JPH101779A - 高張力絶縁皮膜形成剤及びその形成方法ならびに高張力絶縁皮膜を有する方向性電磁鋼板 - Google Patents

高張力絶縁皮膜形成剤及びその形成方法ならびに高張力絶縁皮膜を有する方向性電磁鋼板

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JPH101779A
JPH101779A JP8152117A JP15211796A JPH101779A JP H101779 A JPH101779 A JP H101779A JP 8152117 A JP8152117 A JP 8152117A JP 15211796 A JP15211796 A JP 15211796A JP H101779 A JPH101779 A JP H101779A
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coating film
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Hiroyasu Fujii
浩康 藤井
Osamu Tanaka
収 田中
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
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Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼板への張力付与性が良好で鉄損特性と磁歪
特性が優れる方向性電磁鋼板を得る。 【解決手段】 Al2 3 の表面にSiO2 ,Zr
2 ,SnO2 の中から選ばれる酸化物の1種又は2種
以上を平均粒径の3〜30%被覆した複層コロイダル物
質を固形分で100重量部に対しAl,Mg,Ca,Z
nの中から選ばれる燐酸塩を固形分で120〜250重
量部からなる高張力皮膜を得るための方向性電磁鋼板の
絶縁皮膜形成剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は方向性電磁鋼板に用
いる絶縁皮膜形成剤と絶縁皮膜形成法に関するもので、
鋼板への張力付与性が極めて良好で、鉄損特性と磁歪特
性が優れる方向性電磁鋼板と絶縁皮膜形成剤及びその形
成方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】方向性電磁鋼板はSiを例えば2〜4%
含有する珪素鋼スラブを熱間圧延し、焼鈍した後、1回
或いは中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を行って最終
板厚とし、次いで脱炭焼鈍した後MgOを主成分とする
焼鈍分離剤を塗布し、最終焼鈍を行ってゴス方位を持つ
二次再結晶粒を発達させ、さらにS,N等の不純物を除
去すると共にグラス皮膜を形成し、次いで絶縁皮膜用の
コーティング剤を塗布し、焼き付け処理を行って絶縁皮
膜を形成し、最終製品とするプロセスにより製造され
る。
【0003】こうして得られる方向性電磁鋼板は、主と
して電機機器、トランス等の鉄心として使用されるた
め、磁束密度が高く、鉄損値が低いことが要請される。
方向性電磁鋼板がトランスの鉄心として用いられる場
合、方向性電磁鋼板のフープは連続的に巻解かれながら
剪断機で所定長さに切断された後、鉄心加工機によって
順次巻重ね或いは積み重ねられて巻鉄心や積み鉄心とさ
れる。巻鉄心の場合には圧縮成形、歪取り焼鈍を経てレ
ーシングと呼ばれる巻線作業を行ってトランスとされ
る。
【0004】この鉄心加工工程においては、例えば巻鉄
心の場合、巻加工、成形作業が円滑に行えると共に、皮
膜の密着性が良好なことが重要である。特に鉄心の内巻
部では、その曲率が小さいことから、絶縁皮膜の剥離が
生じ易く、作業環境と絶縁特性の向上の面から密着性の
優れることが重要である。さらに、成形後の焼鈍時に鋼
板の表面皮膜相互間で焼付きがなく、レーシング作業が
スムースに行えることが、鉄心加工性の向上或いは焼き
付きによる歪の誘起による鉄損特性の劣化や皮膜性能の
劣化を防止するという観点から重要である。
【0005】これらの中で、磁気特性やトランス騒音に
つながる磁歪の問題に対しては、絶縁皮膜の性状が大き
く影響するところから、さらに高張力の絶縁皮膜剤の開
発が強く望まれている。このような絶縁皮膜張力やトラ
ンス鉄心加工性を向上させるための手段として、絶縁皮
膜剤の種々の改良がなされてきた。特開昭61−417
78号公報には、絶縁皮膜剤としてAl,Mg等の第一
燐酸塩に粒子径8nm以下の超微粒子コロイド状シリカ、
クロム酸、クロム酸塩の1種又は2種以上からなる混合
液を仕上げ焼鈍後の鋼板に塗布し、焼き付け処理するこ
とにより、皮膜張力が優れ、鋼板表面に形成する絶縁皮
膜の滑り性を改善する技術が開示されている。また、特
開平03−39484号には、20nm以下の粒子径を有
するコロイド状シリカが固形分重量で50〜95%、8
0〜2000nmの粒子径を有するコロイド状シリカが固
形分重量で5〜50%からなるコロイド溶液100重量
部に対し、Al,Mg,Ca,Znの燐酸塩の1種又は
2種以上を固形分重量で130〜250重量部、無水ク
ロム酸、クロム酸塩、重クロム酸塩の1種又は2種以上
を固形分重量で10〜40重量部加えた絶縁皮膜形成剤
を塗布することが提案されている。これによれば、皮膜
張力が改善され、良好な鉄損特性が得られることが示さ
れている。また、この皮膜剤を適用した場合のもう一つ
の効果として大粒子と微粒子のコロイド状シリカにより
作られる微細な表面突起形状効果により滑り性と耐熱性
が良好でトランス製造に於ける鉄心の加工性が優れた方
向性電磁鋼板が得られるというものである。
【0006】これらのコロイダルシリカと燐酸塩を主成
分の絶縁皮膜剤の開発によって、絶縁皮膜の高張力化と
高性能化が実現され、方向性電磁鋼板の鉄損、磁気歪
み、絶縁性と共に皮膜潤滑性等が改善されてきており、
かなりの効果が得られている。しかしながら、トランス
性能向上のためには、方向性電磁鋼板自体の鉄損及び磁
歪特性の向上のための材質的な向上と共に、更に皮膜張
力を向上することは重要であり、絶縁皮膜特性の向上が
更に望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、方向性電磁
鋼板の絶縁皮膜の張力付与性と耐熱性が極めて優れ、鉄
損特性が良好で、鉄心加工時に於ける磁気特性や皮膜特
性の劣化が生じない方向性電磁鋼板のための絶縁皮膜形
成剤とその形成方法を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は上記絶縁皮膜形成剤を用い
た高張力絶縁皮膜を有する方向性電磁鋼板を提供するこ
とを目的とする。特に、本発明に於いては、従来のコロ
イダルシリカ−燐酸塩系を主成分とする張力付与型の絶
縁皮膜における張力と耐熱性の限界を打破する技術とし
て、従来のコロイダルシリカに変えてAl2 3 のコロ
イダル物質を用いた場合、溶液の安定性が得られないこ
とを解決する手段としてAl2 3 を主成分とする複層
コロイダル物質を適用することで、絶縁皮膜の高張力化
と溶液の安定性の改善がなされた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、珪素鋼スラブを熱間圧延し、焼鈍後、1回或いは
焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を行って最終板厚とし、
脱炭焼鈍し、焼鈍分離剤を塗布し、最終仕上げ焼鈍を施
し、次いで絶縁皮膜剤を塗布し、焼き付け処理とヒート
フラットニングを施す方向性電磁鋼板の製造方法に於い
て、絶縁皮膜剤として、コロイダル物質としてAl2
3 を内層物質とし、SiO2 ,ZrO2,SnO2 の1
種又は2種以上を表層に有する複層コロイダル物質を主
成分とし、Al,Mg,Ca,Znの中から選ばれるリ
ン酸塩の1種又は2種以上をバインダーとする処理剤を
塗布することにより、Al2 3 の高ヤング率特性が効
果的に生かされ、皮膜の高張力化が得られる。また、表
層物質によってAl2 3の燐酸塩との溶液中での反応
が防止され、溶液の安定が得られることにより、工業的
なAl2 3 主成分コロイダル物質−燐酸塩系皮膜の処
理を可能にした。
【0010】以下に本発明を詳細に説明する。本発明者
等は絶縁皮膜の高張力化について種々検討した。その結
果、コロイダル物質−燐酸塩系の絶縁皮膜において、コ
ロイダルAl2 3 を主成分とし燐酸塩と一定の割合で
配合した場合に、従来のコロイダルシリカを用いた場合
に比し極めて優れた張力効果が得られることを見出し
た。しかしながら、この場合の大きな問題は、溶液中で
コロイダルAl2 3 と燐酸塩中のフリー燐酸の反応が
起こり、例えばゲル化が生じて溶液の粘性が高くなり、
安定した塗布作業が困難になったり、皮膜性状を損なう
ことである。
【0011】そこで、Al2 3 を内層に、燐酸に対し
安定性の良好な他の酸化物を表層に持つ複層コロイダル
物質の利用について研究を行った。その結果、Al2
3 粒子の表層部をSiO2 ,ZrO2 ,SnO2 の中か
ら選ばれる1種又は2種以上の物質で一定割合処理した
帯電複層コロイド物質を主成分とすることにより、Al
2 3 の低熱膨張率と高ヤング率特性が生かされ、液の
安定性の問題も解決できることが判明した。これによ
り、焼き付け後の絶縁皮膜が極めて高張力で鉄損、磁歪
の改善効果が従来のSiO2 単体コロイダル物質に比較
し優れ、更に耐熱性が大幅に改善できることを見出し
た。
【0012】次に本発明に於ける絶縁皮膜形成方法につ
いて述べる。本発明を適用するに際しては、仕上げ焼鈍
後の方向性電磁鋼板として、通常のグラス皮膜を形成し
た鋼板かグラス皮膜を有さない鋼板(グラスレス材)の
絶縁皮膜形成用塗布剤として塗布・焼き付け処理が行わ
れる。グラス皮膜付きの鋼板に処理する場合には、素材
コイルは、先ず、仕上げ焼鈍後の余剰マグネシアを水洗
後、希硫酸中で軽酸洗と水洗処理を行って表面の汚れ除
去と活性化を行った後塗布される。グラス皮膜を有さな
い鋼板に処理する場合にも、濃硫酸液等による強度の酸
洗かグラス皮膜付き材と同様の軽酸洗を行って表面の活
性化を行った後、塗布処理が行われる。
【0013】本発明に於いては、絶縁皮膜形成用塗布剤
として、コロイダル物質製造工程で、まず、Al2 3
粒子を生成させ、その表面に表層物質としてSiO2
ZrO2 ,SnO2 の中から選ばれる酸化物を平均粒子
径の3〜50%の範囲で生成処理したコロイダル物質が
用いられる。この複層コロイダル物質100重量部(固
形分割合)に対し、Al,Mg,Ca,Znの燐酸塩を
120〜250重量部と必要に応じてクロム化合物の1
種又は2種以上を、CrO3 として10〜45重量部が
添加される。
【0014】本発明のこの絶縁皮膜剤に於いては、耐熱
性物質としてAl2 3 を主成分とする複層コロイダル
物質を使用することに最も特徴がある。即ち、張力皮膜
を得るための成分と粒子の構造が新規であり、これによ
り、高張力と塗布作業工程における液の安定性を得て、
Al2 3 主成分のコロイダル物質皮膜の工業化を実現
した。
【0015】通常、コロイダル物質の製造工程として
は、例えば、コロイダルシリカの場合には、例えば、珪
酸ナトリュウム溶液を陽イオン交換樹脂層を通してSi
2 /Na2 O 60〜30のゾルを得、これを60℃
以上に加熱して熟成して10nm以下の粒子を重合させ、
密度の大きい独立分散粒子まで成長させ、これを新たに
イオン交換樹脂層に通して得た希薄ゾルを徐々に添加す
ることにより独立分散粒子表面に沈積させることによ
り、安定なゾルが得られる。本発明に使用する複層コロ
イダル物質の製造条件は特に限定するものではないが、
例えば、前記のコロイダルシリカと同様な製造工程に於
ける反応条件を制御して、まず、Al2 3粒子の成長
を行わせ、次いで、このAl2 3 粒子の表面にSiO
2 ,ZrO2,SnO2 の1種又は2種以上により、粒
子を覆うように粒径の一定割合を占めるよう発達させ
る。このようにして得られた複層コロイダル物質はバイ
ンダーとして使用する燐酸塩と一定割合で配合される。
この際、通常のコロイダルAl23 の場合には燐酸塩
との溶液中での化学反応が顕著で溶液及び塗布作業の安
定性が得られないのに対し、本発明のコロイダル物質で
は表層のSiO2 ,ZrO 2 ,SnO2 等により表面が
燐酸との反応が従来技術におけるコロイダルSiO 2
用いた場合と同様に適切に制御され、液の安定性が保た
れる。このため、塗布作業も容易に安定して行える。こ
れらの溶液は必要に応じて水で希釈され、コーティング
ロール等で鋼板に塗布され、連続炉中で650℃以上の
温度で焼き付け処理される。この際の塗布量としては2
〜10g/m2 が適当で、この範囲であれば本発明で意
図する張力効果、耐焼鈍性の改善効果が大で、他の皮膜
外観、絶縁性、耐食性、占積率等の優れた絶縁皮膜が形
成できる。焼き付け処理は650℃以上であれば、本発
明溶液組成の場合で高張力皮膜は得られるが、焼き付け
に際しては、通常、仕上げ焼鈍でのコイルセットや歪取
りを兼ねて行われるため、好ましくは、800〜900
℃の範囲である。この範囲であれば、コイルの歪も十分
に除去され、絶縁皮膜のコロイダル物質と燐酸塩皮膜の
結晶化や熱による分解が生じず、優れた皮膜性能が得ら
れる。
【0016】本発明の複層コロイダルシリカの適用に際
しては、複層コロイダル物質単独で燐酸塩と配合する方
法の他に目的によっては、従来の一般に用いられている
球面状のコロイダルシリカとの併用を行っても良い。例
えば、巻き鉄心加工時に絶縁皮膜の良好な潤滑性を要求
される様な場合には、前述の特開平03−39484号
公報に用いられている様な球面状粗粒子のコロイダルシ
リカが複層コロイダル物質に混合して用いられる。この
場合には球面状コロイダルシリカとの間に造り出される
球面状突起効果によって、皮膜張力改善と同時にすべり
性、耐熱性の向上効果が同時に発揮できる。また、複層
コロイダル物質の一部を粗粒子に成長させて使用しても
同様の効果が得られる。
【0017】次に本発明の限定理由について述べる。先
ず、本発明の製品に於いては、Al2 3 を主成分とす
る複層コロイダル物質と燐酸塩によって絶縁皮膜処理が
なされていることが特徴である。本発明で言う複層コロ
イダル物質とはコロイダル物質が従来の絶縁皮膜の形成
剤に主成分として用いられている球面状シリカとは異な
り、内層が主成分のAl2 3 で外層がSiO2 ,Zr
2 ,SnO2 等の中から選ばれる1種又は2種以上で
覆われている2層或いは多層構造を有するものであれば
良い。その際の外層物質の割合は内層物質と外層物質と
からなるコロイダル物質の平均粒子径の3〜30%を表
層物質が占めることが重要である。複層コロイダル物質
と共に主成分として用いられる燐酸塩としては、従来の
コロイダルシリカ主成分の皮膜剤として用いるのと同様
の燐酸塩が用いられる。この場合、Al,Mg,Ca,
Zn等の通常、第一燐酸塩と呼ばれる形態の溶液がコロ
イダル物質に対し、一定の割合で配合される。また、ク
ロム化合物も必要に応じて一定割合で添加される。
【0018】この様な皮膜剤により処理された製品の絶
縁皮膜量は2.0〜10g/m2 である。2.0g/m
2 未満では本発明の新規なコロイダル物質をもってして
も高張力を得るのに限界があり、耐電圧や耐食性が低下
するため制限される。一方、10g/m2 超では外観が
白色状のムラ、占積率低下、密着性低下、焼鈍時の焼き
付き性の他に皮膜重量の増加による磁性への悪影響やコ
ストアップの問題があり制限される。本発明において
は、図1に示すように、皮膜量2.0〜10g/m2
良好な皮膜張力が得られていることが分かる。
【0019】次に、本発明に適用する絶縁皮膜形成剤の
限定理由を述べる。先ず、複層コロイダル物質粒子は平
均粒子径が5〜100nmである。この粒子は内層が主成
分がAl2 3 であり、外層部はSiO2 ,ZrO2
SnO2 の1種又は2種以上によりその平均粒子径の3
〜30%がカバーされていることが重要である。内層の
Al2 3 は燐酸塩と混合して焼き付け処理を行った場
合にAl2 3 の低熱膨張率と高ヤング率特性が生かさ
れ、焼き付け時に鋼板地鉄への大きい張力効果を生じ
る。外層物質のSiO2 ,ZrO2 ,SnO2 は、複層
コロイダル物質を燐酸塩と配合した際に、溶液中におけ
る燐酸塩とコロイダル物質主成分のAl2 3 との反応
を抑えて溶液を安定に保ち、工業的な塗布作業を安定且
つ容易にするため重要である。外層物質が粒子径の3%
未満では、燐酸塩と内層Al2 3 との反応を抑える効
果が十分に発揮出来ず、安定した塗布作業が出来ない。
しかし、30%超になると張力向上効果が減少する問題
があるため好ましくない。
【0020】次に、この複層コロイダル物質の粒子径は
特に規定するものではないが、好ましくは5〜100nm
である。粒子径が5nm未満の場合、本発明の様な複層コ
ロイダル物質の表層部の燐酸塩との反応抑制効果が充分
に得られない。また、コロイダル物質の溶液中での安定
性が低下する。一方、100nm超では、絶縁皮膜の光沢
が鈍く、透明度も低下して良好な外観が得られなくな
る。最も好ましい粒子径は7〜30nmで、この範囲であ
れば外観、皮膜特性及び液安定性等の作業性の良好な条
件が得られる。
【0021】このような複層コロイダルシリカ物質と燐
酸塩の配合比は、複層コロイダルシリカ100重量部に
対し、Al,Mg,Ca,Zn等の中から選ばれる燐酸
塩の1種又は2種以上を150〜250重量部である。
150重量部未満ではバインダー不足となり皮膜に亀裂
が生じ、耐食性が低下したり、皮膜張力の低下をもたら
す。一方、250重量部超では、本発明の複層コロイダ
ル物質をもってしても張力低下、歪取り焼鈍時の焼き付
き性の増加或いは溶液のpHが低下し過ぎて溶液が不安定
になる問題を生じる。
【0022】クロム化合物は燐酸塩の種類やモル比或い
は焼き付け条件によっては必ずしも必要ではない。しか
し、工業的な製造条件の中で安定した皮膜特性を得るた
めに添加した方が良い。この場合、コロイダル物質10
0重量部と燐酸塩120〜250重量部中にCrO3
して10〜45重量部の割合で配合される。クロム化合
物は燐酸塩中のフリー燐酸と反応して焼き付け後皮膜の
吸湿性や需要家に於ける鉄心焼鈍時に於ける焼き付き性
を防止する効果がある。10重量部未満では、フリー燐
酸の固定能力が弱く、焼き付け条件によっては充分なベ
タツキ防止と焼き付き性防止効果が得られない。また、
45重量部超ではフリーのクロム化合物による吸湿性が
生じたり、皮膜のすべり性を低下し、巻鉄心の巻成型性
を低下する問題を生じる。
【0023】次に、仕上焼鈍後の方向性電磁鋼板を軽酸
洗の後、本発明に係る絶縁皮膜形成剤を乾燥焼付け後の
重量で2〜10g/m2 とするものであるが、本発明に
於ける焼き付け処理温度は650℃以上である。焼き付
け処理は需要家に於ける歪取り焼鈍で代用しても良い
が、安定した張力効果を得るためには方向性電磁鋼板製
造時の連続ライン中でコイルに張力を付与しながら急速
加熱を行って焼き付けるのが良い。焼き付け温度が65
0℃以下では、図2に示す如く、十分な張力が発揮され
ない。本発明剤の塗布に於いては、650℃以上、好ま
しくは750〜900℃の範囲で十分な張力効果が得ら
れる。
【0024】以上、述べてきた如く、コロイダル物質−
燐酸塩系絶縁皮膜に於いて、本発明のAl2 3 を主成
分且つ内層物質とする複層コロイダル物質を用いれば、
優れた皮膜性能の改善効果が得られる。本発明による改
善のメカニズムとしては、Al2 3 主成分複層コロイ
ダル物質の適用により、Al2 3 の低熱膨張と高伸び
特性が生かされ皮膜焼き付け過程で鋼板に耐熱性の優れ
る高張力皮膜が形成される。また、複層コロイダル物質
に於いては、外層のSiO2 ,ZrO2 ,SnO2 等に
より内層Al2 3 コロイドが保護され、コーティング
時の溶液の安定が得られるものと考えられる。
【0025】
【実施例】
<実施例1>重量でC;0.080%,Si;3.25
%,Mn;0.065%,Sn;0.08%,Cu;
0.06%,S;0.024%,酸可溶Al;0.02
7%,N;0.0080%、残部をFeと不可避の不純
物からなる珪素鋼スラブを熱延し、焼鈍し、冷延し、最
終板厚0.225mmとした。次いで、850℃×120
秒間、N2 25%+H2 75%、露点67℃で脱炭焼鈍
し、焼鈍分離剤を塗布し、1200℃×20Hrの仕上げ
焼鈍を行った。次に、連続ラインに於いて、この鋼板表
面の余剰焼鈍分離剤を水洗で除去後、1.5%希硫酸で
80℃×15秒の軽酸洗を行った。この後、表1に示す
様に、平均粒子径10nmで中心層Al2 3 、表層部が
SiO2 で構成され、このSiO2 量を変更した複層コ
ロイダル物質と燐酸アルミニュウムを主成分とする絶縁
皮膜剤を焼き付け後の重量で5g/m2 になるように塗
布し、850℃×30秒間の焼き付け処理を行った。こ
の製品板からサンプルを切り出し、皮膜特性(絶縁皮膜
張力、歪取り焼鈍焼付性、曲げ密着性)と磁気特性を評
価した。なお、歪取り焼鈍焼付性については図3に示す
試験法を参照。(この試験では、一定の圧力を付加した
積層板を焼鈍後、焼き付き状態を剥離力で測定して比較
したものである。)結果を表2に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】この試験の結果、本発明の複層コロイダル
物質を用いた場合、何れも溶液の安定性が良く塗れ性も
良好であった。又、絶縁皮膜は何れも非常に光沢のある
皮膜を形成し、歪取り焼鈍時の耐焼き付き性や密着性共
比較材のコロイダルシリカによる皮膜に比し同等以上の
結果が得られた。又、皮膜張力も比較材に比し何れもか
なりの向上が認められ、磁気特性もかなりの改善が認め
られた。
【0029】一方、表層部処理を行わないコロイダルA
2 3 を用いた場合には溶液中での燐酸塩との反応が
生じ溶液の粘性が経時変化し、焼き付け後の皮膜外観も
光沢がなく不良であった。又、この場合、皮膜張力と磁
気特性の改善効果も本発明に比しかなり劣る結果となっ
た。 <実施例2>実施例1と同一の出発材を同様に処理し
て、最終板厚0.225mmの仕上げ焼鈍板を得た。次
に、この鋼板表面の余剰焼鈍分離剤を水洗で除去後、
1.5%希硫酸で80℃×15秒の軽酸洗を行った。こ
の後、表3に示す様に表層物質を変更したコロイダル物
質として、表層部を粒子径の15%になるように製造し
た粒子径8nmの複層コロイダル物質と燐酸塩を主成分と
する絶縁皮膜剤を焼き付け後の付着量で5.0g/m2
になるよう塗布し、815℃×30秒間の焼き付け処理
を行った。この時の皮膜特性と磁気特性を表4に示す。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】この試験の結果、本発明の複層コロイダル
物質を用いた絶縁皮膜剤は、比較例の従来のコロイダル
シリカを用いた場合に比し、何れも高張力で密着性が優
れ、磁気特性の改善効果も極めて良好であった。また、
特に、この際の複層コロイダル物質として表層部にSi
2 を有するAl2 3 −SiO2 系コロイダル物質を
用いた場合、皮膜張力が優れ、鉄損値も良好であった。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば鋼板の表面に付与される
皮膜張力が極めて大きく、変圧器製造に於ける鉄心材料
の絶縁皮膜の密着性、耐熱性が良好な方向性電磁鋼板を
得る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複層コロイダル物質を用いた場合の絶
縁皮膜付着量と皮膜張力向上の関係を示す図である。
【図2】本発明のコロイダル物質を用いた絶縁皮膜の焼
き付け温度と皮膜張力を示す図である。
【図3】方向性電磁鋼板の需要家に於ける鉄心歪取り焼
鈍時の耐焼き付き性をシミュレートする方法を示す図で
ある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Al2 3 粒子の表面にSiO2 ,Zr
    2 ,SnO2 の中から選ばれる酸化物の1種又は2種
    以上を平均粒子径の3〜30%被覆した複層コロイダル
    物質と燐酸塩で構成され、その割合がSiO2 ,ZrO
    2 ,SnO2のトータル量で100重量部に対し、燐酸
    塩120〜250重量部からなることを特徴とする高張
    力皮膜を得るための方向性電磁鋼板用絶縁皮膜形成剤。
  2. 【請求項2】 Al2 3 粒子の表面にSiO2 ,Zr
    2 ,SnO2 の中から選ばれる酸化物の1種又は2種
    以上を平均粒子径の3〜30%被覆した複層コロイダル
    物質を固形分で100重量部に対し、Al,Mg,C
    a,Znの中から選ばれる燐酸塩を固形分で120〜2
    50重量部からなる高張力皮膜を得るための方向性電磁
    鋼板用絶縁皮膜形成剤。
  3. 【請求項3】 Al2 3 粒子の表面にSiO2 ,Zr
    2 ,SnO2 の中から選ばれる酸化物の1種又は2種
    以上を平均粒子径の3〜30%被覆した複層コロイダル
    物質を固形分で100重量部に対し、Al,Mg,C
    a,Znの中から選ばれる燐酸塩を固形分で120〜2
    50重量部及びクロム酸化合物の1種又は2種以上をC
    rO3 として10〜45重量部からなる高張力皮膜を得
    るための方向性電磁鋼板用絶縁皮膜形成剤。
  4. 【請求項4】 Al2 3 粒子の表面にSiO2 ,Zr
    2 ,SnO2 の中から選ばれる酸化物の1種又は2種
    以上を平均粒子径の3〜30%被覆した複層コロイダル
    物質と燐酸塩で構成され、その割合がSiO2 ,ZrO
    2 ,SnO2のトータル量で100重量部に対し、燐酸
    塩120〜250重量部からなり、皮膜量が2〜10g
    /m2 である高張力絶縁皮膜を有する方向性電磁鋼板。
  5. 【請求項5】 仕上げ焼鈍後の方向性電磁鋼板表面を軽
    酸洗の後、請求項2或いは請求項3記載の絶縁皮膜形成
    剤を乾燥・焼き付け後の重量で2〜10g/m2 になる
    ように塗布した後、650℃以上で焼き付けることを特
    徴とする高張力絶縁皮膜の形成方法。
  6. 【請求項6】 クロム酸化合物の1種又は2種以上をC
    rO3 として10〜45重量部を更に含む請求項5記載
    の高張力絶縁皮膜を有する方向性電磁鋼板。
JP8152117A 1996-06-13 1996-06-13 高張力絶縁皮膜形成剤及びその形成方法ならびに高張力絶縁皮膜を有する方向性電磁鋼板 Withdrawn JPH101779A (ja)

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