JPS6031515Y2 - 自動車灰皿装置におけるプロテクタガイドの取付構造 - Google Patents

自動車灰皿装置におけるプロテクタガイドの取付構造

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JPS6031515Y2
JPS6031515Y2 JP13608282U JP13608282U JPS6031515Y2 JP S6031515 Y2 JPS6031515 Y2 JP S6031515Y2 JP 13608282 U JP13608282 U JP 13608282U JP 13608282 U JP13608282 U JP 13608282U JP S6031515 Y2 JPS6031515 Y2 JP S6031515Y2
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JP13608282U
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JPS5938798U (ja
Inventor
幸治 近藤
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小島プレス工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車灰皿装置におけるプロテクタガイドの取
付構造に係り、更に詳しくは灰皿を出し入れする際、灰
皿内のプロテクタの摺動を円滑にするための案内手段た
るガイドの取付構造の改良に関するものである。
一般に、自動車内座席近傍に取り付けられる灰皿装置2
は第1図に示されるように、固定部材に固定のアーム4
に取り付けられたリテーナ6と、該リテーナ6に懸垂さ
れて出し入れ可能とされた灰皿8と、該灰皿8の奥部両
側の部位10において一端が固定され、他端が自由端1
2とされたプロテクタ14とを備えている。
また、このプロテクタ14は、ばね鋼板等の弾性板から
なり、上向きに付勢されて、灰皿8を引き出したとき、
その自由端12が灰皿8の突出側に延びるようになって
いる。
ところで、かかる灰皿8を引き出すとき、プロテクタ1
4の自由端12がリテーナ6にあたって異音を発すると
ころから、これを防止するために従来から、リテーナ6
には第2図、第3図に示されるようなプロテクタガイド
16が設けられており、そして一般に、かかるプロテク
タガイド16は、灰皿装置2が収納されたときにプロテ
クタ14の自由端12が該プロテクタガイド16の後端
よりも前方に位置するように取り付けられているのであ
る。
また、このプロテクタガイド16は、難燃性であること
が要求されるところから、フェノール樹脂などの熱硬化
性樹脂から製造されており、このためにその取付けに際
して熱カシメ等の加工手法が採用できず。
それ故通常はリベット18等にてカシメられて固定され
ているのである。
なお、リベット18の前後には位置決め用の突起20が
リテーナ6をそれぞれ貫通して係合せしめられている。
しかしながら、用いられるフェノール樹脂等の材料が弾
性力に欠けるところから、リベット18をカシメる際に
、前記プロテクタガイド16に亀裂が発生し易く、確実
な固定作業が困難であるという欠点があり、また構成部
品の数が増え、組付は工数の増加にもつながるという欠
点も内在していたのである。
ここにおいて、本考案は、かかる事情に鑑みて為された
ものであって、その目的とするところは自動車内座席近
傍の固定部材に取り付けられたリテーナと、該リテーナ
に出し入れ可能に保持された灰皿と、該灰皿の奥部に一
端が取り付けられ、他端が灰皿突出側に延びる自由端と
された、上向きに付勢された弾性板からなるプロテクタ
と、該リテーナの下面に設けられて該灰皿の突出時に該
プロテクタの自由端が摺接せしめられるプロテクタガイ
ドとを含む灰皿装置において、簡単な組立治具により極
めて容易な組付けを可能とし、且つ組付けの際、亀裂な
どによる不良品の発生の虞をなくし、組付作業を安定化
し、その品質を向上せしめることにある。
そして、かかる目的を達成するために、本考案は前述し
た如き灰皿装置において、リテーナに所定の係合孔を設
けると共に、該係合孔を狭窄せしめ得る狭窄手段を該リ
テーナに一体的に形成する一方、該リテーナの係合孔に
嵌入し得る係合突起を前記プロテクタガイドに一体的に
設け、且つ該係合突起の基部に該リテーナの係合孔の縁
部に嵌合し得る所定深さの嵌合溝を設けて、該係合孔内
に嵌入された係合突起の移動によって該嵌合溝にリテー
ナの係合孔縁部を嵌合せしめる一方、前記狭窄手段によ
って該係合孔を狭窄せしめて該係合突起のその後の移動
を阻止するようにしたことを特徴とするものである。
かくして、かくの如き本考案に従えば、嵌合溝を備えた
係合突起をプロテクタガイドに設けて、これをリテーナ
の係合孔に係合し、更に嵌合せしめ、且つ狭窄手段によ
り係合孔を狭窄せしめて、両者を組み付は得るようにし
たために、プロテクタガイドがフェノール樹脂等の弾力
性に欠ける材料から成るものであっても、その組付けの
際に亀裂が発生して不良品となる虞がなく、敏速にして
確実な組付作業が可能となり、また、簡単な治具による
組付けが可能で、その作業も極めて容易であって、更に
は構成部品の数も少なく、それ故に組付は作業の工数の
低減、作業能率の向上が遠戚され得るのであり、更にま
た安定的な組付作業により均一な製品を得て、品質の向
上をも可能とする等の優れた効果を奏するのである。
以下、本考案に係るプロテクタガイドの取付構造の実施
例を、図面に基づいて、詳細に説明する。
なお、第1図に示される従来の灰皿装置2は、プロテク
タガイド16を除き、その他の部材、リテーナ6、灰皿
8、プロテクタ14等は本実施例に対しても共通である
ため同一の番号を付してこの説明に使用することとする
先ず、第4図において、自動車内座席近傍の固定部材に
取り付けられた鉄板製のリテーナ6にはこれに出し入れ
可能に保持された図示しない灰皿の移動方向のX−X線
上に、所定の間隔を隔てて長方形の2個の係合孔30,
32が設けられており、該係合孔30,32のすぐ後方
(または前方)の所定の距離において、長円形の長孔3
4゜36がその長軸を前記X−X線と直角な位置として
、それぞれ設けられている。
なお、係合孔30.32と該長孔34,36の間にそれ
ぞれ位置するリテーナ部分38と長孔34,36とはそ
れぞれ狭窄手段39を構成している。
一方、第5図に示されるプロテクタガイド40は短冊型
にて、下面の両端には面取り部42がそれぞれ形成され
、上面には2個の爪(係合突起)44.46が前記係合
孔30,32と同一間隔に立設されている。
そして、爪44,46は係合孔30.32よりも若干小
型とされており、前者を後者に挿入することは容易とさ
れ、且つ爪44゜46の基部には、前端より後方に向か
う切欠き(嵌合溝)48.50がそれぞれ設けられてい
るのである。
このような構成において、前記プロテクタガイド40の
爪44及び46を第6図、第7図に示されるようにリテ
ーナ6の係合孔30,32にそれぞれ挿入した後、第8
図、第9図に示されるように、切欠き48.50の奥底
が係合孔30,32の縁部52に当接するまで、プロテ
クタガイド40を前方(矢印A方向)に移動せしめる。
そして第10図に示されるように、ドライバー等のカシ
メ用治具54の先端を長孔34,36に差し込み第11
図のように、カシメ用治具54を90度回転させる。
すると、長孔34,36の前方に位置する幅狭いリテー
ナ部分38は前方にせり出してきて、爪44.46を背
後より押えるので、第12図に示されるように爪44.
46はその後の移動が不可能となり、かくしてプロテク
タガイド40はリテーナ6に固定されることとなるので
ある。
なお、この際、長孔34,36の前方の幅狭いリテーナ
部分38の剛性は、後方のリテーナ部分の剛性よりも十
分に小さなものであり、また一般に、第10図に示され
る寸法Bと寸法Cの差は寸法りより大きくされることが
望ましい。
これによってプロテクタガイド40がリテーナ6に効果
的に固定され得るのである。
このようにプロテクタガイド40がリテーナ6に固定さ
れると、第1図にて明らかのように、灰皿8を引き出し
、または押し入れる場合に、プロテクタ14の自由端1
2は、このプロテクタガイド40に当接して円滑に案内
されるので、リテーナ6に直接あたって異音を発するよ
うなことはないのである。
以上説明したように、本実施例のプロテクタガイドの取
付構造においては、ドライバーの如き簡単な治具のみを
使用して組付けが可能であって、その作業も極めて容易
でしかも敏速、確実に実施し得て、構成部品の数も少な
く、それ故に、組付は作業の工数の低減、作業能率の向
上が遠戚され得るのである。
また、灰皿部品であるため難燃性のフェノール樹脂等で
造られた弾性に欠けたプロテクタガイド40であっても
、従来のようにリベットカシメを行なわないので、亀裂
による不良品の発生の虞は全くないのであり、それ故信
頼性を有する組付作業にてより均一な製品が得られ、品
質の向上が可能となったところに大きな利点を有するの
である。
次に、本考案に係るプロテクタガイドの取付構造の別の
実施例を第13図、第14図に基づいて説明する。
この場合、リテーナ6に設けられた長方形の係合孔60
は全部が打ち抜きされてはおらず、後方の一部に切起し
部62が形成されていて、これが狭窄手段となっている
のである。
そして、前述と全く同様の構造のプロテクタガイド40
の爪44.46がそれぞれの係合孔60に挿入され、切
欠き4B、50が係合孔60の縁部64に当接するまで
移動せしめた後、第14図に示されるように、前記切起
し部62を前方へ倒して係合孔60を狭窄せしめ、切起
し部62の先端66を爪44.46の側面68に当接さ
せるのである。
このようにすることによって、プロテクタガイド40は
係合孔60内にて爪44.46の移動が確実に阻止され
て、リテーナ6に固定されるのである。
この実施例では、前実施例における簡単なカシメ用治具
54さえも不必要であり、単に切起し部62を押えつけ
る道具があればその組付けが実施可能となるのであり、
組付は作業の敏速、確実な実施、作業工数の低減、亀裂
による不良品の発生の消滅、ひいては作業能率や品質の
向上等が遠戚され得ることは前実施例と全く同様である
なお、上述の前の実施例においては、狭窄手段として、
長孔34,36とこれに接する細幅のリテーナ部分38
とが用いられ、後の実施例では、切起し部62が用いら
れているが、本考案は何等これに限定されるものではな
く、係合突起を固定し得る係合孔の狭窄手段であれば、
その他の手段であっても何等差支えないのである。
また、プロテクタガイド40の爪44.46の基部には
、前端より後方に向かう切欠き48,50がそれぞれ設
けられているとしたが、逆に、後端より前方へ向かう切
欠きであってもよく、この場合には狭窄手段は係合孔3
0,32または60の前方を狭窄するもので、爪44.
46が前方へ戻らぬようにされることとなる。
更にまた、狭窄手段は2個の係合孔30,32または係
合孔60.60を共に狭窄し得るように設けられた例を
示したが、必ずしも2個とは限らず、いずれか一方のみ
に狭窄手段が設けられた場合においても、本考案は適用
され得るのである。
また、その他、本考案には、その趣旨を逸脱しない範囲
内において、当業者の知識に基づいて種々なる変形・改
良などを加え得ることは言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプロテクタガイドを取付けた自動車用灰
皿装置の分解斜視図であり、第2図はそのプロテクタガ
イドの平面図、第3図はリテーナに取付けられたそのプ
ロテクタガイドの断面図である。 第4図は本考案に係る自動車用灰皿装置におけるプロテ
クタガイドの取付構造の一実施例を示すリテーナの要部
斜視図、第5図は同じくそのプロテクタガイドの斜視図
、第6図はプロテクタガイドをリテーナに挿入した状態
を示す平面図、第7図は同じくその断面図、第8図は前
記挿入後、プロテクタガイドを移動させて爪の切欠きを
リテーナに係合させた状態を示す平面図、第9図は同じ
くその断面図、第10図は係合孔を狭窄するために治具
を挿入した状態を示す第8図の一部に相当する平面図、
第11図は狭窄された状態を示す第10図に相当する平
面図、第12図は狭窄後のリテーナとプロテクタガイド
の係合状態を示す部分拡大断面図、第13図は本考案の
別の実施例を示す係合孔と切起し部を示す部分斜視図、
第14図はその係合孔にプロテクタガイドを挿入して狭
窄を実施した状態を示す部分断面図である。 2・・・・・・灰皿装置、6・・・・・・リテーナ、8
・・・・・・灰皿、12・・・・・・自由端、14・・
・・・・プロテクタ、30、32.60・・・・・・係
合孔、34,36・・・・・・長孔、38・・・・・・
リテーナ部分、39・・・・・・狭窄手段、40・・・
・・・プロテクタガイド、44,46・・・・・・爪(
係合突起)、48.50・・・・・・切欠き(嵌合溝)
、52.64・・・・・・縁部、62・・・・・・切起
し部(狭窄手段)、66・・・・・・切起し部の先端、
68・・・・・・側面。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 自動車内座席近傍の固定部材に取り付けられ
    たリテーナと、該リテーナに出し入れ可能に保持された
    灰皿と、該灰皿の奥部に一端が取り付けられ、他端が灰
    皿突出側に延びる自由端とされた、上向きに付勢された
    弾性板からなるプロテクタと、該リテーナの下面に設け
    られて該灰皿の突出時に該プロテクタの自由端が摺接せ
    しめられるプロテクタガイドとを含む灰皿装置において
    、 該リテーナに所定の係合孔を設けると共に、該係合孔を
    狭窄手段を該リテーナに一体的に形成する一方、該リテ
    ーナの係合孔に嵌入し得る係合突起を前記プロテクタガ
    イドに一体的に設け、且つ該係合突起の基部に該リテー
    ナの係合孔の縁部に嵌合し得る所定深さの嵌合溝を設け
    て、該係合孔内に嵌入された係合突起の移動によって該
    嵌合溝にリテーナの係合孔縁部を嵌合せしめる一方、前
    記狭窄手段によって該係合孔を狭窄せしめて該保合突起
    のその後の移動を阻止するようにしたことを特徴とする
    自動車灰皿装置におけるプロテクタガイドの取付構造。
  2. (2)前記狭窄手段が、前記係合孔に近接して該リテー
    ナに形成された長孔を含み、該係合孔と該長孔との間に
    位置するリテーナ部分が変形せしめられて、該係合孔に
    張り出すことにより、該係合孔内における前記係合突起
    の移動が阻止されるようにした実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の取付構造。
  3. (3)前記狭窄手段が、前記係合孔の縁部に形成された
    切起し部を含み、該保合孔への前記係合突起の嵌入の後
    に該切起し部を倒して該係合孔を狭窄せしめ、該切起し
    部の先端を該係合突起の側面に当接させることにより、
    該係合孔内における前記係合突起の移動が阻止されるよ
    うにした実用新案登録請求の範囲第1項記載の取付構造
JP13608282U 1982-09-08 1982-09-08 自動車灰皿装置におけるプロテクタガイドの取付構造 Expired JPS6031515Y2 (ja)

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