JPS5944459B2 - 海洋構造物の建設工法 - Google Patents

海洋構造物の建設工法

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JPS5944459B2
JPS5944459B2 JP9128480A JP9128480A JPS5944459B2 JP S5944459 B2 JPS5944459 B2 JP S5944459B2 JP 9128480 A JP9128480 A JP 9128480A JP 9128480 A JP9128480 A JP 9128480A JP S5944459 B2 JPS5944459 B2 JP S5944459B2
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JP
Japan
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water
hollow structure
temporary support
support member
construction method
Prior art date
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JP9128480A
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JPS5715727A (en
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正 神崎
良弘 田中
有一郎 浅井
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、海洋構造物の建設工法に関し、特に、水底
の凹凸を調整する仮支承部材上に、底のない中空構造体
を据付け、水中コンクリートを打設し、水底の整地に過
大な労力を投入することなく、中空構造体を安定した正
しい姿勢に設置するとともに、中空構造体を、しっかり
と水底に設置固定することができるようにする。
防波堤、護岸、岸壁などの海洋構造物の構造形式の一つ
に重力式構造がある。
この代表的なものとしてケーソンがあげられるが、この
ケーソン工法の施工上、特に工期の大きなネックとなっ
ているのは、水底の岩盤またはマウンドの整地である。
すなわち、この水底の整地は、そのほとんどがダイパー
が潜水しケーソンの形に合せて整地スるという原始的な
方法であり、年間稼動率の面からみても極めて効率が悪
いばかりでな(、多くの作業上の危険を伴なう。
つまり、潜水夫による整地作業は、一般に水深25mで
3〜4時間であり、水深15mの場合に比べて作業量か に低下するこ とが確認されているし、水深15mでさえも、その作業
量は潜水夫1組当り1日6m2しか整地ができない。
そこで、各種の機械によるマウンドの整地方法が提案さ
れてはいるが、その仕上げ精度が悪いなど実用化にはか
なり問題が多い。
したがって、この水底の整地を工程から除去するか、あ
る程度の荒掘削に留めるかにすれば、施工率は大幅に向
上するし、また6、作業上の危険も減少する。
この発明者等は、海洋構造物の建設工法のかかる問題に
鑑みこの発明をするに至ったものである。
而してこの発明の目的は、海洋構造物の躯体を構成する
中空構造体を、簡単に且つ正確な姿勢で水底に設置する
ことができるようにすることにあり、またこの発明の目
的は、海洋構造物の建設工期を大幅に縮少することにあ
り、さらにこの発明の目的は、海洋構造物の建設におけ
る整地、躯体沈設工程に伴なう危瞼を防止するにあり、
またさらにこの発明の目的は、海洋構造物が水底にしっ
かりと固定結合されるようにすることにあり、またさら
にこの発明の目的は、施工対象となる場所の条件すなわ
ち工事の立地条件にとられれずに広く適用できる海洋構
造物の建設工法を提供するにある。
すなわち、この出願は図示する実施例の如く、底のない
中空構造体1を、水底2に横設した仮支承部材3上に据
付け、然る後、水底2と中空構造体底部との間に形成さ
れている間隙4に水中コンクリート5を打設することを
特徴とする海洋構造物の建設工法を特定発明とし、また
、底のない中空構造体1を、水底2に横設した仮支承部
材3上に据付け、別に水底2には四部2 を掘設し、然
る後、水底2と中空構造体1底部との間に形成されてい
る間隙4に、前記四部2にも入り込むように水中コンク
リート5を打設することを特徴とする海洋構造物の建設
工法を第1の併合発明とし、さらに、底のない中空構造
体1を、下面に弾性シール部材7を環状に延設し且つジ
ヤツキ8によって上下可調節的に水底2に仮支持されレ
ベル調整後に前記弾性シール部材Iの環内にグラウト9
を注入し固化することにより最終横設した仮支承部材3
上に据付け、然る後、水底2と中空構造体1との間に形
成されている間隙4に水中コンクリート5を打設するこ
とを特徴とする海洋構造物の建設工法を第2の併合発明
とする。
これらの発明では、水底に横設したいわゆるまくら木状
の仮支承部材の上に、底のない中空構造体を沈降させて
据付け、水底と中空構造体との間に形成される間隙は、
水中コンクリートの打設によって閉鎖する。
このときあらかじめ水底にトレンチを掘設しておき、こ
れにいわゆる水中コンクリートを入り込ませるようにす
ることによって、そのコンクリートを打設した状態で、
中空構造物は水底に喰込んだ部分で水底と一体化する。
仮支承部材は、その下面に弾性シール部材を環状に延設
しておき、且つ、ジヤツキによって仮支承部材のレベル
調整をし、弾性シール部材の環内にグラウトを注入固化
し、上面の水平な仮支承部材とすることができる。
これによって、水底の整地に過大な労力を投入すること
なく、中空構造体は安定した正しい姿勢に設置すること
ができ、水底の整地、中空構造体の沈降誘導等の作業を
大幅に簡素化する。
而して、これらの作業に伴なう食除を減少せしめる。
さらに、水底に掘設した単なるトレンチ内に入込むよう
にコンクリートを打設すると、そのコンクリートが水底
に喰込んだ状態となるので、中空構造体は水底としつか
り結合し、海洋構造物は、波浪潮流に対して十分の強度
をもって水底に安定する。
また、仮支承部材をジヤツキで仮支持しレベル調整後そ
の下にグラウトを注入し固化すれば、仮支承部材の正確
な設置が容易となる。
このように、作業が簡単となったので、立地条件などを
複雑に考慮する必要がなく、施工の範囲が拡大するとと
もに、工期の大幅な短縮に貢献する。
また、この発明の方法によれば、特に、長さ方向に構造
物を大形化すればその効果は大となる。
のみならず、大水深の場合には、一般的に潜水夫または
機械力による不陸調整の困難性が大きくなるが、この発
明によれば、仮支承によって不陸調整作業を省くことが
できこのような困難性は著しく減少する。
実施例 第1図A−Iは、この発明の実施の工程を示している。
先ずAの如(、水底2の岩盤を荒掘削して整地する。
このとき、適当な凹部2 を掘設しておく。
次にBの如(、この水底2に、仮支承部材3を複数本横
設する。
Cの如く、この上に底のない中空構造体1を据付ける。
この中空構造体1は、複数横方向に連結一体化したもの
を用いる。
而してDの如(、中空構造体1と水底2との間の間隙4
外側に砕石による被覆工1 を施し、然る後Eの如く、
トレミー管(図示しない)により、水中コンクリート5
を中空構造体1内底部に打設する。
Fの如く、このような中空構造体1は、必要な長さに連
続するジョイントエjを施すことができる。
なお、水中コンクリート5を打設すると、コンクリート
が水底2の凹部2 内にも入り込み、中空構造体1と水
底2とが一体化する。
然る後、Gの如く、中詰工1 を施し、Hの如く上部工
I を施す。
然る後、■の如く、必要に応じて裏込工10を施し海洋
構造物として完成する。
第2図に示すように、前記水中コンクリート5打設には
、先ず骨材を投入し然る後モルタルを注入し骨材間に浸
透させるいわゆるプレパクトエ法を採用することができ
る。
第2図、第3図、第4図には、前述した被覆工の構造の
例を示しである。
第2図の場合は砂袋シール部材1aの外側を荒砕石1b
で覆いさらにその外側を小砕石1cで覆った構造をなし
ている。
第3図の場合は、中空構造体1と水底2との間に形成さ
れる間隙4にゴム袋にモルタルを注入したシール部材1
aを挟設した例であり、これは、モルタルが固化するま
でシール部材1aが可撓性を有し中空構造体1と水底2
との間に密着することができる。
而して水中コンクリート5は、中空構造体1と水底2と
の間に構成される間隙4に光てんされ外に洩出しない。
第4図は、中空構造体1の底縁外周とをシート状のシー
ル部材1aで覆い、その外側に錘りを配置する。
具体的には、砕石1bをシール部材1aの裾に載置して
抑え、また、図示しないが予めシートに砂袋等を取付け
ておくようにすることもできる。
第5図は、仮支承部材3の下面周縁に弾性のあるシール
部材Iを環状に延設し、ジヤツキ8により、仮支承部材
3の上面のレベル調整をして水平にし、シール部材7を
水底2に密着せしめ、仮支承部材3の下面にグラウト9
を注入光てんする例を示しである。
グラウト9は、注入管9aから注入され、吸引管9bに
より水が吸引排出される。
グラウト9が固化すれば、ジヤツキ8を取外しても然る
べく設定したレベルは維持される。
この上に、前述のように、中空構造体を据付ける。
これらの工法は、岩盤の水底にも人工のマウンド水底に
も適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は工程図、第2図は被覆工付近を示す断面図、第
3図は他の例の被覆工付近を示す断面図、第4図はさら
に別の例の被覆工付近を示す断面図、第5図は仮支承部
材のレベル調整手段の一例を示す断面図である。 図中1は中空構造体、2は水底、3は仮支承部材、4は
間、隙、5は水中コンクリート、6はトレンチ、Iはシ
ール部材、8はジヤツキ、9はグラウトである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 底のない中空構造体を、水底に横設した仮支承部材
    上に据付け、然る後、水底と中空構造体底部との間に形
    成されている間隙に水中コンクリートを打設することを
    特徴とする海洋構造物の建設工法。 2 水底と中空構造体との間に形成されている間隙を、
    予め可撓性あるいは弾性のシール部材でシールしておい
    て水中コンクリートを打設する特許請求の範囲第1項記
    載の海洋構造物の建設工法。 3 底のない中空構造体を、水底に横設した仮支承部材
    上に据付け、別に水底には凹部を掘設し、然る後、水底
    と中空構造体底部との間に形成されている間隙に、前記
    凹部にも入り込むように水中コンクリートを打設するこ
    とを特徴とする海洋構造物の建設工法。 4 底のない中空構造体を、下面に弾性シール部材を環
    状に延設し且つジヤツキによって上下可調節的に水底に
    仮支持されレベル調整後に前記弾性シール部材の環内に
    グラウトを注入し固化することにより最終横設した仮支
    承部材上に据付け、然る後、水底と中空構造体との間に
    形成されている間隙に水中コンクリートを打設すること
    を特徴とする海洋構造物の建設工法。
JP9128480A 1980-07-04 1980-07-04 海洋構造物の建設工法 Expired JPS5944459B2 (ja)

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JPS5715727A JPS5715727A (en) 1982-01-27
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JPS62260909A (ja) * 1986-05-08 1987-11-13 Shimizu Constr Co Ltd 急勾配を有する水中のり面の防護コンクリ−ト構築方法
JP6214294B2 (ja) * 2013-09-13 2017-10-18 株式会社クボタ 水田作業車
GB2534874A (en) * 2015-02-02 2016-08-10 Marine Current Turbines Ltd Base for offshore structure

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