JPS6032928Y2 - スライドバルブ下ノズルセツト装置 - Google Patents
スライドバルブ下ノズルセツト装置Info
- Publication number
- JPS6032928Y2 JPS6032928Y2 JP8811280U JP8811280U JPS6032928Y2 JP S6032928 Y2 JPS6032928 Y2 JP S6032928Y2 JP 8811280 U JP8811280 U JP 8811280U JP 8811280 U JP8811280 U JP 8811280U JP S6032928 Y2 JPS6032928 Y2 JP S6032928Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower nozzle
- nozzle
- case
- slide valve
- molten metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、溶融金属排出流量を制御するためのスライド
バルブ装置の下ノズルセット装置に関する。
バルブ装置の下ノズルセット装置に関する。
最近、特開昭49−90636号公報、特開昭49−9
8728号公報に開示されているように、溶融金属を取
鍋よりスライドバルブ装置にて鋳型等へ鋳込む場合、溶
融金属流量を鋳込み初期から終期にわたりほぼ一定にし
かつ溶融金属流を整流にするために、中間ノズル先端に
中間ノズルの外径より小さいノズル孔を有する下ノズル
を取り付けている。
8728号公報に開示されているように、溶融金属を取
鍋よりスライドバルブ装置にて鋳型等へ鋳込む場合、溶
融金属流量を鋳込み初期から終期にわたりほぼ一定にし
かつ溶融金属流を整流にするために、中間ノズル先端に
中間ノズルの外径より小さいノズル孔を有する下ノズル
を取り付けている。
そして、下ノズルには溶損されやすい材質のものを使用
して、鋳込み中期から終期にかけて取鍋内の溶融金属量
が少なくなった時、下ノズル孔は溶損され中間ノズル孔
とほぼ同径となり、鋳込み作業開始時の所定流量が保た
れるようになされている。
して、鋳込み中期から終期にかけて取鍋内の溶融金属量
が少なくなった時、下ノズル孔は溶損され中間ノズル孔
とほぼ同径となり、鋳込み作業開始時の所定流量が保た
れるようになされている。
また、下ノズルを鋳込み終期に単にスライドバルブ装置
より脱落させ、中間ノズルより直に鋳込むことも実施さ
れている。
より脱落させ、中間ノズルより直に鋳込むことも実施さ
れている。
しかし、前記公報に開示されているような手段では、た
とえば1チヤージ中に数定盤に鋳込みを行なう下注ぎ造
塊作業では各定盤への初期の鋳込みは金属塊の品質低下
を防ぐため、少量の溶融金属流量で行ない、その後所定
の流量にもどす必要があること、また、タンディシュへ
の鋳込みでは′初期には、タンディシュの湯面が低下し
ているので迅速に所定の湯面まで回復させなければなら
ないため、最大流量でタンディシュへの鋳込みを行ない
、その後終期まで鋳込みは一定の所定流量に制御する必
要があるような鋳込み作業に対し、前記公報に開示され
ている手段では、不完全で対応できない諸欠点があった
。
とえば1チヤージ中に数定盤に鋳込みを行なう下注ぎ造
塊作業では各定盤への初期の鋳込みは金属塊の品質低下
を防ぐため、少量の溶融金属流量で行ない、その後所定
の流量にもどす必要があること、また、タンディシュへ
の鋳込みでは′初期には、タンディシュの湯面が低下し
ているので迅速に所定の湯面まで回復させなければなら
ないため、最大流量でタンディシュへの鋳込みを行ない
、その後終期まで鋳込みは一定の所定流量に制御する必
要があるような鋳込み作業に対し、前記公報に開示され
ている手段では、不完全で対応できない諸欠点があった
。
本考案はこのような諸欠点を解決した溶融金属排出流量
を制御するためのスライドバルブ装置の下ノズルセット
装置を提供することを目的とする′ものである。
を制御するためのスライドバルブ装置の下ノズルセット
装置を提供することを目的とする′ものである。
以下、本考案を図面にもとすいて説明する。
第1図に示すように、溶融金属を収納する取鍋1の下に
固定保持されたボトムプレート2に摺動自在に圧接保持
されたスライドプレート3及び前記スライドプレート3
の下に保持された中間ノズル4から構成されるスライド
バルブ装置において、中間ノズル4の下端に中間ノズル
4の孔径より小さい下ノズル孔15を有する下ノズル5
が下ノズルケース6に着脱自在に収納されており、下ノ
ズル5を収納する下ノズルケース6に固着されたアーム
7aおよび7bは、スライドプレート3を収納したスラ
イドケース8に固着されたアーム9にピン10により回
動自在に軸支され矢印11のオフセット状態に回動する
。
固定保持されたボトムプレート2に摺動自在に圧接保持
されたスライドプレート3及び前記スライドプレート3
の下に保持された中間ノズル4から構成されるスライド
バルブ装置において、中間ノズル4の下端に中間ノズル
4の孔径より小さい下ノズル孔15を有する下ノズル5
が下ノズルケース6に着脱自在に収納されており、下ノ
ズル5を収納する下ノズルケース6に固着されたアーム
7aおよび7bは、スライドプレート3を収納したスラ
イドケース8に固着されたアーム9にピン10により回
動自在に軸支され矢印11のオフセット状態に回動する
。
第3図に示すように、スライドケース8の下端にはバネ
12の引掛金具13がピン10の垂直軸線17上に位置
して固着され、下ノズルケース6に固着されたアーム7
aに、引掛金具14がピン10の垂直軸線17より下ノ
ズルケース6側にδ位置ずらせて固着され、バネ12が
引掛金具13、および14間に緊張状態で取り付けられ
、セット状態の時下ノズル5はバネ12の作用により中
間ノズル4に圧接保持され、オフセットの時は第2図は
に示すようにアーム7bに固着された把手16により下
ノズル5を回動させることにより矢印11のオフセット
状態に保持される、下ノズル5のセットおよびオフセッ
ト作用力は第3図において下ノズルケース6の回動状態
により引掛金具14が引掛金具13とピン10の垂直軸
線17上に合致した時零となり、スライドバルブ装置側
に移動した時常にセット状態に作用し、スライドバルブ
装置の反対側に移動すればオフセット状態に作用する。
12の引掛金具13がピン10の垂直軸線17上に位置
して固着され、下ノズルケース6に固着されたアーム7
aに、引掛金具14がピン10の垂直軸線17より下ノ
ズルケース6側にδ位置ずらせて固着され、バネ12が
引掛金具13、および14間に緊張状態で取り付けられ
、セット状態の時下ノズル5はバネ12の作用により中
間ノズル4に圧接保持され、オフセットの時は第2図は
に示すようにアーム7bに固着された把手16により下
ノズル5を回動させることにより矢印11のオフセット
状態に保持される、下ノズル5のセットおよびオフセッ
ト作用力は第3図において下ノズルケース6の回動状態
により引掛金具14が引掛金具13とピン10の垂直軸
線17上に合致した時零となり、スライドバルブ装置側
に移動した時常にセット状態に作用し、スライドバルブ
装置の反対側に移動すればオフセット状態に作用する。
また、本考案装置の把手16による手動回動操作を油圧
および空気圧およびパワーシリンダー等の駆動装置によ
り回動する自動操作に変更することは任意に行なえる。
および空気圧およびパワーシリンダー等の駆動装置によ
り回動する自動操作に変更することは任意に行なえる。
第4図および5図に示すように、中間ノズル4の下端に
中間ノズル4の孔径より小さい下ノズル孔15を有する
下ノズル5が下ノズルケース6に着脱自在に収納されて
おり、下ノズル5を収納する下ノズルケース6に固着さ
れたアーム7′はスライドケース8に固着されたアーム
9′にピン10により回動自在に軸支され、下ノズルケ
ース6をピン10を支点にピン19でアーム9′に回動
自在に軸支された駆動装置18の伸縮によりピン20を
介して回動する。
中間ノズル4の孔径より小さい下ノズル孔15を有する
下ノズル5が下ノズルケース6に着脱自在に収納されて
おり、下ノズル5を収納する下ノズルケース6に固着さ
れたアーム7′はスライドケース8に固着されたアーム
9′にピン10により回動自在に軸支され、下ノズルケ
ース6をピン10を支点にピン19でアーム9′に回動
自在に軸支された駆動装置18の伸縮によりピン20を
介して回動する。
中間ノズル4に下ノズル5をセットする時は駆動装置1
8を伸ばし、矢印11のオフセット状態にする時は駆動
装置18を縮める。
8を伸ばし、矢印11のオフセット状態にする時は駆動
装置18を縮める。
このように、下ノズル5のセットおよびオフセットが短
時間に簡単に確実に行うことができる。
時間に簡単に確実に行うことができる。
以上述べたように、本考案装置を取り付けた取鍋によれ
ば、1チヤージ中に数定盤に鋳込みを行なう下注ぎ造塊
作業では、各定盤の鋳込み初期には下ノズル5を中間ノ
ズル4にセットしておき、少量の溶融金属流量で一定量
の鋳込みを行ない、その後把手16を操作して、または
駆動装置18を縮めて下ノズル5を中間ノズル4より離
脱させ、オフセット状態におき、中間ノズル4より直ち
に所定の流量で鋳込むことができる。
ば、1チヤージ中に数定盤に鋳込みを行なう下注ぎ造塊
作業では、各定盤の鋳込み初期には下ノズル5を中間ノ
ズル4にセットしておき、少量の溶融金属流量で一定量
の鋳込みを行ない、その後把手16を操作して、または
駆動装置18を縮めて下ノズル5を中間ノズル4より離
脱させ、オフセット状態におき、中間ノズル4より直ち
に所定の流量で鋳込むことができる。
また、タンディシュに溶融金属を鋳込む場合、初期には
タンディシュの湯面が低下しているので、下ノズル5を
オフセット状態にしておき、最大流量でタンディシュへ
の鋳込みを行ない、湯面が所定のところまで回復した時
点で、把手16を操作しまたは駆動装置18を伸ばして
、下ノズル5を中間ノズル4にセットし、溶融金属の流
量を抑制し所定の流量を得る。
タンディシュの湯面が低下しているので、下ノズル5を
オフセット状態にしておき、最大流量でタンディシュへ
の鋳込みを行ない、湯面が所定のところまで回復した時
点で、把手16を操作しまたは駆動装置18を伸ばして
、下ノズル5を中間ノズル4にセットし、溶融金属の流
量を抑制し所定の流量を得る。
そして、鋳込み終期には再び把手16を操作しまたは駆
動装置18を縮めて、下ノズル5を中間ノズル4より離
脱させオフセット状態におき、中間ノズル4より直ちに
溶融金属を鋳込み、取鍋内の溶融金属が少なくなり静圧
が下がった分を補い、所定の流量を維持する。
動装置18を縮めて、下ノズル5を中間ノズル4より離
脱させオフセット状態におき、中間ノズル4より直ちに
溶融金属を鋳込み、取鍋内の溶融金属が少なくなり静圧
が下がった分を補い、所定の流量を維持する。
下ノズル5をセットする場合、および中間ノズル4より
離脱させオフセット状態にする場合、スライドプレート
3を摺動させ、ボトムプレート2とスライドプレート3
の開孔をずらし、溶融金属流を一時ストップさせる。
離脱させオフセット状態にする場合、スライドプレート
3を摺動させ、ボトムプレート2とスライドプレート3
の開孔をずらし、溶融金属流を一時ストップさせる。
また、第4図および第5図に示す本考案の変形例におい
てバネ12を取り去り、バネ12の作用力を駆動装置1
8に肩代りさせてもよい。
てバネ12を取り去り、バネ12の作用力を駆動装置1
8に肩代りさせてもよい。
このように、本考案は鋳込み作業中に数度の溶融金属流
量の制御が必要な場合にも対応できる装置であり、工業
上有意義な考案である。
量の制御が必要な場合にも対応できる装置であり、工業
上有意義な考案である。
また、本考案装置によりスライドバルブ装置本体の溶融
金属流通孔は鋳込み時常に全開状態のまま溶融金属を常
に整流で鋳込むことも可能である。
金属流通孔は鋳込み時常に全開状態のまま溶融金属を常
に整流で鋳込むことも可能である。
第1図は本考案によるスライドバルブ下ノズルセット装
置の正面断面図。 第2図は第1図の矢視A図。 第3図は第2図の矢視8図。第4図は本考案によるスラ
イドバルブ下ノズルセット装置の変形例を示す正面部分
断面図、第5図は第4図の矢視C図である。 図中、1・・・・・・取鍋、2・・・・・・ボトムプレ
ート、3・・・・・・スライドプレート、4・・・・・
・中間ノズル、5・・・・・・下ノズル、6・・・・・
・ケース、7at 7bt 7’・・・・・・アー
ム、8・・・・・・スライドケース、9.9’・・・・
・・アーム、10,19,20・・・・・ゼン、11・
・・・・・オフセット状態位置、12・・・・・・バネ
、13.14・・・・・・引掛金具、15・・・・・・
下ノズル孔、16・・・・・・把手、17・・・・・ゼ
ン10の垂直軸線、18・・・・・・駆動装置。
置の正面断面図。 第2図は第1図の矢視A図。 第3図は第2図の矢視8図。第4図は本考案によるスラ
イドバルブ下ノズルセット装置の変形例を示す正面部分
断面図、第5図は第4図の矢視C図である。 図中、1・・・・・・取鍋、2・・・・・・ボトムプレ
ート、3・・・・・・スライドプレート、4・・・・・
・中間ノズル、5・・・・・・下ノズル、6・・・・・
・ケース、7at 7bt 7’・・・・・・アー
ム、8・・・・・・スライドケース、9.9’・・・・
・・アーム、10,19,20・・・・・ゼン、11・
・・・・・オフセット状態位置、12・・・・・・バネ
、13.14・・・・・・引掛金具、15・・・・・・
下ノズル孔、16・・・・・・把手、17・・・・・ゼ
ン10の垂直軸線、18・・・・・・駆動装置。
Claims (1)
- スライドバルブ装置において、スライドケース8に固着
されたアーム9に下ノズル5を着脱自在に収納する下ノ
ズルケース6に固着されたアーム7aおよび7bをピン
10によって軸支し、前記下ノズルケース6をピン10
を支点に回動自在にするとともに、スライドケース8に
引掛金具13をピン10の垂直軸線17上に位置させて
固着し、アーム7aに引掛金具14をピン10の垂直軸
線17より下ノズルケース6側にずらせて固着し、引掛
金具13および14間にバネ12を取り付け、把手16
または駆動装置18、下ノズルケース6を回動させ下ノ
ズル5を中間ノズル4に着脱する構造としたことを特徴
とするスライドバルブ下ノズルセット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8811280U JPS6032928Y2 (ja) | 1980-06-25 | 1980-06-25 | スライドバルブ下ノズルセツト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8811280U JPS6032928Y2 (ja) | 1980-06-25 | 1980-06-25 | スライドバルブ下ノズルセツト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5711663U JPS5711663U (ja) | 1982-01-21 |
JPS6032928Y2 true JPS6032928Y2 (ja) | 1985-10-01 |
Family
ID=29450203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8811280U Expired JPS6032928Y2 (ja) | 1980-06-25 | 1980-06-25 | スライドバルブ下ノズルセツト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032928Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-06-25 JP JP8811280U patent/JPS6032928Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5711663U (ja) | 1982-01-21 |
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