JPS6035431B2 - 方向性珪素鋼板のコロイド状シリカ−リン酸マグネシウム系コ−ティングの焼付け方法 - Google Patents

方向性珪素鋼板のコロイド状シリカ−リン酸マグネシウム系コ−ティングの焼付け方法

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JPS6035431B2
JPS6035431B2 JP21371282A JP21371282A JPS6035431B2 JP S6035431 B2 JPS6035431 B2 JP S6035431B2 JP 21371282 A JP21371282 A JP 21371282A JP 21371282 A JP21371282 A JP 21371282A JP S6035431 B2 JPS6035431 B2 JP S6035431B2
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    • C21D1/68Temporary coatings or embedding materials applied before or during heat treatment
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は方向性珪素鋼板の製造過程におけるコロイド
状シリカーリン酸マグネシウム系の上塗り絶縁コーティ
ングの焼付け方法に関し、特にその暁付けを鋼板の平坦
化と併せて行う際の暁鈍雰囲気に関するものである。
周知のように方向性珪素鋼板は、Siを4%程度以下、
通常は3%程度含有する珪素鋼素材を溶解し、連続鋳造
または造塊−分塊圧延法によってスラブとした後、熱間
圧延し、中間焼鈍を挟む2回の冷間圧延を施して最終板
厚とし、さらに脱炭暁鈍および高温箱暁鈍を施すことに
よって製造されるものであり、またその結晶集合組織は
、圧延方向に特に磁化容易軸が揃ったゴス組織と称され
る(110)〔001〕方位の組織であって、各種の配
電用変圧器等の鉄芯材として広く使用されている。
ところでこのような方向性珪素鋼板を変圧器に使用する
際には、薄い鋼板(鋼帯)を多数枚積層して使用するの
が通常であり、この場合鋼板表面には過電流損を減らす
ために電気絶縁性の被膜を形成しておくのが一般的であ
る。このような絶縁被膜を鋼板表面に形成するためには
、一般には次のような一連の工程が採用されている。す
なわち、前述の方向性珪素鋼板の製造工程中における冷
間圧延後の脱炭暁鈍によって主としてSi02からなる
酸化膜を鋼板表面に生成させ、次いでMg○を主体とす
る焼鈍分離剤を塗布した後、コイル状に巻いて1200
00前後で日2中において最終箱暁鈍を行い、(110
)〔001〕方位の二次再結晶集合組織を完成させると
同時に鋼板表面にフオルステラィト(2Mg○,Si0
2)質の下地被膜を形成させる。さらにこのフオルステ
ラィト質被膜の上にリン酸塩系の上塗り絶縁コーティン
グを形成するためにリン酸塩系のコーティング処理液を
塗布し、乾燥後コイルの平坦化焼鈍と同時にコーティン
グの暁付けも行い、最終製品とする。上述のように方向
性珪素鋼板の絶縁被膜は、フオルステラィト質の下地被
膜とリン酸塩系の上塗りコーティングとからなる2重被
膜とするのが通常であり、このような被膜形成工程は、
方向性珪素鋼板の製造における冷延以降の工程において
重要な部分を占めている。
方向性珪素鋼板の製品に対しては、磁気特性が優れてい
ること、すなわち磁束密度が高く鉄損が低いことが要求
されることは勿論であるが、絶縁被膜に対してもその被
膜特性が優れていることが要求される。
絶縁被膜特性としては、被膜外観が均一であることが要
求されるほか、密着性、眉間抵抗、占積率等、多岐にわ
たる特性が優れていることが要求される。このような方
向性珪素鋼板の絶縁被膜の特性としては、フオルステラ
ィト質の下地被膜によって決定される部分と、上塗りの
リン酸塩系コーティングで決定される部分とがある。フ
オルステラィト質の下地被膜形成については、脱炭焼錨
前後から嘘鈍分離剤塗布、最終箱暁鈍に至るまでの一連
の工程において各種の製造技術が確立されており、被膜
外観が均一で密着性が良好な下地被膜の形成が一応は達
成されるようになっている。一方、リン酸塩系の上塗り
絶縁コーティングの形成についても従来から種々提案さ
れており、例えば特公昭56一52117号公報あるい
は特関昭52−25296号公報に開示されているよう
に、コ。ィド状シリカーリン酸マグネシウム−無水クロ
ム酸(またはクロム酸塩もしくは重クロム酸塩)系のコ
ーティング液を用い、コーティング被膜による鋼板に対
する張力付加を大きくして、磁歪を減少させた所謂張力
付加型のコロイド状シリカーリン酸マグネシウム系コー
ティングが近年施されるようになっている。しかしなが
らこのようなコロイド状シリカーリン酸マグネシウム系
の絶縁上塗りコーティングの形成に際しては、従来はそ
の焼付け時に鋼板表面が赤く変色して商品価値を損う事
態が発生する問題があり、またこのように赤く変色した
場合、商品価値を損うばかりでなく鋼板自体も縦化する
問題があった。上述のようなコロイド状シリカーリン酸
マグネシウム系絶縁上塗りコーティングの形成およびそ
の問題点について以下にさらに詳細に説明する。先ずコ
ロイド状シリカーリン酸マグネシウム系絶縁上塗りコー
ティングの形成工程についてより詳細に説明すると、最
終箱暁鈍によってフオルステラィト質の下地被膜を形成
した後、前述のようなコロイド状シリカーリン酸マグネ
シウム系のコーティング処理液をロールコースター等に
より表面に塗布し、乾燥した後、800oo前後で1分
程度焼鈍して、最終箱暁鎚時のコイルセットの矯正すな
わち鋼板の平坦化と同時に焼付けを行う工程が通常採用
されている。このような焼付けのための雰囲気としては
、従来はN2ガスを炉内に導入するのが通常であったが
、その場合暁鎚炉の鋼板入り口側においてコイルの進行
に伴って外部の空気が炉内に持ち込まれ、炉内の雰囲気
の酸化性が高くなり、鋼板表面の地鉄が酸化して赤く変
色することがあった。すなわち、下地としてのフオルス
テラィト質被膜の被覆性が良好でない場合にところどこ
ろ微細に裸出した地鉄表面が、コロイド状シリカーリン
酸マグネシウム系コーティング焼付け時に雰囲気中に持
込まれた02によって酸化されてへマタィト(Fe20
3)が生成され、その結果鋼板表面が赤色に変色し、ま
た同時に地鉄の粒界酸化によって腕化する問題があった
。このような問題に対処するための方法として、特関昭
55−138024号公報に開示されているように、0
2含有量を5%以下とする中性雰囲気下で鋼板の平坦化
およびリン酸塩系コーティングの焼付けを行う方法が提
案されている。この提案の方法は、炉内に導入する雰囲
気ガスとしてはN2ガス等の中性ガスを使用し、炉内ガ
スの流れ等の制御によって、実際の炉内雰囲気の02含
有量を5%以下に規制しようとするものである。しかし
ながら本発明者がさらに詳細に実験を行ったところ、炉
内雰囲気の02含有量を5%以下に規制しても若干の赤
変が生じることが判明した。すなわち本発明者等はフオ
ルステラィト質の下地被膜が形成されている方向性珪素
鋼板に対し、侍関昭52一25296号公報に記載され
ているコロイド状シリカーリン酸マグネシウム系のリン
酸塩系コーティング処理液を塗布し、乾燥後、管状炉に
おいて炉内雰囲気を変えて80000で1分間競付ける
実験を行い、被膜外観における変色発生率を調べたとこ
ろ、第1表に示す結果が得られた。
第1表第1表に示すように、02含有量が5%以下の雰
囲気であれば確かに変色発生率は相当程度少なくなる。
しかしながら02含有量5%以下の場合でもフオルステ
ラィト質下地被膜の被覆性が悪い場合には第1表の3〜
5に示すように赤く変色するものが未だ数%程度存在す
る。上述のような実験結果から、本発明者等は暁付け時
の雰囲気の02含有量を5%以下に規制するだけでは赤
変色を完全に防止することは困難であり、むしろ還元性
雰囲気に規制する必要があることを新規に認識し、実験
を進めたところ、還元性雰囲気とすることによって赤変
色をほぼ完全に防止することができるが、その反面還元
性が強くなればそれに伴ってコロイド状シリカーリン酸
マグネシウム系コーティングの耐吸湿性が劣化すること
が判明した。
このようにコロイド状シリカーリン酸マグネシウム系コ
ーティングの耐吸湿性が劣化すれば、焼付け後のコーテ
ィング表面に吸湿模様が発生し、被膜外観が損なわれる
ばかりでなく、層間抵抗が低下する問題が生じる。そこ
でさらに詳細に実験を重ねた結果、赤変色を防止ししか
も耐吸湿性の低下を防止するための還元性の程度には限
界があり、還元性ガスとするためにN2に加える日2も
し〈は日2十COの含有量を15%(体積%)以下とす
ることによって耐吸湿性の低下を防止し得ることを見出
し、この発明の完成に至ったのである。したがってこの
発明はコロイド状シリカーリン酸マグネシウム系の上塗
りコーティングを焼付けるに際して変色の発生を防止す
ること同時に耐吸湿性の低下をも防止することを目的と
するものであり、コロイド状シリカーリン酸マグネシウ
ム系上塗りコーティングの焼付けに際しての雰囲気を、
日2もしくは日2およびCOを15%以下含有し残部N
2からなる弱還元性雰囲気とすることを特徴とするもの
である。
以下この発明の方法をさらに詳細に説明する。
この発明の方法においては前述のように蛾付け時の雰囲
気を15%以下の日2もしくは比およびCOを含有する
弱還元性雰囲気とする。このようにQ等の還元性ガス成
分を少量含有する弱還元性雰囲気とすることによっては
じめて鋼板表面の赤変色をほぼ完全に防止することがで
き、前述の如く雰囲気の02含有量を5%以下に規制し
ただけでは、あるいは100%N2雰囲気としただけで
は、若干の赤変色が発生してしまう。一方、コロイド状
シリカーリン酸マグネシウム系コーティング蛾付け時の
雰囲気の還元性が強過ぎれば、コロイド状シリカーリン
酸マグネシウム系のコーティングの耐吸湿性が大幅に劣
化してしまう。
すなわち本発明者等が、特開昭52−25296号公報
に開示されているコロイド状シリカーリン酸マグネシウ
ム系のコーティング処理液を予めフオルステライト質下
地被膜が形成されている珪素鋼板に塗布し、種々の雰囲
気で800℃×1分間焼付けた後の耐吸湿性を鋼板表面
からのP溶出量分析値を指標として調べたところ、第1
図に示す結果が得られた。但しここで焼付け雰囲気は、
20%02−N2雰囲気(空気中)の場合と、日2十C
Oの1対1の配合比の還元性ガス成分を0〜25%の範
囲内の各種の含有量で含有し残部N2の各種の雰囲気に
設定した。またP溶出量分析方法としては、各雰囲気で
糠付けた試験片からそれぞれ5仇吻×50側の試片を3
枚ずつ鯛断採取し、10000の蒸溜水中に5分間浸債
・煮沸し蒸溜水に港出したPを定量分析する方法を採用
し、鋼板150の当りのP熔出量(単位ムタ)として表
示した。第1図から明らかなように日2十COが15%
を越えればP溶出量が増加して100〃夕/150のよ
りも多くなり、耐吸湿性が低下する。
また15%を越える日2を含有する場合も同様であるこ
とが判明した。このようにP溶出量が100ムタ/15
0のを越えれば、競付け後長時間経ると鋼板表面に吸湿
模様が発生し、商品価値を著しく落とすばかりでなく、
層間抵抗も低下する。一方比もしくは日2およびCOの
含有量が15%以下の弱還元性雰囲気であれば耐吸湿性
はほとんど低下せず、実用上支障はない。そこでこの発
明の方法においては日2もしくは日2およびCOの含有
量が15%以下、残部実質的にN2よりなる弱還元性の
雰囲気でコロイド状シリカーリン酸マグネシウム系コー
ティングの焼付けを行うこととしたのである。前述のよ
うに強還元性雰囲気でコロイド状シリカーリン酸マグネ
シウム系コーティングを齢付けた場合に耐吸湿性が劣化
する理由については、詳細は未だ明らかではないが、次
のように推察される。
すなわち、Si04あるいはP04四面体の三次元的な
連結から成り立っている非晶質のコロイド状シリカーリ
ン酸マグネシウム系コーティングの被膜構造において強
還元性雰囲気における蛾付け時に強く還元される結果、
Si04あるいはP04四面体の連結の架橋が切断され
るために吸湿され易くなるものと思われる。なおコロイ
ド状シリカーリン酸マグネシウム系コーティングの焼付
け時の雰囲気中の比もし〈は比およびCOの含有量の下
限は時に規定しないが、赤変色を有効に防止するために
は、3%程度以上とすることが好適である。
実際の焼付け時において炉内に送入する雰囲気ガスとし
ては、N2ガスに純はガスを混合したものを用いても良
いが、コスト面からはDXガスを使用することが有利で
ある。DXガスはブタンあるいはプロパンに空気を混合
して燃焼させた際に発生する分解ガスであり、通常は7
0〜80%程度のN2を含有し、残部が日2,CO,C
02等からなるものであるが、分解時の空気混合比によ
って組成が変化するから、その空気混合比を調整するこ
とによって最適な比十CO含有量に調整することができ
る。なおDXガスの場合、N2,広,COのほか通常は
C02も含有されるが、C02は赤変色や耐吸湿性にほ
とんど影響せず、したがって少量のC02が含まれるこ
とは特に支障ない。なおこの発明の方法における前述の
成分範囲は、コロイド状シリカーリン酸マグネシウム系
コーティング燐付け時に炉中に導入する雰囲気ガスで規
定したものではなく、実際の炉内の雰囲気で規定したも
のである。
以下この発明の方法を実施例にしたがって説明する。
Si3.04%,CO.043%,SO.004%,S
eo.018%,Sbo.022%を含み、残部実質的
にFeよりなる鋼素材を、2.7脚厚さに熱間圧延後、
9000における3分間の中間暁鎚を挟んで2回の冷間
圧延を施し、最終板厚0.3仇肌こ仕上げた。
次いで溢水素中において820午○で3分間脱炭焼鈍を
施した後、Mg○からなる競錨分離剤を塗布し、日2雰
囲気中において1200q○で5時間最終箱焼銘を行い
、過剰の焼鈍分離剤を除去してフオルステラィト質の被
膜を有する方向性珪素鋼板を得た。そしてその鋼板の相
隣接する位置から多数枚の試験片を切出して実験用素材
とし、以下に示す張力付加型のコロイド状シリカーリン
酸マグネシウム系コーティング処理液を片面2ム仇の膜
厚となるように塗布した。コーティング処理液組成:2
0%コロイド状シリカ水分散液(S.GI.12),.
.10。
の‘35%第1リン酸マグネシウム溶液(S.CI.3
5)・..60のZ無水クロム酸(Cの3)
・・・5タそして上述のようにコーティング処理
液を塗布した鋼板を、第2表の各欄に示す焼鎚雰囲気中
において800q○で1分間焼付けを行った。
このようにして得られたコロイド状シリカーリン酸マグ
ネシウム系上塗りコーティングを有する珪素鋼板の被膜
外観と、P港出量分析値等の耐吸湿性を調べた。それら
の結果を第2表に併せて示す。第2表 第2表から明らかなように15%以下の日2もしくは日
2およびCOを含有させた雰囲気で暁付けたこの発明の
方法による場合には、被膜外観が均一で赤変色がなく、
かつ耐吸湿性も良好なコロイド状シリカーリン酸マグネ
シウム系上塗りコーティングを有する方向性珪素鋼板が
得られることがわかる。
この結果に基いて工場の実操業ラインにおいて焼付け試
験を行ったところ、上記と同様の結果が実コイルにおい
ても再現された。なおコロイド状シリカーリン酸マグネ
シウム系コーティングの処理液としては、前記実施例で
示されるようにコロイド状シリカおよびリン酸マグネシ
ウムのほか、少量の無水クロム酸を添加したものを用い
ることが多いが、前述の特関昭52−25296号に示
されるように無水クロム酸の代りに無水クロム酸と同効
物質であるクロム酸塩あるいは車クロム酸塩を添加して
も良く、その場合にも本願発明の効果が得られることは
勿論である。
以上の説明で明らかなようにこの発明の方法によれば、
コロイド状シリカーリン酸マグネシウム系コーティング
の焼付けに際して表面の赤変色を有効に防止でき、した
がって変色による製品価値の低下を有効に防止できると
ともに腕化を防止することができ、同時にコロイド状シ
リカーリン酸マグネシウム系コーティングの耐吸湿性が
劣化することも防止でき、そのため吸湿模様の発生によ
り製品価値を損なったり層間抵抗が低下したりすること
も有効に防止することができる顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコロイド状シリカーリン酸マグネシウム系コー
ティングの耐吸湿性に及ぼす燐付け雰囲気の影響を示す
グラフである。 第l図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 方向性珪素鋼板の表面にフオルステライト質被膜を
    形成した後、コロイド状シリカ−リン酸マグネシウム系
    の上塗り絶縁コーテイングを施して、鋼板の平坦化とと
    もに前記コロイド状シリカ−リン酸マグネシウム系コー
    テイングを焼付けるための焼鈍に際し、H_2もしくは
    H_2およびCOを15%(体積%)以下含有しかつ残
    部実質的にN_2からなる弱還元性の雰囲気で焼鈍する
    ことを特徴とする方向性珪素鋼板のコロイド状シリカ−
    リン酸マグネシウム系コーテイングの焼付け方法。
JP21371282A 1982-12-06 1982-12-06 方向性珪素鋼板のコロイド状シリカ−リン酸マグネシウム系コ−ティングの焼付け方法 Expired JPS6035431B2 (ja)

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