JPH0210747Y2 - - Google Patents

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JPH0210747Y2
JPH0210747Y2 JP12375783U JP12375783U JPH0210747Y2 JP H0210747 Y2 JPH0210747 Y2 JP H0210747Y2 JP 12375783 U JP12375783 U JP 12375783U JP 12375783 U JP12375783 U JP 12375783U JP H0210747 Y2 JPH0210747 Y2 JP H0210747Y2
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slide plate
clamp base
clip
groove
connecting rod
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JP12375783U
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JPS6034717U (ja
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電線保持具、特にワイヤーハーネス等
を自動車ボデイ等の固定パネル孔に係着するため
の保持具に関する。
従来、ワイヤーハーネス等(以下単にハーネス
という。)の比較的長い電線束を自動車ボデイ等
の固定パネル孔に係着するための保持具として
は、長方板状クランプベースの支柱の両側にパネ
ル孔に係止される可撓係止片を垂設した構造のク
リツプを立設させたものが広く利用されている。
しかしハーネスに固定した保持具のクリツプ位置
とパネル孔の位置とを正確に対応させることは通
常困難であるためクリツプ位置をクランプベース
上で移動可能に形成した保持具の開発が強く要望
されている。
しかしてこの種の保持具としては例えば実公昭
56−43032号公報明細書に第1図に示されるよう
な保持具が開示されている。即ち、第1図に示さ
れる保持具A′は中央長手方向に長孔3a1を穿設
した長方板状のクランプベースaと、弾性挾持片
b4を両端に突設させた平板b6上に係止段部b3を先
端部に設けた可撓片b2を両側に垂設した支柱b1
立設させると共に、平板b6の下面にクランプベー
スaの長孔3a1に挿入自在の突子b5を突出させた
構造のクリツプbとから構成されている。この保
持具A′の使用に際しては、突子b5を先ずクラン
プベースaの長孔a1に方向性を合わせて挿入した
後、平板b6の両端の弾性挾持片b4を回動しクラン
プベースaの幅方向に挾持させ、この弾性挾持片
b4をクランプベースaの長手方向に摺動させるこ
とにより、クランプベースaの長孔3a1の長さの
範囲でのクリツプbの移動を可能としたものであ
る。
しかし、かかる構造の保持具にあつてはクラン
プベースaとクリツプbとの2部材から構成され
ていると共にクリツプbをクランプベースaに装
着させる作業が極めて煩雑であるという欠点を有
する。
本考案は従来の保持具のかかる欠点に着目して
なされたもので、ハーネスに固定されたクランプ
ベース上でのクリツプの移動が容易になし得ると
共に、クランプベースへのクリツプの挿着がワン
タツチで簡単に実施し得る電線保持具を提供する
ことを目的とする。
以下に本考案を実施例を示す図面に基づいて説
明する。
第2図に本考案に係る電線保持具の斜視図を、
第3図にその長手方向のイ−イ断面図を示した。
第2図及び第3図において、本考案に電線保持
具Aはクランプベース1とその一面にクランプベ
ース1と一体に形成されたクリツプ2とから基本
的に構成される。しかしてクランプベース1は図
示しないハーネスの長手方向に添設し得るように
長方板状に形成された平板3の両端部幅方向に突
起壁4を突設させると共に、平板3の長手方向の
両側縁中間部に上縁部を夫々内方に屈折させて上
壁5a,5bを形成した断面L形の周壁5を立設
させて構成される。上壁5aは平板3の長手方向
両側縁に形成された上壁、上壁5bは平板3の幅
方向に形成された上壁を示し、周壁5の内側には
上壁5a,5bと平板3とによつて溝6a,6b
が形成される。平板3の幅方向の周壁5は後述す
るスライド板9が対向する溝6a内を摺動した場
合の両端からの抜け防止をはかるためのもので、
溝6bは必ずしも必要としない。
又、平板3の長手方向の両側縁に立設された周
壁5の略中間部には必要に応じ後述するスライド
板の溝6a内への挿入を容易にするための切欠部
7が設けられ、更に上壁5aの内方側縁部には同
様に溝6a内への挿入を容易にするための丸味8
が付されている。
次に、クリツプ2はスライド板9の上面に通常
の構成からなる山形状の係止片10を立設させた
もので、スライド板9の形状は図示のような円板
状のみでなく矩形状であつてもよいが、スライド
板9の外径はスライド板9が周壁5の対向する溝
6a内に挿入されて自在に摺動し得る径に設定す
る必要がある。又、スライド板9の側縁部にも丸
味11を付すことによりスライド板の溝6a内へ
の挿入を容易にすることができる。
なお、山形状の係止片10は支柱10aの両側
にその上端部から先端部に係止段部10cを設け
た可撓係止片10bを山形に垂設して構成される
ものである。
次に本考案においてはクリツプ2とクランプベ
ース1とはスライド板9の底面とクランプベース
1の両側縁周壁5に挾まれる平板3の略中間部に
おいて連結棒12により連結されて一体に成形さ
れる。この場合、スライド板9は周壁5の上壁5
aの上方に位置する。連結棒12は本考案の使用
時において切離されるもので、この切離しを容易
にするため連結棒12の適宜の個所に狭小な薄肉
部13が形成される。図示ではこの薄肉部は平板
3との接点に形成されているがスライド板9の底
面との接点或は連結棒12の中間部に形成されて
もよい。
第5図はクリツプ2のスライド板9を裏返して
示した斜視図で、係止片10と反対側の底面を示
し、薄肉部で切離された連結棒12を屈折収容す
る凹部9bを穿設した溝9aがスライド板9の底
面に設けられた場合を例示したが、この凹部9b
を穿設した溝9aはスライド板に設けることな
く、スライド板9に対向するクランプベースの平
板3の面に形成されてもよく、又、周壁5の溝6
aの溝幅をスライド板9に連結棒が付着した状態
の侭で或る程度の摩擦をもつてスライド板9が対
向する周壁5の溝6a内を摺動し得るように多少
広く設計すれば、前述した連結棒12を収容する
凹部9b及び溝9aは必ずしも設ける必要はな
い。
次に本考案の電線保持具Aの作動について説明
すると、先ず図示しないハーネス上の所定の位置
に本考案の保持具Aを載せ、クランプベース1の
突起壁4と周壁5間に形成される凹部3aにおい
てハーネスと一体にテープ巻きして両者を固定す
る。次にクリツプ2を手で引つ張つて連結棒12
を薄肉部13により切り離し、第4図に示される
如くに、スライド板9を上壁5aの中間部におけ
る切欠部7に押し込み、該切欠部7の両側に位置
する上壁5a部分を一方においては上方へ、又他
方においては下方へ可撓変位させながら溝6a内
に挿入する。この場合上壁5aの側縁部及びスラ
イド板9の側縁部に丸味8及び11が付されてい
るためスライド板9の溝6a内への挿入が容易と
なる。
他の挿入方法として、上壁5aが可撓性に富ん
でいる場合には、スライド板9を切欠部7の両側
における上壁5a部分に均等に押圧し、両者を共
に下方へ可撓変位させながら溝6a内に押し込
み、その後スライド板9を回動して連結棒12を
薄肉部13でねじり切る。次いでクリツプ2を係
着すべきパネル孔に合致させるためスライド板9
を溝6a内で摺動させ、クリツプ2の係止片10
とパネル孔とが合致した時点でハーネスを押支し
係止片10をパネル孔に挿入係止させる。
第6図は本考案の電線保持具の他の実施例Bの
縦断面図、第8図はこの電線保持具Bの使用状態
における縦断面図を示す。この実施例に示される
電線保持具Bはクランプベース1′及びクリツプ
2′共に第2図及び第3図に示される電線保持具
Aと略同様に構成されているが、本実施例におい
てはクリツプ2′とクランプベース1′とを連結す
る連結棒12′が比較的太径に形成される。又、
連結棒12′には保持具Aの連結棒12のように
薄肉部が形成される。本実施例においてはクラン
プベース1′の周壁5′で囲まれた平板3′の長手
方向に溝14が穿設され、溝14の中央部に位置
する平板3′の上面に薄肉部14aを形成させる
ことにより、連結棒12′の先端部12a′とクラ
ンプベース1とはこの薄肉部14aを介して一体
に連結されている。その他の構成については電線
保持具Aと略同様であり、同一部分については同
一符号にダツシユを付して示し説明は省略した。
次に電線保持具B′の使用に際しては先ず前述
と同様にしてクランプベース1′の凹部3a′に図
示しないハーネスを一体にテープ巻きして両者を
固定した後、クリツプ2′を手で押し込むことに
より薄肉部14aは容易に切離されてスライド板
9′は対向する溝6a′内に挿入されると共に、連
結棒12′は溝14内に陥没する。次にスライド
板9′を対向する溝6a′内に摺動させると連結棒
12′は溝14内を移動し、容易にクリツプ2′を
図示しないパネル孔に合致係止させることができ
る。
本考案の電線保持具は以上詳細に説明したよう
にクランプベースの中間部長手方向に対向する溝
を形成した周壁を立設し、使用時において該対向
する溝内を摺動するスライド板に立設させたクリ
ツプを該スライド板底面に突設させた連結棒によ
り該連結棒又は前記クランプベース面に形成させ
た薄肉部を介して前記クランプベースに連結して
構成されているから、クリツプを手で押圧するこ
とによりワンタツチでクリツプをクランプベース
に摺動自在に装着することができ、又、使用前に
おいてはクリツプとクランプベースとは一体に成
形されるため、その製作及び取扱いが極めて合理
化される等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電線保持具の斜視図、第2図は
本考案の一実施例を示す電線保持具の斜視図、第
3図は第2図のイ−イ線断面図、第4図a,bは
クリツプをクランプベース内に組み入れる過程を
示し、aは平面図、bはaのロ−ロ線断面図、第
5図はクリツプのスライド板を裏返して示した斜
視図、第6図は本考案の他の実施例を示す電線保
持具の縦断面図、第7図は同上における要部の横
断面図、第8図は同上における使用状態を示す縦
断面図である。 1,1′……クランプベース、2,2′……クリ
ツプ、3,3′……平板、4,4′……突起壁、
5,5′……周壁、5a,5a′……上壁、6a,
6a′……溝、9,9′……スライド板、10,1
0′……係止片、12,12′……連結棒、13,
14a……薄肉部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランプベースの中間部長手方向に対向する溝
    を形成した周壁を立設し、該対向する溝内に摺動
    可能に係合し得るスライド板を有するクリツプを
    該スライド板が該溝を形成する可撓性の上壁外に
    位置すると共に該スライド板を容易に切断可能な
    連結部材により該周壁内のクランプベースと結合
    した状態において該クランプベースと一体的に形
    成して成ることを特徴とする電線保持具。
JP12375783U 1983-08-11 1983-08-11 電線保持具 Granted JPS6034717U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12375783U JPS6034717U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 電線保持具

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JP12375783U JPS6034717U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 電線保持具

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Publication Number Publication Date
JPS6034717U JPS6034717U (ja) 1985-03-09
JPH0210747Y2 true JPH0210747Y2 (ja) 1990-03-16

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JP12375783U Granted JPS6034717U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 電線保持具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4784576B2 (ja) * 2007-08-24 2011-10-05 トヨタ自動車株式会社 クランプ及び車両用ボデー構造
JP6385013B2 (ja) * 2016-11-09 2018-09-05 株式会社エスコ ダクト取付部材
JP7304720B2 (ja) * 2019-03-13 2023-07-07 大和化成工業株式会社 配策材の結束構造及び係合部材

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JPS6034717U (ja) 1985-03-09

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