JP6214294B2 - 水田作業車 - Google Patents
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Description
機体の前後方向に長手方向を有する機体フレームと、
前記機体フレームの前部に設けられ、前輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する前伝動ケースと、
前記機体フレームの後部に設けられ、後輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する後伝動ケースと、
前記前伝動ケースと前記後伝動ケースとの間で潤滑油を循環させる潤滑油通路と、を備え、
前記潤滑油通路は、前記前伝動ケース又は前記後伝動ケースの一方側から他方側に潤滑油が流れる第一潤滑油通路と、前記前伝動ケース又は前記後伝動ケースの他方側から一方側に潤滑油が流れる第二潤滑油通路と、を有し、
前記第一潤滑油通路は、側面視において前記機体フレームの長手方向に延びる第一延設部を有し、
前記第二潤滑油通路は、側面視において前記機体フレームの長手方向に延びる第二延設部を有し、
前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの下面よりも上方に配置されており、
前記潤滑油通路で循環される潤滑油を圧送するポンプが備えられていることにある。
前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの上面よりも上方にはみ出していないと好適である。
前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの前部側と後部側とに亘るように延びていると好適である。
前記第一延設部及び前記第二延設部は、側面視において前記機体フレームの長手方向に直線状に延びていると好適である。
前記第一延設部は、平面視において前記第一潤滑油通路のうち最も前記機体フレームに近接する部位を有し、
前記第二延設部は、平面視において前記第二潤滑油通路のうち最も前記機体フレームに近接する部位を有していると好適である。
さらに、本発明において、
前記機体フレームは、右の機体フレームと左の機体フレームとを、有し、
前記第一潤滑油通路は、左の前記機体フレームの左外方に配置され、
前記第二潤滑油通路は、右の前記機体フレームの右外方に配置されていると好適である。
前記前伝動ケースは、無段変速装置を収容する無段変速ケースと、前記無段変速装置からの動力を前記前輪に伝達する動力伝達機構を収容するミッションケースと、前記前輪を支持する前車軸ケースと、を有し、
前記後伝動ケースは、前記後輪を支持する後車軸ケースを有していると好適である。
前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち少なくともいずれか一方は、前記機体フレームに対して上下移動可能に構成され、
前記第一潤滑油通路は、前記上下移動を許容する第一移動許容部を有し、
前記第二潤滑油通路は、前記上下移動を許容する第二移動許容部を有していると好適である。
前記第一延設部は、前記第一移動許容部を介して、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものと接続され、
前記第二延設部は、前記第二移動許容部を介して、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものと接続されていると好適である。
前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものに、前記第一移動許容部が接続される第一継ぎ手部と、前記第二移動許容部が接続される第二継ぎ手部と、が設けられ、
前記第一継ぎ手部と前記第二継ぎ手部とは、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものにおいて、機体の左右方向における一方側と他方側とに振り分けて配置され、
前記第一移動許容部は、前記第一継ぎ手部の側の端部に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成され、
前記第二移動許容部は、前記第二継ぎ手部の側の端部に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成され、
前記第一継ぎ手部は、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものにおける前記第一継ぎ手部の側が、最も下方側に移動した場合に、前記第一移動許容部と同一軸心上に位置するように構成され、
前記第二継ぎ手部は、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものにおける前記第二継ぎ手部の側が、最も下方側に移動した場合に、前記第二移動許容部と同一軸心上に位置するように構成されていると好適である。
前記ポンプは、無段変速装置に作動油を補給するチャージポンプであると好適である。
前記前伝動ケース及び前記後伝動ケースのうち少なくともいずれか一方には、前記潤滑油通路との連通が遮断された遮断室が形成されていると好適である。
図1及び図2には、八条植えの乗用型田植機(本発明に係る「水田作業車」に相当)を示している。乗用型田植機は、機体を走行させる走行機体1を備えている。走行機体1上には、運転部2が設けられている。運転部2は、運転席20、ステアリングハンドル21、デフロックペダル22及びブレーキペダル23を有している。また、走行機体1の前部には、エンジン3及び予備苗載せ台4が設けられている。エンジン3は、ボンネット5によって覆われている。予備苗載せ台4は、ボンネット5の左右に夫々配置されている。また、走行機体1の後部には、苗植付装置6が昇降可能に設けられている。
図3から図6に示すように、走行機体1は、機体フレーム10と、前伝動ケース11と、後伝動ケース12と、潤滑油通路9と、を備えている。
機体フレーム10は、機体の前後方向に長手方向を有する左右一対のメインフレームである。機体フレーム10は、前伝動ケース11の上部と後伝動ケース12の上部とを連結している。
前伝動ケース11は、機体フレーム10の前部に設けられ、前輪13に動力を伝達する動力伝達機構を収容している。前伝動ケース11は、無段変速ケース14と、ミッションケース15と、左右一対の前車軸ケース16と、を有している。
無段変速ケース14は、油圧式無段変速装置7(本発明に係る「無段変速装置」に相当)を収容している。無段変速ケース14には、給油口14aが設けられ、給油口14aから潤滑油(ミッションケース15内の潤滑油)が供給される。無段変速ケース14には、排油口14bが設けられ、排油口14bから潤滑油が排出される。
ミッションケース15は、油圧式無段変速装置7からの動力を前輪13に伝達する動力伝達機構を収容している。具体的には、ミッションケース15は、前記動力伝達機構として、副変速機構、株間変速機構及びデフ装置を収容している。
図7に示すように、前車軸ケース16は、前輪13を支持している。前車軸ケース16は、固定ケース16Aと、操向ケース16Bと、を有している。
図7及び図8に示すように、軸受162cと軸受162gとの間において、第二伝達軸162には、スリーブ168が相対回転可能に外嵌されている。スリーブ168は、円筒状の部材であり、スリーブ168には、第二伝達軸162が嵌入される嵌入孔168aが形成されている。嵌入孔168aは、スリーブ168を軸心Y方向に貫通するように形成されている。また、スリーブ168と固定ケース16Aとの間には、上側シール168bが設けられ、スリーブ168と操向ケース16Bとの間には、下側シール168cが設けられている。また、スリーブ168には、複数の油路168Aが形成されている。本実施形態では、油路168Aが四つ形成されている。四つの油路168Aは、スリーブ168の軸心Y方向視において、スリーブ168の中心Oを基準に等角度(90度)間隔で配置されている。
油路168Aは、縦油路168dと、上側横油路168eと、下側横油路168fと、を有している。縦油路168dは、嵌入孔168aの外周に沿って、スリーブ168を軸心Y方向に貫通するように形成されている。上側横油路168eは、スリーブ168の軸心Y方向に直交する方向に形成され、縦油路168dの上端部と固定ケース16A(上側シール168bよりも上方側の空間)とを連通させている。下側横油路168fは、スリーブ168の軸心Y方向に直交する方向に形成され、縦油路168dの下端部と操向ケース16B(下側シール168cよりも下方側の空間)とを連通させている。
ここで、べベルギヤ162aの下端部には、スリーブ168の縦油路168dに係合する複数の突起部162jが形成されている。突起部162jは、べベルギヤ162aの下端部に形成され、縦油路168dの上端部に係合している。本実施形態では、突起部162jが四つ(縦油路168dと同数)形成されている。四つの突起部162jは、スリーブ168の軸心Y方向視において、スリーブ168の中心Oを基準に等角度(90度)間隔で配置されている。突起部162jと上側横油路168eとの間には、隙間Sが形成されている。
図3から図6に示すように、後伝動ケース12は、機体フレーム10の後部に設けられ、後輪17に動力を伝達する動力伝達機構を収容している。後伝動ケース12は、後輪17を支持する後車軸ケース18を有している。後車軸ケース18は、機体フレーム10に対して上下移動可能に構成されている。本実施形態では、後車軸ケース18は、機体フレーム10に対して前後向きの軸心周りにローリング可能に構成されている。
第一後継ぎ手部181と第二後継ぎ手部182とは、後車軸ケース18において機体の左右方向における左方側と右方側とに振り分けて配置され、後車軸ケース18から前方に水平に突出するように設けられている。また、後車軸ケース18には、左回転数センサ設置口183及び右回転数センサ設置口184が設けられている。左回転数センサ設置口183には、左の後輪17の回転数を検知する回転数センサを設置することができ、右回転数センサ設置口184には、右の後輪17の回転数を検知する回転数センサを設置することができる。
図3から図6に示すように、潤滑油通路9は、前伝動ケース11と後伝動ケース12との間で潤滑油を循環させるものである。潤滑油通路9で循環される潤滑油は、油圧式無段変速装置7に作動油を補給するチャージポンプ8によって圧送される。潤滑油通路9は、第一潤滑油通路91と、第二潤滑油通路92と、を有している。
第一潤滑油通路91は、左の機体フレーム10の左外方に配置されている。第一潤滑油通路91は、前伝動ケース11側から後伝動ケース12側に潤滑油が流れる。第一潤滑油通路91は、第一延設部911と、第一後折曲部912と、第一移動許容部913と、を有している。第一延設部911と第一後折曲部912とは、単一の金属製の管状部材(鉄パイプ)によって構成されている。
第一延設部911は、側面視において機体フレーム10の長手方向(前後方向)に延びている。第一延設部911は、機体フレーム10の下面よりも上方に配置され、かつ、機体フレーム10の上面よりも上方にはみ出していない。つまり、第一延設部911は、機体フレーム10の上下長さの範囲内に収まっている。また、第一延設部911は、側面視において機体フレーム10の長手方向(前後方向)に直線状に延びている。第一延設部911は、機体フレーム10の前部側と後部側とに亘るように延びている。第一延設部911の前端部は、無段変速ケース14の排油口14bと接続され、第一延設部911は、第一後折曲部912及び第一移動許容部913を介して第一後継ぎ手部181と接続されている。第一延設部911の後端部は、第一ステー914を介して左の機体フレーム10に支持されている。また、第一延設部911は、平面視において第一潤滑油通路91のうち最も機体フレーム10に近接する部位911Aを有している。
第一後折曲部912は、第一後継ぎ手部181の側の端部(後端部)に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成されている。第一後折曲部912は、第一移動許容部913を介して第一後継ぎ手部181と接続されている。
第一移動許容部913は、後車軸ケース18の上下移動(ローリング)を許容するものである。第一移動許容部913は、可撓性を有する管状部材(ゴムホース)によって構成されている。また、第一移動許容部913の後端部は、第一後継ぎ手部181と接続されている。第一移動許容部913は、第一後継ぎ手部181の側の端部(後端部)に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成されている。
第二潤滑油通路92は、右の機体フレーム10の右外方に配置されている。第二潤滑油通路92は、後伝動ケース12側から前伝動ケース11側に潤滑油が流れる。第二潤滑油通路92は、側面視においてブレーキペダル23と交差するように配置されている。第二潤滑油通路92は、第二前折曲部921と、第二延設部922と、第二後折曲部923と、第二移動許容部924と、を有している。第二前折曲部921と第二延設部922と第二後折曲部923とは、単一の金属製の管状部材(鉄パイプ)によって構成されている。
第二前折曲部921の前端部は、第二前継ぎ手部161と接続されている。第二前折曲部921は、平面視において前端部が後端部よりも機体内側に位置し、かつ、側面視において前端部が後端部よりも下方に位置するように構成されている。
第二延設部922は、側面視において機体フレーム10の長手方向(前後方向)に延びている。第二延設部922は、機体フレーム10の下面よりも上方に配置され、かつ、機体フレーム10の上面よりも上方にはみ出していない。つまり、第二延設部922は、機体フレーム10の上下長さの範囲内に収まっている。また、第二延設部922は、側面視において機体フレーム10の長手方向(前後方向)に直線状に延びている。第二延設部922は、機体フレーム10の前部側と後部側とに亘るように延びている。第二延設部922は、第二後折曲部923及び第二移動許容部924を介して第二後継ぎ手部182と接続されている。第二延設部922の後端部は、第二ステー925を介して右の機体フレーム10に支持されている。また、第二延設部922は、平面視において第二潤滑油通路92のうち最も機体フレーム10に近接する部位922Aを有している。
第二後折曲部923は、第二後継ぎ手部182の側の端部(後端部)に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成されている。第二後折曲部923は、第二移動許容部924を介して第二後継ぎ手部182と接続されている。
第二移動許容部924は、後車軸ケース18の上下移動(ローリング)を許容するものである。第二移動許容部924は、可撓性を有する管状部材(ゴムホース)によって構成されている。また、第二移動許容部924の後端部は、第二後継ぎ手部182と接続されている。第二移動許容部924は、第二後継ぎ手部182の側の端部(後端部)に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成されている。
このような構成により、前伝動ケース11と後伝動ケース12との間で、潤滑油が潤滑油通路9によって、次のようにして循環される。
(1)上記実施形態において、第一潤滑油通路91は、前伝動ケース11側から後伝動ケース12側に潤滑油が流れるが、後伝動ケース12側から前伝動ケース11側に潤滑油が流れてもよい。同様に、第二潤滑油通路92は、後伝動ケース12側から前伝動ケース11側に潤滑油が流れるが、前伝動ケース11側から後伝動ケース12側に潤滑油が流れてもよい。
8 チャージポンプ
9 潤滑油通路
10 機体フレーム
11 前伝動ケース
12 後伝動ケース
13 前輪
14 無段変速ケース
15 ミッションケース
16 前車軸ケース
17 後輪
18 後車軸ケース
91 第一潤滑油通路
92 第二潤滑油通路
164 遮断室
181 第一後継ぎ手部(第一継ぎ手部)
182 第二後継ぎ手部(第二継ぎ手部)
911 第一延設部
911A 第一潤滑油通路のうち最も機体フレームに近接する部位
913 第一移動許容部
922 第二延設部
922A 第二潤滑油通路のうち最も機体フレームに近接する部位
924 第二移動許容部
L1 軸心
L2 軸心
Claims (8)
- 機体の前後方向に長手方向を有する機体フレームと、
前記機体フレームの前部に設けられ、前輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する前伝動ケースと、
前記機体フレームの後部に設けられ、後輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する後伝動ケースと、
前記前伝動ケースと前記後伝動ケースとの間で潤滑油を循環させる潤滑油通路と、を備え、
前記潤滑油通路は、前記前伝動ケース又は前記後伝動ケースの一方側から他方側に潤滑油が流れる第一潤滑油通路と、前記前伝動ケース又は前記後伝動ケースの他方側から一方側に潤滑油が流れる第二潤滑油通路と、を有し、
前記第一潤滑油通路は、側面視において前記機体フレームの長手方向に延びる第一延設部を有し、
前記第二潤滑油通路は、側面視において前記機体フレームの長手方向に延びる第二延設部を有し、
前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの下面よりも上方に配置されており、
前記機体フレームは、右の機体フレームと左の機体フレームとを有し、前記第一潤滑油通路は、左の前記機体フレームの左外方に配置され、前記第二潤滑油通路は、右の前記機体フレームの右外方に配置され、
前記潤滑油通路で循環される潤滑油を圧送するポンプが備えられている水田作業車。 - 前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの上面よりも上方にはみ出していない請求項1に記載の水田作業車。
- 前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの前部側と後部側とに亘るように延びている請求項1又は2に記載の水田作業車。
- 前記第一延設部及び前記第二延設部は、側面視において前記機体フレームの長手方向に直線状に延びている請求項1から3のいずれか一項に記載の水田作業車。
- 前記第一延設部は、平面視において前記第一潤滑油通路のうち最も前記機体フレームに近接する部位を有し、
前記第二延設部は、平面視において前記第二潤滑油通路のうち最も前記機体フレームに近接する部位を有している請求項1から4のいずれか一項に記載の水田作業車。 - 機体の前後方向に長手方向を有する機体フレームと、
前記機体フレームの前部に設けられ、前輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する前伝動ケースと、
前記機体フレームの後部に設けられ、後輪に動力を伝達する動力伝達機構を収容する後伝動ケースと、
前記前伝動ケースと前記後伝動ケースとの間で潤滑油を循環させる潤滑油通路と、を備え、
前記潤滑油通路は、前記前伝動ケース又は前記後伝動ケースの一方側から他方側に潤滑油が流れる第一潤滑油通路と、前記前伝動ケース又は前記後伝動ケースの他方側から一方側に潤滑油が流れる第二潤滑油通路と、を有し、
前記第一潤滑油通路は、側面視において前記機体フレームの長手方向に延びる第一延設部を有し、
前記第二潤滑油通路は、側面視において前記機体フレームの長手方向に延びる第二延設部を有し、
前記第一延設部及び前記第二延設部は、前記機体フレームの下面よりも上方に配置されており、
前記潤滑油通路で循環される潤滑油を圧送するポンプが備えられ、
前記前伝動ケースは、無段変速装置を収容する無段変速ケースと、前記無段変速装置からの動力を前記前輪に伝達する動力伝達機構を収容するミッションケースと、前記前輪を支持する前車軸ケースと、を有し、
前記後伝動ケースは、前記後輪を支持する後車軸ケースを有し、
前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち少なくともいずれか一方は、前記機体フレームに対して上下移動可能に構成され、
前記第一潤滑油通路は、前記上下移動を許容する第一移動許容部を有し、
前記第二潤滑油通路は、前記上下移動を許容する第二移動許容部を有し、
前記第一延設部は、前記第一移動許容部を介して、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものと接続され、
前記第二延設部は、前記第二移動許容部を介して、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものと接続され、
前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものに、前記第一移動許容部が接続される第一継ぎ手部と、前記第二移動許容部が接続される第二継ぎ手部と、が設けられ、
前記第一継ぎ手部と前記第二継ぎ手部とは、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものにおいて、機体の左右方向における一方側と他方側とに振り分けて配置され、
前記第一移動許容部は、前記第一継ぎ手部の側の端部に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成され、
前記第二移動許容部は、前記第二継ぎ手部の側の端部に近付くほど、平面視において機体外側に位置し、かつ、側面視において下方に位置するように斜めに構成され、
前記第一継ぎ手部は、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものにおける前記第一継ぎ手部の側が、最も下方側に移動した場合に、前記第一移動許容部と同一軸心上に位置するように構成され、
前記第二継ぎ手部は、前記前車軸ケース及び前記後車軸ケースのうち前記機体フレームに対して上下移動可能に構成されているものにおける前記第二継ぎ手部の側が、最も下方側に移動した場合に、前記第二移動許容部と同一軸心上に位置するように構成されている水田作業車。 - 前記ポンプは、無段変速装置に作動油を補給するチャージポンプである請求項1から6のいずれか一項に記載の水田作業車。
- 前記前伝動ケース及び前記後伝動ケースのうち少なくともいずれか一方には、前記潤滑油通路との連通が遮断された遮断室が形成されている請求項1から7のいずれか一項に記載の水田作業車。
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