JPS6033137B2 - ジ−α,β−エチレン系不飽和カルボン酸亜鉛塩含有ゴム組成物の製法 - Google Patents

ジ−α,β−エチレン系不飽和カルボン酸亜鉛塩含有ゴム組成物の製法

Info

Publication number
JPS6033137B2
JPS6033137B2 JP56117273A JP11727381A JPS6033137B2 JP S6033137 B2 JPS6033137 B2 JP S6033137B2 JP 56117273 A JP56117273 A JP 56117273A JP 11727381 A JP11727381 A JP 11727381A JP S6033137 B2 JPS6033137 B2 JP S6033137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carboxylic acid
zinc
unsaturated carboxylic
ethylenically unsaturated
rubber composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56117273A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5819344A (ja
Inventor
一郎 冨永
章裕 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP56117273A priority Critical patent/JPS6033137B2/ja
Priority to GB08220546A priority patent/GB2104529B/en
Publication of JPS5819344A publication Critical patent/JPS5819344A/ja
Publication of JPS6033137B2 publication Critical patent/JPS6033137B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジーQ,8ーェチレン系不飽和カルボン酸亜鉛
塩、特にジメタクリル酸亜鉛をゴム内部で形成させるこ
とを特徴とするジーQ,3ーェチレン系不飽和カルボン
酸亜鉛塩含有ゴム組成物の製法に関する。
ソリツドゴルフボールやツーピースゴルフボールのコア
の共架橋剤としてQ, 8−不飽和カルポン酸亜鉛塩、
特にメタクリル酸亜鉛塩が用いられている。
亜鉛塩としては亜鉛化合物1モルに2モルのQ,8ーェ
チレン系不飽和カルボン酸(以下単に酸と云う)が反応
した正塩と1モルの亜鉛化合物に1モルの酸が反応した
塩基性塩の二種類がある。このうち、ゴルフボールに高
い反溌係数を与えるのは正塩である。この正塩は固体で
あり、一般には微粉末にしてゴムに混練している。この
ときニーダーのごときインターナル・ミキサーを使用す
ると混合機内壁面への正塩の粘着が箸るしく、またオー
プンロールを使用するとロール面への粘着や粉塵発生等
の問題を生ずる。いずれの場合も混練中の凝集塊の生成
および混合機壁面附着物の剥離により凝集塊の生成によ
り凝集塊がゴム中に練り込まれて製品の価値を箸るしく
損なうこととなる。亜鉛塩をゴム中に導入する別の方法
として、ゴム中で酸と亜鉛化合物とを反応させる、いわ
ゆるダイレクトミキシング法がある。
この方法はあらかじめゴム中に中和用の亜鉛化合物を渡
糠し、これを酸と共にニーダーやバンバリー等のインタ
ーナルミキサーに入れ混練りしながら中和反応を行うも
のである。またこのときゴム中に酸を混練したものと中
和用の亜鉛化合物を投入して混練するかまたは酸を混練
りしたゴムと中和用の亜鉛化合物を濠練したゴムとを混
合して中和反応を行なうこともできる。この方法によれ
ばゴム生地の外観も良好で凝集塊の生成や混合機への附
着も殆んど認められない。しかしながら、この方法では
ゴルフボールの物性に好ましい性質を付与する正塩、特
にジメタクリル酸亜鉛を得るには一般に亜鉛化合物に対
して大過剰の酸を必要とし、そのため未反応の酸が残る
他、塩基性塩もかなりの量で生成し、かつ生成した正塩
も塩基性塩に経時的に変化する傾向がある。本発明は上
記ダイレクトミキシング法により上記欠点のない安定し
たジーQ,8ーェチレン系不飽和カルボン酸亜鉛を製造
する方法を提供する。
即ち、本発明はゴム組成物中でQ,B−エチレン系不飽
和カルボン酸と亜鉛化合物を反応させるに際し、該カル
ボン酸10の重量部に対し1〜25重量部の水酸化カル
シウムを存在させることを特徴とするジーQ,8−エチ
レン系不飽和カルボン酸亜鉛塩含有ゴム組成物の製造方
法に関する。本発明において用いられるQ,8−エチレ
ン系不飽和カルボン酸としてはメタクリル酸、アクリル
酸、ィタコン酸、クロトン酸等が例示されるぱ典型的に
はメタクリル酸である。
上記カルボン酸と塩を形成する亜鉛化合物としては酸化
亜鉛、水酸化亜鉛、炭酸亜鉛等であり、特に酸化亜鉛で
ある。
Q,8ーェチレン系不飽和カルボン酸と亜鉛化合物との
配合比は前者100重量部に対し後者酸化亜鉛換算で5
0〜30の重量部、好ましくは50〜20の重量部であ
る。
本発明において酸と亜鉛化合物とをゴム中で反応させる
に際し水醸化カルシウムを少量存在させると経時的に安
定な亜鉛正塩を凝集塊を殆んど生成することなくゴム中
で製造し得る。
水酸化カルシウムの使用量は酸10の重量部に対し1〜
25重量部、好ましくは5〜15重量部である。
他の金属化合物、例えば水酸化マグネシウム等では上記
のごとき効果は十分でない。本発明の酸と亜鉛化合物の
反応は適宜のソリッドゴルフボール用ゴム組成物中で行
なう。
特に好ましいゴムはポリブタジェンであり、特りcis
−1,4型ポリブタジェンを約9の重量%以上含有する
ものが好ましい。所望ならばSBR、天然ゴム等をこれ
に配合してもよい。またゴム組成物は常套の充填剤、顔
料等を含んでいてもよい。亜鉛化合物とQ,B−エチレ
ン系不飽和カルボン酸との反応は限定的ではないが例え
ば亜鉛化合物と水酸化カルシウムとをオープンロールや
インターナルミキサ−を用いて所定のゴム組成物と縞練
し、これを予めニーダー等のインターナルミキサーに入
れたカルボン酸中に加えて混練する。
この混合物の温度は配合されるラジカル開始剤の分解温
度よりも低くする。その後、温度を下げ適当な時間ラジ
カル開始剤を加え混合する。この組成物を用いてソリッ
ドゴルフボールを得るにはボールよりわずかに大きく重
い切片に裁断し、これを標準ボールカップ型内に挿入す
る。
型内の組成物を約130〜160ooの温度で通常10
〜40分硬化させる。これによって高い反溌係数を有す
るソリツドゴルフボールが得られる。以下、実施例をあ
げてと本発明を説明する。
実施例 1〜10日本合成ゴム製ポリブタジェンBR−
01100重量部に所定量の酸化亜鉛および水酸化カル
シウムを均一に混練し、これをメタクリル酸と約10分
間渡練する。
温度は徐々に上昇し約80〜90℃となる。反応物をと
り出しX線回折法を用いてゴム中のジメタクリル酸亜鉛
の量を定量した(ジメタクリル酸亜鉛の回折図は回折角
20=100と110近辺に特徴的ピークがあり、メタ
クリル酸亜鉛(塩基性塩)は28=7.4oにピークが
存する。ジメタクリル酸亜鉛はウェア・ケミカル社(W
areChemical社)のR−2R/Aを、メタク
リル酸亜鉛としてはステイートレッド社(Steetl
eg社)の故Mを標準物質として用い、これをポリブタ
ジェンに混合し、そのX線回折図から検量線を作り定量
した)。配合比およびゴム100タ中に生成したジメタ
クリル酸亜鉛の量を表一1に示す。
比較例 1 日本合成ゴム製ポリブタジェンBR−01100重量部
に酸化亜鉛4の重量部を均一に混練し、これをメタクリ
ル酸3の重量部と約10分間混線する。
反応物を取り出しゴム中のジメタクリル酸亜鉛の量を実
施例1〜10と同機にして定量したところ生成は認めら
れなかった。結果を配合比と共に表−1に示す。表−1 実施例11〜20および比較例2 表一1の配合成分に表−2に示す量のジクミルパーオキ
サィドを加えてロールで混合して調製したゴム組成物を
標準ボールカップ型内に入れ、150ooで15分間硬
化させることによってボールを製造した。
ボールの物性を表−2に示す。
表−2 1 衝撃速度 40m/秒

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ゴム組成物中でα,β−エチレン系不飽和カルボン
    酸と亜鉛化合物を反応させるに際し、該カルボン酸10
    0重量部に対し1〜25重量部の水酸化カルシウムを存
    在させることを特徴とするジ−α,β−エチレン系不飽
    和カルボン酸亜鉛塩含有ゴム組成物の製法。 2 α,β−エチレン系不飽和カルボン酸がメタクリル
    酸である第1項記載の製法。 3 亜鉛化合物が酸化亜鉛である第1項記載の製法。
JP56117273A 1981-07-27 1981-07-27 ジ−α,β−エチレン系不飽和カルボン酸亜鉛塩含有ゴム組成物の製法 Expired JPS6033137B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56117273A JPS6033137B2 (ja) 1981-07-27 1981-07-27 ジ−α,β−エチレン系不飽和カルボン酸亜鉛塩含有ゴム組成物の製法
GB08220546A GB2104529B (en) 1981-07-27 1982-07-15 A process for preparing a rubber composition containing a zinc salt of a di-a, b-ethylenically unsaturated carboxylic acid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56117273A JPS6033137B2 (ja) 1981-07-27 1981-07-27 ジ−α,β−エチレン系不飽和カルボン酸亜鉛塩含有ゴム組成物の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5819344A JPS5819344A (ja) 1983-02-04
JPS6033137B2 true JPS6033137B2 (ja) 1985-08-01

Family

ID=14707670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56117273A Expired JPS6033137B2 (ja) 1981-07-27 1981-07-27 ジ−α,β−エチレン系不飽和カルボン酸亜鉛塩含有ゴム組成物の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6033137B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2583381B2 (ja) * 1992-11-11 1997-02-19 住友ゴム工業株式会社 ゴム組成物
EP0692519B1 (en) * 1993-03-31 2000-12-06 Nippon Zeon Co., Ltd. Vulcanizable rubber composition

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5819344A (ja) 1983-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4561657A (en) Golf ball
JPH0544304B2 (ja)
JP2720541B2 (ja) ソリッドゴルフボール及びその製造方法
CA1050687A (en) Method of making adjuvant for elastomeric composition
AU619131B2 (en) Rubber composition
JP3729243B2 (ja) ゴルフボール用材料及びゴルフボール
JP4061436B2 (ja) ゴルフボールの製造方法
JPH0563190B2 (ja)
JP2003226782A (ja) ソリッドゴルフボール用ゴム組成物およびその製造方法ならびにソリッドゴルフボール
JPS6033137B2 (ja) ジ−α,β−エチレン系不飽和カルボン酸亜鉛塩含有ゴム組成物の製法
JPS6092781A (ja) ゴルフボ−ル
JPS6345704B2 (ja)
JP3026876B2 (ja) α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の無水金属塩で強化した硬質ゴルフボール
GB2104529A (en) A process for preparing a rubber composition containing a zinc salt of a di- alpha , beta -ethylenically unsaturated carboxylic acid
JP4390338B2 (ja) ゴルフボールおよびその製造方法
JP2588521B2 (ja) ゴルフボール
JP3713106B2 (ja) ゴルフボール用ゴム組成物の製造方法
JPS6339016B2 (ja)
JPS6182768A (ja) ゴルフボ−ル
JPS5991144A (ja) ポリ塩化ビニル着色成形用樹脂組成物
JP3947268B2 (ja) ゴルフボール
JPH04319373A (ja) ゴルフボールの製造法
JPS6358173B2 (ja)
JPS63311971A (ja) ゴルフボ−ル
JP3461554B2 (ja) 粉末成形用塩化ビニル系樹脂組成物