JPS60332Y2 - コンクリ−ト製床版 - Google Patents

コンクリ−ト製床版

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JPS60332Y2
JPS60332Y2 JP12767981U JP12767981U JPS60332Y2 JP S60332 Y2 JPS60332 Y2 JP S60332Y2 JP 12767981 U JP12767981 U JP 12767981U JP 12767981 U JP12767981 U JP 12767981U JP S60332 Y2 JPS60332 Y2 JP S60332Y2
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JP
Japan
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concrete
flat
bars
floor slab
flat bars
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Expired
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JP12767981U
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JPS5833501U (ja
Inventor
三郎 冨沢
健 高橋
Original Assignee
石川島建材工業株式会社
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Publication date
Application filed by 石川島建材工業株式会社 filed Critical 石川島建材工業株式会社
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Publication of JPS5833501U publication Critical patent/JPS5833501U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高架橋等の路面を形成するのに多く使用され
るコンクリート製床版の改良に関する。
従来のこの種のコンクリート製床版(以下床版と略す)
は、第1図に示すように、床版の主体をなすコンクリー
ト1内に複数本の配力鉄筋2および主鉄筋3が埋設され
、かつコンクリート1の底部にはコンクリート1の底面
を形成する鋼板4が一体化され、さらにこの鋼板4上に
は、主として鋼板4とコンクリート1との一体化を高め
る目的で複数本のジベル5が溶接により突設された構造
となっているのが一般的であるが、このような従来の床
版にはその構造上、以下に述べるような種々の問題点が
あった。
■ コンクリート1の底面全体が鋼板4で覆われている
ため、雨水などの水分がコンクリート1内に浸透した場
合などにその水分がコンクリート内あるいはコンクリー
トと鋼板との境界付近などに貯溜してしまうことがあり
、このため寒冷地などにおいてその水分が凍結したとき
にコンクリート1自体にクラックが発生したり、コンク
リート1と鋼板4との間に剥理現象が生じたりすること
がある。
■ 輪荷重のくりかえしにより発生するクラックが鋼板
4があるためそのクラックの度合を正確につかみにくい
■ 鋼板4は、経済面や床版全体の重量などを考慮して
比較的薄い板厚(一般に4.5mm程度)のものが使用
されている。
ところで、1この鋼板4の上に突設するジベル5は大径
のものを用いるほどコンクリート1に対する鋼板4の一
体化作用がより強化されるのであるが、大径のジベルを
用いた場合、鋼板4に溶接歪が発生したり、場合によっ
ては穴があいたりするので小さいジベルを数多く溶接し
、歪取りを入念に行う必要があった。
■ 主桁上に床版を載置し位置決めした状態で、それら
床版の鋼板4同志の接合部が主桁上に直接位置しない配
力筋方向の部分には、下から鋼製のフラットバーを当て
相接する鋼板4同志を現場溶接により連結しなければな
らないという余分な作業を必要とする(第1図参照)。
本考案は以上のような種々の問題点を解決すべくなされ
たものて、凍結融解などによる床版全体に与える悪影響
を未然に防止し得るとともに、仮にクラック等が生じて
もその程度を容易に検知でき、また大径のジベルの使用
が可能でかつ床版同志の接合も簡単かつ確実に行なえる
コンクリート製床版を提供しようとするものである。
以下木考案の一実施例を添付の第2図および第4図を参
照して説明する。
図におL゛て、符号10は本考案によるコンクリート製
床版てあって、この床版10は、床版10の主体をなす
コンクリート11と、このコンクリート11内に埋設さ
れた主鉄筋12・・・および両端がU字状に曲は形成さ
れたループ状の配力鉄筋13・・・と、前記コンクリー
ト11の底部に埋設すれた複数のフラットバー14・・
・と、これらフラットバー14・・・上にその長手方向
に沿ってそれぞれ突設された複数のジベル16・・・と
から構成されている。
前記コンクリート11は第3図に示すように矩形状に形
成され、その長手方向一端面の下部には幅方向に沿って
断面り字状の切欠部11aが形成されている。
また、このコンクリート11の長手方向両端面には前記
配力鉄筋13の両端がそれぞれ突出している。
また、前記フラットバー14・・・の長さはコンクリー
ト11の幅方向の長さに等しく形成され、コンクIJ−
)11の長手方向に等間隔で並列するように配列された
状態で埋設されている。
なお、これらフラットバー14・・・のうち、コンクリ
ート11の長手方向他端両側(第2図中右端)に位置す
るフラットバー14は他のフラットバー14よりも幅広
に形成され、一部がコンクリート11の長手方向他端面
から前記配力鉄筋13の突出量よりも大きく突出してい
る。
なお、フラットバー14・・・は、図示例においてはそ
の板厚が従来のほぼ2倍程度のものが使用されている。
また、これらフラットバー14・・・上に突設されてい
る前記ジベル16・・・は、図示のようにフラットバー
14・・・の板厚に対応した大径のものが用いられてい
る。
なお、第3図において符号17は主桁を示している。
コンクリート製床版をこのような構造とした場合、以下
に述ベリような種々の作用効果がある。
まず第1に、フラットバー14・・・を互いに間隔をお
いて配列した状態で床版10の主体をなすコンクリート
11の底部に埋設し一体化させた構成としたので、それ
ら各フラットバー14・・・の間がコンクリート11内
に浸透した水分の逃げ道となり、したがって、コンクリ
ートの底部に1枚鋼板を一体化させた従来の床版のよう
にコンクリート内に水分が貯溜することもないので、凍
結によるコンクリート11のクラックやフラットバー1
4・・・の剥理現象等の発生を未然に防ぐことができる
第2に、このように各フラットバー14により、コンク
リート11の底部は所定の間隔をおいて所々露出した状
態になっているから、コンクリート11に仮にクラック
等が発生してもそのクラックの度合をコンクリート11
の下から正確に検知することができる。
第3に、各フラットバー14・・・として、厚肉のもの
を使用しているが、各フラットバー14・・・は前述の
ように間隔をおいて配列しているので、使用される各フ
ラットバー14・・・全体の重量は1枚の薄肉鋼板を使
用した場合より減少する、したがって重量や経済面など
で好都合となる。
またこのように、各フラットバー14・・・は厚肉のも
のであるから、大径のジベル16・・・の使用が可能で
あり、かつジベル16・・・を各フラットバー14・・
・上に溶接により突設しても溶接歪や穴があいたりする
ことがなく、しかもコンクリート11と各フラットバー
14とは強固に一体化される。
第4に、フンクリート11の長手方向一端面の下部には
その幅方向に沿うて断面り字状の切欠部11aが形成さ
れており、一方、コンクリート11の長手方向他端面側
に位置するフラットバー14・・・よりも幅広に形成さ
れその一部が他端面から水平に突出しているので、主桁
上に複数の床版10を載置し、相隣接する床版同志を接
続する場合には、第5図に示すように幅広のフラットバ
ー14の幅方向先端縁部にパツキン18を介して前記切
欠部11aを嵌合させれば、それらの嵌合部分が互いに
ラップした状態で密着する。
したがって、第3図からも理解できるように、主桁上に
直接位置しない部分の接続手段として、従来のように下
から鋼製のフラットバーを当てた上でそれらの部分を溶
接し接続するというめんどうな作業も不要となる。
第5に、各フラットバー14・・・は、従来の1枚鋼板
に対比させた場合、いわゆる複数枚に分割された単位体
となっているから、防錆塗装などを行なう際、コンクリ
ート11に一体化させる前にドブ付は等の簡単な方法で
亜鉛メッキなどを施すことがてき、製作上およびメンテ
ナンスなどの点で好都合である。
なお、従来において、湾曲する路面などを形成するのに
使用される床版は、平面的にみて一般に扇形に形成され
ており、この場合、コンクリートの底部に一体化される
鋼板もその扇形の床版に当然合致する形状のものが必要
となるが、本考案によれば、各フラットバー14・・・
を扇形に配列するだけで済むという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコンクリート製床版を示す断面図、第2
〜第5図は本考案の一実施例を示すもので、第2図は断
面図、第3図は斜視図、第4図はフラットバーの斜視図
、第5図は作用説明図である。 10・・・・・・コンクリート製床版、11−−−−−
−コンクリート、11a・・・・・・切欠部、12・・
・・・・主鉄筋、13・・・・・・配力鉄筋、14・・
・・・・フラットバー 16・・・・・・ジベル。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)形成すべき床版の釈体をなすコンクリートの底部
    に、このコンクリートの幅方向もしくは長手方向の何れ
    か一方向に延在しかつ他方向に間隔をおいて並列する複
    数のフラットバーが埋設され、これら各フラットバー上
    にはフラットバーの長手方向に沿ってそれぞれジベルが
    複数突設され、さらに前記コンクリートには前記各フラ
    ットバーに対して直角方向に延在する配力鉄筋が埋設さ
    れていることを特徴とするコンクリート製床版。
  2. (2) 前記コンクリートの端面の下部に、床版同志
    の接続時において隣接する他の床版のフラットパーの幅
    方向先端縁部に嵌合する切欠部が形成されていることを
    特徴とする前記第1項記載のコンクリート製床版。
JP12767981U 1981-08-28 1981-08-28 コンクリ−ト製床版 Expired JPS60332Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12767981U JPS60332Y2 (ja) 1981-08-28 1981-08-28 コンクリ−ト製床版

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12767981U JPS60332Y2 (ja) 1981-08-28 1981-08-28 コンクリ−ト製床版

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5833501U JPS5833501U (ja) 1983-03-04
JPS60332Y2 true JPS60332Y2 (ja) 1985-01-08

Family

ID=29921400

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12767981U Expired JPS60332Y2 (ja) 1981-08-28 1981-08-28 コンクリ−ト製床版

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007154544A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Ps Mitsubishi Construction Co Ltd プレキャストコンクリート板を使用した床版構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100237194B1 (ko) * 1997-02-03 2000-01-15 이도형 에폭시를 연결부에 사용한 조립식 교량 상판 공법
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Publication number Publication date
JPS5833501U (ja) 1983-03-04

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