JP2512865B2 - 保水性接着剤組成物 - Google Patents

保水性接着剤組成物

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JP2512865B2 JP3214794A JP3214794A JP2512865B2 JP 2512865 B2 JP2512865 B2 JP 2512865B2 JP 3214794 A JP3214794 A JP 3214794A JP 3214794 A JP3214794 A JP 3214794A JP 2512865 B2 JP2512865 B2 JP 2512865B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は保水性接着剤組成物に関
し、詳しくは耐水性および保水性がすぐれた水溶性接着
剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】感圧接着テープの製造に使用される水溶
性接着剤は通常は水性にかわ、デキストリンまたはポリ
ビニルアルコールを含み、通常は紙テープに塗布されて
接着テープとして使用される。この種の接着テープは乾
燥するとゴム弾性と粘性を失い、その結果として感圧接
着機能を失う。そして接着テープの接着力を回復するた
めには、使用前にこの種の接着テープの表面に水分を付
与するための複雑な装置が必要である。
【0003】感圧接着テープに好適に使用される他の水
溶性接着剤、たとえばポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルメチルエーテルまたは無水マレイン酸とビニルメチル
エーテルとの共重合体を原料として含む接着剤は耐水性
および凝集力が劣り、高温あるいは高湿で貯蔵すること
ができない。接着剤が長期間にわたって貯蔵されると、
その接着剤は水分の吸収によって流れ出したり漏れ出た
りするため、接着テープはテープが接着している材料ま
たは物品から滑ることになる。また、温度および湿度が
低い条件の下で充分な接着力をうるためには大量の低分
子量の水溶性接着剤を接着剤に配合する必要がある。し
かし、このものを高温で使用するときは変性された接着
剤がマイグレーション(移行)を起こし、接着面を移動
させて接着剤の接着力を低下させる。
【0004】さらに、これらの水溶性接着剤はあまり良
好な保水性を示さず、したがって乾燥するとその接着特
性が低下する。
【0005】疎水性接着剤、すなわち油溶性接着剤、た
とえば天然ゴムまたはポリイソプレン、ポリブテンおよ
びポリイソブチレンなどの合成ゴム;アクリル酸エチ
ル、アクリル酸エチルヘキシル、アクリル酸イソオクチ
ルなどのアクリル系重合体およびポリメチルシロキサ
ン、シリコーン樹脂、シロキサン配合物などのケイ素系
重合体を原料として使用することによって製造される接
着剤は優れた接着強度を示すが、接着されるべき物体の
表面が湿っているとき接着強度は著しく低下する。ま
た、疎水性接着テープではテープが物体から引き剥され
るとき、被着物体面に残留する残渣を容易に除去できな
い。また、疎水性接着剤は人の皮膚を刺激し、したがっ
て手術用テープとしての使用には適さない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、保水性に優れ、かつ水分を失うことによって接着特
性が変化しない保水性接着剤組成物を提供することにあ
る。
【0007】本発明の目的の1つは、優れた接着特性、
耐水性および人の皮膚に対して刺激性のない保水性接着
剤組成物を提供することにある。
【0008】また本発明のもう1つの目的は、接着テー
プの形で使用したばあい、その接着テープを物品から引
き剥がしたときに物品上に残留する接着剤残渣を湿った
布などで容易に拭き取ることのできる保水性接着剤組成
物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成しうる
本発明は、(a)アミン、アミドおよびアミノ基含有化
合物よりなる群から選ばれた1つの架橋剤0.5〜10
%(重量%。以下同様)でアクリル系重合体5〜50%
を部分的に架橋した部分架橋アクリル系重合体5.5〜
60%、(b)ポリオール、ポリアルキレングリコール
およびポリエーテルアルコールよりなる群れから選ばれ
た1つの水溶性変性剤10〜60%、(c)保水剤とし
ての2−ピロリドン−5−カルボキシレート( 2-pyrro
lidone-5- carboxylate )0.5〜10%を組成物の固
形分重量基準で含む保水性接着剤組成物に関するもので
ある。
【0010】この接着剤組成物は、(A)アクリル系重
合体の20〜35%水溶液100部(重量部。以下同
様)を20〜80℃の温度において、アミン、アミドお
よびアミノ基含有化合物よりなる群から選ばれた1つの
架橋剤2〜5部と反応させアクリル系重合体を部分的に
架橋する工程、(B)えられた部分架橋アクリル系重合
体溶液のpHを6.0〜7.0に調節する工程、(C)
pHが調節された重合体溶液に、ポリオール、ポリアル
キレングリコールおよびポリエーテルアルコールよりな
る群れから選ばれた1つの水溶性変性剤ならびに2−ピ
ロリドン−5−カルボキシレートを配合する工程からな
る方法により製造することができる。
【0011】
【作用および実施例】本発明に好適に用いることができ
るアクリル系重合体としては、たとえばアクリル酸、メ
タクリル酸もしくはそれらの低級アルキルエステル(た
とえばメチルエステル、エチルエステル、ブチルエステ
ル、プロピルエステルなど)の単独重合体またはこれら
の同士あるいは他の単量体との共重合体があげられる。
他の単量体としては、たとえばN−ビニルカプロラクタ
ム、酢酸ビニル、2−エチルヘキシルアクリレートなど
があげられる。
【0012】このアクリル系重合体を部分架橋するため
に用いられる架橋剤は、アミン、アミドおよびアミノ基
含有化合物よりなる群から選ばれた1つである。これら
はアクリル系重合体に含まれるカルボキシル基またはエ
ステル基を介してイオン架橋を部分的に形成し、適度な
耐水性を付与する。アミンとしては、たとえばエチルア
ミン、トリエチルアミン、エチレンジアミンなどが好ま
しく、アミドとしてはN−メチロールアクリルアミド、
カルボキシメチルアクリルアミド、N−メタクリルアミ
ドなどのほかポリアクリルアミドなどのポリアミドが好
ましい。アミノ基含有化合物としては、たとえば2−ジ
メチルアミノエタノール、3−アミノ−1−メチルピペ
リジンなどが好ましい。これらのうち、N−メチロール
アクリルアミド、カルボキシメチルアクリルアミドおよ
びN−メタクリルアミドが、一般のアクリル系粘着剤を
使用できる点から特に好ましい。
【0013】部分架橋の程度は、たとえばアクリル系重
合体中のカルボキシル基またはエステル基1当量あたり
架橋剤0.05〜0.3当量、好ましくは0.1〜0.
2当量である。架橋度が高くなると接着剤組成物の凝集
力を高めて水に溶解しにくくなり、また低すぎると接着
剤組成物の凝集力が低下して耐水性がわるくなり、温度
変化によって接着力が影響を受けるようになる。
【0014】この部分架橋はアクリル系重合体の20〜
35%、好ましくは25〜30%水溶液100部に対
し、2〜5部、好ましくは2.5〜3.5部の前記の架
橋剤を用いて行なうのが好ましい。反応は20〜80
℃、好ましくは40〜60℃で行なう。
【0015】かかる部分架橋アクリル系重合体水溶液に
対し、水溶性変性剤および保水剤が配合されるが、その
配合のまえに、部分架橋アクリル系重合体水溶液のpH
を6.0〜7.0に調節する。通常このpH調節は水酸
化ナトリウム、トリエタノールアミンなどのアルカリ水
溶液を用いて中和することにより行なう。
【0016】pH調節された部分架橋アクリル系重合体
水溶液に配合される水溶性変性剤はポリオール、ポリア
ルキレングリコールおよびポリエーテルアルコールより
なる群から選ばれた1つである。これらは接着剤組成物
に粘性と屈曲性を付与する。好適なポリオールとしては
グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ポリビニルアルコールなどがあげられ、ポリアルキ
レングリコールとしてはたとえばポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコールなどがあげられ、また、
ポリエーテルアルコールとしてはたとえばエチレングリ
コールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル
などがあげられる。これらのうちグリセリン、ポリビニ
ルアルコール、プロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリエチレングリコールが好ましい。
【0017】保水性剤としては2−ピロリドン−5−カ
ルボキシレートを用いる。たとえばナトリウムDL−2
−ピロリドン−5−カルボキシレート、カリウムDL−
2−ピロリドン−5−カルボキシレートなどが好まし
い。
【0018】本発明の保水性接着剤組成物は、組成物の
固形分重量基準で部分架橋アクリル系重合体5.5〜6
0%、好ましくは16〜46%、水溶性変性剤10〜6
0%、好ましくは20〜50%、および保水剤0.5〜
10%、好ましくは1〜5%含んでいる。部分架橋アク
リル系重合体は、5〜50%のアクリル系重合体と0.
5〜10%の架橋剤とからなり、特にアクリル系重合体
は15〜40%、架橋剤は1〜6%が好ましい。
【0019】本発明の接着剤組成物は、通常、水を溶媒
とし、固形分濃度約15〜50%、好ましくは25〜3
5%として用いる。
【0020】さらに要すれば他の添加剤、たとえば少量
のポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルエーテルなどを配合してもよい。
【0021】本発明の保水性接着剤組成物は溶液の形で
塗布してもよいし、接着テープの形で使用してもよい。
【0022】接着テープは、たとえば紙、不織布、プラ
スチックフィルムなどの基材上に400〜500g/m
2 の塗布量で接着剤組成物を均一に塗布することによっ
てえられる。特に、アクリル系重合体としてアクリル酸
/ブチルアクリレート共重合体、架橋剤としてN−メチ
ロールアクリルアミド、水溶性変性剤としてグリセリ
ン、保水剤としてナトリウムDL−2−ピロリドン−5
−カルボキシレートを用いるときは皮膚に対する刺激が
なくかつ適正な耐水性となり、手術用の接着テープとし
て最適なものとなる。
【0023】づきに本発明の保水性接着剤組成物を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0024】実施例1 撹拌機、温度計および凝縮機を取りつけた1リットルの
ガラスフラスコにアクリル酸メチル100g、過硫酸カ
リウム0.5gおよび脱イオン水200gを入れ、撹拌
して混合物を調製した。この混合物に6〜8時間N2
スを導入しつつ、60℃の温度にて重合を行なった。重
合の完結後、水を添加し30%の固形分を含む水溶液と
した。ついで温度を室温にまで下げ回転粘度計により粘
度を測定したところ、生成した重合体の粘度は5500
〜6000CPS(30℃)であった。
【0025】えられたポリアクリル酸メチルの30%水
溶液100gを撹拌機、温度計および凝縮器を取りつけ
た1リットルのガラスフラスコに入れ、N−カルボキシ
メチルアクリルアミド3gを徐々に添加し60℃で3時
間部分架橋反応を行なった。反応終了後、水酸化ナトリ
ウム水溶液を添加して反応生成物のpHが7になるよう
に中和した。ついでグリセリン25gとナトリウムDL
−2−ピロリドン−5−カルボキシレート1gを添加し
2時間撹拌して完全に溶解させたのち、脱イオン水を添
加して35%の固形物を含む水溶液とし、本発明の接着
剤組成物をえ、保水性を調べた。
【0026】えられた接着剤組成物を厚さ0.06mm
のレイヨン不織布の一面に塗布して不織布上に厚さ0.
04mmの水溶液接着剤層を形成した。この不織布を接
着強度および凝集力の各試験のため切断して試験片とし
た。
【0027】(保水性試験)接着剤組成物をガラス板に
塗布し厚さ0.1mmの接着剤層を形成する。ついで接
着剤層を加熱乾燥して恒量としたのち、恒温および恒湿
(20℃、相対湿度80%)に入れ、5時間維持したの
ちの水分含有量(重量%)を保水率とする。
【0028】(接着強度試験)200mm×25mmの
試験片を銅板紙に5kgf/cm2 の圧力で接着し、表
1に示す雰囲気中で48時間保持したのち、その長さ方
向に対して180度の角度で30cm/分の速度で引き
剥がし、接着強度(g/25mm幅)を調べる。
【0029】(凝集力試験)10mm×20mmの試験
片をアルミニウム板に5kgf/cm2 の圧力で接着
し、各試験片のせん断方向に1Kgの重りを吊し、アル
ミニウム板からの試験片の滑り距離を20℃、相対湿度
60%において測定する。30分後の滑り距離を凝集力
(mm)とする。
【0030】これらの試験結果を表1に示す。
【0031】実施例2 実施例1と同じフラスコにアクリル酸85g、アクリル
酸ブチル15g、過硫酸アンモニウム0.4g、脱イオ
ン水150gおよびメタノール50gを入れ、撹拌下に
60℃の温度で7時間N2 ガスを導入しながら重合を行
なった。この反応生成物に脱イオン水を添加し30%の
固形分を含む水溶液とした。ついで温度を室温にまで下
げ回転粘度計により粘度を測定したところ粘度は460
0〜5000CPS(30℃)であった。
【0032】えられたアクリル酸/アクリル酸ブチル共
重合体の30%水溶液100gにN−ヒドロキシメチル
アクリルアミド2.5gを添加し60℃で3時間部分架
橋反応を行なった。反応終了後、トリメタノールアミン
水溶液を添加して反応生成物のpHを7に中和した。つ
いで、ポリビニルアルコール(PEG600、ユニオン
カーバイド社製)25gとナトリウムDL−2−ピロリ
ドン−5−カルボキシレート1gを添加し2時間撹拌し
た。完全に溶解させたのち、脱イオン水を添加して40
%の固形分を含む水溶液とし、本発明の接着剤組成物を
えた。この接着剤組成物につき実施例1と同様にして保
水性、接着強度および凝集力の各試験を行なった。結果
を表1に示す。
【0033】実施例3 実施例1と同じフラスコにメタクリル酸80g、アクリ
ル酸エチル20g、過硫酸アンモニウム0.5g、脱イ
オン水100gおよびエタノール100gを入れ、撹拌
下に60℃の温度で8時間N2 ガスを導入しながら重合
を行なった。
【0034】反応終了後、脱イオン水を添加し30%の
固形分を含む水溶液とした。粘度は4000〜5000
CPS(30℃)であった。
【0035】このメタクリル酸/アクリル酸エチル共重
合体の30%水溶液100gにN−カルボキシメチルア
クリルアミド2gを添加し60℃において2.5時間部
分架橋反応を行なった。反応終了後、水酸化カリウム水
溶液を添加して反応生成物のpHが7になるように中和
した。ついでポリプロピレングリコール(PPG−4、
ダウケミカル社製)30gとナトリウムDL−2−ピロ
リドン−5−カルボキシレート1.5gを添加し、完全
に溶解させたのち、脱イオン水を添加して35%の固形
分を含む水溶液とし、本発明の接着剤組成物をえた。こ
の接着剤組成物につき実施例1と同様にして保水性、接
着強度および凝集力の各試験を行なった。結果を表1に
示す。
【0036】実施例4 25%のポリアクリル酸水溶液(粘度8000〜120
00CPS、30℃)100gとN−カルボキシメチル
アクリルアミド3gとを70℃で3時間反応させ部分架
橋ポリアクリル酸をえた。これに水酸化ナトリウムを添
加してpHを7.0としたのち、ポリエーテルアルコー
ル(エチレングリコールとプロピレングリコールとグリ
セリンの重合体。GEP−2800、ダウケミカル社
製)20gとナトリウムDL−2−ピロリドン−5−カ
ルボキシレート1.5gを添加撹拌し、ついで脱イオン
水を添加して固形分含有量を35%に調節した。えられ
た本発明の接着剤組成物の粘度は30℃において600
0〜6500CPSであった。この接着剤組成物につき
実施例1と同様にして保水性、接着強度および凝集力の
各試験を行なった。結果を表1に示す。
【0037】実施例5 25%のポリアクリル酸水溶液100gとN−カルボキ
シメチルアクリルアミド2.5gとを60℃で3時間反
応させ部分架橋ポリアクリル酸をえた。これに水酸化ナ
トリウムを添加しpHを7.0としたのち、T−P40
0(トリオールとプロピレンオキシドとの共重合体、ユ
ニオンカーバイド社製)40gとナトリウムDL−2−
ピロリドン−5−カルボキシレート1.5gを添加撹拌
し、ついで脱イオン水を添加して固形分含有量を35%
に調節した。えられた本発明の接着剤組成物の粘度は3
0℃において5500〜6000CPSであった。この
接着剤組成物につき実施例1と同様にして保水性、接着
強度および凝集力の各試験を行なった。結果を表1に示
す。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明によれば保水性に優れ、使用環境
によって接着特性が変化しない保水性接着剤組成物がえ
られる。かかる接着剤組成物は人の皮膚に対して刺激性
ではないため手術用接着テープに好適であり、また水溶
性であるので接着テープの引き剥がし時の残留物も容易
に除去できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKE C09J 7/02 JKE JKJ JKJ // C08K 5/053 C08K 5/053 5/06 5/06 5/3415 5/3415

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)アミン、アミドおよびアミノ基含
    有化合物よりなる群から選ばれた1つの架橋剤0.5〜
    10重量%でアクリル系重合体5〜50重量%を部分的
    に架橋した部分架橋アクリル系重合体5.5〜60重量
    %、(b)ポリオール、ポリアルキレングリコールおよ
    びポリエーテルアルコールよりなる群れから選ばれた1
    つの水溶性変性剤10〜60重量%、(c)保水剤とし
    ての2−ピロリドン−5−カルボキシレート0.5〜1
    0重量%を組成物の固形分重量基準で含む保水性接着剤
    組成物。
  2. 【請求項2】 アクリル系重合体が15〜40重量%含
    まれてなる請求項1記載の保水性接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 架橋剤が1〜6重量%含まれてなる請求
    項1記載の保水性接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 水溶性変性剤が20〜50重量%含まれ
    てなる請求項1記載の保水性接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 保水剤が1〜5重量%含まれてなる請求
    項1記載の保水性接着剤組成物。
  6. 【請求項6】 ポリオールがグリセリンである請求項1
    記載の保水性接着剤組成物。
  7. 【請求項7】 ポリオールがプロピレングリコールであ
    る請求項1記載の保水性接着剤組成物。
  8. 【請求項8】 ポリアルキレングリコールがポリプロピ
    レングリコールである請求項1記載の保水性接着剤組成
    物。
  9. 【請求項9】 ポリアルキレングリコールがポリエチレ
    ングリコールである請求項1記載の保水性接着剤組成
    物。
  10. 【請求項10】 保水剤がナトリウムDL−2−ピロリ
    ドン−5−カルボキシレートである請求項1記載の保水
    性接着剤組成物。
  11. 【請求項11】 保水剤がカリウムDL−2−ピロリド
    ン−5−カルボキシレートである請求項1記載の保水性
    接着剤組成物。
  12. 【請求項12】 (A)アクリル系重合体の20〜35
    重量%水溶液100重量部を20〜80℃の温度におい
    て、アミン、アミドおよびアミノ基含有化合物よりなる
    群から選ばれた1つの架橋剤2〜5重量部と反応させア
    クリル系重合体を部分的に架橋する工程、(B)えられ
    た部分架橋アクリル系重合体溶液のpHを6.0〜7.
    0に調節する工程、(C)pHが調節された重合体溶液
    に、ポリオール、ポリアルキレングリコールおよびポリ
    エーテルアルコールよりなる群れから選ばれた1つの水
    溶性変性剤ならびに2−ピロリドン−5−カルボキシレ
    ートを配合する工程からなる保水性接着剤組成物の製造
    法。
  13. 【請求項13】 部分架橋を40〜60℃で行なう請求
    項12記載の製造法。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    の保水性接着剤組成物が塗布されてなる接着テープ。
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