JPS6034975Y2 - オ−ブン式ト−スタ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はオーブン室を有する調理器具の本体上方に天面
トレーを配設し本体上面か放出する熱によって調理物の
保温を行い、かつ使用操作時や運搬時の火傷防止を目的
としたオーブン式のトースタに関するものである。

以下、本考案の一実施例についてて添付図面とともに説
明する。

１はオーブン式トースタの本体を示し、２は前面窓枠で
前開きで上部把手３を持って引っばると開くことができ
る。

４はオーブン式トースタの本体１を構成する側板、５は
オーブン室を構成している上板であり、上記本体１の上
板も兼ねている。

６はオーブン室内の上下に設けられたヒーターである。

７は調理物を載置する調理台で、これを中心に上下にヒ
ータ６を配置している。

８はオーブン室を構成している横板、９はオーブン室を
構成する底板で、前記本体１の底板も兼ねている。

１０は上板５の上方でこの上板５と一定の空間部Ａをお
いて配置している天面トレーで、側板４の上端から一体
的に上板５よりも上方へ延出した延出部４ａの左右方向
からだきこまれるようにして橋架されている。

４ｂは本体１の運搬用の把手部であり、前記延出部４ａ
と一体に形成され、この把手部４ｂは上板５よりも上方
に位置されている。

１１は焙焼時間コントロール用のツマミ、１２は焙焼状
態をコントロールする温度調制御用のツマミである。

前記天面トレー１０と上板５の空間部Ａは前後に形成さ
れた開口を介して外気と連通している。

上記構成において、オーブン式トースタ本体１の上板５
の上方に、上板５と空間部Ａを形成して天面トレー１０
が配設されているので、この天面トレー１０が上板５か
らの放熱を受けて昇温し調理物を保温することができる
。

一方、天面トレー１０と上板５の間には空間部Ａが形成
され、さらにこの空間部Ａは外気と連通されているので
、上板５より低い温度にしかならないので使用中に接触
しても火傷を防止することができる。

さらに、本体１の運搬用の把手部４ｂは側板４の上端か
ら上板５より上方に延出された延出部４ａに一体に設け
られ、しあもこの把手部４ｂは上板５より上方に位置し
ているので、オーブン室からの熱を上板５と側板４で遮
蔽されて温度上昇を低くすることができるしかも運搬す
るとき、把手部４ｂの上面側に手の親指を当て、下面側
には人差し指、中指、薬指、子指を当てがって把持する
のが通常である。

このとき親指が把手部４ｂを越えて天面トレー１０に接
触することがあるが、この場合に於ても天面トレー１０
は上板５より低温であり、火傷の危険がなく安全に運搬
できる。

以上のように本考案は、オーブン室の余熱を利用して調
理物等の保温ができるとともに、本体最上外面を天面ト
レーにし、上板より上方に把手部を設けることにより火
傷を防止することができ、さらに低温度の把手部によっ
て安全な運搬ができる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示すオーブン式トースタの
斜視図、第２図は同正面断面図である。 １・・・・・・本体、４・・・・・・側板、４ａ・・・
・・・延出部、４ｂ・・・・・・把手部、５・・・・・
・上板、６・・・・・・ヒータ、７・・・・・・調理台
、訃・・・・・横板、９・・・・・・底板、１０・・・
・・・天面トレー、Ａ・・・・・・空間部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 焙焼調理物を載置する調理台の上下に一定の距離をおい
   てヒータを備えたオーブン室を左右の横板、底板および
   上板で形成し、前記左右の横板の外側に側板を取付けて
   本体を構成し、左化の側板の上端を別部材を介して、あ
   るいは介さず一体的に上板よりも下方へ延出した延出部
   を設け、この延出部の相対向した部分に保温用の天面ト
   レーを上板との間に一定の空間を形成して橋架して設け
   、前記空間を外気に連通させるとともに、前記延出部に
   上板よりも上方に位置する本体運搬用の把手部を設けて
   なるオーブン式トースタ。