JPS6031351B2 - 水溶性感圧接着剤 - Google Patents
水溶性感圧接着剤Info
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- JPS6031351B2 JPS6031351B2 JP14735079A JP14735079A JPS6031351B2 JP S6031351 B2 JPS6031351 B2 JP S6031351B2 JP 14735079 A JP14735079 A JP 14735079A JP 14735079 A JP14735079 A JP 14735079A JP S6031351 B2 JPS6031351 B2 JP S6031351B2
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Description
本発明はすぐれた品質を有するアクリル系の水潟性感圧
接着剤に関するものである。 従来水溶一性の感圧接着剤としてアクリル系の感圧接着
剤が知られているが、アクリル系共重合体単独では水溶
化は可能であっても、初期タックが極めて低いという問
題がある。 そこでアクリル系/共重合体に多価アルコール、ポリエ
ーテルポリオール、ノニオン界面活性剤を配合して初期
粘着性の改善を図っているが、これらの添加剤の配合に
より接着力が低下したり、湿度や温度の影響を受けやす
くなって実用上の安定性を欠くようになるなどの問題が
ある。特にかかる水溶性の感圧接着剤を用いた両面接着
テープは製紙業界における原紙のつなぎ用、或いは生理
線用テープとして有用であるが、該両面接着テープを含
む紙を叩解に供したり該テープを含む生理綿を水中に投
入したとき、著しい泡立ちが起ることが多いという問題
がある。しかるに本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、
カルボキシル基含有モノマー10〜40モル%、アルキ
ル基の炭素数4以上のアクリル酸又はメタクリル酸ァル
キルェステル60〜90モル%及び上記以外のビニルモ
ノマー0〜20モル%よりなる組成の共重合体中のカル
ボキシル基を中和した共重合体塩風に式R,0(R20
)帆3 (ただしR.は炭素数1〜4のアルキル基、R2は炭素
数2〜4のアルキレン基、R3は水素、炭素数1〜4の
アルキル基又はアセチル基、nは1〜6の整数)で表わ
される親水性化合物を配合した水溶性感圧接着剤は、m
初期粘着性が優れている。 ■ 接着力が高い。 剛 親水性化合物{Bーの配合量を用途に応じて変える
ことにより初期粘着性を自由にコントロールでき、又水
膨潤型から完全水溶型まで用途に応じて任意に変えるこ
とができる。 (4} 談感圧接着剤を塗布したテープ等を使用後水中
に投入しても泡立ちを生じない。 というすぐれだ性質を有することを見出し、本発明を完
成するに至った。 本発明における共重合体塩凶のカルボキシル基含有モノ
マーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸
などの不飽和モノカルボン酸、マレィン酸、ィタコン酸
、フマール酸などの不飽和ジカルボン酸又はそのモノア
ルキルェステルや無水物があげられる。 共重合体に占めるカルボキシル基含有モノマーの割合は
10〜40モル%の範囲から選ばれ、その割合が10モ
ル%未満では充分な水浴・性を得ることができず、一方
その割合が40モル%を越えると粘着力が低下して実用
性がなくなる。共重合体を構成するもの一つの成分はア
ルキル基の炭素数4以上のアクリル酸又はメタクリル酸
のアルキルェステルであり、アクリル酸ブチル、アクリ
ル酸へキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2ーェ
チルヘキシル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸オク
チル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸
ラウリル、メタクリル酸ステァリルあどがあげられる。
アルキル基の炭素数が3以下の場合は樹脂が硬質となり
実用的な粘着性が得られない。上言己アルキルェステル
の共重合体に占める割合は60〜90モル%の範囲から
選ばれ、その割合が60モル%未満では粘着性が不足し
、一方90モル%を越えるときは充分な水溶‘性を得る
ことができない。なお共重合体中には20モル%以下の
上記以外のビニルモノマーを含んでいても差支えない。 かかるビニルモノマ−としてはアクリル酸メチル、エチ
ル又はプロピル、メタクリル酸メチル、エチル又はプロ
ピル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、アクリルアミド、メタクリルアミド、スチレン、
エチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどがあげられ
る。上記の共重合体のカルボキシル基は中和されている
ことが本発明においては必要である。 中和されていないと充分なる水溶性或いは親水性が得ら
れないからである。カルボキシル基を中和する塩基とし
ては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、
各種の第1級、第2級又は第3級ァミンがあげられる。
中和は共重合により英重合体を取得した後行うことが多
いが、カルボキシル基含有モノマ−としてアクリル酸ナ
トリウム、メタクリル酸ナトリウムの如き塩型のものを
用いれば共重合後に中和する必要はなくなる。中和の程
度はカルポキシル基の含量、要求される水港性の程度、
塩基の種類等によっても最適範囲は異なるが、カルボキ
シル基の約50%以上、通常は80%以上中和すること
が望ましい。ところでカルボキシル基を中和する塩基と
してアミノブロパノールを用いると特にすぐれた効果が
奏されることがわかった。 アミ/プロパノールで中和した共重合体風に後記親水性
化合物‘B}を配合すると、初期粘着性が大中に改善さ
れ、しかも親水性が一般と向上するという効果が奏され
るのである。かかるアミノプロパノールとしては、2ー
アミノプロパノール、2−アミノ−1−メチルプロパノ
ール、2−アミンー1−エチルプロパノール、2−アミ
ノー1ーメチルプロパンジオール、2−アミノー1ーエ
チルプロパンジオールなどがあげられる。次に式R,0
(R20)船3 で表わされる親水性化合物‘B’としては、アルキレン
グリコールのモノメチルエーテル、モノヱチルエーテル
、モノプロピルエーテル、モノブチルエーテル、ジメチ
ルエーテル、ジエチルエーテル、モノメチルエーテルア
セテート、モノエチルエーテルアセテート、モノフ。 ロピルエーテ′レアセテート、モノブチルェーテルアセ
テートなどが用いられる。R,又はR3の炭素数が5以
上となることは、初期粘着性と接着力を同時に高くする
ことがむづかしい上、水溶性という点でも問題があるの
で適当でない。又上式のR2の炭素数は2〜4、n則ち
アルキレンオキサィドの付加モル数は1〜6の範囲から
選ばれ、かかる範囲以外の場合は共重合体塩風の性質を
改良する効果が乏しい。共重合体塩凶と水溶性化合物
接着剤に関するものである。 従来水溶一性の感圧接着剤としてアクリル系の感圧接着
剤が知られているが、アクリル系共重合体単独では水溶
化は可能であっても、初期タックが極めて低いという問
題がある。 そこでアクリル系/共重合体に多価アルコール、ポリエ
ーテルポリオール、ノニオン界面活性剤を配合して初期
粘着性の改善を図っているが、これらの添加剤の配合に
より接着力が低下したり、湿度や温度の影響を受けやす
くなって実用上の安定性を欠くようになるなどの問題が
ある。特にかかる水溶性の感圧接着剤を用いた両面接着
テープは製紙業界における原紙のつなぎ用、或いは生理
線用テープとして有用であるが、該両面接着テープを含
む紙を叩解に供したり該テープを含む生理綿を水中に投
入したとき、著しい泡立ちが起ることが多いという問題
がある。しかるに本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、
カルボキシル基含有モノマー10〜40モル%、アルキ
ル基の炭素数4以上のアクリル酸又はメタクリル酸ァル
キルェステル60〜90モル%及び上記以外のビニルモ
ノマー0〜20モル%よりなる組成の共重合体中のカル
ボキシル基を中和した共重合体塩風に式R,0(R20
)帆3 (ただしR.は炭素数1〜4のアルキル基、R2は炭素
数2〜4のアルキレン基、R3は水素、炭素数1〜4の
アルキル基又はアセチル基、nは1〜6の整数)で表わ
される親水性化合物を配合した水溶性感圧接着剤は、m
初期粘着性が優れている。 ■ 接着力が高い。 剛 親水性化合物{Bーの配合量を用途に応じて変える
ことにより初期粘着性を自由にコントロールでき、又水
膨潤型から完全水溶型まで用途に応じて任意に変えるこ
とができる。 (4} 談感圧接着剤を塗布したテープ等を使用後水中
に投入しても泡立ちを生じない。 というすぐれだ性質を有することを見出し、本発明を完
成するに至った。 本発明における共重合体塩凶のカルボキシル基含有モノ
マーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸
などの不飽和モノカルボン酸、マレィン酸、ィタコン酸
、フマール酸などの不飽和ジカルボン酸又はそのモノア
ルキルェステルや無水物があげられる。 共重合体に占めるカルボキシル基含有モノマーの割合は
10〜40モル%の範囲から選ばれ、その割合が10モ
ル%未満では充分な水浴・性を得ることができず、一方
その割合が40モル%を越えると粘着力が低下して実用
性がなくなる。共重合体を構成するもの一つの成分はア
ルキル基の炭素数4以上のアクリル酸又はメタクリル酸
のアルキルェステルであり、アクリル酸ブチル、アクリ
ル酸へキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2ーェ
チルヘキシル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸オク
チル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸
ラウリル、メタクリル酸ステァリルあどがあげられる。
アルキル基の炭素数が3以下の場合は樹脂が硬質となり
実用的な粘着性が得られない。上言己アルキルェステル
の共重合体に占める割合は60〜90モル%の範囲から
選ばれ、その割合が60モル%未満では粘着性が不足し
、一方90モル%を越えるときは充分な水溶‘性を得る
ことができない。なお共重合体中には20モル%以下の
上記以外のビニルモノマーを含んでいても差支えない。 かかるビニルモノマ−としてはアクリル酸メチル、エチ
ル又はプロピル、メタクリル酸メチル、エチル又はプロ
ピル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、アクリルアミド、メタクリルアミド、スチレン、
エチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどがあげられ
る。上記の共重合体のカルボキシル基は中和されている
ことが本発明においては必要である。 中和されていないと充分なる水溶性或いは親水性が得ら
れないからである。カルボキシル基を中和する塩基とし
ては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、
各種の第1級、第2級又は第3級ァミンがあげられる。
中和は共重合により英重合体を取得した後行うことが多
いが、カルボキシル基含有モノマ−としてアクリル酸ナ
トリウム、メタクリル酸ナトリウムの如き塩型のものを
用いれば共重合後に中和する必要はなくなる。中和の程
度はカルポキシル基の含量、要求される水港性の程度、
塩基の種類等によっても最適範囲は異なるが、カルボキ
シル基の約50%以上、通常は80%以上中和すること
が望ましい。ところでカルボキシル基を中和する塩基と
してアミノブロパノールを用いると特にすぐれた効果が
奏されることがわかった。 アミ/プロパノールで中和した共重合体風に後記親水性
化合物‘B}を配合すると、初期粘着性が大中に改善さ
れ、しかも親水性が一般と向上するという効果が奏され
るのである。かかるアミノプロパノールとしては、2ー
アミノプロパノール、2−アミノ−1−メチルプロパノ
ール、2−アミンー1−エチルプロパノール、2−アミ
ノー1ーメチルプロパンジオール、2−アミノー1ーエ
チルプロパンジオールなどがあげられる。次に式R,0
(R20)船3 で表わされる親水性化合物‘B’としては、アルキレン
グリコールのモノメチルエーテル、モノヱチルエーテル
、モノプロピルエーテル、モノブチルエーテル、ジメチ
ルエーテル、ジエチルエーテル、モノメチルエーテルア
セテート、モノエチルエーテルアセテート、モノフ。 ロピルエーテ′レアセテート、モノブチルェーテルアセ
テートなどが用いられる。R,又はR3の炭素数が5以
上となることは、初期粘着性と接着力を同時に高くする
ことがむづかしい上、水溶性という点でも問題があるの
で適当でない。又上式のR2の炭素数は2〜4、n則ち
アルキレンオキサィドの付加モル数は1〜6の範囲から
選ばれ、かかる範囲以外の場合は共重合体塩風の性質を
改良する効果が乏しい。共重合体塩凶と水溶性化合物
【
B)の配合割合は、脚10の重量部に対し【B’5〜2
0の重量部、なかんづく10〜10の重量部とすること
が望ましく、−曲が余り少ないと初期粘着性の向上効果
が見られず、一方佃が余り多いと粘着剤の凝集力が著し
く低下して、高温、高温時における安定性が悪くなる。
なお本発明においては上記■及び‘B}のほかに、■の
架橋剤、粘着付与剤、充填剤、他の水溶性粘着剤、着色
剤等を配合することができる。架橋剤は風の凝集力を一
段と高め、粘着テープ用の耐クリ−フ0性を高めるため
に凶に対し約10重量%以下、特に0.5〜5重量%添
加するものであった、分子内に2個以上のグリシジル基
を含む化合物や分子内に2個以上のィソシアネート基を
含む化合物、たとえばエチレングリコールジグリシジル
ェーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ビスフエノールA/エピクロルヒドリン系ェポキサ
イド、トリレンジイソシアネート、ジフヱニルメタンジ
イソシアネートなどがあげられる。粘着付与剤としては
エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコ
ールがあげられる。充填剤としてはチタン白、炭酸カル
シウム、パーラィト、クレー、コロイダルシリカ等があ
げられる。他の水潟性粘着剤としてはポリピニルアルコ
ール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリド
ンなどがあげられる。かかる樹脂組成物の溶液をテープ
やラベル支持体の片面又は両面に塗布して感圧接着テー
プ、感圧接着ラベルが作成される。 テープやラベルの支持体としては紙、セロハン、布、プ
ラスチックスフィルム、金属箱など従来使用されている
基材がいずれも用いられる。本発明の感圧接着剤を用い
て得られる感圧接着テープや感圧接着ラベルは、封織用
、標識用、包装用、表面保護用、マスキング用、スプラ
イシングテープ用、リパルパブルテープ用等種々の分野
で使用される。 次に例をあげて本発明の水溶性感圧接着剤をさらに説明
する。 以下「部」、「%」とあるのは特にことわりのない限り
重量基準で表わしたものである。例1 アクリル酸31モル%及びアクリル酸ブチル69モル%
よりなる共重合体のイソプロパノール/メタノール=5
0/5の重量比の混合溶剤の45%溶液に2−アミノ−
2ーメチルー1ープロパノールを共重合体中のカルボキ
シル基と等モルの割合で加えて混合した後、これにトリ
ェチレングリコールモノェチルェーテルを共重合体塩(
固形分)10礎轍こ対し3碇部配合し、さらに水で希釈
して40%溶液とした。 この溶液を離型紙上に着量約25夕/で(固形分)とな
るように塗布し、温度100℃で3分間乾燥した後坪量
約60夕/あの上質紙に転写してタック紙を作成した。 このタック紙について水溶性、タック、剥離強度、保持
力を試験した。結果を第1表に示す。対照例 1〜5ト
リエチレングリコールモノヱチルエーテルに′代えて次
の化合物を用いたほかは例1と同様にしてタック紙を作
成した。 結果を第1表に合せて示す。対照例 1 ポリエチレン
グリコールノニルフェニルエーテル(エチレンオキシイ
ド付加モル数10) 対照例 2 ポリエチレングリコールラウリルェーテル
(エチレンオキサイド付加モル数6) 対照例 3 ポリエチレングリコール/ポリプロピレン
グリコールブロックコポリマ対照例 4 6価アルコー
ルの側鎖にプロピレンオキシィドを重合させた平均分子
量700のポリエーテルポリオール 対照例 5 平均分子量600のポリエチレングリコ−
−/し第1表 (注) 水溶性は、タック紙を室温で水中に浸潰し、30分後に
取り出したときに紙の表面から糊が完全になくなってい
れば○、少しでも残っていれば×とした。 タックは、J.Dow法に準じ、温度20℃、湿度65
%R則こて、300の斜面で10cmの距離を転がり落
ちる鋼球のうち静止する最大球のボールNo.で示した
。 剥離強度は、タック紙を温度20つ○、湿度65%RH
中に2組寺間放置後、同条件にて25肋中の試験片をス
テンレス鋼板に圧着し、30分経過してから引張速度3
00側/minで1800剥離強度を測定した。 保持力は、ダック紙の25肋×25柳部分をステンレス
鋼板に貼付し、温度4000にて5009の荷重をかけ
て荷重の落下するまでの時間を記録した。 第1表からも理解されるように、非イオン界面活性剤を
配合した対照例1〜3、ポリエーテルポリオールを用い
た対照例4、ポリエチレングリコールを用いた対照例5
においては、いずれもタックと凝集力が低く、タックを
上げるために可塑剤量を増加すると凝集力がさらに低下
して曳糸性を呈するようになり、逆に凝集力を上げるた
めに可塑剤量を減らすと、タツクが低下し、被着体への
初期密度性に問題を生ずる。これに対し例1では、比較
的高タックを維持しながら凝集力も高いため、彼着体へ
の密着性が良好であると共に糊のしみ出しの傾向が小さ
く、ラベル用として好適である。 例2、対照例6〜10 例1、対照例1〜5の溶液を坪量15夕/めのレーヨン
不織布の両面に塗布し、100℃×3分間の条件で乾燥
後の厚さが1004となるように両面接着テープを作成
し、その両面に雛型紙を施した。 かくして得られた両面接着テープを順に例2 対照例6
〜10とする。これらの両面接着テープの性能は第2表
の通りであり、例2の両面接着テープは製紙業界におけ
る原紙のつなぎ用、或いは生理綿用テープとして好適で
ある。 第2表 (注) 水溶性は、両面接着テープの両面を炉紙ではさみ、これ
をハサミで切って小片にしてから卓上ミキサーに入れ、
ついでIZの水を加えてから1分間激しく蝿拝した後、
炉紙が水中で完全に分散していれば○、わずかに未分散
物が残っていれば△、未分散物が若干残っていれば×と
判定した。 非泡立ち性は、上記水綾性試験において蝿洋後の泡立ち
の程度で判定し、泡立ちが小さい短時間で消泡するもの
を○、泡立ちが箸しく消泡しないものを×、中程度のも
のを△とした。例3〜9 下記の及び【B}の組合せについて例2と同様にして実
験を行った。 例3 よりなる共重合体のカルボキシル基の全量を2ーアミノ
プロパノールで中和した共重合体塩凶100部トリエチ
レングリコールモノエチルエーテル【B)2〇部例4 よりなる共重合体のカルポキシル基の全量を2ーアミノ
ー1ーメチルプロパンジオールで中和した共重合体塩の
10碇部ジエチレングリ
コールモノプロピルエーテル(B’3〇部例5 例3で用いた英重合体のカルボキシル基の全量を水酸化
ナトリウムで中和した共重合体■10碇部テトラエチレ
ングリコ一ルモノメチルエーテル曲
2礎部ペンタエチレングリコー
ルモノメチルエーテル曲
1の部例6例3で用いた共重合体のカルボキ
シル基の全量をモノェタノールで中和した共重合体塩凶
10の部トリエチレングリコールモノエチルエーテルア
セテート‘B} − 3$
部例7例3で用いた共重合体のカルボキシル基の全量を
水酸化カリウムで中和した共重合体塩凶10碇部ブチレ
ングリコールモノブチルエーテル佃2碇都例8例3で用
いた共重合体のカルボキシル基の90%を2−アミノー
1−エチルプロパノールで中和した共重合体塩凶
10礎部ジプロピングリコールジ
エチルエーテル{B}4碇謎例9例3で用いた共重合体
のカルボキシル基の90%をアンモニア水で中和した共
重合体塩■ 10碇邦ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル{B】2〇部ジエチレングリコールジエチル
ヱーテル曲2の都結果を第3表に示す。 第3表
B)の配合割合は、脚10の重量部に対し【B’5〜2
0の重量部、なかんづく10〜10の重量部とすること
が望ましく、−曲が余り少ないと初期粘着性の向上効果
が見られず、一方佃が余り多いと粘着剤の凝集力が著し
く低下して、高温、高温時における安定性が悪くなる。
なお本発明においては上記■及び‘B}のほかに、■の
架橋剤、粘着付与剤、充填剤、他の水溶性粘着剤、着色
剤等を配合することができる。架橋剤は風の凝集力を一
段と高め、粘着テープ用の耐クリ−フ0性を高めるため
に凶に対し約10重量%以下、特に0.5〜5重量%添
加するものであった、分子内に2個以上のグリシジル基
を含む化合物や分子内に2個以上のィソシアネート基を
含む化合物、たとえばエチレングリコールジグリシジル
ェーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ビスフエノールA/エピクロルヒドリン系ェポキサ
イド、トリレンジイソシアネート、ジフヱニルメタンジ
イソシアネートなどがあげられる。粘着付与剤としては
エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコ
ールがあげられる。充填剤としてはチタン白、炭酸カル
シウム、パーラィト、クレー、コロイダルシリカ等があ
げられる。他の水潟性粘着剤としてはポリピニルアルコ
ール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリド
ンなどがあげられる。かかる樹脂組成物の溶液をテープ
やラベル支持体の片面又は両面に塗布して感圧接着テー
プ、感圧接着ラベルが作成される。 テープやラベルの支持体としては紙、セロハン、布、プ
ラスチックスフィルム、金属箱など従来使用されている
基材がいずれも用いられる。本発明の感圧接着剤を用い
て得られる感圧接着テープや感圧接着ラベルは、封織用
、標識用、包装用、表面保護用、マスキング用、スプラ
イシングテープ用、リパルパブルテープ用等種々の分野
で使用される。 次に例をあげて本発明の水溶性感圧接着剤をさらに説明
する。 以下「部」、「%」とあるのは特にことわりのない限り
重量基準で表わしたものである。例1 アクリル酸31モル%及びアクリル酸ブチル69モル%
よりなる共重合体のイソプロパノール/メタノール=5
0/5の重量比の混合溶剤の45%溶液に2−アミノ−
2ーメチルー1ープロパノールを共重合体中のカルボキ
シル基と等モルの割合で加えて混合した後、これにトリ
ェチレングリコールモノェチルェーテルを共重合体塩(
固形分)10礎轍こ対し3碇部配合し、さらに水で希釈
して40%溶液とした。 この溶液を離型紙上に着量約25夕/で(固形分)とな
るように塗布し、温度100℃で3分間乾燥した後坪量
約60夕/あの上質紙に転写してタック紙を作成した。 このタック紙について水溶性、タック、剥離強度、保持
力を試験した。結果を第1表に示す。対照例 1〜5ト
リエチレングリコールモノヱチルエーテルに′代えて次
の化合物を用いたほかは例1と同様にしてタック紙を作
成した。 結果を第1表に合せて示す。対照例 1 ポリエチレン
グリコールノニルフェニルエーテル(エチレンオキシイ
ド付加モル数10) 対照例 2 ポリエチレングリコールラウリルェーテル
(エチレンオキサイド付加モル数6) 対照例 3 ポリエチレングリコール/ポリプロピレン
グリコールブロックコポリマ対照例 4 6価アルコー
ルの側鎖にプロピレンオキシィドを重合させた平均分子
量700のポリエーテルポリオール 対照例 5 平均分子量600のポリエチレングリコ−
−/し第1表 (注) 水溶性は、タック紙を室温で水中に浸潰し、30分後に
取り出したときに紙の表面から糊が完全になくなってい
れば○、少しでも残っていれば×とした。 タックは、J.Dow法に準じ、温度20℃、湿度65
%R則こて、300の斜面で10cmの距離を転がり落
ちる鋼球のうち静止する最大球のボールNo.で示した
。 剥離強度は、タック紙を温度20つ○、湿度65%RH
中に2組寺間放置後、同条件にて25肋中の試験片をス
テンレス鋼板に圧着し、30分経過してから引張速度3
00側/minで1800剥離強度を測定した。 保持力は、ダック紙の25肋×25柳部分をステンレス
鋼板に貼付し、温度4000にて5009の荷重をかけ
て荷重の落下するまでの時間を記録した。 第1表からも理解されるように、非イオン界面活性剤を
配合した対照例1〜3、ポリエーテルポリオールを用い
た対照例4、ポリエチレングリコールを用いた対照例5
においては、いずれもタックと凝集力が低く、タックを
上げるために可塑剤量を増加すると凝集力がさらに低下
して曳糸性を呈するようになり、逆に凝集力を上げるた
めに可塑剤量を減らすと、タツクが低下し、被着体への
初期密度性に問題を生ずる。これに対し例1では、比較
的高タックを維持しながら凝集力も高いため、彼着体へ
の密着性が良好であると共に糊のしみ出しの傾向が小さ
く、ラベル用として好適である。 例2、対照例6〜10 例1、対照例1〜5の溶液を坪量15夕/めのレーヨン
不織布の両面に塗布し、100℃×3分間の条件で乾燥
後の厚さが1004となるように両面接着テープを作成
し、その両面に雛型紙を施した。 かくして得られた両面接着テープを順に例2 対照例6
〜10とする。これらの両面接着テープの性能は第2表
の通りであり、例2の両面接着テープは製紙業界におけ
る原紙のつなぎ用、或いは生理綿用テープとして好適で
ある。 第2表 (注) 水溶性は、両面接着テープの両面を炉紙ではさみ、これ
をハサミで切って小片にしてから卓上ミキサーに入れ、
ついでIZの水を加えてから1分間激しく蝿拝した後、
炉紙が水中で完全に分散していれば○、わずかに未分散
物が残っていれば△、未分散物が若干残っていれば×と
判定した。 非泡立ち性は、上記水綾性試験において蝿洋後の泡立ち
の程度で判定し、泡立ちが小さい短時間で消泡するもの
を○、泡立ちが箸しく消泡しないものを×、中程度のも
のを△とした。例3〜9 下記の及び【B}の組合せについて例2と同様にして実
験を行った。 例3 よりなる共重合体のカルボキシル基の全量を2ーアミノ
プロパノールで中和した共重合体塩凶100部トリエチ
レングリコールモノエチルエーテル【B)2〇部例4 よりなる共重合体のカルポキシル基の全量を2ーアミノ
ー1ーメチルプロパンジオールで中和した共重合体塩の
10碇部ジエチレングリ
コールモノプロピルエーテル(B’3〇部例5 例3で用いた英重合体のカルボキシル基の全量を水酸化
ナトリウムで中和した共重合体■10碇部テトラエチレ
ングリコ一ルモノメチルエーテル曲
2礎部ペンタエチレングリコー
ルモノメチルエーテル曲
1の部例6例3で用いた共重合体のカルボキ
シル基の全量をモノェタノールで中和した共重合体塩凶
10の部トリエチレングリコールモノエチルエーテルア
セテート‘B} − 3$
部例7例3で用いた共重合体のカルボキシル基の全量を
水酸化カリウムで中和した共重合体塩凶10碇部ブチレ
ングリコールモノブチルエーテル佃2碇都例8例3で用
いた共重合体のカルボキシル基の90%を2−アミノー
1−エチルプロパノールで中和した共重合体塩凶
10礎部ジプロピングリコールジ
エチルエーテル{B}4碇謎例9例3で用いた共重合体
のカルボキシル基の90%をアンモニア水で中和した共
重合体塩■ 10碇邦ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル{B】2〇部ジエチレングリコールジエチル
ヱーテル曲2の都結果を第3表に示す。 第3表
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カルボキシル基含有モノマー10〜40モル%、ア
ルキル基の炭素数4以上のアクリル酸又はメタクリル酸
のアルキルエステル60〜90モル%及び上記以外のビ
ニルモノマー0〜20モル%によりなる組成の共重合体
中のカルボキシル基を中和した共重合体塩(A)及び式
R_1O(R_2O)nR_3 (ただしR_1は炭素
数1〜4のアルキル基、R_2は炭素数2〜4のアルキ
レン基、R_3は水素、炭素数1〜4のアルキル基又は
アセチル基、nは1〜6の整数)で表わされる親水性化
合物(B)を主剤としてなる水溶性感圧接着剤。 2 共重合体塩(A)がカルボキシル基をアミノプロパ
ノールで中和したものである特許請求の範囲第1項記載
の水溶性感圧接着剤。 3 (A)100重量部及び(B)5〜200重量部よ
りなる特許請求の範囲第1項記載の水溶性感圧接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14735079A JPS6031351B2 (ja) | 1979-11-13 | 1979-11-13 | 水溶性感圧接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14735079A JPS6031351B2 (ja) | 1979-11-13 | 1979-11-13 | 水溶性感圧接着剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5670077A JPS5670077A (en) | 1981-06-11 |
JPS6031351B2 true JPS6031351B2 (ja) | 1985-07-22 |
Family
ID=15428189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14735079A Expired JPS6031351B2 (ja) | 1979-11-13 | 1979-11-13 | 水溶性感圧接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6031351B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3304695A1 (de) * | 1983-02-11 | 1984-08-16 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Haftkleber auf basis von waessrigen polyacrylat-dispersionen fuer abziehbare papieretiketten |
JPS63153814A (ja) * | 1986-07-09 | 1988-06-27 | F S K Kk | ウエハ貼着用粘着シ−ト |
US5284091A (en) * | 1990-04-12 | 1994-02-08 | Lintec Corporation | Plate roll and an adhesive sheet therefor |
US5319020A (en) * | 1993-04-21 | 1994-06-07 | National Starch And Chemical Investment Holding Corporation | Redispersible waterborne pressure sensitive adhesive polymer |
-
1979
- 1979-11-13 JP JP14735079A patent/JPS6031351B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5670077A (en) | 1981-06-11 |
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