JPS6033971A - パネルを用いた壁の縦目地構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は建築物の外壁をパネルを用いて平坦状の外壁に
形成する際の縦目地構造に関する。

一般にパネルを用いて壁、例えば横張り状で内、外装を
形成した際は、パネル端部の継目、所謂、縦目地、横目
地構造が防水上、外観、および施工上からも大きなネッ
クとなっていた。すなわち、パネル固定用の固着具、例
えば釘頭がパネル端部の外観に直接露出する欠点があっ
た。また、防水上は釘頭部、およびパネルの突き合わ、
せ目から雨水が壁の裏面に漏洩する不利があった。さら
に、この種目地を改善したものとしては、実公昭５４−
−２６６４７号が知られている。しかし、この構造では
、■クリップの加工が容易でないばかりでなく、■材料
の無駄が多すぎると共に、■帯状座板の長手方向の両端
部に防水用舌片がなく、雨水の壁裏面への漏洩がある。

■合掌型は弾性変形が容易な形状のため帯状カバーが離
脱しやすい。■外壁板の端部間に大きな空隙、特に合掌
型が変形しうる間隙を必要とするため目地部の断熱性が
悪い。■外装板の端部に加工が必要である。などの欠点
があった。

本発明はこのような欠点を除去するため、縦目地となる
躯体上にＴ字状断面で長尺状のガイド兼防水体を垂直に
固定し、その水平面部上にパネルの長手方向の両端部を
載置すると共に釘で脳天打ちしてパネルを躯体に固定し
て縦目地部を形成し、このガイド兼防水体の垂直面部先
端に短尺の係止体を前記縦目地部を横断するように装着
し、この係止体に弾性変形を介してカバーを係合し、縦
目地部に露出している釘頭、係止体、およびガイド兼防
水体を被覆して防水性と意匠性に冨む縦目地を容易に形
成するようにした縦目地構造を提案する。

以下に図面を用いて本発明に係るパネルを用いた壁の縦
目地構造（以下、単に目地構造という）の一実施例につ
いて詳細に説明する。第１図（ａｌ、（ｂｌは上記目地
構造により形成した壁体の一部を示す斜視図であり、土
はパネル、↓はガイド兼防水体（以下、単にガイドとい
う）、度は係止体、■はカバー、１８は縦目地、１９は
固定具、２０は躯体で主柱２１と間柱２２から形成した
ものである。さらに説明すると、パネル上は例えば第２
図（ａ）〜（ｈｌに示すように雄型連結部２と雌型連結
部３を有する単体、または複合、ザンドイソチ構造体か
らなる長尺体であり、しかも連結した際には壁面が少な
くとも路面−となる形状のものである。

なお、パネル上の化粧面には２点鎖線で示すように１本
、２本、あるいは図示しないが複数本のリブを配設した
ものも含むものである。また、ガイド↓は第３図（ａ）
、ｔｂ＋に示すように長尺体、例えば金属板、合成樹脂
板などをｆａ１図に示すように押し出し、引き抜き、射
出成形、あるいは（ｂ）図に示すようにプレス、ロール
成形などの加工法により縦断面を略Ｔ字状に形成し、主
に防水下地材、隔離壁、ガイド、および躯体への取付部
として役立たせるものである。すなわち、ガイド土は長
尺体の水平面部５の短尺面５ａの中央に長手方向に沿っ
て突設した垂直面部６とその先端に必要に応じて設けた
ガイド部７と水平面部５の長手方向の端縁を下はぜ状に
屈曲した舌片８とから形成したものである。また、ガイ
ド部７は密実、中空いずれでもよく、その断面は菱形、
正方形、あるいは図示しないが楔形、半円形、楕円形な
どの１種に形成したものである。なお、（ｂ）図に示す
ガイド↓の場合は水平面部５、および垂直面部６が２分
割された状態となるが、全体の断面形状、機能としては
ｆａ１図と同様である。さらに、係止体重は例えば第４
図（ａｌ〜ｆｆｌに示ずように金属板、合成樹脂板など
の１種を成形して底面部１０とその両側縁を屈曲して側
面の少なくとも下部に末広り状の角度θ１で傾斜した面
１１ａを有する補強構造、所謂略く字状断面の係止部１
１とから横断面を略樋状に形成すると共に、底面部１０
の中央に側面と平行にその表面１０ａから突出させて突
起１２と前記ガイド↓の垂直面部上端を装着する凹溝１
３とを設けた短尺体であり、主にカバー土工を離脱なく
、かつ、縦目地１８に沿って容易に係止するのに役立つ
ものである。勿論、パネル上の長手方向の端部を固定し
、パネル上の変形、離脱を阻止するものである。また、
係止体重の具体的な形状としては、Ｆａ１図に示ずよう
に係止部１１を内方に０３で屈曲し、次ぎに外方へθ２
、θ１で屈曲して袖強し、凹溝１３を楔状とした係止体
、ｉｂ１図に示すように角状に形成した凹溝１３を有す
る係止体、（Ｃ）図、（ｄ１図に示ずように係止部１１
の立ち上がりをθ１からθヨへと屈曲した係止体、（８
１図に示すように係止部１１の一方のみを３角形筒状、
もう１つをく字状に形成した係止体、（ｆ）図に示すよ
うに、θ′３を鈍角にし、側面をく字状に形成した係止
体などである。なお、底面１０の幅Ｗ１は縦目地１８の
端部に打設した釘１９の位置より広く、例えば１０〜１
００鰭位、Ｗ２は３〜２０鰭位であり、高さｈｌは２〜
２０鰭位、好ましくばカバー１４の高さｈ２より小さい
寸法、長さＬｌは５〜２００璽ｌイ立、θ　１　〈　９
０　°　、　θ　２＜９０　、θ　ｇ”４５〜１５０°
位としたものである。また、カバー貝は例えば第５図＜
ａｌ〜（３１に示すように弾性変形を発揮できる厚さに
形成した金属、あるいは合成樹脂などの１種からなり、
この材料を略樋状に形成し、縦目地部１８ａ、パネル端
部に打設した釘頭、係止仕度を覆って縦目地１日に固定
具の頭などを一切露出させないための化粧材、および縦
目地部１８ａの防水材として役立つものである。さらに
具体的に説明すると、（ａｌ図は化粧面１５とその両側
縁を内方に角度θ４　（鈍角）で屈曲した化粧側面１６
とその下端を内方に角度θ５　（鋭角）で屈曲し、延長
すると共に、先端を内方に屈曲したはぜ１７ａを有する
係合舌片１７とから形成したカバー、Ｃｂ１図はｆａ１
図におけるはぜ１７ａを除去したカバー、ｔｃ）図は＋
ａｊ図における化粧面１５にリブ１５ａを２本、あるい
は１本（図示せず）を形成したカバー、ｆｄｉ図はｆａ
１図における係合舌片１７をθ５−０としたカバー、（
８１図は（ｄ１図におけるはぜ１７ａを除去したカバー
、ｆｆ１図はｆｅ１図における化粧面１５にリブ１５ａ
を形成したカバー、（ｇ１図は化粧側面１６をく字状に
形成して係合舌片１７を除去したカバー、（ｈ）図は＋
ｇ１図に示すカバーにおいて化粧側面１６の先端を内方
へ屈曲したカバー、（ｉ１図は（ｇ）図に示すカバーに
おいて、化粧側面１６の先端を内方へ屈曲すると共に水
平に延長し、その端縁を内方に屈曲した安定舌片１７ａ
を形成したカバー、（ｊ１図は化粧側面１６を垂直に形
成し、かつ、その先端を内方へ屈曲すると共に水平に延
ばし、次ぎに上方へく字状に形成したカバーである。ま
た、化粧面１５の幅Ｗ４は係止体重の幅Ｗ３と係合舌片
１７の間隔Ｗ５、化粧側面１０の先端間の間隔ＷＧによ
って定まり、その長さＬ２は６００〜７２７２＋ｍ位、
高さｈ２は５〜２０鶴位である。縦目地１８はガイド↓
、縦目地部１８ａ、係止仕度、およびカバー土↓からな
り、縦目地部１８ａはパネル上の長さ方向の端面を相互
に間隙ΔＷを有して主柱２１、あるいは間柱２２上で対
面させ、パネル上端部を釘１９で固定して垂直に形成し
たものであり、パネル上の端面はガイド↓の垂直面部６
に対し、はぼ突き合わせ状であり、間隙ΔＷはパネル上
の端面の切断誤差、装着誤差も含めて約０．２７〜１０
鰭位としたものである。すなわち、パネル上の端面は相
隣るバχル上を装着する際のガイドとして機能するよう
に装着したものである。

次ぎに本発明に係る目地構造について説明すると、まず
、躯体２０上の、例えば主柱２１上にガイド↓をその中
央部に垂直に配置し、水平面部５を釘１９で固定する。

次ぎに、パネル上を水平にし、長手方向の端面をガイド
↓の垂直面部６にほぼ接触するように配設すると共に、
側縁に形成した雄、雌型連結部２．３を相互に連結して
第１列目、および第２列目の壁部Ａ、Ｂ、および縦目地
部１８ａを形成する。次ぎに、ガイド↓の垂直面部６の
先端に所定ピンチで配設した複数個の係止体重の凹溝１
３を嵌め込み、底面部ＩＯを釘１９で躯体２０に固定す
る。次ぎに、第４図（ａｌに示すような係止体重の係止
部１１に対し、第６図に示ずようにカバー土↓の係合舌
片１７を載せ、これを矢印方向に嵌合し、カバー１土、
係止体重のいずれか一方、もしくは両方の弾性変形を利
用してカバー１土を係止体重に係合し、ガイド↓、縦目
地部１８ａ、釘頭、係止仕度をカバー１土で覆って、縦
目地１８を形成する。また、図示しないが、カバー土工
は保合舌片１７の一方を係止部１１に係止し、左右のい
ずれか方向にカバー１４の端部を押圧して装着すること
もできる。

以上説明したのは本発明に係る目地構造の実施例にすぎ
ず、ガイド↓を第７図（ａｌ〜（１１に示すように形成
することもできる。

上述したように本発明に係る目地構造によれば、パネル
の端部で形成される縦目地部が外観に直接現れないため
パネルの施工に高い精度は必要なく、しかもガイドを基
準としてパネル端面を当接するだけでよいため施工時間
を大幅に短縮できる特徴がある。また、パネル端部に脳
天打ちにより打設した釘頭は全く外観に現れないため従
前と異なり化粧塗膜を縦目地部に施す必要がなく、低コ
ストとなると共に、色違いなどによるまだら模様も壁体
には生じない特徴がある。また、縦目地はカハ−で全て
被覆されているため、ずぐれた防水性、耐候性を有する
縦目地となる特徴がある。さらに、目地カバーの交換が
容易なため壁に塗料を全面的に塗槓Ｊして補修した際も
その色に合ったカバーを装着しうる利点がある。また、
係止体の係止部をく字状の側面とすると共に、略３角筒
状に形成したため、カバーとの保合位置が大幅にフリー
になり、しかも立ち上がり部分が１枚の板体のため十分
に弾力を係止部分に作用させることができる特徴がある
。さらに、カバーの係止舌片の先端をはぜ状に屈曲した
ため、カバーの長手方向の末端が歪まず、直線性があり
、しかも木口が内部に巻込まれるため、強度耐食性にも
すぐれた特徴がある。

その他、係止体をパネル端部に載置し、かつ、底面部を
躯体に固定したため、パネル表面に変形がなく、堅牢で
、しかもパネル端部を押えてパネルを確実に支持できる
特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂｌは本発明に係るパネルを用いた壁
の縦目地構造により構成した壁体を示す斜視図、第２図
（ａｌ〜（ｈｌはパネルの一例を示す斜視図、第３図ｔ
ａ＋、ｆｂ）はガイド兼防水体の一例を示す斜視図、第
４図（ａｌ〜（ｆ）は係止体の一例を示す斜視図、第５
図（ａ）〜０１ばカバーの一例を示す斜視図、第６図は
カバーの装着順序を示す説明図、第７図（ａｌ〜（１）
はガイド兼防水体のその他の実施例を示す説明図である
。 上・・・パネル、↓・・・ガイド兼防水体、Ｊ！・・係
止体、土工・・・カバー。 （イ）　ｌ　叱 馬　Ｚ　図 （１） ５工 千　５　図 （ｉｔ） 拓　４Ｍ （ｅｌ　Ｃ’ｒ） め　５　面 ／４′（）ｌり め　７　図 （Ｃン　Ｃｄ） Ｃｅ）　（−５−） 贋５　ワ　Ｑハ （も）（Ｊ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）水平面部と垂直面部とから横断面をＴ字状に形成
   した長尺状のガイド兼防水体と、少なくとも目地となる
   端部の板厚を上記垂直面部の寸法と同等あるいは、それ
   以下とし、かつ、長手方向の両輪縁に雄型連結部と雌型
   連結部を有する長尺状のパネルと、底面部中央を表面側
   に突出して前記垂直面部の上端を装着するガイド溝と底
   面部の両側縁を屈曲して側面を略く字状に形成した短尺
   の係止体と、縦断面が樋状で、その両側壁が弾性変形す
   る嵌合爪を有するカバーとを備え、躯体上にガイド兼防
   水体を垂直に、かつ、前記パネルの長さに対応する位置
   に釘を介してその水平面部を固定し、該ガイド兼防水体
   の水平面部上に前記パネルの長手方向の端部を載置して
   パネルを水平に、かつ、その雄、雌型連結部を連結して
   固定し、また、上記ガイド兼防水体のパネル表面から突
   出した垂直面部先端に前記係止体の凹溝を嵌めると共に
   、その底面部を釘で躯体に所定ピッチで複−牧個固定し
   、該係止体に前記カバーを係合して縦目地部におけるパ
   ネル端部と係止体、および釘を被覆したことを特徴とす
   るパネルを用いた壁の縦目地構造。