JPS6033927B2 - 水中構造物捨石基礎の根固め工法及びその工法に使用する根固め袋 - Google Patents
水中構造物捨石基礎の根固め工法及びその工法に使用する根固め袋Info
- Publication number
- JPS6033927B2 JPS6033927B2 JP18549481A JP18549481A JPS6033927B2 JP S6033927 B2 JPS6033927 B2 JP S6033927B2 JP 18549481 A JP18549481 A JP 18549481A JP 18549481 A JP18549481 A JP 18549481A JP S6033927 B2 JPS6033927 B2 JP S6033927B2
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B3/00—Engineering works in connection with control or use of streams, rivers, coasts, or other marine sites; Sealings or joints for engineering works in general
- E02B3/04—Structures or apparatus for, or methods of, protecting banks, coasts, or harbours
- E02B3/12—Revetment of banks, dams, watercourses, or the like, e.g. the sea-floor
- E02B3/122—Flexible prefabricated covering elements, e.g. mats, strips
- E02B3/127—Flexible prefabricated covering elements, e.g. mats, strips bags filled at the side
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はケーソン式防波堤等の水中構造物捨石基礎の根
固め工法及びこの工法に用いる根固め袋に関するもので
ある。
固め工法及びこの工法に用いる根固め袋に関するもので
ある。
従来、ケーソン式防波堤は第１図に示すように先ず捨石
によりマウンド１を作り、その表面を潜水夫により均し
た後、陸上で予め製造したコンクリート製ケーソン２を
曳航して来てマゥンドー上に設置し、ケーソン２内に中
詰砂を施した後、ケーソン２の上部に蓋コンクリート３
等を打設し、さらに波により洗掘を受ける側のマウンド
１の表面を潜水夫等の作業によって根固めブロック４で
覆うことにより根因めして洗掘の防止を図っている。
によりマウンド１を作り、その表面を潜水夫により均し
た後、陸上で予め製造したコンクリート製ケーソン２を
曳航して来てマゥンドー上に設置し、ケーソン２内に中
詰砂を施した後、ケーソン２の上部に蓋コンクリート３
等を打設し、さらに波により洗掘を受ける側のマウンド
１の表面を潜水夫等の作業によって根固めブロック４で
覆うことにより根因めして洗掘の防止を図っている。
又マウソドーの洗先には洗擬防止のためマットやシート
などが捨石に先立ち敷設されるのが通例である。しかし
ながら、このような洗堀防止用の根固め工法では洗擬防
止用マットやシートなどの敷設工事、マウンド法面の均
し工事、根固めブロックの陸上での製作、根固めブロッ
クの海上運搬、根固めブロックのクレーン船などによる
据付け工事など作業が多岐にわたる。
などが捨石に先立ち敷設されるのが通例である。しかし
ながら、このような洗堀防止用の根固め工法では洗擬防
止用マットやシートなどの敷設工事、マウンド法面の均
し工事、根固めブロックの陸上での製作、根固めブロッ
クの海上運搬、根固めブロックのクレーン船などによる
据付け工事など作業が多岐にわたる。
したがって工期が長くなり、経済性に問題がある。また
近年、防波堤、護岸等の構造物が沖合での苛酷な条件の
もとで築造されるケースが増加してきており、このよう
な場合、気象、海象条件の制約を受けるとともに水深が
深くなって捨石投入前の海底地盤上へのマットやシート
の敷設が困難となり、又捨石マウンド上に据付ける根固
めブロックも一個あたり４Ｍ〜５仇と大きくなるので大
型の施工機械が要求される等の問題があった。本発明の
目的は、洗堀防止用の根固め工事を簡単に、短かし、工
期で低コストで確実に行うことにある。
近年、防波堤、護岸等の構造物が沖合での苛酷な条件の
もとで築造されるケースが増加してきており、このよう
な場合、気象、海象条件の制約を受けるとともに水深が
深くなって捨石投入前の海底地盤上へのマットやシート
の敷設が困難となり、又捨石マウンド上に据付ける根固
めブロックも一個あたり４Ｍ〜５仇と大きくなるので大
型の施工機械が要求される等の問題があった。本発明の
目的は、洗堀防止用の根固め工事を簡単に、短かし、工
期で低コストで確実に行うことにある。
本発明に係る洗掘防止用の根固め工法は、水底（海底を
含むことは勿論である）築造物の表面に通水性を有する
布状材料をもって形成した根固め袋を設置し、この線固
め袋内に水上からモルタルを圧入して、このモルタル入
り根固め袋で水底葵造物の表面を覆って根固めをするこ
とを特徴とするものである。
含むことは勿論である）築造物の表面に通水性を有する
布状材料をもって形成した根固め袋を設置し、この線固
め袋内に水上からモルタルを圧入して、このモルタル入
り根固め袋で水底葵造物の表面を覆って根固めをするこ
とを特徴とするものである。
また、本発明に係る洗堀防止用の根固め袋は、通水性を
有する布状材料からなる袋本体を有し、この袋本体は仕
切壁で複数の室に仕切られ、各室内には通水性の悪い柔
軟な材料からなるモルタル充填ホースの先端側が収容さ
れ固定されており、前記各室内の前記各ホースにはそれ
ぞれモルタル噴出口がそれぞれ設けられ、前記各ホース
の基端側は前記袋本体の外に所要の長さをもって導出さ
れた構造になっていることを特徴とするものである。
有する布状材料からなる袋本体を有し、この袋本体は仕
切壁で複数の室に仕切られ、各室内には通水性の悪い柔
軟な材料からなるモルタル充填ホースの先端側が収容さ
れ固定されており、前記各室内の前記各ホースにはそれ
ぞれモルタル噴出口がそれぞれ設けられ、前記各ホース
の基端側は前記袋本体の外に所要の長さをもって導出さ
れた構造になっていることを特徴とするものである。
以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本発明に係る洗堀防止用の根固め工法を実施する
ために用いる洗掘防止用の根固め袋５の一例を第２図乃
至第４図を参照して説明する、この根固め袋５は、通水
性布からなる袋本体６を備え、この袋本体６は例えば第
１図に示す捨石基礎マウンド１の根固めすべき傾斜面の
傾斜方向の長さより少し長い寸法を有し、先端６Ａ及び
基端６Ｂともに閉じた構造となっている。袋本体６の幅
は適宜選定されている。袋本体６内は前後方向に沿った
複数の仕功壁７により平行した複数の閉じた室８に仕切
られている。各室８内には通水性の悪い布製のモルタル
充填ホース９の先端側が収容され縫い付けられて固定さ
れている。各室８内の各ホース９には複数のモルタル噴
出口１０がそれぞれ設けられている。各ホース９の基端
側は袋本体６の外に所定長さ導出されている。このよう
な根固め袋５は第５図に示すように巻いておく。次にこ
のような根固め袋５を用いた本発明の洗堀防止用の根固
め工法の一例を第６図及び第７図を参照して説明する。
ために用いる洗掘防止用の根固め袋５の一例を第２図乃
至第４図を参照して説明する、この根固め袋５は、通水
性布からなる袋本体６を備え、この袋本体６は例えば第
１図に示す捨石基礎マウンド１の根固めすべき傾斜面の
傾斜方向の長さより少し長い寸法を有し、先端６Ａ及び
基端６Ｂともに閉じた構造となっている。袋本体６の幅
は適宜選定されている。袋本体６内は前後方向に沿った
複数の仕功壁７により平行した複数の閉じた室８に仕切
られている。各室８内には通水性の悪い布製のモルタル
充填ホース９の先端側が収容され縫い付けられて固定さ
れている。各室８内の各ホース９には複数のモルタル噴
出口１０がそれぞれ設けられている。各ホース９の基端
側は袋本体６の外に所定長さ導出されている。このよう
な根固め袋５は第５図に示すように巻いておく。次にこ
のような根固め袋５を用いた本発明の洗堀防止用の根固
め工法の一例を第６図及び第７図を参照して説明する。
第５図のように巻いた根固め袋５は陸上でケーソン２の
側壁又はフーチングを利用してバンド等の適当な取付具
で取付けておく。次にこのようなケーソン２を曳航して
釆て沈め、マウンド１の所定の場所に設置し、ケーソン
２内に中詰砂を充填した後、ケーソン２の側壁に取付け
ておいた巻型の根固め袋５にホース９を利用して海上よ
りモルタル１１を圧入する。モルタル１１は袋本体６の
基端６Ｂ側から各室８に圧入され、モルタル１１の圧入
が進むにつれて袋本体６は漸次巻封まぐされマウンド１
の傾斜面に沿って下側に延びてゆく。そして最終的には
第７図に示すようにマウンド１の捨石に良くかみ合った
洗掘防止用の根固め層となる。以上説明したように本発
明に係る洗堀防止用の根固め工法は、根固め袋を用い、
これを巻いた状態でその一端をケーソンに固定しておき
、そのケーソンを沈めた後、水上より根固め袋内にモル
タルを注入して捨石基礎上に拡開させて板固めを行うの
で、作業性がよく、工期が短くなり経済的に根固め工事
を行うことができる。
側壁又はフーチングを利用してバンド等の適当な取付具
で取付けておく。次にこのようなケーソン２を曳航して
釆て沈め、マウンド１の所定の場所に設置し、ケーソン
２内に中詰砂を充填した後、ケーソン２の側壁に取付け
ておいた巻型の根固め袋５にホース９を利用して海上よ
りモルタル１１を圧入する。モルタル１１は袋本体６の
基端６Ｂ側から各室８に圧入され、モルタル１１の圧入
が進むにつれて袋本体６は漸次巻封まぐされマウンド１
の傾斜面に沿って下側に延びてゆく。そして最終的には
第７図に示すようにマウンド１の捨石に良くかみ合った
洗掘防止用の根固め層となる。以上説明したように本発
明に係る洗堀防止用の根固め工法は、根固め袋を用い、
これを巻いた状態でその一端をケーソンに固定しておき
、そのケーソンを沈めた後、水上より根固め袋内にモル
タルを注入して捨石基礎上に拡開させて板固めを行うの
で、作業性がよく、工期が短くなり経済的に根固め工事
を行うことができる。
また、特に大水深下の根固め工事であっても容易に行う
ことができる。更に、この工法によれば捨石とのかみ合
いが良いので、来襲波に対する安定性が極めて良い利点
がある。
ことができる。更に、この工法によれば捨石とのかみ合
いが良いので、来襲波に対する安定性が極めて良い利点
がある。
次に本発明に係る洗堀防止用の根固め袋は、通水性を有
する布状材料で袋本体が形成されているのでモルタルの
圧入時や凝固時等の排水を良好に行うことができ、また
捨石の凹凸に対するなじみもよい利点がある。
する布状材料で袋本体が形成されているのでモルタルの
圧入時や凝固時等の排水を良好に行うことができ、また
捨石の凹凸に対するなじみもよい利点がある。
更に、袋本体は仕切壁により複数の室に仕切っているの
で、袋本体の各部に対するモルタルの圧入をむらなく確
実に行うことができる。また、各室には通水性の悪いホ
ースを挿通し、そのホースに一定間隔毎にモルタル噴出
口を設けたことにより、モルタルの圧入に際し手前側か
ら順次圧入されて根固め袋の拡関がスムーズになされ、
しかも各モルタル噴出口からの充填長さが短くなるため
にモルタルの注入が低圧でスムーズに行われることとな
ったものである。
で、袋本体の各部に対するモルタルの圧入をむらなく確
実に行うことができる。また、各室には通水性の悪いホ
ースを挿通し、そのホースに一定間隔毎にモルタル噴出
口を設けたことにより、モルタルの圧入に際し手前側か
ら順次圧入されて根固め袋の拡関がスムーズになされ、
しかも各モルタル噴出口からの充填長さが短くなるため
にモルタルの注入が低圧でスムーズに行われることとな
ったものである。
第１図はケーソン式防波堤に対する従来の根固め状態を
示す断面図、第２図乃至第４図は本発明に係る根固め袋
の−実施例を示す平面図、縦断側面図、縦断正面図、第
５図は根固め袋の巻いた状態を示す側面図、第６図は本
発明に係る根固め工法の実施状態の一例を示す断面図、
第７図は本発明の工法で根固めされたケーソン式防波堤
の一例を示す断面図である。 １…マウンド、２…ケーソン、５…根固め袋、６．・・
袋本体、７・・・仕切壁、８・・・室、９・・・モルタ
ル充填ホース、１０・・・モルタル噴出口、１ １・・
・モルタル。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図
示す断面図、第２図乃至第４図は本発明に係る根固め袋
の−実施例を示す平面図、縦断側面図、縦断正面図、第
５図は根固め袋の巻いた状態を示す側面図、第６図は本
発明に係る根固め工法の実施状態の一例を示す断面図、
第７図は本発明の工法で根固めされたケーソン式防波堤
の一例を示す断面図である。 １…マウンド、２…ケーソン、５…根固め袋、６．・・
袋本体、７・・・仕切壁、８・・・室、９・・・モルタ
ル充填ホース、１０・・・モルタル噴出口、１ １・・
・モルタル。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 通水性を有する布状材料からなる根固め袋を巻き、
その端部をケーソンの底縁部に固定した状態で該ケーソ
ンを水底の捨石基礎マウンド上に沈下させ、前記根固め
袋内に水上からモルタルを注入して捨石基礎上に拡開さ
せることを特徴としてなる水中構造物捨石基礎の根固め
工法。 ２ 通水性を有する布状材料からなる袋本体を有し、前
記袋本体は仕切壁で複数の室に仕切られ、前記各室内に
は通水性の悪い柔軟な材料からなるモルタル充填ホース
の先端側が収容されて固定され、前記各室内の前記各ホ
ースにはモルタル噴出口がそれぞれ設けられ、前記各ホ
ースの基端側は前記袋本体の外に所要の長さをもつて導
出されていることを特徴とする洗掘防止用の根固め袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18549481A JPS6033927B2 (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 水中構造物捨石基礎の根固め工法及びその工法に使用する根固め袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18549481A JPS6033927B2 (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 水中構造物捨石基礎の根固め工法及びその工法に使用する根固め袋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5891224A JPS5891224A (ja) | 1983-05-31 |
| JPS6033927B2 true JPS6033927B2 (ja) | 1985-08-06 |
Family
ID=16171745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18549481A Expired JPS6033927B2 (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 水中構造物捨石基礎の根固め工法及びその工法に使用する根固め袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6033927B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5946646B2 (ja) * | 2012-01-27 | 2016-07-06 | 五洋建設株式会社 | マウンド被覆工法 |
-
1981
- 1981-11-20 JP JP18549481A patent/JPS6033927B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5891224A (ja) | 1983-05-31 |
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