JPS60314B2 - エレベータ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ェレベー夕のドアー装置には戸の開閉経路上に障害物が
あって戸の動作が阻害されたときに作動する安全装置が
設けてあって、これの作動を介して戸を反転動作させ再
起動するようにしたものがある。

このようなドアー装置にあっては障害物が除去されない
限り戸が反転、再起動を繰返す不具合があって、ェレベ
ータの輸送効率を低下させ、また、ドアー装置の故障の
原因となる恐れがあった。また、反転動作時であっても
戸の動作に過負荷が作用したときには作動する安全装置
もあって、例えば戸関する戸と戸袋との間に乗客が誤っ
て手を挟み込まれた場合に、戸が反転戸閉動作、再び戸
開動作を繰返すため乗客の負傷が大きくなる等の不具合
が考えられる。この発明は上記欠点を解消するもので、
戸が移動行程の一端から他端に達する前に戸開、戸閉動
作を繰返したときに、これを検出するようにしたェレベ
ータ装置を提供しようとするものである。

以下、図によってこの発明の一実施例を説明する。図中
、（十），（一）は電源、１は安全装置の接点で常時は
閉成されている。

２は安全装置の作動を検出する検出リレーで、２ａはこ
れの常閉接点、３は歩進リレーからなる計数装置で、３
ａはこれの加算コイル、３ｂはリセットコィル、３ｃは
歩進接点、３１は第１端子「 ３２は第２端子、３３は
第３端子、４は戸（図示しない）が移動行程の一端から
起動すると開放され移動行程の他端に達すると開成され
るスイッチからなるリセットスイッチで、５はこれと同
様に戸が起動すると閉成され移動行程の池端に達すると
開放されるスィッチ、６はェレベータの管理人室等の適
所に設けられた押ボタンからなるリセット装置で、６ａ
，６ｂはそれぞれこれの常開接点、７は補助リレーで、
７ａはこれの常開接点、７ｂは常閉接点、８は電磁リレ
ーからなる異常検出装置で、８ａは常閉接点、８ｂは常
開接点、９はドアー制御装置、１川まェレベータの管理
人室、建物の１階のロビー等に設けられた異常報知装置
である。

今、安全装置が作動していないとすると、（十）−１−
２−（一）の回路によって検出リレー２が付勢され接点
２ａは開放されている。

そして、常時は（十）−７ｂ−８ａ−９一（一）の回路
によってドアー制御装置９が付勢され要時に戸が開閉さ
れる。そして、戸が起動するとりセットスイッチ４が開
放され、スイッチ５は閉成される。また、起動した戸が
移動行程の他端に達するとりセットスイッチ４が閉成さ
れ、スイッチ５は開放される。そして今、起動した戸の
動作が阻害されたとすると接点１が開放され詳細な説明
を省略するが、制御装置９を介して戸は反転動作して再
起動される。また接点１の開放によって検出リレー２が
消勢され接点２ａが閉成するので（十）−２ａ−３ａ−
（一）の回路によって加算コイル３ａが付勢され加算接
点３ｃが第２端子３２に接触する。そして、再起動した
戸の動作が阻害されることなく、移動行程の他端に戸が
達した場合にはリセットスイッチ４が閉成されるので、
（十）−４一３ｂ−（一）の回路によってリセツトコイ
ル３ｂが付勢され、加算接点３ｃは第１端子３１に復帰
して計数装置３の計数値が０になる。しかし、再起動し
た戸の動作が再び阻害されたときには、第１回目の阻害
発生時と同様に加算コイル３ａが再び付勢され加算接点
３ｃが第３端子３３に接触し計数装置３の計数値が２と
なる。これによって（十）−３３−３ｃ−８−（一）の
回路により異常検出装置８が付勢され接点８ａが開放さ
れるのでドァー制御装置９が消勢されて戸は停止する。
また、同時に接点８ｂが閉成され（十）一８ｂ−１０−
（一）の回路により異常報知装置１０が付勢されて戸の
異常が管理人等に報知される。これによって、管理人等
は戸の異常を早期に知ることができて、戸の障害物の排
除、事故を起した乗客の救助を行なうことができ、異常
時に戸が開閉動作を繰り返すことによって生じる支障を
未然に防止することができる。そして、戸の障害物を排
除した後で、戸を手動によって移動行程の他端に移動す
ると、リセットスイッチ４が閉成されるので、計数装置
３が復帰して異常検出装置８が消勢される。これによっ
て、ドアー制御装置９は付勢され、また異常報知装置１
０が消勢されてドアー装置が平常状態に復帰する。なお
、この実施例において、異常報知装置１０が付勢された
ときにリセツト装置６を押すと、接点６ａが閉成され（
十）−６ａ−３ｂ−（一）の回路によってリセットコィ
ル３ｂが付勢される。

これによる計数装置３の復帰、及びこれによる異常検出
装置８の消勢を介して異常報知装置１０が消勢される。
しかもリセット装置６の操作による接点６ｂの閉成によ
って、（十）−５−６ｂ−７一（一）の回路により補助
リレー７が付勢され接点７ａは開成され接点７ｂは開放
されるので、接点７ａを介して（十）−５−７ａ−７−
（−）の回路によって補助リレー７が自己保持され、ま
た、接点７ｂの開放によりドアー制御装置９は消勢され
たままになる。したがって、管理人等は音響装置等から
なる異常報知装置１０をいったん消勢した後ェレベー外
こ出向いて異常処置を実施することができる。これによ
って、異常報知装置１０が無用に長時間付勢されること
による不具合を解消することができる。しかも、リセッ
ト装置６の操作によって再び戸が開閉動作を繰り返すこ
ともない。なお、異常処置後に戸を手動で移動行程の他
端に移動させるとスイッチ５が開放されるので補助リレ
ー７が消勢される。。なお、この実施例を応用して戸に
異常が生じたときのェレベータのかごの位置を異常報知
装置１０に表示することは容易に実施可能である。

以上説明したとおりこの発明は、戸が移動行程の一端か
ら他端に移動する間に安全装置が少なくとも２回動作し
たときに戸の異常を報知するようにしたものである。こ
れによってェレベータの管理人等が戸の異常を早期に知
ることができ所要の処理を実施することができて、異常
時に開閉動作を戸が繰返すことによって生じる支障を未
然に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明によるェレベータ装置の一実施例を示す要
部電気回路図である。 １…・・・安全装置接点、２・・・・・・検出リレー、
３・・・…計数装置、８・・・…異常検出装置、９・・
・・・・ドアー制御装置「 １０・…・・異常報知装置
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 移動中の戸の動作が阻害された時に作動する安全装
   置が設けられ、これの作動を介して上記戸を反転作動さ
   せるようにしたエレベータ装置において、上記安全装置
   の作動回数を計数する計数装置と、上記戸が移動行程の
   一端から他端に達する前に上記計数装置の計数値が少な
   くとも２となったときに動作する異常検出装置と、この
   異常検出装置の動作を介して付勢される異常報知装置と
   を備えたことを特徴とするエレベータ装置。 ２ 移動中の戸の動作が阻害された時に作動する安全装
   置が設けられ、これの作動を介して上記戸を反転動作さ
   せるようにしたエレベータ装置において、上記安全装置
   の作動回数を計数する計数装置と、上記戸が移動行程の
   一端から他端に達する前に上記計数装置の計数値が少な
   くとも２となったときに動作する異常検出装置と、この
   異常検出装置の動作を介して付勢される異常報知装置と
   上記戸の開閉を制御する装置であって、上記異常検出装
   置の動作を介して異常時に動作停止状態となるドア制御
   装置と、上記ドア制御装置を動作停止状態に保つととも
   に上記ドアの異常状態が解消された時にその動作停止状
   態を解除するリセツト装置とを備えたことを特徴とする
   エレベータ装置。