JPS6031991Y2 - スラリ−運搬船 - Google Patents

スラリ−運搬船

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Publication number
JPS6031991Y2
JPS6031991Y2 JP170780U JP170780U JPS6031991Y2 JP S6031991 Y2 JPS6031991 Y2 JP S6031991Y2 JP 170780 U JP170780 U JP 170780U JP 170780 U JP170780 U JP 170780U JP S6031991 Y2 JPS6031991 Y2 JP S6031991Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hold
cargo
nozzle
drain port
mounting pipe
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Expired
Application number
JP170780U
Other languages
English (en)
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JPS56103390U (ja
Inventor
正義 加納
達也 村橋
康雄 中井
和敬 細萱
Original Assignee
日立造船株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスラリー運搬船に関するものである。
撒積貨物等をスラリーとして積み込み輸送するスラリー
運搬船において、船倉に積込まれた微粒子状の貨物は、
粒子重量差によって船倉底部から上方にゆくにしたがっ
て粒径が小さくなる。
またスラリー状態で搭載された貨物は、揺動を繰り返す
と上澄水が貨物上層部に溜り、粒径の小さな貨物が上層
部に溜る。
このように上層部に溜った微粒子貨物を排除せずにその
まま放置しておくと、該微粒子は被膜を張り、この膜が
貨物上部に構成されると、貨物内の空気の流通が阻害さ
れ、船倉底部よりの排水能力が大巾に低下することにな
る。
本考案は、貨物上層部の微粒子群を高圧噴射流体により
排出するようになし、上記問題の解消を図ったものであ
る。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
1はスラリー状の貨物を搭載する船倉であり、船首尾方
向に複数個設けられている。
2は各船倉1間に設けられた空室であり、船倉1の後部
壁の上部に、空室2に開通する排水口3が設けられてい
る。
排水口3は切欠状のものであっても、孔であってもよい
空室2の底部には排水路4が設けられ、また船倉1の底
部に空室2に開通する底部排水口5が設けられている。
6は空室2内の底部に設けた吸引管である。
7はバッチであり、その両側縁に沿って2本のノズル取
付パイプ8が船倉1の天井壁より若干下方に配置されて
いる。
これらノズル取付パイプ8は、多数の噴射ノズル9を長
手方向適当間隔おきに設けたものであり、ノズル取付パ
イプ8の一端は、高圧ジェット水を供給するポンプ10
に給水管11を介して接続されている。
なお高圧水の代りに高圧空気等の高圧流体を噴射するよ
うになしてもよい。
ノズル取付パイプ8は船倉1の天井壁12に設けられた
支持部材13により両端で回転自在に支持されており、
かつ回転角度調整装置14が設けられている。
回転角度調整装置14は、ノズル取付パイプ8に固定さ
れたレバー15に、ねじ軸16の一端を回転自在に連結
し、ねじ軸16を船倉1の天井壁12の螺合部材17に
螺合させたものであり、ハンドル18によってねじ軸1
6を回転させることにより、噴射ノズル9を第4図のよ
うに略水平方向と斜め上方との間に回動させることがで
きる。
ノズル取付パイプ8の各噴射ノズル9は、前後方向に回
動可能なようにノズル取付パイプ8に取付けると共に、
その回動機構を設けることが望ましいが、固定設置とし
てもよい。
その場合、各噴射ノズル8は排水口3側に向くように傾
斜して取付けられる。
このような構成であると、スラリー積みされた貨物のス
ラリー水のオーバフロー水を排水口3から空室2に排水
すると共に、スラリー貨物の上層部に浮遊する微粒子群
を次のように排出することができる。
すなわち、貨物の上層部(積付高さの約175部分)に
、噴射ノズル9を水平にした状態でジェット水を噴射し
て攪拌すると共に、噴射ノズル9を斜め上方でかつ排水
口3側に向くように回動させることにより、浮遊した微
粒子群を噴射水で排水口3に押し流し、空室2に排出す
る。
空室2に流入した微粒子は吸引管6から陸上に房部ある
いは別の専用船倉に収容する。
このようにして、貨物上層部の微粒子を排出するため、
該微粒子で被膜が形成されることがなく、貨物内での空
気の流通が良くなり、船倉1の底部の排水口5からの排
水を円滑に行なうことができる。
以上説明したように、本考案によれば、噴射流体によっ
て貨物上層部の微粒子を排出するようになしたので、微
粒子の被膜化による船倉底部からの排水能力の低下を防
止することができる。
また、高圧流体噴射ノズルが、ノズル取付パイプの回動
によって、少くとも貨物上層の微粒子を排水口側へ送る
上向き姿勢と水平姿勢とに保持可能であるので、水平姿
勢によって攪拌作用を与えることができると共に、上向
き姿勢によって押し流し作用を与えることができ、微粒
子被膜の形成を効果的に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は船倉の断面図
、第2図は同平面図、第3図はノズル取付管の回転角度
調整装置の正面図、第4図は噴射ノズルの動作説明図で
ある。 1・・・・・・船倉、2・・・・・・空室、3・・・・
・・排水口、7・・・・・・ハツチ、8・・・・・・ノ
ズル取付パイプ、9・・・・・・噴射ノズル、10・・
・・・・ポンプ、14・・・・・・回転角度調整装置、
16・・・・・・ねじ軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船倉の周壁土部に排水口を設け、前記船倉内の上部にノ
    ズル取付パイプを軸心周りに回動自在に設け、このノズ
    ル取付パイプに複数個の高圧流体噴射ノズルを長手方向
    適当間隔おきに設け、該ノズル取付パイプの回動によっ
    て前記高圧流体噴射ノズルを、少くとも貨物上層の微粒
    子を前記排水口側へ送る上向き姿勢と水平姿勢とに保持
    可能としたことを特徴とするスラリー運搬船。
JP170780U 1980-01-10 1980-01-10 スラリ−運搬船 Expired JPS6031991Y2 (ja)

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JP170780U JPS6031991Y2 (ja) 1980-01-10 1980-01-10 スラリ−運搬船

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Publication Number Publication Date
JPS56103390U JPS56103390U (ja) 1981-08-13
JPS6031991Y2 true JPS6031991Y2 (ja) 1985-09-25

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