JPS6031121B2 - 誘電体共振回路 - Google Patents
誘電体共振回路Info
- Publication number
- JPS6031121B2 JPS6031121B2 JP11403976A JP11403976A JPS6031121B2 JP S6031121 B2 JPS6031121 B2 JP S6031121B2 JP 11403976 A JP11403976 A JP 11403976A JP 11403976 A JP11403976 A JP 11403976A JP S6031121 B2 JPS6031121 B2 JP S6031121B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- dielectric resonator
- resonant circuit
- frequency
- dielectric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P7/00—Resonators of the waveguide type
- H01P7/10—Dielectric resonators
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、マイクロ波帯の共振回路であるところの誘
電体共振回路に関するものである。
電体共振回路に関するものである。
この共振回路は、Ｔｉ０２系のセラミックのような、低
損失でかつ温度特性のよい材料で作られた誘電体共振器
と、絶縁体基板及びその上面に形成されたストリップ線
路よりなるマイクロ波集積回路（以下ＭＩＣと略す）を
結合せしめてなるものである。誘電体共振器としては、
円筒形又は直方体のものが加工の容易なこと、Ｑ値が高
いことかり、一般的に用いられている。通常一定の形状
に成型された誘電体共振器とＭＩＣとを結合させた場合
の共振周波数は、加工の精度、ストリップ線路と誘電体
共振器の位置関係の異同、簾体壁と誘電体共振器の位置
関係の異同等があって、設計値通りの値を得ることは非
常に難かしかった。従って既に成形済みの譲露体共振器
の形状を変える事なく、共振周波数を連続的に可変なら
しめる何らかの機構が必要とされる。従釆機械的に共振
周波数を変化せしめる機構としては、第１図に示すよう
に、ストリップ線路１に近接して設けられた譲露体共振
器１３の上方に金属板１５を設けこの金属板を上下せし
める事により、共振周波数の変化を得る機構が用いられ
ていた。
損失でかつ温度特性のよい材料で作られた誘電体共振器
と、絶縁体基板及びその上面に形成されたストリップ線
路よりなるマイクロ波集積回路（以下ＭＩＣと略す）を
結合せしめてなるものである。誘電体共振器としては、
円筒形又は直方体のものが加工の容易なこと、Ｑ値が高
いことかり、一般的に用いられている。通常一定の形状
に成型された誘電体共振器とＭＩＣとを結合させた場合
の共振周波数は、加工の精度、ストリップ線路と誘電体
共振器の位置関係の異同、簾体壁と誘電体共振器の位置
関係の異同等があって、設計値通りの値を得ることは非
常に難かしかった。従って既に成形済みの譲露体共振器
の形状を変える事なく、共振周波数を連続的に可変なら
しめる何らかの機構が必要とされる。従釆機械的に共振
周波数を変化せしめる機構としては、第１図に示すよう
に、ストリップ線路１に近接して設けられた譲露体共振
器１３の上方に金属板１５を設けこの金属板を上下せし
める事により、共振周波数の変化を得る機構が用いられ
ていた。
このような機構が蔭体１６内に設けられているため、錘
体の形状は必然的に大きなものとなり、不要モードの発
生する危険を増し、又、篭体の幾何学的形状のより大き
な温度変化が、より大きな共振周波数変動を生ずる等の
欠点があった。この発明の目的は、上記の欠点を除去せ
しめ導電体の体質、位置を変化させて共振周波数の調整
が可能でかつ、導電体の空隙内における体質、位置が温
度変化に伴う熱膨張により微少変化する事を利用して、
誘電体共振器の周波数温度変化を補償する事が可能で、
さらに形状の小型な蟹体内に収容しうる誘電体共振回路
を提供することにある。この発明によれば絶縁体基板及
びその上面に形成されたストリップ線路よりなるマイク
ロ波集積回路と、これに結合される誘電体共振器と、上
記議電体共振器の一部を取り除いて形成された空隙と、
この空隙に挿入される熱膨張係数の異なる複数種の材質
の層状構造をもつ導電体を有し、この導電体の位置、体
積を変化させる事により、共振周波数を可変ならしめた
事を特徴とする譲亀体共振回路が得られる。
体の形状は必然的に大きなものとなり、不要モードの発
生する危険を増し、又、篭体の幾何学的形状のより大き
な温度変化が、より大きな共振周波数変動を生ずる等の
欠点があった。この発明の目的は、上記の欠点を除去せ
しめ導電体の体質、位置を変化させて共振周波数の調整
が可能でかつ、導電体の空隙内における体質、位置が温
度変化に伴う熱膨張により微少変化する事を利用して、
誘電体共振器の周波数温度変化を補償する事が可能で、
さらに形状の小型な蟹体内に収容しうる誘電体共振回路
を提供することにある。この発明によれば絶縁体基板及
びその上面に形成されたストリップ線路よりなるマイク
ロ波集積回路と、これに結合される誘電体共振器と、上
記議電体共振器の一部を取り除いて形成された空隙と、
この空隙に挿入される熱膨張係数の異なる複数種の材質
の層状構造をもつ導電体を有し、この導電体の位置、体
積を変化させる事により、共振周波数を可変ならしめた
事を特徴とする譲亀体共振回路が得られる。
この発明による共振器においては導電体の空隙内におけ
る体積、位置が、温度変化に伴う熱膨張により微少変化
する事を利用して誘電体共振器の周波数温度変化を補償
する事が可能となり、しかも型状が小型でかつ温度安定
度のよい誘電体共振回路の実現が可能になる。
る体積、位置が、温度変化に伴う熱膨張により微少変化
する事を利用して誘電体共振器の周波数温度変化を補償
する事が可能となり、しかも型状が小型でかつ温度安定
度のよい誘電体共振回路の実現が可能になる。
以下、この発明を実施例によって詳細に説明する。
第２図はその発明の一実施例であるところの譲亀体共振
回路を説明するための図である。
回路を説明するための図である。
同図において２３は、一部がとり除かれて空隙２４が形
成された誘電体共振器である。このような共振器の共振
周波数は電磁界についてのＭａｘｗｅｌｌの方程式を解
くことにより予め求めることができる。この誘電体共振
器を絶縁体基板２１の上に形成されたマイクロストリッ
プ線路２２と結合させる事により共振回路が形成される
。導電体２５の一部にはねじ部が形成されており、底部
２６、側部２７、蓋部２８からなる隆体の蓋部に、切ら
れたねじ穴を通して固定される。導電体の一部は誘電体
共振器の空隙内に挿入されている。導電体は回転させら
れる事によって、隆体との相対的な位置が変化し、これ
に伴い、導電体の一部にて、空隙内に挿入されている部
分の位置、体積が変化し、共振周波数を変化せしめる。
上記誘電体共振器の一部を取り除いて、形成される空隙
、または絶縁体基板の一部を取り除いて形成される空隙
の形状としては、円形の断面をもつものが、加工の精度
がよく共振周波数を知る事が容易であり、有利である。
成された誘電体共振器である。このような共振器の共振
周波数は電磁界についてのＭａｘｗｅｌｌの方程式を解
くことにより予め求めることができる。この誘電体共振
器を絶縁体基板２１の上に形成されたマイクロストリッ
プ線路２２と結合させる事により共振回路が形成される
。導電体２５の一部にはねじ部が形成されており、底部
２６、側部２７、蓋部２８からなる隆体の蓋部に、切ら
れたねじ穴を通して固定される。導電体の一部は誘電体
共振器の空隙内に挿入されている。導電体は回転させら
れる事によって、隆体との相対的な位置が変化し、これ
に伴い、導電体の一部にて、空隙内に挿入されている部
分の位置、体積が変化し、共振周波数を変化せしめる。
上記誘電体共振器の一部を取り除いて、形成される空隙
、または絶縁体基板の一部を取り除いて形成される空隙
の形状としては、円形の断面をもつものが、加工の精度
がよく共振周波数を知る事が容易であり、有利である。
第２図より明らかなように、雀体の内部空間の高さｈは
誘電体共振器の高さと絶縁体基板の厚さの和より大なる
ものであればよい。ところで、上述のような周波数調整
機構を備えた共振回路の共振周波数の温度変化は誘電体
共振器の温度特性による周波数微少変化及び熱膨張現象
により、空隙内に挿入されている導電体の体積、位置が
変化する事による周波数微少変化が加算されたものとし
て現出する。
誘電体共振器の高さと絶縁体基板の厚さの和より大なる
ものであればよい。ところで、上述のような周波数調整
機構を備えた共振回路の共振周波数の温度変化は誘電体
共振器の温度特性による周波数微少変化及び熱膨張現象
により、空隙内に挿入されている導電体の体積、位置が
変化する事による周波数微少変化が加算されたものとし
て現出する。
従って後者の原因による周波数微少変化によって前者の
微少変化を補償するようにすれば周波数安定度のよい誘
電体共振回路を得ることができる。第２図においては、
導電体２５の一部が導電体本体とは熱膨張率の異なる材
質の調整板２９で構成されている。
微少変化を補償するようにすれば周波数安定度のよい誘
電体共振回路を得ることができる。第２図においては、
導電体２５の一部が導電体本体とは熱膨張率の異なる材
質の調整板２９で構成されている。
いま導電体、篤体の側部が熱膨張率ｙｏ なる材質でつ
くられ、調整板２９が熱駒鞍張率ｙなる材質でつくられ
ているとすればｙ＞Ｙｏにおいては温度上昇とともに、
空隙内に挿入されてある導電体部分の体積は増加する。
ｙ＜ｙｏの場合は、これと逆の傾向が生ずる。誘電体共
振器の温度係数の、正負の別、絶対値の大小に従って、
適当な熱膨張率の材質を調整板の材料として選択し、調
整板の厚さを選択することにより、誘電体共振器の温度
変化を補償するような組合せを得ることができる。以上
説明したように、この発明によれば、形状の小型な誘電
体共振器を得る事ができ、また導電体、導電体支持体、
または篤体の材質として、適当な熱膨張率のものを選択
する事により、温度変化に対する周波数安定度のよい誘
電体共振器を得ることができ、その効果は大きい。
くられ、調整板２９が熱駒鞍張率ｙなる材質でつくられ
ているとすればｙ＞Ｙｏにおいては温度上昇とともに、
空隙内に挿入されてある導電体部分の体積は増加する。
ｙ＜ｙｏの場合は、これと逆の傾向が生ずる。誘電体共
振器の温度係数の、正負の別、絶対値の大小に従って、
適当な熱膨張率の材質を調整板の材料として選択し、調
整板の厚さを選択することにより、誘電体共振器の温度
変化を補償するような組合せを得ることができる。以上
説明したように、この発明によれば、形状の小型な誘電
体共振器を得る事ができ、また導電体、導電体支持体、
または篤体の材質として、適当な熱膨張率のものを選択
する事により、温度変化に対する周波数安定度のよい誘
電体共振器を得ることができ、その効果は大きい。
図面の簡単な説明第１図は従来の共振周波数調整機構を
示す図で、１１は絶縁体基板である。
示す図で、１１は絶縁体基板である。
第２図はこの発明の第１の発明の一実施例を示す図であ
る。オー図 汁２図
る。オー図 汁２図
Claims (1)
- １ 絶縁体基板及びその上面に形成されたストリツプ線
路よりなるマイクロ波集積回路と、これに結合される誘
電体共振器と、上記誘電体共振器の一部を取り除いて形
成された空隙と、この空隙に挿入される熱膨張係数の異
なる複数種の材質の層状構造をもつ導電体を有し、この
導電体の位置、体積を変化させる事により、共振周波数
を可変ならしめた事を特徴とする誘電体共振回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11403976A JPS6031121B2 (ja) | 1976-09-22 | 1976-09-22 | 誘電体共振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11403976A JPS6031121B2 (ja) | 1976-09-22 | 1976-09-22 | 誘電体共振回路 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23814184A Division JPS60143004A (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 誘電体共振回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5339042A JPS5339042A (en) | 1978-04-10 |
| JPS6031121B2 true JPS6031121B2 (ja) | 1985-07-20 |
Family
ID=14627491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11403976A Expired JPS6031121B2 (ja) | 1976-09-22 | 1976-09-22 | 誘電体共振回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6031121B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0421192Y2 (ja) * | 1987-08-27 | 1992-05-14 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54151351A (en) * | 1978-04-24 | 1979-11-28 | Nec Corp | Dielectric resonator |
| JPS55141803A (en) * | 1979-04-23 | 1980-11-06 | Fujitsu Ltd | Dielectric resonator |
| JPS58204602A (ja) * | 1982-05-24 | 1983-11-29 | Murata Mfg Co Ltd | 誘電体同軸共振器の共振周波数調整方法 |
| US4630012A (en) * | 1983-12-27 | 1986-12-16 | Motorola, Inc. | Ring shaped dielectric resonator with adjustable tuning screw extending upwardly into ring opening |
| DE3408581A1 (de) * | 1984-03-09 | 1985-09-12 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Resonator |
| JPS6161503A (ja) * | 1984-08-31 | 1986-03-29 | Murata Mfg Co Ltd | 誘電体共振器 |
| US4686496A (en) * | 1985-04-08 | 1987-08-11 | Northern Telecom Limited | Microwave bandpass filters including dielectric resonators mounted on a suspended substrate board |
| US5164691A (en) * | 1989-12-27 | 1992-11-17 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Fixing structure of dielectric resonator |
| CA2048404C (en) * | 1991-08-02 | 1993-04-13 | Raafat R. Mansour | Dual-mode filters using dielectric resonators with apertures |
-
1976
- 1976-09-22 JP JP11403976A patent/JPS6031121B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0421192Y2 (ja) * | 1987-08-27 | 1992-05-14 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5339042A (en) | 1978-04-10 |
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