JPS6034394B2 - 無菌充填機における無菌チヤンバ−の殺菌法 - Google Patents

無菌充填機における無菌チヤンバ−の殺菌法

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JPS6034394B2
JPS6034394B2 JP56013124A JP1312481A JPS6034394B2 JP S6034394 B2 JPS6034394 B2 JP S6034394B2 JP 56013124 A JP56013124 A JP 56013124A JP 1312481 A JP1312481 A JP 1312481A JP S6034394 B2 JPS6034394 B2 JP S6034394B2
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Japan
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chamber
valve
filling
bag
sterile
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潤二 稲田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、予め内部が殺菌され、かつ注出口にキャップ
が装着された袋中に滅菌充填物例えば滅菌食品を充填す
ることができる充填機のうちの特に無菌チャンバーにつ
いての予殺菌法に関する。
ところで、無菌充填機の例として特公昭53−2395
号公報に記載されているようなものがある。この公報に
記載の技術は、無菌チャンバーの中にコレットュニット
および充填ユニットを収納しておき、予め内部が殺菌さ
れ、かつ注出口にキャップが装着された袋からまずコレ
ットュニットによってキャップを取りはずし、次いで充
填ユニットから注出口を経て袋内に内容物を充填し、し
かる後再びコレットュニツトによってキャップを注出口
に差込んで袋を密封しようとするもので、この間無菌チ
ャンバー中には無菌空気を注入することによって中を腸
圧化し、上記操作の間外界の空気が混入することがない
ようにしようというものである。しかしながら、この方
法は充填開始に際してチャンバー内を予殺菌する点にお
いて、不完全なものである。
すなわち、内容物を充填ノズルに送る前に、加熱蒸気を
内容物供給路を通してノズル先端から噴出せしめ、かつ
その噴出をある時間中継続させて殺菌チヤンバー内に行
き渡らせることによってチャンバー中の殺菌を図ってい
るのであるが、充填ノルズ先端から吹出された蒸気はチ
ヤンバ−内に必ずしも充分に行き渡らず、また、蒸気を
大気下にて利用しているので、100oo以上の温度を
得ることが難しい。従って、高温細菌と呼ばれる菌は生
かしたままで充填作業を行なわざるを得ず、この結果無
菌包装が損なわれるおそれがある。本発明は以上のよう
な点に鑑みてなされたもので、無菌チャンバーを密封し
た後その内部に水蒸気を通過させることによって殺菌し
てチャンバ−中を完全無菌化処理し、次いで無菌チャン
バー中を無菌空気で満たして腸圧下に置こうとするもの
である。
以下、図面に基づいて本発明の実施例につき説明を行な
う。
最初に、無菌充填機に用いられる注出口付袋の一例を説
明すれば、第1図において10,12は袋の上下フィル
ム、14は洋出口、16はキヤツフ。
である。袋はフィルムを例えば四方シールすることによ
り構成され、注出口の下部フランジ18が袋に穿設され
た孔の周辺にヒートシールされ、内部は予め殺菌されて
おり、キャップ16によって密封されている。また、注
出口14の中心部およびキャップ16には夫々フランジ
20,22が形成されている。
次に、無菌充填機につき第2図に基づいて説明する。同
図において、24は無菌チャンバー、26は無菌チャン
バー24の下側にある計量器の計量台、28は袋注出口
のキャップ16を着脱するコレットュニット、3川ま充
填ノズルである。
これらはその上部の駆動部をチャンバー24外へ出して
設置することにより、チャンバー中の無菌性の維持を良
好にし、かつチヤンバーをできるだけ小さくして殺菌効
率を高めている。また、チヤンバー24の下部には蓋3
2で閉鎖可能の閉口40が設けられている。次に、計量
器の計量台26は前記チャンバー24の開□40の下方
にこれと対向して水平に設置されている。
計量器本体は図示しないが、計量台26に連結された各
種レバーおよびレバーの動きを検知する近隣スイッチ等
を内蔵するもので、計量台に載せた前記袋に内容物を充
填することによる荷重を近隣スイッチで検出し、電気信
号を発するようになっている。コレットュニツト28は
前記チャンバー中にて垂直方向に設置されている。
図において、58はキャップ保持部材、60はキャップ
保持部材を保持するピストンロッド、62はェアシリン
ダである。
ェアシリンダ62の作動でキャップ保持部材58が前記
関口40を通ってチャンバ−24の内外を垂直上下運動
する。キャップ保持部村58は主体が水平な板で形成さ
れており、下面に半円弧状のくぼみ66が設けられ、ま
たくぼみの上端の両側に横方向の溝が設けられてなる。
前記キャップのフランジ22(第1図)が操作者によっ
てこの溝に鉄め込まれ固定される。充填ノズル30も第
2図の如く、前記関口40にノズル孔70を臨ませる如
くチャソバー24中に垂直に保持されている。
充填ノズルの詳細を第3図で示せば、本体の中心には弁
棒80が貫通せしめられ、弁棒の下端にノズルを開閉す
る弁82、上部にピストン(図示せず)が夫々固着され
ている。ピストンはェアシリンダ内に収納されている。
弁棒8川ま筒体92内を通り、かつ上側の保持筒94内
に摺動可能に保持される。
そして、筒内においてべローズ96により覆われている
。べローズは上フランジ98、中フランジー00、下フ
ランジ102によって支持され、上フランジ98は保持
筒94と筒体92との間に挟着され、中フランジ100
は弁棒に単に差込まれ、下フランジ102は弁棒80と
弁82との間に挟着されている。筒体92の側面には内
容物供給口104が設けられており、ここと内容物タン
ク76とがポンプ等を介して管路で連結されている。
タンク76には内容物の殺菌処理装置から来る管路10
6が接続しており、またこの管路には加熱蒸気の管路1
08が弁110を介して接続している。なお、ノズル孔
70の出口にはフィルター114が設けられており、筒
体92と保持筒94はクランプリング116によって挟
まれている。
弁82はその外周に○リング118を有している。第2
図において、120は加圧水蒸気供給管であって、この
蒸気供給管120‘こは、ボールバルブ122、ストレ
ーナー124、炉過器(米国ポールトリニティミクロ社
製、商品名ホールフィルターMCS)126、ボールバ
ルブ128が順次設けられている。そして、管120は
バルブ128の下流側の管路130を介して炉過器(米
国ミリポア社製、商品名ミリポアフィルター)132に
接続されている。炉過器132の出口は管路134によ
って無菌チャンバー24の内部に弁141を介して接続
されている。この蒸気接続部はチャンバ−24内に通常
2個所設けられる。一方、炉過器132の下流側の管路
134からは、電磁弁142を有する管路144が弁1
43を介して分岐しており、この管路の下流端はチャン
バー24内の塩素水スプレーノズル146に接続されて
いる。前記蒸気供給管1201こ対し並列をなして空気
供給管150が設けられている。
この空気供給管150には、ボールバルブ152、ヱア
フイルター154、ミストセパレーター156、減圧弁
I58、ボールバルブ160が順次設けられている。空
気供給管150の下流端は前記管路130に接続されて
いる。チャンバ−24からは蒸気およびドレーンの排出
管164が導き出されている。
この排出管164には圧力調整弁136、圧力計138
、温度計140が設けられ、かつ安全弁166がそれと
並列に設けられている。次に、本発明の無菌チャンバー
の殺菌手順を前記充填機の作用とともに説明する。
最初に、蓋32でチャンバー14を密閉し第3図で示さ
れるバルブ110を開き、加熱蒸気をタンク76、管路
74等を通して充填ノズル30のノズル孔701こ導く
この時弁82がノズル孔70を開けている。従って、加
熱蒸気が筒体92中に充満し、ノズル孔70を通過し排
出管164を通って外界に逃出する。これと同時に、バ
ルブ128を開いて蒸気供給管120を経て蒸気を送る
蒸気はストレーナ−124で異物を除去され炉過器12
6で微細粒子を除かれ、さらに管路130を通って炉過
器132に入り、ここで細菌等の微細物をさらに除去さ
れた後、管路134、開かれているバルブ141を経て
チャンバー24内に供給される。また、蒸気は開かれて
いるバルブ143,142を経てノズル146からもチ
ャンバー24内に供給される。チャンバー24内の水蒸
気は、チャンバ−が密閉されているので圧力が上昇し、
例えば120o〜130oC程度の温度を保つ。これに
よって、チャンバ−中の高温細菌は完全に死滅する。チ
ャンバー24内の圧力を上げるには、圧力調整弁136
を絞っておく。
この圧力および蒸気の温度は、圧力計138および温度
計140をみながら調節し、チャンバ−内をその圧力お
よび温度に30分程度保つ。この殺菌処理の後、充填ノ
ズル30の上部のェアシリンダ(第3図では図示省略)
への給気が解かれて弁82が閉じられる。
また、弁128も閉じられ、蒸気の供給が停止させられ
る。次に、無菌チャンバー24内の冷却乾燥処理が開始
される。
第2図において、弁160が開けられ、圧縮空気が管路
150を経て送られる。
圧縮空気は、ェアフイル夕−154、ミストセパレータ
ー156、減圧弁158を通過した後、炉過器132で
炉過されて無菌化され、弁141を通ってチャンバ−2
4内へ入り、排出管164を経て排出される。これによ
って、チヤンバー24内が冷却されかつ乾燥される。こ
の冷却、乾燥工程が終了すると、蓋32が除去されて、
チャンバー2‐4の密封が解かれかつ弁136が閉じら
れ、閉口40からは無菌空気が常にチャンバ−24外へ
流出せしめられ、チャンバ−中が陽圧に保たれる。
上記の如くして予殺菌が完了し、タンク76中に充填す
べき内容物が満たされ、充填操作が開始される。
最初に、平偏にされた袋が操作者によって無菌チヤンバ
ー24の底壁と計量台26との間に差し込まれ、注出口
14のフランジー8,20間に図示しないア−ム爪がは
め込まれると共にキャップ16のフランジ22がキャッ
プ保持部材58の溝中に差込まれる。
次に、塩素水スプレーノズル146へ管路144を経て
無菌状態となった圧縮空気を送る。
これによって、図示しない供給源からノズル146へ送
られてきている塩素水は圧縮空気の作用でスプレー状に
注出口14に吹き当てられ、注出口に付着している菌類
の殺菌がなされる。しかる後、シリンダ62が作動して
キャップ保持部村58が上昇し、キャップ16を注出口
14から取りはずす。そして、図示しない適宜手段によ
って注出口14又は充填ノズル30を移動せしめ、洋出
口14を充填ノズル30のノズル孔70に当援させる。
この後、充填ノズルのピストンが動いて弁82を上げ、
内容物の袋内への充填が開始される。
袋中への充填量は一定量に保たれねばならないが、その
検出は計量器によってなされる。かくして、内容物の充
填が完了すると、注出口14とノズル孔70とが分離せ
しめられ、シリンダ62の逆作動による保持体58の降
下でキャップ16が柱出口14に鉄め込まれる。
そして、最後に作業者の手で注出口14およびこのキャ
ップ16が機外へ解放される。
新しい袋は充填済の袋が計量台26から取除かれた後、
直ちに装着され前記と同様にして充填操作が繰り返され
る。以上のように、本発明は無菌充填機における無菌チ
ャンバーを密封して蒸気を注入することにより内部の殺
菌を行ない、しかる後チャンバ−内を冷却乾燥して引続
き無菌空気を吹き込んで内部を腸圧に保とうとするもの
である。
従って、従釆充填ノズルから吹出される大気圧の蒸気ま
たは薬品の曙霧等により行なわれていた殺菌法に比し、
無菌チャンバー内に高温の蒸気を充分に行き渡らせて殺
菌を適確に行ない得、無菌充填の適正化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は無菌充填機に用いられる袋一例の部分欠垂直断
面図、第2図は本発明に係る殺菌法を実施するための装
置を装備した充填機の概略図、第3図は充填ノズルの部
分垂直断面図である。 14・・・・・・袋の法出口、16…・・・注出口のキ
ャップ、24……無菌チャンバー、26・・・・・・計
量台、28・・・・・・コレットュニツト、30・・・
・・・充填ノズル、32・・・・・・蓋、38・・・・
・・蒸気供給部、58・・…・キャップ保持部材、70
・・・・・・ノズル孔、82・・・・・・弁、104・
・…・内容物供給口、120・・・…蒸気供給管、12
6,132・・…・炉過器、146・・・・・・塩素水
スプレーノズル、150・・・・・・空気供給管、15
4……エアフイルター、156……ミストセパレーター
、164…・・・水蒸気、ドレーン排水管。 券1図多2図 集う図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記工程を包含してなる無菌充填機における無菌チ
    ヤンバーの殺菌法。 a 予め内部が殺菌され、かつ注出口にキヤツプが装着
    された袋から当該キヤツプをはずすコレツトユニツトお
    よび上記注出口から袋内に内容物を充填する充填ユニツ
    トを収納してなる無菌チヤンバーを密封した後、水蒸気
    をチヤンバー内に通過させ、チヤンバー中を殺菌する工
    程、b 上記チヤンバー中に無菌空気を吹き込み同時に
    チヤンバー中を冷却乾燥する工程、c 上記チヤンバー
    が冷却乾燥された後、チヤンバーの密封を解き、かつ上
    記無菌空気を引き続き吹き込んでチヤンバー中を陽圧に
    保つ工程。
JP56013124A 1981-01-31 1981-01-31 無菌充填機における無菌チヤンバ−の殺菌法 Expired JPS6034394B2 (ja)

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