挟持して、約５分後に脱型するものである。

なお、ポリウレタン樹脂は両威分の混合後にクリームタ
イム−ゲルタイム−ライズタイムと変化し、約２０〜３
＠の発泡体を約１〜３分間で形成するものである。

しかも、上記樹脂はゲルタイム時に接着性を最大に発揮
するため接着剤としての機能、所謂自己接着性を有する
ものである。

以上、説明したのは本考案に係る建築用板の一実施例に
すぎず、合成樹脂原料に例えばアスベスト繊維、ガラス
繊維、ロックウール繊維、バーミキュライト、パーライ
ト、シラスバルーン、珪砂、シリカ、ガラスバルーン、
粘土鉱物を主体にした造粒物、その他の無機粉末、例え
ば炭酸塩、硅酸塩、リン酸塩、カルシウム塩、アルミニ
ウム粉末、その他の金属粉末、セメント、パーライト粉
末等を添加混合して一体的にフオームを形成することも
できる。

勿論、上記粒状物には上記物質、ゲル状物、硼素化合物
を含浸、コーティング等したものなども含む。

なお、これらはフオーム原料に対し重量比で約１０〜３
０％位が配合可能であり、実用状は用途によって異なる
が樹脂の経済的な利用からは約１０〜１００％位が好適
である。

上述したように本考案に係る建築用板によれば、耐熱性
と機械強度に弱い芯材を特殊構造の波体と基板とサンド
イッチし、かつ一体化することによりこれらを大幅に向
上した特徴がある。

また、この建築用板を用いて壁等を形成した際の弱点部
である連結部の断熱性、防水性、および結合力を改善し
た特徴がある。

さらに、建築用板の軽量化を図り、かつ、平板状を波状
のシート状でサンドインチした波板に形成七で遮音性と
緩衝性、および機械強度の大幅な向上を図った特徴があ
る。

また、施工は波体の液部を係合するだけで機械的に行な
うことができるため非常に簡易になり、高能率となる特
徴がある。

【図面の簡単な説明】第１図は本考案に係る建築用板の一実施例を示す斜視図
、第２図はその要部である波体の実施例を示す斜視図で
ある。１・・・・・・芯材、２・・・・・・波体、５・・・・
・・重合片、６・・・・・・基材。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

金属箔の裏面にシートをラミネートしたシート状物を山
伏の凹凸に形成し、該シート状物で平板材をサンドイッ
チすると共に、表、裏面の凹凸を対称に配設し、一体に
固着した液体と、厚さが１０〜１００７７１１７１の合
成樹脂発泡体で、かつ、一表面を前記シート状物の凹凸
に対応するように形成した芯材と、該芯材の裏面に接着
した基板とを一体に形成してなり、また前記波体は芯材
の少なくとも２側縁より突出する大きさで、かつ、芯材
の２側縁と波体の２側縁を合致させ、他の２側縁より突
出した部分を重合片としたことを特徴とする建築用板。