JPS6034537B2 - シクロプロパンカルボン酸エステル、その製造法およびそのエステルからなる殺虫、殺ダニ剤 - Google Patents

シクロプロパンカルボン酸エステル、その製造法およびそのエステルからなる殺虫、殺ダニ剤

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JPS6034537B2
JPS6034537B2 JP52008026A JP802677A JPS6034537B2 JP S6034537 B2 JPS6034537 B2 JP S6034537B2 JP 52008026 A JP52008026 A JP 52008026A JP 802677 A JP802677 A JP 802677A JP S6034537 B2 JPS6034537 B2 JP S6034537B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシクロプロパンカルボン酸ェステル、その製造
法およびそのェステルを有効成分として含有する殺虫、
殺ダニ剤に関するものである。
さらに詳しくは、本発明‘11‘ま下記一般式(1)〔
式中、R,は水素原子またはメチル基のいずれかを表わ
し、R2はR,がメチル基の場合は、メチル基をR,が
水素原子の場合は次の基を表わす。ここでX,,X2は
同一または相異つて、水素原子、弗素原子、塩素原子、
臭素原子、低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル
基、低級アルコキシメチル基を表わし、さらにX,とX
2とが末端で結合して環を形成する場合も含まれる。
R3は水素原子またはェチニル基のいずれかを表わし、
R4は水素原子または低級アルキル基のいずれかを表わ
す。R5はハロゲン原子で置換されていてもよい低級ア
ルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、シク
ロアルケニル基、アラルキル基または低級アルコキシア
ルキル基のいずれかを表わす。〕で示される新規シクロ
プロパンカルボン酸ェステルである。
本発駅2’は一般式(ロ) 〔式中、R3,R4およびR5はそれぞれ前述と同じ意
味を有する。
〕で示されるアルコールと一般式(m) 〔式中、R,およびR2はそれぞれ前述と同じ意味を有
する。
〕で示されるカルボン酸またはその反応性議導体とを必
要に応じて適当な反応助剤の存在下反応させ2ることを
特徴とする前記一般式(1)で示されるシクロプロパン
カルボン酸ェステルの製造法である。
ここでいうカルボン酸の反応性議導体とは、酸ハラィド
、酸無水物または塩を指すものとする。
本発明‘3’‘ま前記一般式(1)で示されるシクロプ
ロパンカルボン酸ェステルを有効成分として含有するこ
とを特徴とする毅虫、殺ダニ剤である。シクロプロパン
カルボン酸ェステル系の殺虫剤としては、今までに各種
のものが知られており、除虫菊成分のなかにも数種のも
のが存在する。今日使用されている多くの殺虫剤のなか
で、これら除虫菊成分が殺虫効力の隣れていることに加
え、人畜に対する毒性の低さと寄虫に対する速効性さら
には耐薬剤性を生じさせ難いこと等の殺虫剤としての優
秀性の故に、衛生害虫および農園芸害虫防除に広く用い
られてきた。しかしその反面、高価なために使用に際し
、経済的な面から適用範囲に限界がある等の欠点もあり
、これまで多くの研究者により多数の類縁化合物が合成
されてきたが、その広範な適用や効力と価格との関係に
おいて天然ピレトリンあるいはアレスリンに勝る例はき
わめて少ない。害虫防除剤として最も肝要なことは、遠
かに目的害虫を落下仰転させることと、致死させること
によってその筈を防ぐことにある。本発明者等は先に述
べた好ましい特徴を持った殺虫剤を探索すべく研究の結
果、衛生害虫に優れたノックダウン効果と殺虫効力を有
し、しかも合成容易な一般式(1)で示される新しいシ
クロプロパンカルボン酸ェステルを見出し、実用に供し
得ることを確認して本発明を完成したのである。
本発明になる一般式(1)によって示されるシクロプロ
パンカルボン酸ェステルは新規化合物であって、代表例
を示せば次のとおりであるが、もちろん本発明化合物が
これらの例示のみに限定されるものではない。なお、上
記一般式(1)で示されるェステルには立体構造に基づ
く立体異性体および不斉炭素原子に基づく光学異性体が
存在するが、これ等のェステルも全て本発明に含まれる
化合物番号 化合物名 槽性値(n客)(11
1ーエチニルー2−(メトキシイミノ) 一n−プロピル2′, 2ージメチルー3′− (2−メチル一1− プロベニル)シクo プロ/ゞンカルボキシ レート 1.4822【2
1 1ーエチニルー2一(メトキシイミノ) −nープロピル2, 2−ジメチル−3一 (2ーメトキシカル ボニルー1一プロべ ニル)シクロプロパ ンカルボキシレート 1.4937 {3} 1−エチニル−2一 (2ーシクロベンテ ンー1ーイルオキシ イミノ)一n−プロ ピル2′,2′ージメチ ルー3′一(2,2ー ジクロロビニル)シ クロプロパンカルポ ′キシレ−ト 1.5187(41
‐1ーエチニルー2ーリ(8一クロルエトキ シイミノ)一n−プ ロピル2′,2′ージメ チル−3′一(2,2 ージブロモビニル) シクロプロ/ぐンーカ ルポキシレート 1.5212 (5} 1−エチニル−2− (エトキシイミ/) −エチル2,2ージ メチル一3−(2, 2−ジクロルピニ ル)シクロプロパン 力ルボキシレート 1.49斑 ‘61 1ーエチニルー2一 ・(8ー
メトキシエトキシイミノ)−n− プロピル2′,2′ージ メチル一3−(2− メトキシメチル−1 ープロベニル)シク oフ。
ロ/ぐンーカルボキシレート 1
.4921‘71 1ーエチニルー2−(アリロキシ
イミ ノ)−nープロピル 2,2′,3′,3′ーテ トラメチルシクロプ ロ/ぐンカルボキシレ ート 1.4793‘8)
1ーエチニルー2−(アリロキシイミ ノ)−n−プロピル 2,2′−ジメチル− 3−(2−メチル一 1−ブロベニル)シ クoプロパンーカル ポキシレート 1.4886(9}
1−エチニルー2一(アリロキシイミ ノ)一n−プロピル 2,2′−ジメチル− 3一(2,2ージク ロルピニル)シクロ プロパンカルボキシ レート 1.502900
1ーエチニルー2一(アリロキシイミ /)−nープロピル 2,Z−ジメチル− 3−(2,2ージブ ロムビニル)シク。
プロパンカルボキシ レート 1.5144(11
) 1ーエチニル−2−(プロパルギロキ シイミ/)一nープ ロピルZ,2,3′, 33′ーテトラメチル シクロプロパンカル ボキシレート 1.4874(12)
1ーエチニルー2一(プロパルギロキ シイミノ)一nープ ロピル2′,2′−ジメ チルー3′一(2ーメ チルー1−プロベニ ル)シクロプロパン −力ルボキシレート 1.4997 (13) 1ーエチニルー2 一(プロパルギロキ シイミノ)一nープ ロピルZ,2′ージメ チル−3′−(2,2 −ジクロルビニル) シクロプロパンーカ ルボキシレート 1.5135 (IQ 1−エチニル−2 一(プロパルギ。
キシイミノ)一n−プ ロピル2′,2′ージメ チルー3′−(2,2 ージブロムビニル) シクロフ。
〇/ぐンカルボキシレ−ト 1.52
51(15) 1−エチニル−2一(プロパルギロキ シイミノ)一nープ ロピル2′,2−ジメ チル−3−シクロべ ンチリデンメチルシ クロプロパンカルボ キシレート 1.5048(16
) 1−エチニルー2一(プロパルギロキ シイミノ)一nープ ロピル2,2′ージメ チル−3−(2−〆 トキシカルボニルー 1ープロベニル)シ クロプロパンーカル ボキシレート 1.5106(17)
1−エチニルー2一(アリロキシイミ ノ)一nープロピル 2,2′ージメチル− 3一(2ーメトキシ メチル一1一プロべ ニル)シクロプロパ ンカルボキシレート 1.5039 (18) 2−アリロキシイ ミノーn−プロピル 2,2′ージメチル− 3一(2,2−ジク ロルビニル)シク。
フ。
ロ/ぐンカルボキシレート
1.4944(19) 2ープロパルギロキシイミノ
ーnープ ロピル2,2−ジメ チルー3′−(2−〆 チル−1ープoベニ ル)シクロプロパン 力ルボキシレート 1.4876 (20) 2ープロパルギロ キシイミノーnープ ロピル2′,2′−ジメ チルー3′一(2,2 ージクロルビニル) シクロプロパンカル ボキシレート 1.4995(21)
1ーヱチニル−2−(アリロキシイミ ノ)−エチル2′, 2−ジメチルー3′一 (2,2ージクロル ビニル)シクロプロ ノぐンカルボキシレー ト 1.5012(22
) 1ーエチニルー2−(プロパルギロキ シイミノ)ーエチル 2,2′−ジメチル− 3一(2,2ージク ロルピニル)シクロ プロ/ぐンカルボキシ レート 1.5118(23)
1−エチニル−2−(プロパルギロキ シイミノ)一nープ ロピル2′,2′ージメ チルー3′一(2,2 ージクロルビニル) シクロプロ/ぐンカル ボキシレート 1.5153(2の
1−エチニル−2−(アリロキシイミ ノ)−nープロピル 2,2′−ジメチルー ゴー(2,2ージフ ルオルピニル)シク ロプロ/ぐンカルボキ シレート 1.4732(25)
1ーエチニル−2−(プロパルギロキ シイミノ)一nープ ロピル2,2′ージメ チル−3′一(2,2 ージフルオルビニ ル)シクロプロパン 力ルボキシレート 1.4708 (26) 1−エチニル−2 −(2−シクロヘキ セン−1−イルオキ シイミノ)一n−フ。
ロピル2,2−ジメ チル−3′一(2,2 −ジクロルビニル) シクロプロパンカル ボキシレート 1.5210(27)
1−エチニル−2−(ベンジルオキシ イミノ)−n−プロ ピル2,2′−ジメチ ルー3′−(2,2− ジクロルビニル)シ クロプロパンカルボ キシレート 1.5367(28
) 1−ヱチニル−2−(ベンジルオキシ イミノ)ーエチル 2′,2′ージメチル− 3一(2,2−ジク ロルビニル)シクロ フ。
ロ/ぐンカルボキシレート
1.5341本発明化合物の製造方法をさら詳しく述べ
ると次のとおりである。
すなわち一般式(n)のアルコールと一般式(皿)のカ
ルボン酸を用いるときは、反応は脱水条件下で達成され
る。
すなわちジシクロヘキシルカルボジィミドのような脱水
剤を加え、適当な不活性溶媒中で室温または加溢して反
応させて、収率よく目的のェステルを得ることができる
。また一般式(m)のカルボン酸の反応性誘導体として
酸のハラィドを用いるときは、ピリジン、トリェチルア
ミン等の有機第三級塩基を脱酸剤として用し・て一般式
(0)のアルコールと反応させ、室温で十分目的が達成
される。この場合に用いる酸ハラィドとしては本発明の
範囲内において任意のものでよいが、通常は酸クロリド
が用いられる。また反応に際して溶媒の使用は反応を円
滑に進めるために好都合であり、ベンゼン、トルェンあ
るいは石油ベンジンなどの不活性溶媒が通常用いられる
。さらに一般式(m)のカルボン酸の反応性誘導体とし
て酸無水物を用いるときは反応助剤を特に必要とせず、
一般式(ロ)のアルコールと室温で反応させて目的を達
成することができる。この際加温は反応を促進する上で
、またトルェン、キシレンのような不活性溶媒の使用は
反応を円滑に推進する上で好都合であるが、ともに不可
欠というわけではない。また、一般式(ロ)で示される
アルコールのハラィドを用いて一般式(1)で示される
ェステルを得る方法については、反応相手の一般式(m
)で示されるカルボン酸はアルカリ金属塩または有機第
3級塩基の塩として用いるか、あるいは有機第3級塩基
を反応時にカルボン酸と同時に加えてもよい。
この方法においては、ベンゼン、アセトンのような不活
性溶媒を使用し、それらの溶媒の沸点または沸点近くま
で加熱するのが反応遂行上望ましい。この場合に用いら
れるアルコールのハラィドの形態としては塩化物である
ことが一般であるが、たとえば臭化物等他のハラィドも
任意に用いうる。一般式(0)で示されるアルコールの
アリールスルホネートを用いて一般式(1)で示される
ェステルを得る方法については、この場合の反応相手お
よび反応条件は上述のアルコールのハラィドを用いる場
合と同機である。
アリールスルホネートとしては一般にトシレートがよく
用いられる。本発明において用いられる一般式(0)の
アルコール、さらに一般式(1)のヱステルは文献未記
載の新規化合物であってこの中には不斉炭素原子に基づ
く光学異性体が存在するが、これらは全て本発明に含ま
れる。一般式(0)で示されるアルコールのハラィドは
、アルコールをたとえばチオニルハライドまたはリンハ
ライドを用いてハロゲン化することにより、またアリー
ルスルホネートはアリールスルホクロリドと反応させる
ことによりそれぞれ容易に得られる。
また一般式(m)のカルボン酸の反応性誘導体、すなわ
ち酸ハラィド、酸無水物および塩は公知の方法、たとえ
ば第一菊酸に用いられる方法等に従ってカルボン酸より
容易に変換し得る。本発明に用いられる一般式(0)の
アルコールおよび一般式(m)のカルポン酸の代表例を
示せば次のとおりであるが、もちろん本発明がこれ等の
例示のみに限定されるものではない。
(アルコール) 1−エチニル−2ーメトキシイミノーnープロピルアル
コール1ーヱチニル−2−(8ークロルエトキシイミノ
)一nープロピルアルコール1−エチニル−2−エトキ
シイミノーエチルア/レコ−−′レ1ーエチニルー2一
(8ーメトキシエトキシイミノ)−nープロピルアルコ
ール2一(アリロキシイミ/)一n−プロピルアル2一
(プロパルギロキシイミノ)−nープロピ′レア′レコ
ー′レ1ーエチニルー2一(アリロキシイミノ)一nー
フ。
ロピ′レアルコー′レ1ーヱチニル−2一(プロパルギ
ロキシイミノ)一n−プロピルアルコール1ーエチニル
ー2一(アリロキシイミ/)ーエチルアルコール1ーエ
チニルー2一(プロパルギロキシイミ/)ーエチルアル
コール1ーヱチニルー2一(プロパルギロキシイミノ)
一nーブチルアルコール1ーエチニルー2一(2−シク
ロベンテンー1−イルオキシイミノ)−nープロピルア
ルコー′レ1ーエチニルー2一(2ーシクロヘキセンー
1ーイルオキシイミ/)一nープロピルアルコーノレー
−1ーエチニルー2一(ベンジルオキシイミ/)一nー
プロピルアルコール(酸) 2,2,3,3ーテトラメチルシクロプロパンカルボン
酸2.2−ジメチルー3一(2ーメチルー1−ブロベニ
ル)シクロプロパンカルボン酸2,2ージメチルー3−
(2,2ージクロルビニル)シクロプロパンカルボン酸
2,2−ジメチルー3一(2,2ージブロムビニル)シ
クロプロパンカルボン酸2,2ージメチルー3−シクロ
ベンチリデンメチルシクロプロパンカルボン酸2,2−
ジメチル−3一(2−メトキシメチルー1ープロベニル
)シクロプロパンカルボン酸2,2ージメチル−3一(
2−メトキシカルボニルー1−プロベニル)シクロプロ
パンカルボン酸2,2ージメチルー3−(2,2ージフ
ルオルビニル)シクロブロパンカルボン酸一般式(1)
で示される本発明化合物は、人畜に対し低毒性であり、
一方衛生害虫である/・ェ、蚊、ゴキブリ等のほか、ウ
ンカ類、ョコバィ類、ョトウ類、コナガ、ハマキ類、ア
ブラムシ類、メィ虫類、ハダニ類等の農業害虫、コナダ
ニ、ノシメコクガ、コクゾゥ等の貯穀害虫さらには動物
寄生性のシラミ、ダニの防除にもきわめて有効であり、
その他の害虫にも有効である。
さらに本発明化合物は単に害虫をノックダウンさせ、死
にいたらせるばかりでなく、忌避性を有し、害虫をホス
トから忌避させる効果も有しており、各種の剤型で実用
に供し得るものである。本発明化合物がすぐれたもので
あることをより明確にするために次に代表例について実
験例を示すが、他の一般式(1)で示される化合物も同
様の額向にある。
実験例 1 下記本発明化合物の各々を脱臭灯油にて0.5%油剤に
調製する。
カンベルのターン・テーブル装置〔ソープアンドサニタ
リーケミカルス14巻地.6 119(1938)〕に
より、得られた各々の油剤を5の‘宛階霧し、噴霧後2
硯段・経過後シャッターを開き、降下贋霧にイエバエ成
虫1群100匹を10分間暴露させた後、ノックダウン
虫を観察し、ノックダウン虫率を求めた。
その後、イエバエを観察用ケージに移し、餌を与え室温
で2岬時間放置後、生死を観察して死虫率を求めた。
実験例 2 下記本発明化合物および対照化合物の各々を脱臭灯油に
て各供試濃度の油剤を調製する。
カンベルのターン・テーブル装置〔ソープアンドサニタ
リ−ケミカルス14巻No.6 119により各々の
油剤を5机宛噴霧し、鰭霧後2の砂経過後シャッターを
開き、降下増霧にイエバエ成虫一群約100匹を1■ふ
間暴露させた後、イエバエを観察用ケージに移す。
その/・ェは、餌を与えて室温で24時間放置後、生死
を観察して死虫率を算出する。その結果よりLC50値
(50%致死濃度)を求めた。実験例 3 下記本発明化合物および対照化合物の各々20部、ソル
ポールSM−200(東邦化学登録商標名)2の部、キ
シロール6の郡を濃浮浪合し、各々の20%乳剤を調整
する。
直径8.5肌のポットに播種後20日を経過した稲苗を
約20本生育させ、上記によって得られた各々の乳剤の
水による40M音稀釈液を1ポット当り10机の割合で
散布し、風乾後金ァミで覆う。
そして、散布1日後および6日後に、ヒメトビゥンカ成
虫約20匹を放ち、それぞれ2独特間後にその圧死を観
察し、死虫率を求めた。一般式(1)で示される本発明
化合物を殺虫、殺ダニ剤として調整するに当っては、従
来のビレスロィドと同様に一般殺虫剤用希釈助剤を用い
て当業技術者の熟知する方法によって油剤、乳剤、粉剤
、エアゾール、水和剤、粒剤、蚊取線香その他の加熱、
非加熱煤蒸剤および害虫の好む餌等諌引性物質を添加し
た議殺性の粉剤、固型剤等、その他任意の剤型にするこ
とができ実用に供することができる。さらにこれらの化
合物は2種以上の配合使用によって、より優れた殺虫力
を発現させることも可能であり、さらにビレスロィド用
共力剤であるQ一〔2−ブトキシエトオキシ)エトオキ
シ〕一4,5−メチレンジオキシー2ープロピルトルエ
ン{ピベロニルブトキサィドと称する}、1,2−メチ
レンジオキシー4−〔2−(オクチルサルフイニル)プ
ロピル〕ベンゼン{サルホキサイドと称する}、4−(
3,4−メチレンジオキシフエニル)一5−メチル一1
,3ージオキサン{サフロキサンと称する}、N−(2
ーェチルヘキシル)ーヒシクロ〔2,2,1〕へプター
5ーエン−2,3−ジカルボキシイミド{MGK−26
4と称する}、オクタクロロジプロピルェーテル{S−
421と称する}、インポルニールチオシアノアセテー
ト{サーナィトと称する}等、その他のアレスリン、ピ
レトリンに対して有効な既知の共力剤と混合使用するこ
とによって、その殺虫効果を増強することもできる。
なお、一般にカルボン酸ヱステルは光、熱、酸化等に対
安定性が欠ける嫌いがあるので酸化防止剤あるいは紫外
線吸収剤たとえばBHT,BHAのようなフェノール誘
導体、ビス・フェノール譲導体またフェニル−Q−ナフ
チルアミン、フェニルー8−ナフチルアミン、フエネチ
ジンとアセトンの縮合物等のアリールアミン類あるいは
ペンゾフヱノン系化合物類を安定剤として適量加えるこ
とによって、より効果の安定した組成物を得ることがで
きる。
また他の生理活性物質、たとえばアレスリン、N一(ク
リサンセモキシメチル)−3,4,5,6−テトラヒド
ロフタルィミド{以下テトラメスリンと称する}、5−
ペンジル−3−フリルメチルクリサンセメート{以下ク
リスロン(住友化学登録商標名)と称する}、3ーフェ
ノキシベンジルクリサンセメート、5ープロパルギルフ
ルフリルクリサンセメート、2ーメチル−5ープロパル
ギルー3−フリルメチルクリサンセメートおよびこれら
のd−トランス第一菊酸ェステル、d−シス・トランス
第一菊酸ェステルあるいは除虫菊エキス、d−アレスロ
ロンのd−トランス第一菊酸またはdーシス・トランス
第一菊酸ヱステル、その他既知のシクロプロパンカルボ
ン酸ェステルのほか、DDT,BHC,メトキシクロー
ルなどの有機塩素系殺虫剤、0,0−ジメチル−○−(
3−メチル−4ーニトロフエニル)ホスホロチオエート
{スミチオン(住友化学登録商標名)と称する}、0,
0ージメチル−0一4−シアノフエニールホスホロチオ
ェート{サィアノックス(住友化学登録商標名と称する
)}、0,0−ジメチル−○−(2,2ージクロルビニ
ル)ホスフエート{DDVPと称する}、バィジット、
ビニフェート、マラソン、サリチオン(住友化学登録商
標名以下同じ)、パプチオン、サィアノツクス(住友化
学登録商標名以下同じ)、ディブテレックス、ダイアジ
ノンなどの有機リン系殺虫剤、1−ナフテルNーメチル
カーバメート、3,4ージメチルフエニル Nーメチル
力−バメート、3,5ージメチルフヱニル N−メチル
カー/ゞメート、2ーイソプロポキシフエニル Nーメ
チルカーバメート、S−メチル−N−(メチルカルボモ
イロキシ)チオアセトィミデートなどのカーバメート系
殺虫剤、N′−(2−メチル−4−クロロフェニル)一
N,N−ジメチルホルムアミジン、1,3−ビス(力ル
バモイルチオ)2一(N,N−ジメチルアミノ)−プロ
パンヒドロク。
リド、その他の殺虫剤あるいは殺虫剤、殺ネマ剤、殺ダ
ニ剤、植物生長調整剤、BT剤、BM剤等の微生物農薬
、昆虫ホルモン除草剤、肥料その他の農薬等と混合する
ことによって効力のすぐれた多目的組成物を作ることも
できそれらとの配合による効力の相乗効果も期待できる
。次に本殺虫、殺ダニ剤の製剤例をあげる。
製剤例 1 本発明化合物(13),(15)の各々0.1部を各々
白灯油に溶解し、全体を10碇部とすれば各々の油剤を
得る。
製剤例 2 本発明化合物(20),(23),(25)および本発
明化合物(10),(12)の各々dートランス酸体の
各々0.05部に各々ヒベロニルブトキサィド0.25
部を加えて白灯油に溶解し、全体を10の邦とすれば各
々の油剤を得る。
製剤例 3 本発明化合物【1}〜(28)の各々2峠部、それらに
各々ソルポールSM−200(東邦化学登録商標各)1
5部、キシロール65部を加え、これらをよく渡洋混合
溶解すれば各々の乳剤を得る。
製剤例 4 本発明化合物糊,(13),(18),(22),(2
5)の各各dクートランス酸体の各々10部、それらに
各々S一421を2の部、ソルポールSM−200(前
述と同じ)15部、キシロール55部を加え、これらを
よく縄梓混合熔解すれば各々の乳剤を得る。
製剤例 5本発明化合物(13)0.1部、テトラメス
リン0.2部、キシロール7部、脱臭灯油7.7部を混
合溶解する。これをエアゾール容器に充填し、バルブ部
分を取り付けた後、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化
石油ガス)85部を加圧充填すればエアゾールを得る。
製剤例 6 本発明化合物(12),(23)のd夕−トランス酸体
0.3部、テトラメスリン0.1部、キシロール7部、
脱臭灯油7.6部を混合溶解する。
また本発明化合物皿のd−トランス酸体0.3部、テト
ラメスリン0.1部、キシロール7部、脱臭灯油7.6
部を混合熔解する。これらを各々エアゾール容器に充填
し、製剤例5と同様にすれば各々のエアゾールを得る。
製剤例 7 本発明化合物(15)のd−トランス酸体0.2部、ア
レスリンのdートランス第一菊酸ヱステル0.1部、キ
シロール7部、脱臭灯油7.7部を混合溶解する。
これをエアゾール容器に充填し、製剤例5と同様にすれ
ばエアゾールを得る。製剤例 8 本発明化合物■,(13),(17),(24)を各々
d夕−トランス酸体0.薄に各々BHTO.5gを加え
メタノール20の‘に熔解し、各々蚊取線香用担体(タ
ブ粉:粕粉:太粉を3:5:1の割合で混合)9繋と均
一に礎杵混合し、メタノールを蒸発させた後、水150
Mを加え充分練り合せたものを成型乾燥すれば各々の蚊
取線香を得る。
製剤例 9 本発明化合物(13),(25)の各々d夕−トランス
酸体0.1鴇に各々アレスリンのd−トランス第一菊酸
ェステル0.礎を加えメタノール20の‘に溶解し、蚊
取線香用担体(前述に同じ)99.65gと均一に糟梓
混合し、メタノーを蒸散させた後、水150私を加え充
分に練り合せたものを成型乾燥すれば各々の蚊取線香を
得る。
製剤例 10 本発明化合物(24)のdートランス酸0.1gおよび
本発明化合物(25)のdクートラソス酸体0.1gに
各々BHTO.1g、ピベロニルブトキサド0.1gを
加え、適量のクロロホルムに溶解し、3.5cの×1.
5肌、厚さ0.3肌の炉紙に均一に吸着させる。
かくして各々の電熱板上加熱繊維煙蒸組成物が得られる
、織総担体として炉紙等のバルブ板のほか石綿等同等を
もつものを使用することができる。製剤例 11 本発明化合物(13),(14)の各々dーシス、トラ
ンス酸体0.0蟹に5ープロパルギルフルフリルーdク
ーシス、トランスクリサンセメート0.0舷,BHTO
.1gを加え適量のクロロホルムに溶解し、3.5cの
×1.5弧、厚さ0.3肌の炉紙に均一に吸着させる。
かくして電熱坂上加熱繊維嬢蒸組成物が得られる製剤例
12 本発明化合物【4ー,‘9},{10,(11),(1
4),(23),(27)の各々2の都‘こスミチオン
(前述に同じ)10部を加え、ッルボ−ルSM−200
(前述に同じ)5部をよく混合し、300〆ッシュ珪漠
士65部を加え横債器中にて充分雛梓混合すれば各々の
水和剤を得る。
製剤例 13 本発明化合物(10,(13),(15)の各々1部に
各々1ーナフチル N−メチルカーバメート2部を加え
アセトン2碇部‘こ熔解し、300メッシュタルク97
部を加え櫨債器中にて充分礎梓混合した後、アセトンを
蒸発除去すれば各々の粉剤を得る。
製剤例 14本発明化合物{1)〜(28)の各々3部
に各々トョリグニンCT(東洋紡登録商標名)5部とG
SMクレー(ジークラィト賎業登録商標名)92部を加
え、橘濃器中にて充分に灘梓混合する。
ついで水をこれら混合物の10%量加え、さらに櫨梓混
合して造粒機によって製粒し、通風乾燥すれば各々の粒
剤を得る。
製剤例 15 本発明化合物01,(3},‘7),(13),(20
),(28)の各々2部に各々サィアノックス(前述に
同じ)2部、トョリグニンCT(東洋紡登録商標名)5
部にGSMクレー(ジークラィト磯業登録商標名)91
部を加え、橘濃器中にて充分に縄梓混合する。
ついで水をこれら混合物の10%量加え、さらに礎拝混
合して微粒剤用造粒機によって製粒し、通風乾燥すれば
各々の微粒剤を得る。
製剤例 16 本発明化合物(14),(25)の各々d−トランス酸
体0.1部、アレスリンのdートランス酸体0.2部、
脱臭灯油11.7部と乳化剤アトモス300(アトラス
ケミカル社登録商標名)1部とを混合し、純水5礎郡を
加えて乳化させたのち脱臭ブタン、脱臭プロパンの3:
1混合物35部とともにエアゾール容器に充填すればウ
オーター・ベースエアゾールを得る。
次に、本発明ェステルの製造法および殺虫、殺ダニ効力
について、以下実施例をあげてさらに詳細に説明する。
まず、合成の実施例を標準操作法であげる。A アルコ
ールとカルボン酸ハラィドとの反応による方法アルコー
ル0.05モルを3倍客の乾燥ベンゼンにとかし、ピリ
ジン0.075モルを加え、一方カルボン酸クロリド0
.053モルを乾燥ベンゼン3倍客にとかし、先の溶液
に一度に加える。
一夜密栓して室温に放置したのち水少量を加えて析出し
ているピリジン塩酸塩を溶解させて水層を分液する。有
機層を5%塩酸水、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液およ
び飽和食塩水にて順次洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥
したのちベンゼンを蟹去し、残留物を減圧蒸留、または
シリカゲル、アルミナ等を用いてのカラムクロマトグラ
フ等の手段により精製して目的のヱステルを得る。B
アルコールとカルボン酸との脱水反応による方法アルコ
ールおよびカルボン酸それぞれ0.05モルをベンゼン
3倍客にとかして混合し、これにジシクロヘキシルカル
ボジイミド0.08モルを加え一夜密栓放置する。
翌日2時間加熱還流し、反応を完結させたのち冷却し、
析出したジシクロヘキシル尿素を炉別し、その後標準操
作Aと同様の後処理をおこなって目的物を得る。C ア
ルコールとカルボン酸無水物との反応による方法アルコ
ール0.05モルをトルェン3倍客にとかし、これにカ
ルボン酸無水物(カルボン酸と無水酢酸とから合成)0
.05モルを加え10000に3時間加熱反応させたの
ち蒸留または5%水酸化ナトリウム水溶液で中和するこ
とによって劉生したカルボン酸を回収し、以下標準操作
Aと同様の後処理をおこなって目的物を得る。
D アルコールのハラィドとカルボン酸との反応による
方法アルコールのハラィド0.05モルとカルボン酸0
.06モルを3倍客のアセトンにとかし、15〜20℃
に保温して燈拝しながらトリェチルアミン0.08モル
をアセトン3倍客にとかした液を徐々に滴下する。
滴下終了後2時間還流して反応を終り、冷後析出したト
リェチルアミン塩酸塩を炉別し、炉液からアセトンを蟹
去する。残留液にベンゼン3倍客を加え以下標準操作A
と同様に後処理して目的のェステルを得る。E アルコ
ールのアリールスルホネートとカルボン酸塩との反応に
よる方法アルコールのトシレート0.05モルをアセト
ン3倍客にとかし、これにカルボン酸ナトリウム(カル
ボン酸と水酸化ナトリウムの等モルを水中で反応させ、
水を蟹去乾固して合成)0.06モルを室温中よく燈拝
しながら徐々に加え、添加後3粉ご間還流して反応を完
結させる。
冷後析出した固型物を炉別し、炉液からアセトンを留去
する。残留物をベンゼン3倍客にとかして、以後標準操
作Aと同様に後処理して的物を得る。上記の操作に基づ
いて実施した結果を次に表に示す。霊 声 布 霊 盤 実施例 15 カンベルのターン・テーブル法〔ソープ アンド サニ
タリイ ケミカルス Vol.4 No.6 119頁
(1938)〕により、イエバエ成虫一群約100匹を
使用して製剤例1および2によって得られた各油剤の5
のとスレーし、10分間降下噴霧に曝露すれば翌日には
いずれの油剤によっても80%以上のハェを殺虫するこ
とができた。
実施例 16 製剤例3によって得られた乳剤を水で20万倍に希釈し
、その液2そを23×30弧、深さ6肌のスチロール製
ケースに入れ、アカィェカ終令幼虫約100匹を放てば
、翌日にはいずれもアカイェ終令幼虫を90%以上殺虫
することができた。
実施例 17 5万分の1のワグネルポツトに播種後45日を経過した
稲を生育させ、製剤例3によって得られた各々の乳剤の
水による200倍希釈液を10の【/ポットの割合でス
プレーする。
それを金網で覆い、その中にッマグロョコバイ成虫約3
0匹を放てば1日後には、そのッマグロョコバィを90
%以上殺虫することができた。
実施例 18径14c双の腰高ガラス・シャーレ‘こハ
スモンョトウの3〜4令幼虫を10頭入れ、散布塔で製
剤例4によって得られた乳剤の水による20の音希釈液
1羽をスプレーする。
その後あらかじめ飼料を入れた腰高シャーレに放置すれ
ばいずれの乳剤によっても2日後にはョトウを90%以
上殺虫することができた。
実施例 19 製剤例5,6,7,16によって得られた各エアゾール
のイエバエ成虫に対する殺虫効力をビートグラディーチ
ャンバー(6フィート立方)を使用するエアゾール試験
法〔ソープ・アンド・ケミカル・スベツシヤリテイーズ
・フルーブツク(1965)記載の方法)により試験し
た。
その結果、いずれのエアゾールによっても噴射後18分
で80%以上のハヱをノックダウンさせることができ、
翌日には70%以上のハェを致死させることができた。
実施例 20 (70cの)3 のガラス箱内にアカィェカ成虫約50
匹を放ち、電池式小型扇風機(羽根の径13九)を箱内
に設置し、回転させる。
そこへ製剤例8,9によって得られた各々の蚊取線香0
.1gの一端に点火したものがガラス箱内に入れ中央底
部に贋仇ま、いずれの蚊取線香によっても20分以内に
90%以上のアカィェカをノックダウンさせることがで
き、翌日には80%以上のアカィヱカを致死させること
ができた。
実施例 21 (70仇)3 のガラス箱内にイエバエ成虫約50匹を
放ち、電池式小型扇風機(羽根の径13弧)をチャンバ
ー内に設置し、回転させる。
そこへ製剤例10,11によって得られた加熱嬢蒸用組
成物を電熱板上に置き、チャンバー内で加熱嬢蒸すれば
20分以内に90%以上の/・ェをノックダウンさせる
ことができた。
実施例 22 3寸植木鉢に鉢当り約20本の稲苗を本葉3〜4葵期に
生育させ、ターン・テーブルで製剤例12によって得ら
れた水和剤の水による20M音希釈液を散布する。
風乾後金網かごで覆い、その中にヒメトビウンカ成虫を
20〜30匹放ち、2岬時間後に生死を観察した。その
結果いずれも80%以上の致死率を示した。実施例 2
3 製剤例13によって得られた各々の粉剤を直径14肌の
腰高ガラスシャーレ底面に滋/〆の割合で均一に散布し
、底部約1のを残してバターを壁面に塗布する。
その中にチャバネゴキプリ成虫一群10匹として放ち、
30分間接触後3日目には倒伏したゴキブリの90%以
上を殺虫することができた。
実施例 24 14そ容ポリバケツ内に水10でを入れ、その中に製剤
例14,15によって得られた各粒剤1gを投入夕する
1日経過後水中にアカィェカ終令幼虫約100匹を放ち
、生死を観察した結果2独特間以内にアカィェ幼虫を9
0%以上殺虫することができた。
実施例 2510方分の1アールのワグネルポツトにイ
ネを分0ムナつ期まで生育させ水深を5弧に保つ。
その中へ製剤例14によって得られた粒剤を10k9/
1位になるように入れ金網かごで覆い、その中にヒメト
ビゥンカ成虫を放ち、2幼時間後に観察したところいず
れの粒剤によっても90%以上のヒメトビゥンカを殺虫
することができた。実施例 26 製剤例2によって得られた油剤をィンセクト・フオーガ
ー(米国Burgess Vibrocrafte岱,
INC.製)によって、あらかじめ約500匹のイエバ
エを放ったビート・グラデイーテャンバ−内に3gを煙
霧した結果、30分後には90%以上の/・ェをノック
ダウンさせることができた。
実施例 27 ビニ−ルハゥス内に白菜を生育させョトウムシ、アオム
シおよびコナガを人為的に寄生させた後、そのビニール
ハウス(高さ2h)を30〆ずつに区切り、製剤例12
によって得られた水和剤1雌を加熱煙霧器(サーチ)に
入れて湊煙したところ、いずれも被害の広がりはほとん
ど認められなかつた。
実施例 28 播種後9日を経過した鉢楯ウズラ豆(二葉期)に、一葉
当り10〜15匹のニセナミハダニの雌を寄生させ、一
週間27q0の恒温室で放置すれば種々の生育ステージ
のハダニが多数繁殖する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は水素原子またはメチル基のいずれかを
    表わし、R_2はR_1がメチル基の場合は、メチル基
    をR_1が水素原子の場合は次の基を表わす。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここでX_1,X_2は同一または相異つて、水素原子
    、弗素原子、塩素原子、臭素原子、低級アルキル基、低
    級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシメチル基を
    表わし、さらにX_1とX_2とが末端で結合して環を
    形成する場合も含まれる。 R_3は水素原子またはエチニル基のいずれかを表わし
    、R_4は水素原子または低級アルキル基のいずれかを
    表わす。 R_5はハロゲン原子で置換されていてもよい低級アル
    キル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、シクロ
    アルケニル基、アラルキル基または低級アルコキシアル
    キル基のいずれかを表わす。〕で示されるシクロプロパ
    ンカルボン酸エステル。 2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は水素原子またはメチル基のいずれかを
    表わし、R_2はR_1がメチル基の場合は、メチル基
    を、R_1が水素原子の場合は、次の基を表わす。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここでX_1,X_2は同一または相異つて、水素原子
    、弗素原子、塩素原子、臭素原子、低級アルキル基、低
    級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシメチル基を
    表わし、さらにX_1とX_2とが末端で結合して環を
    形成する場合も含まれる。 〕で示されるシクロプロパンカルボン酸またはその反応
    性誘導体と一般式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_3は水素原子またはエチニル基のいずれか
    を表わし、R_4は水素原子または低級アルキル基のい
    ずれかを表わす。 R_5はハロゲン原子で置換されていてもよい低級アル
    キル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、シクロ
    アルケニル基、アラルキル基または低級アルコキシアル
    キル基のいずれかを表わす。〕で示されるアルコールと
    を反応させることを特徴とする一般式▲数式、化学式、
    表等があります▼ 〔式中、R_1,R_2,R_3,R_4およびR_5
    は前記と同様の意味を有する。 〕で示されるシクロプロパンカルボン酸エステルの製造
    方法。 3 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は水素原子またはメチル基のいずれかを
    表わし、R_2はR_1がメチル基の場合はメチル基を
    、R_1が水素原子の場合は次の基を表わす。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここでX_1,X_2は同一または相異つて、水素原子
    、弗素原子、塩素原子、臭素原子、低級アルキル基、低
    級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシメチル基を
    表わし、さらにX_1とX_2とが末端で結合して環を
    形成する場合も含まれる。 R_3は水素原子またはエチニル基のいずれかを表わし
    、R_4は水素原子または低級アルキル基のいずれかを
    表わす。R_5はハロゲン原子で置換されていてもよい
    低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基
    、シクロアルケニル基、アラルキル基または低級アルコ
    キシアルキル基のいずれかを表わす。〕で示されるシク
    ロプロパンカルボン酸エステルを有効成分として含有す
    ることを特徴とする殺虫、殺ダニ剤。
JP52008026A 1977-01-26 1977-01-26 シクロプロパンカルボン酸エステル、その製造法およびそのエステルからなる殺虫、殺ダニ剤 Expired JPS6034537B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0528357Y2 (ja) * 1988-07-29 1993-07-21

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