JPS6030815Y2 - テ−プレコ−ダ−の入力回路 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内蔵コンデンサマイク入力回路と外部マイク
入力回路及びライン入力回路等を有するテープレコーダ
ーの入力回路に関するものである。

従来、例えば斯るテープレコーダーの入力回路は第１図
に示す如く構成されており、１，２．３は互いに連動す
る録再切換スイッチ。

４は録音時に録再切換スイッチ１を介して作動電圧（十
Ｂ）が印加され作動状態となる内蔵コンデンサマイクで
、該内蔵コンデンサマイク４の出力側は抵抗５を介して
後述する外部マイク接続ジャックの固定端子に接続され
ている。

従って、前記内蔵コンデンサマイクからのマイク入力信
号は外部マイク接続ジャックの固定端子及び固定端子に
常時は接続している可動端子を介してマイク用増幅器６
の入力側に供給されることになる。

７は外部マイクプラグの挿入時にその可動端子８固定端
子９から離間せられ前記内蔵コンデンサマイク４かラノ
マイク入力信号を遮断すると共に代りに該可動端子７を
介して外部マイクからのマイク入力信号を前記マイク用
増幅器６の入力側に供給する外部マイク接続ジャックで
ある。

また、前記マイク用増幅器６の出力側は録再切換スイッ
チ２により再生時には出力増幅器１０を介してスピーカ
１に接続され、録音時は録音用増幅器１２を介して磁気
ヘッド１３に夫々接続される。

１４はプレーヤ及びチューナ等からのライン入力信号が
録再コネクタ１５から抵抗１６を介して入力側に供給さ
れるライン用増幅器で、該ライン用増幅器１４の出力側
は録音時に録再切換スイッチ３を介して前記録音用増幅
器１２の入力側に接続されように構成されている。

従って、内蔵コンデンサマイク４及び外部マイクジャッ
ク７からのマイク入力信号は夫々マイク用増幅器６で増
幅され、プレーヤ及びチューナ等からのライン入力信号
はライン用増幅器１４で夫々増幅されている。

従って、斯る回路構成ではマイク用増幅器とは別にライ
ン入力信号増幅器して専用のマイク用増幅器を別途設け
る必要があるため、回路構成が複雑になると共に断るラ
イン用増幅器のための録再切換スイッチ等も必要とし部
品点数が増加していた。

本考案は斯る点に鑑み威されたもので、極めて簡単な回
路構成にて録音操作時に前記マイク用増幅器をライン入
力信号増幅用として兼用させたことにより、ライン入力
専用のライン用増幅器とそれに附随する録再切換スイッ
チ等を排除することが出来る様にしたテープレコーダー
の入力回路を提供しようとするものである。

以下、本考案の一実施例を図面と共に説明する。

尚、従来と同一部品については同一図番を附すと共にそ
の説明を省略する。

即ち、本考案は第１図に従来回路からライン用増幅器１
４及び録再切換スイッチ３を取り除くと共に、録再コネ
クタ１５を抵抗１６．１７を介して前記マイク用増幅器
６の入力側に接続し且つ外部マイクジャック７の可動端
子８と前記マイク用増幅器６の出力側との接続間に抵抗
１８を挿入接続したものである。

そして、斯る録再コネクタ１５からのライン入力信号を
録音、再生操作に応じて前記マイク用増幅器６に選択的
に供給、遮断せしめるために、コレクタ・エミッタが前
記抵抗１６と１７との接続点Ｐと接地間に接続され作動
時に前記録再コネクタ１５からのライン入力信号を側路
する制御用トランジスタ１９を設けると共に、該制御用
トランジスタ１９のベースには再生時に録再切換スイッ
チ１及び抵抗２０を介して作動電圧（十Ｂ）が印加され
るように構成したものである。

従って、例えば再生操作時は前記録再切換スイッチ１に
より内蔵コンデンサマイク４への作動電圧（十Ｂ）の供
給が遮断せられ該内蔵コンデンサマイク４が非作動状態
になると共に、斯る内蔵コンデンサマイク４の作動電圧
（十Ｂ）が制御用トランジスタ１９のベースに印加せら
れて該制御用トランジスタ１９が作動状態となりライン
入力信号を側路せしめている。

従って、斯る再生操作時には外部マイクからのマイク入
力信号のみが、前記マイク用増幅器６→録再切換スイッ
チ２→出力増幅器１０を経てスピーカー１１に出力され
ることになる。

また、録音操作時には録再切換スイッチ１により前内蔵
コンデンサマイク４に作動電圧（十Ｂ）が供給されて該
内蔵コンデンサマイク４か作動状態になると共に前記制
御用トランジスタ１９ベースへの作動電圧（十Ｂ）の供
給が遮断され該制御用トランジスタ９が非作動状態なる
ため、前記録再コネクタ１５からのライン入力信号はそ
のまま抵抗１６．１７を介してマイク用増幅器６に供給
されるとになる。

従って、斯る録音操作時は内蔵コンデンサマイク４或い
は外部マイクからの外部マイク入力信号が夫々前記マイ
ク用増幅器６→録再切換スイッチ２→録音用増幅器１２
を経て磁気ヘッド１３に供給されると共に、前記録再コ
ネクタ１５からのライン入力信号も抵抗１６，１７→マ
イク用増幅器６→録再切換スイッチ２→録音用増幅器１
２を経て磁気ヘッド１３に供給されることになる。

従って、本考案によれば再生操作時は前記マイク用増幅
器をマイク入力信号増幅用として用いるも、録音操作時
にはライン入力信号号増幅用として兼用させることが出
来る。

上述した如く本考案入力回路に依れば、ライン入力回路
からのライン入力信号を内蔵コンデンサマイク入力回路
及び外部マイク入力回路からのマイク入力信号を夫々増
幅してスピーカー回路或いは磁気ヘッド等へ出力する増
幅器へ供給するように構成すると共に、制御用トランジ
スタにより再生時には該ライン入力信号を側路せしめる
ように構成したので、再生操作時には前記増増幅器をマ
イク入力信号増幅用として用いるも、録音操作時にはラ
イン入力信号増幅用として兼用させることが出来る。

即ち、従来ではう・イン入力信号増幅用として専用のラ
イン用増幅器と該ライン用増幅器に附随する録音切換ス
イッチ等を必要としていたのに対して、本考案入力回路
ではそれらを必要としない為、回路構成の簡潔化及び部
品点数の削減等を計ることが出来る。

また、前記増幅器に対するライン入力信号の供給・遮断
を制御用トランジスタにより電子子的に行なわせている
為、断る供給・遮断時にライン入力信号に機械的な切換
ノイズが重畳される虞れがない。

従って、本考案による効果は極めて実用的価値の高いも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す回路図、第２図は本考案の一実施
例を示す回路図である。 １、 ２． ３・・・・・・録再切換スイッチ、４・・
・・・・内蔵コンデンサマイク、 ６・・・・・・マイク用増幅器、 ７・・・ ・・・外部マイクジャック、 １１・・・・・・スピーカー、 ３・・・・・・磁気ヘッド、 １５・・・・・・録再コネクタ、 ９ ・・・・・・制御用トランジスタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内蔵コンデンサマイク入力回路と、外部マイク入力回路
   及びライン入力回路等を有するテープレコーダーの入力
   回路であって、前記内蔵コンデンサマイク入力回路及び
   外部マイク入力回路からのマイク入力信号を夫々増幅し
   てスピーカー回路或いは磁気ヘッド等へ出力する増幅器
   と、出力側が前記増幅回路の入力側に接続されたライン
   入力回路と、該ライン入力回路の出力側と接地間にコレ
   クタ・エミツタ路が接続され作動時にライン入力信号を
   側路する制御用トランジスタと、録音時に前記内蔵コン
   デンサマイク入力回路の内蔵コンデンサマイクに作動電
   圧を供給するも再生時には前記制御用トランジスタのベ
   ースに作動電圧を供給する切換スイッチとより戒り、而
   して再生操作時には前記増幅器をマイク入力信号増幅用
   として用いるも録音操作時はライン入力信号増幅用とし
   て兼用させたことを特徴とするテープレコーダーの入力
   回路。