JPH062911Y2 - 液体注出入用スパウト - Google Patents

液体注出入用スパウト

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JPH062911Y2
JPH062911Y2 JP14938487U JP14938487U JPH062911Y2 JP H062911 Y2 JPH062911 Y2 JP H062911Y2 JP 14938487 U JP14938487 U JP 14938487U JP 14938487 U JP14938487 U JP 14938487U JP H062911 Y2 JPH062911 Y2 JP H062911Y2
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JP
Japan
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liquid
spout
spout body
opening
filling
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JP14938487U
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English (en)
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JPS6455235U (ja
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晃宏 田口
国葆 小原
信之 渡辺
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
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Publication date
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  • Bag Frames (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、外装箱内に袋体を収容した液体容器(バッグ
イン ボックス、以下、B.I.B.と記す)に取付
けられる液体注出入用スパウトに関する。
[従来の技術とその問題点] ミルク、シロップ等の空気に触れて変質し易い飲料を収
容する容器として、液体を収容するプラスチックフィル
ム製の内装袋を、厚紙等で形成した外装箱に納めた二重
構造の容器である所謂B.I.B.が知られている。か
かるB.I.B.に所定の液体を注出入するために、内
装袋の開口部に液体注出入用スパウトを取付けている。
而して、液体注出入用スパウトを介して所定の液体を内
装袋に充填するに際して、予め、液体注出入用スパウト
の開口部にキャップを嵌合した状態でこれを無菌チャン
バー内に挿入し充填口等の殺菌を行なっている。この場
合、無菌チャンバー内でキャプの脱着を行なって液体の
充填作業を行なう。しかし、キャップは、一度外気に触
れたものが無菌チャンバー内に挿入されるため、甚しく
汚染されたキャップが無菌チャバー内に挿入された場合
には、無菌チャンバー内全体が汚染される危険性があ
る。
また、無菌チャンバー内の滅菌手段としては、熱による
ものと薬剤(H)によるものとがある。熱滅菌の
場合は、次ぎのような無菌充填工程を経る。
無菌チャンバー内に加圧スチームまたは加熱スチーム
を導入する。
滅菌(約130℃)温度まで待機する。
滅菌開始、約30分間滅菌する。
無菌エアーを導入し、無菌チャンバー内を冷却する。
冷却完了まで待機する。
無菌エアー及び塩素水ミスト等によって無菌チャンバ
ー内を無菌状態に保つ。
液体の充填開始。
この滅菌の場合、充填中は常時無菌状態を維持する必要
があり、何らかの事故によって無菌状態を維持できなく
なった時には、再度滅菌工程をやり直すことになる。ま
た、無菌チャンバー内の無菌化に際しては、除菌フィル
ター、ヒーター、スチーム、無菌エアー、塩素水等の設
備が必要である。また、薬剤滅菌の場合も、熱滅菌とほ
ぼ同様の無菌充填工程を経て行われる。
このような無菌充填工程を経て液体の充填を行なう従来
の液体注出入用スパウトでは、無菌チャンバーを必要と
し、長時間の無菌充填工程を経るため極めて生産性が悪
い。しかも、充填後の製品の無菌度は極めて悪いものと
なる。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、無菌
チャンバーを不要にして無菌充填工程の簡略化を図り、
しかも、充填時及び充填後の製品の無菌度を向上させる
ことができる液体注出入用スパウトを提供するものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 本願考案は、第一および第二の開口端部を有する管状の
スパウト本体と、 該スパウト本体の周側壁に穿設された液体注出入口であ
って、該液体注出入口の周縁部には、液体を収容する袋
体の開口部が固着される液体注出入口と、 前記スパウト本体の第一開口端部に封着され、該開口端
部を液密に閉塞する破断可能なシール部材と、 前記スパウト本体内に摺動自在に挿入された円柱状の中
栓であって、その内部に中空部を有し、その周側面には
該中空部に連通する開口部を有し、その二つの端面のう
ち前記シール部材に対向する一方の端面は破断可能な薄
肉膜からなり、且つ他方の端面は厚肉膜からなる中栓と
を具備し、 前記袋体に液体を充填するときは、スパウト本体の第二
開口端部から前記液体注出入口を通して前記袋体内に液
体を送給するために、前記スパウト本体の液体注出入口
が露出するように前記中栓を前記スパウト本体の第一開
口端部近傍に位置させる一方、前記袋体に液体を充填し
終わったときは、前記中栓の開口部がスパウト本体の液
体注出入口と連通する位置に中栓を固定することによ
り、前記袋体内の液体がスパウト本体内に漏出するのを
防止することを特徴とする液体注出入用スパウトであ
る。
[作用] 本考案にかかる液体注出入用スパウトによれば、スパウ
ト本体内に中栓を摺動自在に挿入し、液体注出入口と連
通する開口を有し、かつ、スパウト本体の一方の開口部
と対向する端面部を薄肉膜で塞いでなる中空部を中栓内
に穿設すると共に、スパウト本体の一方の開口部を塞ぐ
ようにしてその端面にシール部材を封取したので、無菌
チャンバーを不要にして無菌充填工程の簡略化を図り、
しかも、充填時及び充填後の製品の無菌度を向上させる
ことができるものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。第1図は、本考案の一実施例の液体注出入用スパウ
トに袋体を取付けてスパウト本体の外部露出部分に滅菌
を施している状態を示す断面図である。図中11は、所
定の液体を収容する袋体12の開口部13に固着される
環状のスパウト本体である。袋体12の開口部13は、
例えば袋体12の胴部を貫通するようにして形成されて
いる。スパウト本体11には、液体注出入口14が穿設
されている。スパウト本体11は、この液体注出入口1
4と袋体12の内部を連通するようにして、スパウト本
体11の外周に形成したフランジ部15を介して袋体1
2の開口部13に装着されている。スパウト本体11内
には、液体注出入口14を開閉するようにして中栓16
が摺動自在に挿入されている。中栓16には、中空部1
6aが形成されている。中空部16aは、スパウト本体
11の一方端の開口部と対向する側の端面部分が薄肉膜
16bで塞がれている。この薄肉膜16bを破ることに
より、スパウト本体11の一方の開口部が、中空部1
6、液体注出入口14を順次介して袋体12の内部と連
通するようになっている。スパウト本体11の一方の開
口部には、スパウト本体11の端面に封取されたシール
部材17によって塞がれている。中栓16は、スパウト
本体11の外部に露出した端部側に位置付けられてい
る。中栓16の外部に露出した端部を含むスパウト本体
11の端面部分には、0−リング18を介して充填バル
ブ19が取付けられている。充填バルブ19には、スパ
ウト滅菌用のスチームを充填バルブ19内に供給・排出
する供給・排出管19a、19bが取付けられている。
また、充填バルブ19内には、中栓16を押し下げるた
めのプランジャー20が昇降自在に設けられている。
このように構成された液体注出入用スパウト30は、以
下のようにして所定の液体を袋体12内に充填する。ま
ず、第1図に示すようにしてスパウト滅菌を行なう。す
なわち、スパウト本体11の下部をホルダー21で保持
する。次いで、液体充填機(図示せず)の充填ノズルが
降下し、充填バルブ19を介してスパウト本体11と接
続する。次いで、充填バルブ19内に供給・排出管19
a、19bからスパウト滅菌スチームの供給・排出が行
われる。これによってスパウト本体11の上部、中栓1
6の上部等の滅菌が行われる。次に、第2図に示す如
く、プランジャー20が降下して中栓16を充填位置ま
で押し下げる。これによって充填バルブ19と袋体12
の内部とが液体注出入口14を介して連通する。次い
で、第3図に示す如く、プランジャー20が下降し、充
填バルブ19から袋体12に液体22を充填する。液体
22の充填が完了すると、第4図に示す如く、プランジ
ャー20が上昇する。次いで、シール部材17を突破っ
てスパウト本体11内にシリンダー23が侵入し、中栓
16を所定の密閉位置まで押し上げる。次いで、充填バ
ルブ19内に供給・排出管19a、19bから滅菌用ス
チームの供給・排出を行ない、中栓16の上部等の洗浄
滅菌を行なう。この時、超音波等によって中栓16とス
パウト本体11の上端部を溶着することもできる。然る
後、充填バルブ19及びホルダー21を取外し袋体12
を開放する。充填後の内容物である液体22と外気と
は、薄肉膜16bによって完全に遮断されている。然る
後、袋体12から液体22を注出する場合は、第5図に
示す如く、中栓16の薄肉膜16bを突破る専用の液注
出管24をスパウト本体11内に挿入することにより行
なう。なお、袋体12を直接カットして液注出を行なっ
ても良いことは勿論である。
このようにこの液体注出入用スパウト30によれば、次
のような効果を発揮することができる。
無菌チャンバーを必要としないので、液体充填設備の
コスト低減を達成できる。
無菌チャンバーの無菌化及び無菌維持のための作業が
全く不要なので、これらのために従来必要としたスチー
ム、エアー、電気等の資材が全て不要であり、ラニング
コストを低減できる。
無菌チャンバーを不要とするので、液体充填設備を小
型で簡略化された構造のものにして占有空間を小さくす
ることができる。
無菌チャンバーを無菌化する工程等が全く不要になる
ので、液体充填の際の生産性を高めることができる。
無菌チャンバーを使わないので、その保守が不要でメ
ンテナンスが容易になる。
液体の充填後も内容物である液体22と外気とは、薄
肉膜16bによって完全に遮断されているので、充填時
から充填後に至る製品の無菌度を極めて高いものにする
ことができる。
[考案の効果] 本考案にかかる液体注出入口によれば、無菌チャンバー
を不要にして無菌充填工程の簡略化を図り、しかも充填
時及び充填後の製品の無菌度を向上させることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の液体注出入用スパウトに
袋体を取付けてスパウト本体の外部露出部分に滅菌を施
している状態を示す断面図、第2図は、同実施例の液体
注出入用スパウトの中栓を充填位置まで押し下げた時の
状態を示す断面図、第3図は、同実施例の液体注出入用
スパウトの液体充填時の状態を示す断面図、第4図は、
同実施例の液体注出入用スパウトの密封及び中栓洗浄の
状態を示す断面図、第5図は、同実施例の液体注出入用
スパウトから袋体内の充填液を注出している状態を示す
断面図である。 11…スパウト本体、12…袋体、13…開口部、14
…液体注出入口、15…フランジ部、16…中栓、16
a…中空部、16b…薄肉膜、17…シール部材、18
…0−リング、19…充填バルブ、19a…供給管、1
9b…排出管、20…プランジャー、21…ホルダー、
22…液体、23…シリンダー、24…液注出管、30
…液体注出入用スパウト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一および第二の開口端部を有する管状の
    スパウト本体と、 該スパウト本体の周側壁に穿設された液体注出入口であ
    って、該液体注出入口の周縁部には、液体を収容する袋
    体の開口部が固着される液体注出入口と、 前記スパウト本体の第一開口端部に封着され、該開口端
    部を液密に閉塞する破断可能なシール部材と、 前記スパウト本体内に摺動自在に挿入された円柱状の中
    栓であって、その内部に中空部を有し、その周側面には
    該中空部に連通する開口部を有し、その二つの端面のう
    ち前記シール部材に対向する一方の端面は破断可能な薄
    肉膜からなり、且つ他方の端面は厚肉膜からなる中栓と
    を具備し、 前記袋体に液体を充填するときは、スパウト本体の第二
    開口端部から前記液体注出入口を通して前記袋体内に液
    体を送給するために、前記スパウト本体の液体注出入口
    が露出するように前記中栓を前記スパウト本体の第一開
    口端部近傍に位置させる一方、前記袋体に液体を充填し
    終わったときは、前記中栓の開口部がスパウト本体の液
    体注出入口と連通する位置に中栓を固定することによ
    り、前記袋体内の液体がスパウト本体内に漏出するのを
    防止することを特徴とする液体注出入用スパウト。
JP14938487U 1987-09-30 1987-09-30 液体注出入用スパウト Expired - Lifetime JPH062911Y2 (ja)

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JP14938487U JPH062911Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30 液体注出入用スパウト

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JP14938487U JPH062911Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30 液体注出入用スパウト

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Publication Number Publication Date
JPS6455235U JPS6455235U (ja) 1989-04-05
JPH062911Y2 true JPH062911Y2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=31421565

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14938487U Expired - Lifetime JPH062911Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30 液体注出入用スパウト

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JP (1) JPH062911Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008137020A1 (en) * 2007-05-01 2008-11-13 Daniel Steven Kaczmarek Portable liquid-dispensing bag

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008137020A1 (en) * 2007-05-01 2008-11-13 Daniel Steven Kaczmarek Portable liquid-dispensing bag

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6455235U (ja) 1989-04-05

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