JPS6034431B2 - 複合塗膜形成方法 - Google Patents

複合塗膜形成方法

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JPS6034431B2
JPS6034431B2 JP14863378A JP14863378A JPS6034431B2 JP S6034431 B2 JPS6034431 B2 JP S6034431B2 JP 14863378 A JP14863378 A JP 14863378A JP 14863378 A JP14863378 A JP 14863378A JP S6034431 B2 JPS6034431 B2 JP S6034431B2
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JP
Japan
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urethane
paint
composite coating
present
undercoat
Prior art date
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Expired
Application number
JP14863378A
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English (en)
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JPS5575762A (en
Inventor
照雄 渋谷
泰一 木村
孝士 皆川
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタールェポキシ塗料、タールウレタン塗料等を
下塗り塗装し、更にその上にウレタン系弾性塗料を塗装
した新規な複合塗装システムに関する。
現在、タールェポキシ塗料、タールウレタン塗料等は耐
食性、密着性等にすぐれ、かつ比較的廉価であるので、
各種鉄鋼構造物、鋼管内外面等の防食塗料として賞用さ
れている。
しかし、これ等は塗膜それ自体硬質膜であり、又、比較
的薄く塗装されるので、衝撃ないし摩耗等により塗膜損
傷を受けやすい場合、例えばパイプの外面塗装の場合に
は、ガラスクロス、ガラスマット等を巻きつつタールェ
ポキシ塗料等を塗装する等の方法が採用されていた。
しかし、かかるガラスクロス等を巻き込む方法は、例え
ば異型管等、被塗物形状が複雑な場合、埋設現場での施
工の場合等には作業が著しく煩雑となる。
本発明は従来技術における上述の如き問題点を解消せん
とするものであり、耐食性、耐久性のすぐれた新規複合
塗装システムを提供するものである。
即ち本発明は、下塗剤として非弾性質の、ェポキシ又は
ウレタン系合成樹脂−歴音質塗料を塗装し、上塗剤とし
てウレタン系の弾性塗料を塗装する事を特徴とするもの
である。以下本発明を詳述する。
本発明において下塗剤として使用する非弾性質の、ェポ
キシ又はウレタン系の合成樹脂−歴青質塗料とは、ター
ルェポキシ塗料、タールウレタン塗料、等と通常呼ばれ
ているものである。
本発明で言う非弾性質とは、いわゆるェラストマーとは
異なりゴム状弾性を示さないものを総称する。これ等塗
料の歴音質成分としては通常コールタール類、コールタ
ールピッチ類、膨潤炭、溶剤精製した石炭(SRC)等
の各種歴青質やこれ等の変性物等が使用されている。又
、これ等塗料の合成樹脂成分としてはェポキシ樹脂及び
その硬化剤(通常、ポリアミン、ポリアマィド、ィソシ
アネート等)、城は硬質のウレタン樹脂用のポリイソシ
アネート類及びポリオールが使用されている。
これ等塗料はその他添加用樹脂、充填材、顔料、溶剤等
が適宜配合されている。これ等の塗料は通常ベース、硬
化剤に分けられた二成分型(場合によっては三成分型)
である。又これ等の塗料は溶剤を含む溶剤型、僅かに含
む微溶剤型、溶剤を全く含まない無溶剤型がある。本発
明の実施において使用する下塗剤としては、上記いづれ
の塗料をも適用可能であるが、本発明ではェポキシ又は
ウレタン系の合成樹脂成分としてポリィソ,シアネート
類及びポリオールを用いた塗料の方が上塗りとの密着性
、耐食性等の点で好ましい。
更に該合成樹脂成分としてポリィソシアネート類及びェ
ポキシ樹脂変性ポリオールを用いた塗料の方が耐食性、
上塗りとの密着性等の点でより好ましい。歴青質成分と
してはいづれの場合も石炭系の歴青質物質を用いるもの
である。これ等の塗料の塗装は、通常の方法例えば刷毛
塗り、スプレー塗り等でよく、1なし、し数回塗りを行
なう。又、その乾燥膜厚は約40山以上、好ましくは約
150仏以上更に好ましくは約300仏以上から500
〜600山程度が耐食性の点でよい。膜厚が500〜6
00仏程度をこえてもよいが、乾燥時間が長くなったり
、コストアップとなる。本発明の上塗剤として使用する
ウレタン系の弾性塗料とは、塗装して硬化した後にその
被膜がゴス状弾性を示すいわゆるウレタンェラストマー
となる塗料を言う。
ウレタンェラストマ−そのものは公知であり、通常、分
子末端に未反応のィソシアネート基を有するポリウレタ
ンプレポリマ−と、3,3′ージクロロ−4,4′−ジ
アミノジフエルメタン等の架橋剤とを主成分とし、両者
の反応により生成するゴム弾性を有するものである。ウ
レタンェラストマ−はコーキング剤、シーリング剤ある
いはサイロの耐摩耗ラィニング剤等として一部利用され
ており、これ等は上記成分を主に架橋剤側に、稀釈剤、
歴音質物質、無機ないし有機質フィラーや増量用樹脂あ
るいは溶剤等を適宜配合し、用途に応じ適度の塗装作業
性、被膜物性等が得られる様になされている。本発明に
使用するウレタン系の弾性塗料は、20℃、一週間その
被膜を硬化させた後、そのゴム硬度が、JIS法のゴム
硬度計による測定で50以上、好ましくは70以上、更
に好ましくは80以上から95程度となるものが耐久性
、耐食性の点で有利である。
又、その伸び率は100%以上好ましくは150%以上
のものがよい。本発明におけるウレタン系の弾性塗料は
、ポリウレタンプレポリマーをィソシアネート成分とし
て用いる前記方法の外に、液状MDIやクルードMDI
をィソシアネート成分とし、これにポリエステル又はポ
リェーテルと、1・4ブタンジオールの如き架橋剤、ジ
ブチル錫ラウIJレートの如き、反応促進剤等とを同時
に混合反応させるいわゆるワンショット法により、ウレ
タンェラストマーを生出させるものでもよい。
装置的にはポリウレタンプレポリマーを使用する方法が
有利である。本発明におけるウレタン系の弾性塗料は適
当な発泡剤を加え発泡させ、密度が0.3〜0.6夕/
塊以下のいわゆるスポンジタイプのェラストマーは含ま
ない。本発明におけるウレタン系の弾性塗料はハケ、又
はへラによって塗装できるものでもよいが、スプレー塗
装可能なものの方が作業上有利である。尚上記ワンショ
ット法ではスプレーによる塗装が必要である。本発明に
おけるウレタン系の弾性塗料は前述の如く下塗り塗装後
その上に上塗り塗装するものである。
上塗りに際しては下塗り乾燥後、上塗りを塗装する事が
原則であるが、下塗りがある程度乾燥した状態で上塗り
をしてもよい。要は層間の密着性や、乾燥性等に支障を
来たさない様に適宜選択すればよい。本発明における上
塗り塗料の乾燥膜厚は下塗りの塗膜厚によって異なり、
下塗りが薄い場合は上塗りは厚別こ、又、下塗りが厚い
場合は上塗りは薄目で良い。その範囲は下塗りと上塗り
との合計乾燥膜厚で、1.5肋以上、好ましくは2〜3
側以上から4〜5肋程度である。合計乾燥膜厚が4〜5
側を越えてもよいが、乾燥に時間がかかったり、コスト
アップとなる。以上の様な方法により形成された下塗剤
と上塗剤とよりなる複合塗膜は耐食性や耐衝撃性が極め
て良好である。
しかも施工作業性にもすぐれている。従来ウレタンェラ
ストマーは耐食性がなく、又、鉄面に対する密着性もそ
れ程良くないものとされ、重防食分野ではほとんど使用
されなかったものであるが、本発明において、下塗剤に
はヱポキシ又はウレタン系合成樹脂−歴音質塗料のもつ
耐食性を、上塗剤にはウレタンェラストマーのもつ機械
的長所をたくみに組合せ、両者の持つ欠陥を相補ない、
極めて耐食性、耐衝撃性、耐久性のよい複合塗膜を得る
事を可能としたものである。従って本発明の複合塗装シ
ステムは各種鉄鋼構造物、鉄製パイプ等に応用され、前
述の如き効果を発揮するものである。以下実施例をあげ
て本発明を説明する。
実施例 脱脂後、サンドブラスト処理した鉄板に、下塗剤(注1
:配合)をスプレー塗装し、2独特間経過後、上塗剤(
注2:A又はB配合)をスプレー塗装した。
その後、その塗板を20o01週間乾燥させた後、耐食
性、耐衝撃性の試験を行なった。又下塗剤にェポキシジ
ンクリッチプラィマ−を使用したもの(比較例1)及び
タールウレタン塗料(注1:配合)にガラスクロスを二
重積層した複合塗膜をも比較のために同時に試験した。
その結果を第1表に記載する。第1表 (庄一1 )非弾性質タールウレタン塗料。
ベース重量部 コールタール中ピッチ 17 ェポキシ樹脂変性ポリオール 20タルク
16 流動調整剤 2 溶剤 15 計 70 ○硬化剤 トリレンジィソシアネート譲導体 10溶 剤
2o 計 30 (注−2)弾性質のウレタン系塗料 ○ベース 風 曲 重量部 重量部 3.3ジクロロ4.4ージア ミノジフエニル 5 6 タルク 25 25可塑剤
10 9クマロン樹脂
6 6流動調整剤 3
3 カーボンブラック 1 1 溶剤 20 20 小 計 70 70 ○硬化剤 風 ‘B}重量部 重量
部 ポリウレタンプレポリマ −(NCO%:3.5%) 30 − ポリウレタンプレポリマ ー(NCO%:5.5%) − 30 以上の如く本発明は下塗剤のもつすぐれた耐食性を機械
的長所にすぐれた上塗剤で保護することよりなる複合塗
装システムに関するもので施工上極めて有利に使用でき
るものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下塗剤として非弾性質の、エポキシ又はウレタン系
    合成樹脂−石炭系の歴青質塗料を塗装し、上塗り剤とし
    てウレタン系の弾性塗料を塗装することを特徴とする複
    合塗膜形成方法。
JP14863378A 1978-12-02 1978-12-02 複合塗膜形成方法 Expired JPS6034431B2 (ja)

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JP14863378A JPS6034431B2 (ja) 1978-12-02 1978-12-02 複合塗膜形成方法

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JP14863378A JPS6034431B2 (ja) 1978-12-02 1978-12-02 複合塗膜形成方法

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JPS5575762A JPS5575762A (en) 1980-06-07
JPS6034431B2 true JPS6034431B2 (ja) 1985-08-08

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ID=15457146

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JP14863378A Expired JPS6034431B2 (ja) 1978-12-02 1978-12-02 複合塗膜形成方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6313740A (ja) * 1986-07-04 1988-01-21 大同鋼板株式会社 塗装鋼板
JPS6313741A (ja) * 1986-07-04 1988-01-21 大同鋼板株式会社 塗装チタン板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6313740A (ja) * 1986-07-04 1988-01-21 大同鋼板株式会社 塗装鋼板
JPS6313741A (ja) * 1986-07-04 1988-01-21 大同鋼板株式会社 塗装チタン板

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JPS5575762A (en) 1980-06-07

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