JPS6324646Y2 - - Google Patents

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JPS6324646Y2
JPS6324646Y2 JP1982172081U JP17208182U JPS6324646Y2 JP S6324646 Y2 JPS6324646 Y2 JP S6324646Y2 JP 1982172081 U JP1982172081 U JP 1982172081U JP 17208182 U JP17208182 U JP 17208182U JP S6324646 Y2 JPS6324646 Y2 JP S6324646Y2
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conductive film
dielectric block
dielectric
hole
recess
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JP1982172081U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は誘電体ブロツクを使用した分布定数形
共振器の結合構造に関する。
従来技術 従来より、数100MHzの周波数帯域のフイルタ
としては、LC共振回路を用いたものや同軸共振
器を用いたものがあつたが、構造的に不安定ある
いは複雑であつたり、特性的に満足できない、調
整に手間がかかる、コストが引下げられない、な
どの問題点があつた。
このため、数100MHzの周波数帯域のフイルタ
として誘電体フイルタと呼ばれるフイルタが実用
化されている。
上記誘電体フイルタは、具体的には図示しない
が、二段のフイルタについて述べると大略直方体
形状を有する誘電体ブロツクの相対向する端面の
一方から他方に貫通する少くとも2つの貫通孔を
設け、これら貫通孔内面に導電膜を形成するとと
もに貫通孔を取り囲む上記誘電体ブロツクの少く
とも四側面に導電膜を設け、貫通孔内面に設けた
上記導電膜と誘電体ブロツクの側面に設けた上記
導電膜とこれら導電膜の間の誘電体ブロツクとで
共振ユニツトを構成し、この共振ユニツトと外部
回路とを静電結合してなるものである。
上記の如き誘電体フイルタにおいて、共振ユニ
ツトと外部回路との静電結合は、従来より、誘電
体ブロツクの貫通孔の開口端にコンデンサを取り
付け、その電極を上記貫通孔の導電膜および外部
回路に導通させるか、誘電体ブロツクに設けた穴
に外部回路接続用ピンを挿入し、この外部回路接
続用ピンと上記貫通孔の導電膜との間に形成され
る静電容量を結合容量とするか、あるいは、外部
回路接続用ピンを軸心部に埋め込んだ円柱状の誘
電体を上記貫通孔に挿入し、上記外部回路接続用
ピンと貫通孔内の導電膜との間に形成される静電
容量を結合容量とする等により行つていた。
ところで、共振ユニツトと外部回路との静電結
合にコンデンサを使用すると、誘電体ブロツクに
コンデンサを取り付けるには手間がかかり、量産
性が低いうえに、誘電体フイルタの形状が大きく
なる。
また、誘電体ブロツクに設けた穴に外部回路接
続用ピンを挿入したものでは、上記穴と外部回路
接続用ピンとの間にエアギヤツプが生じ、温度変
化でエアギヤツプに変化が生じ、結合容量が不安
定となる。
さらに、誘電体ブロツクの貫通孔に誘電体を挿
入したものでは、貫通孔の径が小さい場合は、充
分な結合容量を得ることができない。
考案の目的 本考案は主に、誘電体フイルタにおける上記事
情に鑑みてなされたものであつて、その目的は、
誘電体ブロツクの一部を結合容量の誘電体として
使用し、誘電体フイルタ等を構成する誘電体共振
器と外部回路との結合構造において充分な大きさ
の結合容量を安定して得ることである。
考案の構成 このため、本考案は、誘電体ブロツクの一つの
端面からそれに対向するいま一つの端面に貫通す
る貫通孔内面に導電膜を形成するとともに貫通孔
を取り囲む上記誘電体ブロツクの少くとも四側面
に導電膜を設け、貫通孔内面に設けた上記導電膜
と誘電体ブロツクの側面に設けた上記導電膜とこ
れら導電膜の間の誘電体ブロツクとで共振ユニツ
トを構成し、この共振ユニツトと外部回路とを静
電結合してなる結合構造であつて、誘電体ブロツ
クの上記共振ユニツトの開放端が存在する上記一
つの端面に凹部を形成するとともにこの凹部内壁
に導電膜を形成して金属端子を半田付けし、貫通
孔内の導電膜と凹部内壁の導電膜との間に形成さ
れる静電容量を結合容量とするようにしたことを
特徴としている。
実施例 以下、添付図面を参照して本考案の実施例を説
明する。
第1図および第2図において、10は酸化チタ
ン系のセラミツク誘電体からなる直方体形状を有
する誘電体ブロツク、11,12は貫通孔であつ
て、これら貫通孔11,12は上記誘電体ブロツ
ク10の一つの端面10aから該端面10aに対
向するいま一つの端面10bに貫通する。13,
14は上記貫通孔11,12の内面に設けた導電
膜、15は上記貫通孔11,12を取り囲む誘電
体ブロツク10の四側面に設けた導電膜である。
16は誘電体ブロツク10の上記他方の端面10
bに設けた導電膜であつて、該導電膜16は導電
膜13,14と導電膜15を短絡して1/4波長共
振を生じさせるためのものである。
すなわち、上記導電膜13,15および16と
誘電体ブロツク10とは上記一つの端面10aを
開放端とする一つの共振ユニツト17を、また、
上記導電膜13,14および16と誘電体ブロツ
ク10とは、同様に、上記一つの端面10aを開
放端とするいま一つの共振ユニツト18を形成す
る。
これら共振ユニツト17,18の共振周波数
は、誘電体ブロツク10の誘電率によつて短縮さ
れた導電膜13,14の電気長により決定され
る。
上記電気長は、第1図および第2図に示す実施
例のように、1/4波長でもよく、また、1/2波長で
もよい。電気長が1/2波長のときは、導電膜16
は不要である。
上記共振ユニツト17,18の間の誘電体ブロ
ツク10には空洞19が設けられている。この空
洞19の内壁面には電極膜は形成されておらず、
誘電体ブロツク10の一方の端面10aから他方
の端面10bに貫通していなくてもよい。
上記空洞19の寸法、形状で両共振ユニツト1
7,18の誘導結合度合が左右される。
上記共振ユニツト17,18と図示しない外部
回路との結合は、誘電体ブロツク10の端面10
aの上記貫通孔11,12外周に凹部21,22
を設け、これら凹部21,22に夫々銀(Ag)
等の導電膜23,24を形成し、貫通孔11内の
導電膜13と上記凹部21の導電膜23との間の
静電容量、および貫通孔12内の導電膜14と上
記凹部22の電極膜24との間に形成される静電
容量により行われる。
上記静電容量は、誘電体ブロツク10の誘電率
が一定の場合、凹部21,22の形状、寸法、深
さおよび貫通孔11,12からの距離によつて変
化する。
第1図および第2図の実施例においては、上記
凹部21,22はいずれも長方形状とするととも
に、貫通孔11,12に関して空洞19の反対側
に形成している。
上記凹部21,22の導電膜23,24には、
棒状の金属端子25,26の各一端を夫々押し潰
して長方形の板状に成型した半田付部25a,2
6aを半田27により半田付けしている。
上記金属端子25,26は図示しない外部回路
に接続され、上記の誘電体フイルタの入力端子も
しくは出力端子として使用される。
上記のようにすれば、共振ユニツト17と外部
回路の結合容量は、既に述べたように、上記凹部
21の形状、寸法、深さおよび形成位置等によつ
て一義的に決定される。また、共振ユニツト18
と外部回路の結合容量についても、上記と同様
に、凹部22の形状、寸法、深さおよび形成位置
等によつて一義的に決定される。
従つて、上記凹部21,22の形状、寸法、深
さおよび形成位置等を決めれば、必要な大きさの
結合容量を安定して得ることができる。
上記凹部21,22の形状および形成位置は任
意であつて、例えば第3図aに示すように、貫通
孔21,22の一部を取り囲むようなものであつ
てもよく、また、第3図bに示すように、円形の
ものであつてもよい。
上記凹部21,22の形状が円形である場合
は、第4図aに示すように、金属端子25,26
の半田付部25a,26aは上記凹部21,22
の形状に合せて円形に成型しておくことが好まし
い。
また、金属端子25,26の半田付部25a,
26aは押し潰して必要な形状に成型する代り
に、第4図bに示すように、金属端子25,26
の一部を折り曲げるかまたは彎曲させることによ
り形成するようにしてもよい。
考案の効果 以上、詳述したことからも明らかなように、本
考案は、誘電体ブロツクを使用した誘電体フイル
タ等に用いる誘電体共振器において、誘電体ブロ
ツクに設けた凹部の導電膜と誘電体ブロツクの貫
通孔内の導電膜との間に形成される静電容量を外
部回路との結合容量とするようにしたから、結合
容量は上記凹部の形状、寸法、深さおよび形成位
置等により一義的に定まり、求める大きさの結合
容量を容易に、正確かつ安定して得ることができ
る。
さらに、量産化された場合、結合容量がたとえ
少しばらついたとしても、導電膜の部分を少し大
きめにしておけば調整はその部分を少し削るだけ
でよく至極簡単となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る誘電体フイルタの一実施
例の平面図、第2図は第1図の誘電体フイルタの
断面図、第3図aおよび第3図bは夫々第1図の
誘電体フイルタの変形例の部分平面図、第4図a
および第4図bは夫々金属端子の変形例の説明図
である。 10……誘電体ブロツク、10a,10b……
端面、11,12……貫通孔、13,14,1
5,16……導電膜、17,18……共振ユニツ
ト、19……空洞、21,22……凹部、23,
24……導電膜、25,26……金属端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘電体ブロツクの一つの端面からそれに対向す
    るいま一つの端面に貫通する貫通孔内面に導電膜
    を形成するとともに貫通孔を取り囲む上記誘電体
    ブロツクの少くとも四側面に導電膜を設け、貫通
    孔内面に設けた上記導電膜と誘電体ブロツクの側
    面に設けた上記導電膜とこれら導電膜の間の誘電
    体ブロツクとで共振ユニツトを構成し、この共振
    ユニツトと外部回路とを静電結合してなる結合構
    造であつて、誘電体ブロツクの上記共振ユニツト
    の開放端が存在する上記一つの端面に凹部を形成
    するとともにこの凹部内壁に導電膜を形成して金
    属端子を半田付けし、貫通孔内の導電膜と凹部内
    壁の導電膜との間に形成される静電容量を結合容
    量とするようにしたことを特徴とする結合構造。
JP17208182U 1982-11-12 1982-11-12 結合構造 Granted JPS5976105U (ja)

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JP17208182U JPS5976105U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 結合構造

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JP17208182U JPS5976105U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 結合構造

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Publication Number Publication Date
JPS5976105U JPS5976105U (ja) 1984-05-23
JPS6324646Y2 true JPS6324646Y2 (ja) 1988-07-06

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ID=30375201

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3505618A (en) * 1966-06-08 1970-04-07 Marconi Co Ltd Microwave filters

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3505618A (en) * 1966-06-08 1970-04-07 Marconi Co Ltd Microwave filters

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JPS5976105U (ja) 1984-05-23

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