JPS6032792A - 新規なテトラカルボン酸二無水物及びその製造法 - Google Patents
新規なテトラカルボン酸二無水物及びその製造法Info
- Publication number
- JPS6032792A JPS6032792A JP58140026A JP14002683A JPS6032792A JP S6032792 A JPS6032792 A JP S6032792A JP 58140026 A JP58140026 A JP 58140026A JP 14002683 A JP14002683 A JP 14002683A JP S6032792 A JPS6032792 A JP S6032792A
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- JP
- Japan
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- formula
- preparation
- parts
- divinylbenzene
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- Pending
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- Epoxy Resins (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規化合物である3、4,5.6−テトラカル
ボキシー2.3.4,5.6.7,12゜13−オクタ
ヒドロフエナントレンニ無水物(以下ODAと省略する
)とその製造法に関するものである。
ボキシー2.3.4,5.6.7,12゜13−オクタ
ヒドロフエナントレンニ無水物(以下ODAと省略する
)とその製造法に関するものである。
従来、ジビニルベンゼンと無水マレイン酸の付加反応に
より、フェナントレンニ無水物を得るについては、既に
アメリカ特許明細書第3,410゜876号により開示
されている。該アメリカ特許にはジビニルベンゼンとし
て0−1m−1p一体のいずれも使用できる旨の記載が
あるが、実施例にはm一体のみが開示され、0−1p一
体については具体的記載がないばかりか、当然得られる
二無水物の構造式が異なっている。これは該アメリカ特
許がm−ジビニルベンゼンを原料としているからである
。
より、フェナントレンニ無水物を得るについては、既に
アメリカ特許明細書第3,410゜876号により開示
されている。該アメリカ特許にはジビニルベンゼンとし
て0−1m−1p一体のいずれも使用できる旨の記載が
あるが、実施例にはm一体のみが開示され、0−1p一
体については具体的記載がないばかりか、当然得られる
二無水物の構造式が異なっている。これは該アメリカ特
許がm−ジビニルベンゼンを原料としているからである
。
本発明はp−ジビニルベンゼンと無水マレイン酸との付
加反応による文献未載の新規化合物である。ところで、
現在工業的に利用されているテーラカルボン酸二無水物
の無水ピロメリット酸、無水シクロペンタンテトラカル
ボン酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸などの製
造法は多段階の反応工程を必要とする。
加反応による文献未載の新規化合物である。ところで、
現在工業的に利用されているテーラカルボン酸二無水物
の無水ピロメリット酸、無水シクロペンタンテトラカル
ボン酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸などの製
造法は多段階の反応工程を必要とする。
これとは対照的に本発明による製造法は一段階の簡便な
反応によって、短時間、高収率でテトラカルボン酸二無
水物を得ることを特徴とする。
反応によって、短時間、高収率でテトラカルボン酸二無
水物を得ることを特徴とする。
本発明に係るODAは、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂
、ポリエステル樹脂等の原料、改質剤および硬化剤等と
して有用であり、その簡単な製造法を提供することは、
化学産業上極めて有益である。
、ポリエステル樹脂等の原料、改質剤および硬化剤等と
して有用であり、その簡単な製造法を提供することは、
化学産業上極めて有益である。
本発明を実施するには、撹拌器、コンデン勺−1温度計
を備付けた反応器に無水マレイン#!11重鎧部当り、
p−ジビニルベンゼン0.5〜5部、好ましくは1.5
〜3部使用し、フェノチアジン系化合物、フェノキサジ
ン系化合物もしくは5.10−ジヒドロフェナジン系化
合物の内の1種または2種以上を0.01〜10%、好
ましくは0゜1〜5%の存在下、50〜150℃、好ま
しくは80〜130℃、2〜20時間、好ましくは3〜
10BI間反応を行なうことにより高収率、高純度のO
DAが容易に得られる。また少量の溶媒を使用しても目
的とする二無水物が得られる。なお窒素、アルゴン等の
不活性ガス雰囲気下で行なってもよい。 フェノチアジ
ン系化合物、フェノキサジン系化合物もしくは5.10
−ジヒドロフェナジン系化合物としては下記一般式(2
)、(3)および(4)で表わされる化合物である。
を備付けた反応器に無水マレイン#!11重鎧部当り、
p−ジビニルベンゼン0.5〜5部、好ましくは1.5
〜3部使用し、フェノチアジン系化合物、フェノキサジ
ン系化合物もしくは5.10−ジヒドロフェナジン系化
合物の内の1種または2種以上を0.01〜10%、好
ましくは0゜1〜5%の存在下、50〜150℃、好ま
しくは80〜130℃、2〜20時間、好ましくは3〜
10BI間反応を行なうことにより高収率、高純度のO
DAが容易に得られる。また少量の溶媒を使用しても目
的とする二無水物が得られる。なお窒素、アルゴン等の
不活性ガス雰囲気下で行なってもよい。 フェノチアジ
ン系化合物、フェノキサジン系化合物もしくは5.10
−ジヒドロフェナジン系化合物としては下記一般式(2
)、(3)および(4)で表わされる化合物である。
(式中R1、R3は水素、炭素数1〜8のアルキル基、
炭素数1〜8のアルコキシ基、チオアルコキシ基または
ハロゲン、R2は水素、炭素数1〜8のアルキル基) 本発明者は、かかるフェノチアジン系化合物、フェノキ
サジン系化合物もしくは5,10−ジヒドロフェナジン
系化合物が重合禁止剤としてばかりでなく、p−ジビニ
ルベンゼンと無水マレイン酸との付加反応に有効な反応
促進剤であることを見出し、ODAの製造法を完成する
に至ったのである。
炭素数1〜8のアルコキシ基、チオアルコキシ基または
ハロゲン、R2は水素、炭素数1〜8のアルキル基) 本発明者は、かかるフェノチアジン系化合物、フェノキ
サジン系化合物もしくは5,10−ジヒドロフェナジン
系化合物が重合禁止剤としてばかりでなく、p−ジビニ
ルベンゼンと無水マレイン酸との付加反応に有効な反応
促進剤であることを見出し、ODAの製造法を完成する
に至ったのである。
溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素、ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化
水素、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等
の脂肪族ケトン、1,1゜1−トリクロロエタン、クロ
ルベンゼン、0−ジ 5− クロロベンゼン等のハロゲン含有炭化水素を用いること
ができる。使用量は無水マレイン酸1重量部に対して0
〜4部置部、好ましくは0〜211部である。
族炭化水素、ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化
水素、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等
の脂肪族ケトン、1,1゜1−トリクロロエタン、クロ
ルベンゼン、0−ジ 5− クロロベンゼン等のハロゲン含有炭化水素を用いること
ができる。使用量は無水マレイン酸1重量部に対して0
〜4部置部、好ましくは0〜211部である。
本発明を説明するために実施例を示す。実施例中の部は
すべて重量部である。
すべて重量部である。
実施例 1
撹拌器、温度計、冷却用コンデンサー付きの500mガ
ラス製反応容器に、無水マレイン酸100部、p−ジビ
ニルベンゼン150部、フェノチアジン3部を加え、窒
素雰囲気中、115〜120℃の温度で加熱撹拌を行な
った。約30分間後、結晶性生成物が析出しはじめた。
ラス製反応容器に、無水マレイン酸100部、p−ジビ
ニルベンゼン150部、フェノチアジン3部を加え、窒
素雰囲気中、115〜120℃の温度で加熱撹拌を行な
った。約30分間後、結晶性生成物が析出しはじめた。
さらに2.5時間反応を続けた後、冷却し反応和物を濾
別した。
別した。
反応和物にトルエン:アセトン(5: 1 )混合浴1
500部を加え、室温で1〜2時間撹拌洗浄、吸引濾過
、乾燥することにより、p−ジビニルベンゼンと無水マ
レイン酸の1=2付加物である白色固体状生成物150
部を得た。融点は280〜288℃であった。アセトン
より再結晶したもの 6− の元素分析を行なったところ、炭素51.8%、水素4
.31%で、計算値の炭素51.5%、水素4.29%
と良く一致した。赤外吸収スペクトル、紫外吸収スペク
トル、NMR,マススペクトルの測定の結果、反応生成
物は なる構造を有していることがわかった。
500部を加え、室温で1〜2時間撹拌洗浄、吸引濾過
、乾燥することにより、p−ジビニルベンゼンと無水マ
レイン酸の1=2付加物である白色固体状生成物150
部を得た。融点は280〜288℃であった。アセトン
より再結晶したもの 6− の元素分析を行なったところ、炭素51.8%、水素4
.31%で、計算値の炭素51.5%、水素4.29%
と良く一致した。赤外吸収スペクトル、紫外吸収スペク
トル、NMR,マススペクトルの測定の結果、反応生成
物は なる構造を有していることがわかった。
実施例 2
フェノチアジンをフェノキサジンとした他は実施例1と
同様に行なった。
同様に行なった。
その結果、白色固体状生成物153部を得た。収率は9
2%でこの生成物の赤外吸収スペクトル、紫外吸収スペ
クトル、NMRは実施例1で得られた化合物に一致した
。
2%でこの生成物の赤外吸収スペクトル、紫外吸収スペ
クトル、NMRは実施例1で得られた化合物に一致した
。
実施例 3
実施例1と同様の反応容器にトルエン100部、無水マ
レイン1l1100部、フェノチアジン3部を加え、1
15〜120℃、10時間加熱撹拌を行なった。反応後
の処理も実施例1と同様に行ない、白色固体状生成物1
41部を得た。収率は85%であった。このものの赤外
吸収スペクトル、紫外吸収スペクトル、NMRは実施例
1で得られた化合物に一致した。
レイン1l1100部、フェノチアジン3部を加え、1
15〜120℃、10時間加熱撹拌を行なった。反応後
の処理も実施例1と同様に行ない、白色固体状生成物1
41部を得た。収率は85%であった。このものの赤外
吸収スペクトル、紫外吸収スペクトル、NMRは実施例
1で得られた化合物に一致した。
本発明化合物の構造を決定するための分析データーを次
に示す。
に示す。
1630 (>C=C<)
U V>@11算: 235.243 (> = O、
π−π” )3.2−3.6 (m16H) 2.6−3.0 (m、4H)
π−π” )3.2−3.6 (m16H) 2.6−3.0 (m、4H)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、下記の構造式(1)で表・わされる3、4゜5.6
−テトラカルボキシー2.3,4.5゜6.7.、、
12.13−オクタヒドロフエナントレンニ無水物。 2、フェノチアジン系化合物、フェノキサジン系化合物
もしくは5.10−ジヒドロフェナジン系化合物より選
ばれた化合物の内の1種または2種以上の存在下、p−
ジビニルベンゼンと無水マレイン酸を付加反応させるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項の化合物の製造法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58140026A JPS6032792A (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 新規なテトラカルボン酸二無水物及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58140026A JPS6032792A (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 新規なテトラカルボン酸二無水物及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6032792A true JPS6032792A (ja) | 1985-02-19 |
Family
ID=15259219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58140026A Pending JPS6032792A (ja) | 1983-07-29 | 1983-07-29 | 新規なテトラカルボン酸二無水物及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032792A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008127310A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Mitsui Chemicals Inc | 5,6−ベンゾノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物類の製造方法 |
-
1983
- 1983-07-29 JP JP58140026A patent/JPS6032792A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008127310A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Mitsui Chemicals Inc | 5,6−ベンゾノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物類の製造方法 |
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