JPS6034856Y2 - 管状、棒状材の保持装置 - Google Patents

管状、棒状材の保持装置

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JPS6034856Y2
JPS6034856Y2 JP7519381U JP7519381U JPS6034856Y2 JP S6034856 Y2 JPS6034856 Y2 JP S6034856Y2 JP 7519381 U JP7519381 U JP 7519381U JP 7519381 U JP7519381 U JP 7519381U JP S6034856 Y2 JPS6034856 Y2 JP S6034856Y2
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JP
Japan
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tubular
rod
pipe
mounting hole
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Application number
JP7519381U
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JPS57187981U (ja
Inventor
正治 小島
Original Assignee
株式会社ニフコ
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Publication date
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  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は、管状、棒状材のプラスチック製保持具を持つ保
持装置に関する。
パイプとかロッド等の管状、棒状材を基板部材の面上に
保持し、ずれのないようにするためには、専ら、第1図
示の方法が採られていた。
パイプに就いて例を採り説明すると、基板部材1上にパ
イプ2を沿わせ、その上からパイプの上半面に沿う半円
状乃至C字型の帯部3を持つ金属保持具4を被せ、帯部
両側の取付片5に開けた透孔を介してネジ6.6を基板
部材1に捩じ込むことにより保持具4を基板部材上に固
定して、帯部3によりパイプ2のずれを防止せんとする
ものである。
しかし、この方法では、ネジ6の捩じ込み位置を正確に
出さないと、帯部3が浮いてパイプ2をしっかりと把持
できなかったり、或いは強く押し過ぎてパイプを変形さ
せてしまう等の不都合があったし、そもそも、ネジ6の
捩じ込み作業自体、極めて煩雑である。
また特に、車輛のヒータユニットの熱交換器部分の樹脂
製ケーシングを基板部材としてこれに温水パイプを取付
ける場合等々、基板部材1が樹脂製の場合にはネジ6の
捩じ込み固定力が不足がちであるし、パイプの取替等の
ために保持具を何回か外したり付は直したりすると、そ
の中には、ケーシング側のタッピングネジ山が崩れてし
まうこと等もあった。
勿論、保持具が金属製であるがために発錆の問題もある
本案は以上に鑑でなされたもので、パイプ等の管状物や
ロッドとかワイヤ束等の棒状物を誰が作業しても安定に
、画一的に保持でき、しかもその作業が簡単で、取外し
も容易な保持装置を提供せんとするものである。
以下、第2,3図示の実施例に即し本案の望ましい一実
施例に就き説明する。
この実施例でも、保持すべき管状、棒状材を代表してパ
イプ2で示し、これをプラスチック製の基板部材10上
に沿わせるものとして説明する。
本保持装置は、基板部材10と保持具11との組み合せ
で戊るが、主たる構成は保持具11に負う所が大きい。
保持具11はプラスチックの一体成形品であり、保持す
べきパイプ2の略々半周部分を上から覆う弧状部12を
持っている。
弧状部12の開口両側縁部13,13には、下向きに伸
びる壁面部14.14が連続しており、この壁面部14
,14の下端部からは上方向に折返り状に、但し該壁面
部とは横方向に空隙15を置いて弾性翼片16.16が
生えている。
より細かく見ると、この各翼片の壁面部14への接続基
端17は壁面部に対して略々垂直をなして空隙15を稼
いでおり、その後、上に折れて自由端18に至っている
従って、この実施例では、壁面部14、接続基端17、
弾性翼片16は全体として見ると略々断面U字型になっ
ていて、このU字型の一辺の上端が弧状部12の開口両
側縁部13に接続した形になっている。
U字型の他辺、即ち弾性翼片16の外面の高さの途中に
は、後述する基板部材10の取付孔縁への係止面19が
形成されている。
この係止面19は、公知の各種プラスチックファスナに
見られると同等の構成で良く、この場合は、弾性翼片の
外面が上に行くに従い斜めに拡がっていって高さ途中で
内向きに折れた結果、生じた斜め上向きの面となってい
る。
逆に言うと、この係止面より下の部分は一対の弾性翼片
の外面が相俟って先細りのテーパを形成しているのであ
る。
また、弾性翼片の自由端18は、後述の取付孔より上に
位置する高さとなっていて、これも後述の如く、取外し
の際の摘みとなるものである。
この実施例では、この自由端18は摘みとして扱い易い
ように少しく大きなブロック状に肥大していて、また、
その外方肥大部分の下面20は安定にパネル面(基板部
材面)上に据わる役目もしている。
次に基板部材10に就き説明すると、この部材10は例
えば先に述べたよに車輌用ヒータユニットのケーシング
面等、他の構造体の壁面そのものであって良い。
而して、この部材10にあってパイプ2を沿わせる位置
には、そのパイプの下方約半周部分を収める収容溝21
を形成する。
従って、溝21を作ることができるように、この部分の
基板部材の厚味は厚い必要があるが、他の部分は薄くて
も良い。
またこの厚い部分の両側面22.22は、後述のように
保持具11の壁面部14の内側を安定に支える支持面と
しての役目と取付作業時の案内面としての役目も兼ねて
いる。
パイプ収容溝21の両側の基板部材部分には、この案内
、支持面22に各内側の孔縁を整合して一対の取付孔2
3.23が穿たれている。
この取付孔23は先に述べたU字型部分14゜17.1
6を収めるものであるが、その寸法等は以下述べる取付
作業を満足するように設計される。
先ツ、基板部材10のパイプ収容溝21にパイプ2を嵌
め入れ、次いで保持具11をパイプの上から臨ませ、両
側のU字型部分14,17.16をその下端から各取付
孔23,23内に押入し、押下する。
すると、壁面部14は基板部材の案内、支持面22.2
2に沿って撓むことなく真直ぐにこの取付孔23.23
内に侵入していくが、弾性翼片16.16はその外面が
上向きに横方向に張出していくテーパ面となっているた
め、取付孔への侵入に伴いその外側の孔縁で相対的に内
方に撓され乍ら進んでいき(第3図仮想線)、やがて、
係止面19.19が取付孔の実線に至ると弾性翼片はそ
の復元力で復元し、該係止面を該孔実線に係止させる。
これにより、第3図中、実線で示すように、後述の意図
的な取外し作業が行なわれない限り、保持具11は基板
部材10に逆接は不能に固定され、パイプ2は保持具の
弧状部12と基板部材10の収容溝21とでぴったりと
押えられ、横ずれを防止されて安定に保持される。
特に、保持具を取付けるのを簡単にするために本案では
半径方向内方への弾性翼片の撓みを利用してのスナップ
・イン作業を採用したにも係らず、この撓み力は基板部
材の支持面が保持具の壁面部14の後に立ちはだかって
いてその撓みを阻止しているために弧状部12に伝わる
ことがない。
即ち、取付けの始めから完了した後に至る迄、弧状部1
2は径変動を起こすことがないので、パイプ2の上半周
を丁度数める径に成形しても、それ以上縮径してパイプ
2を変形させることがないのである。
これに対して、従来の保持具でパイプの変形を防ぐため
には、取付途中で縮径する分を考慮に入れなければなら
ず、従って取付完了後にはガタが出易いことを考えると
、本案構成の有利さは納得できる。
但し、基板部材10の収容溝21は、必ずしも有底であ
る必要はなく、例えば第2図中の仮想線24で示す部分
以下がなくとも良い。
また、弧状部12の開口両側縁部13,13の撓みが阻
止されれば結局、全体の撓みを抑えることができるので
、壁面部14を裏から支えるにも、この開口両側縁部に
近い部位を安定に支えれば良く、その意味からは、取付
孔23の壁面部14の裏に当たる縁の肉厚が充分厚く、
強度が必要程度採れれば、この孔縁で案内、支持面22
を兼ねることができる。
以上のようにして、パイプ2を保持した保持具11は、
要すれば簡単な作業で基板部材10から取外すことがで
きる。
即ち、取付いた状態で基板部材面上に出ている弾性翼片
16,16の自由端乃至摘み18.18を第3図仮想線
で示すように作業者が本の指等で押し挾めば、弾性翼片
は取付時と同様に内側に撓んで係止面19,19が孔実
線から離れるので、保持具をそのまま上に抜き取ること
ができるのである。
また、この時も、先と同じ理由で、パイプ2に密接させ
た弧状部2が更に縮径してパイプ2を傷付けることはな
いため、結局、何回もの付は外しに耐えることができる
尚、定常状態での保持具11の基板部材10への固着力
を高めるには、弾性翼片のバネ力は強い方が良いので、
そのためには、第2図示のように基板部材への取付前に
おいては両翼片が真直ぐよりもやや開き気味になるよう
に成形しておくのが良い。
また、図示の実施例では、一本のパイプに対してのみの
所謂単連の保持具を例示したが、例えば一対の両翼片1
6.16の間に平行にいくつかの弧状部12・・・を持
つ複連乃至多連の保持具とすることも極めて容易に考え
られる。
勿論、図示実施例のパイプ用に限らず、ロッド、円筒物
、電線束、ケーブル等の保持に援用できるものである。
ともかくも、本案に依れば、この種、管状、棒状材の保
持装置として作業性に勝れ、保持物を傷付けることなく
安定に保持できる外、必要に応じての取外し、再使用も
可能且つ至便な保持装置が提供でき、その効果大なるも
のがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の保持装置の概略構成図、第2図は本案一
実施例の分解斜視図、第3図は同じく縦断面図、である
。 図中、2は管状、棒状材としてのパイプ、10は基板部
材、11は保持具、12は弧状部、13はその開口の側
縁部、14は壁面部、16は弾性翼片、18は自由端、
19は係止面、21は収容溝、23は取付孔、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 保持すべき管状、棒状材2の略S゛上半周部分を覆う弧
    状部と、該弧状部の開口両側縁13,13に接続し、下
    向きに伸びる一対の壁面部14,14と、該各型面部1
    4に接続し、それぞれ対応する壁面部14に対して横方
    向に距離15を置きながら上向きに伸びる弾性翼片16
    と、をプラスチックで一体成形した保持具11と; 保持すべき管状、棒状材2の略S゛下半周部分を収容す
    る収容溝21を有し、上記保持具11の壁面部14及び
    これに接続した弾性翼片16の挿入を許す取付孔23を
    持つ基板部材10と;から戊り、上記保持具11の弾性
    翼片16の外面には上記基板部材10の取付孔23の取
    付孔実線に係止する係止面19が形成され、かつ、該弾
    性翼片の上部自由端18は上記基板部材10の上方にま
    で伸びていると共に、上記基板部材10には、上記保持
    具11の壁面部14を背面から支える支持面22が設け
    れていることを特徴とする管状、棒状材の保持装置。
JP7519381U 1981-05-26 1981-05-26 管状、棒状材の保持装置 Expired JPS6034856Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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