JPS603305Y2 - 消音器 - Google Patents

消音器

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JPS603305Y2
JPS603305Y2 JP4124480U JP4124480U JPS603305Y2 JP S603305 Y2 JPS603305 Y2 JP S603305Y2 JP 4124480 U JP4124480 U JP 4124480U JP 4124480 U JP4124480 U JP 4124480U JP S603305 Y2 JPS603305 Y2 JP S603305Y2
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JP
Japan
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protrusion
end plate
plate
lobe
inlet
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Expired
Application number
JP4124480U
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JPS56142215U (ja
Inventor
康男 荒金
Original Assignee
日本ラヂヱーター株式会社
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Publication date
Application filed by 日本ラヂヱーター株式会社 filed Critical 日本ラヂヱーター株式会社
Priority to JP4124480U priority Critical patent/JPS603305Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、排気系消音器に於ける振動及び熱膨張を吸収
、遮断する構造に関する。
従来、消音器は、たとえば第1図の如く、円筒状のシェ
ル2内に多数のバッフルプレート3を介して出入ロバイ
ブ(又はチューブ)4及び通気パイプ5を固定し、シェ
ル2の前後端には出入ロバイブ4を貫通固定したエンド
プレート6が取す付けられ、排気ガスは矢印方向に流れ
るように構成されていた。
かかる従来の消音器1は、出入ロバイブ4及びエンドプ
レート6に伸縮部がないため、内燃機関振動及び熱膨張
を吸収、遮断できず、内燃機関振動によって消音器1の
破損及び排気系の共振による車内籠り音の発生があり、
また熱膨張によって消音器1の破損が発生する等の欠点
があった。
本考案は、消音器の出入ロバイブ及びエンドプレートで
振動及び熱膨張を吸収遮断し、振動及び熱膨張により惹
起される不都合を解消した消音器を提供することを目的
とする。
以下、本考案を代表的な実施例を示す図面にしたがって
説明する。
消音器本体10の内部構造は、従来の消音器と同様に、
たとえば第2図の如く、通気パイプ12.13.14が
多数のバッフルプレート15を介して円筒状のシェル1
1内に溶接され、シェル11の前後端が従来の消音器よ
りも長く延び、両開口端に本考案の要部をなす振動及び
熱膨張を吸収遮断する機構Aが取り付けである。
なお、消音器の内部構造は如何なるものでもよく、任意
に選択できる。
この機構Aは、出入ロバイブ(又はチューブ)16、厚
肉板19と薄肉板20からなるエンドプレート18、ベ
ローズ24とからなる。
出入ロバイブ16は、従来の消音器に用いられていた出
入ロバイブに相当し、これらと同様の素材で構成され、
同一周上に複数個の突起または突条を設けてなる突状部
17が設けである。
エンドプレート18は、たとえば肉厚1.6〜3.0肋
程度のやや剛性のあるドーナツ状の厚肉板19と、肉厚
0.4〜1.o1rr!IL程度の厚肉板19に比して
変形しやすいドーナツ状の薄肉板20とをスポット又は
栓溶接Sにて溶着して断面はぼY字状に成形したもので
、中央部に出入ロバイブ16用の貫通孔が形成し、厚肉
板19が外側に位置する状態でシェル11に外縁部が巻
き締めされる。
そして、中央部に形成された貫通孔の部位に於て、厚肉
板19と薄肉板20とは夫々端縁が内外方へ折り曲げら
れ、これら折曲部21.22により形成される拡開部2
3が前記出入ロバイブ16に設けた突状部17を跨ぐよ
うになっている。
また、エンドプレート18は、たとえば第5図の如く、
はぼ同形状の厚肉板19と薄肉20とを重合し、薄肉板
20の弾性変形を拘束しないように数箇所をスポット又
は栓溶接Sにて接合し、シェル11の端部に巻き締める
方式、あるいは第6図の如く、薄肉板20を小径のもの
とし、厚肉板19との重合部の薄肉板20の弾性変形を
拘束しないように数箇所をスポット又は栓溶接Sにして
接合し、厚肉板19をシェル11に巻き締める方式等に
より、シェル11に取り付けられる。
ベローズ24は、ステンレス等の耐熱、耐力に優れた薄
板よりなり、出入ロバイブ16と厚肉板19とに両端部
を夫々全周溶接して取り付けられ、エンドプレート18
に緩やかに嵌合された出入ロバイブ16の垂下りを防止
し、かつ出入ロバイブ16とエンドプレート18との間
の排気ガス洩れを防止する。
また、ベローズ24は伸縮自在であるから、突状部17
、厚肉板19、薄肉板20の振動遮断機能を害すること
はない。
次に、本実施例の作用について説明する。
内燃機関の振動が、出入ロバイブ16に伝わると、出入
ロバイブ16に形成された突状部17は第3図の如くエ
ンドプレート18の先端部が形成する拡開部23と緩や
かに嵌合しているため、出入ロバイブ16の振動は、た
とえば第7図の如く突状部17の回転運動となり、エン
ドプレート18及び消音器本体10に振動を伝達しない
また、熱膨張によって出入ロバイブ16が伸長した場合
には、たとえば第8図の如く、薄肉板20がそれにとも
なって弾性的に変形して熱膨張を吸収し、消音器本体1
0に影響を及ぼすことがない。
この時、ベローズ24も弾性的に熱膨張吸収を行なうこ
とはいうまでもない。
第9図〜第12図は、本考案の別の実施例を示し、出入
ロバイブ16に突状部17の前方又は後方にエンボス2
5を1個以上形威し、またエンドプレート18を形成す
る厚肉板19のピアスバーリング部26に出入ロバイブ
16の突状部17と同じピッチで突状部17が通過でき
る大きさの切り欠き27を形成した以外は、上記実施例
と同様の構成を採る。
なお、本実施例では、突状部17は同一周上に複数個設
けた突起とする。
本実施例は、厚肉板19と薄肉板20とからなるエンド
プレート18をシェル11に取り付け、端面形状を第9
図のようにした後、第11図に示す如く突状部17とエ
ンボス25を設けた出入ロバイブ16をエンドプレート
18の貫通孔28に差し入れ、突状部17を切り欠き2
7を通過させた後、第10図の如く出入ロバイブ16を
左右いずれかに回わして突状部17を切り欠き27の位
置からずらし、この状態でベローズ24を前記実施例と
同様に取り付ける。
かくして、第12図に示す如く、突状部17は前記実施
例と同様にエンドプレート18の拡開部23を跨がらせ
た状態で対向し、かつエンボス25はエンドプレート1
8の厚肉板19の前面に位置する。
この状態で、出入ロバイブ16が振動又は熱膨張によっ
て突状部17がエンドプレート18の拡開部23から外
れ、消音器本体10内へ抜は落ちるのを防止する。
なお、外部への抜は落ちは、エンドプレート18の厚肉
板19のピアスバーリング部26が変形しないから起ら
ない。
上述の如く、本考案は、内部に多数のバッフルプレート
を介して数本の通気パイプを並列状に溶接固定したシェ
ルの両開口端に、ドーナツ状の厚肉板と薄肉板とを接合
してなる断面はぼY字状のエンドプレートを取り付け、
外周側に突起又は突条を設けた出入ロバイブを前記エン
ドプレートの貫通孔に貫入して該貫通孔縁部の拡開部を
該突起又は突条に跨がらせ、エンドプレートと出入ロバ
イブとを薄板からなるベローズで被い、ベローズの両端
をエンドプレート及び出入ロバイブに溶接固定したもの
であるから、出入ロバイブに伝わった内燃機関の振動は
出入ロバイブの突起又は突条を介してエンドプレートの
貫通孔縁部の拡開部の回転運動となり、エンドプレート
及び消音器本体に伝わらず、消音器の破損及び車内能り
音の発生等乗り心地性の悪化が防止でき、また、熱膨張
によって出入ロバイブが変化した時には、エンドプレー
トの薄肉板及びベローズが弾性的に変形して熱膨張を吸
収し、消音器の破損が防止できる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の消音器の一例を示す断面図、第2図〜第
8図は本考案の実施例及び詳細説明を示すもので、第2
図はその断面図、第3図は要部拡大図、第4図は端面図
、第5図及び第6図はエンドプレートの拡大図、第7図
及び第8図は作動状態を示す説明図、第9図〜第12図
は別の実施例を示すもので、第9図は出入ロバイブ貫入
前の端面図、第10図は出入ロバイブ貫入後の端面図、
第11図は出入ロバイブの側面図、第12図は組立完了
後の拡大図である。 1.10・・・消音器、2,11・・・シェル、3,1
5・・・バッフルプレート、4.16・・・出入ロバイ
ブ、5,12,13,14・・・通気パイプ、6,18
・・・エンドプレート、17・・・突状部、19・・・
厚肉板、20・・・薄肉板、21,22・・・折曲部、
23・・・拡開部、24・・・ベローズ、25・・・エ
ンボス、26・・ゼアスパーリング部、27・・・切り
欠き、28・・・貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内部に多数のバッフルプレートを介して数本の通気
    パイプを溶接固定したシェルの両開口端に、ドーナツ状
    の厚肉板と薄肉板とを接合してなる断面はぼY字状のエ
    ンドプレートを取り付け、外周側に突起又は突条を設け
    た出入ロバイブを前記エンドプレートの貫通孔に嵌入し
    て該貫通孔縁部の拡開部を該突起又は突条に跨がらせ、
    エンドプレートと出入ロバイブとを薄板からなるベロー
    ズで被い、ベローズの両端をエンドプレート及び出入ロ
    バイブに溶接固定したことを特徴とする消音器。 2 出入ロバイブに設けた突起又は突条の前方又は後方
    にエンボスを設けたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の消音器。 3 エンドプレートの厚肉板の内周縁近傍にピアスバー
    リング部を設けかつ該ピアスバーリング部に出入ロバイ
    ブの突起を貫入させる切り欠きを形成したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の消音器。
JP4124480U 1980-03-27 1980-03-27 消音器 Expired JPS603305Y2 (ja)

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JP4124480U JPS603305Y2 (ja) 1980-03-27 1980-03-27 消音器

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JP4124480U JPS603305Y2 (ja) 1980-03-27 1980-03-27 消音器

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Publication Number Publication Date
JPS56142215U JPS56142215U (ja) 1981-10-27
JPS603305Y2 true JPS603305Y2 (ja) 1985-01-30

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ID=29636623

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JPS56142215U (ja) 1981-10-27

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