JPS60130431A - プレス機用材料位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プレス機用のＸ−Ｙテーブル上に於いて、載
置されたプレス材料を正しく位置合せした状態で挟持具
にグリップさせることができるプレス機用材料位置決め
装置に関する。

プレス材料（被加工材料）をプレス機に対してＸ−Ｙ軸
方向に移動しながら端から順番にプレスする場合、プレ
ス材料を寸法通り無駄なくプレスするには、プレス作動
前にプレス材料をＸ−Ｙテーブルの挟持具側に正しく位
置合せしてグリップさせる必要があるが、従来はこの位
置合せ作業とグリップ作業を全て人手によって行なって
いたため、非能率的で作業性が悪るく、作業の危険性も
高いといった問題があると共に、プレス材料の重量が重
い場合は、位置合せとグリップ作業が大変で、正しく位
置合せすることが非常に難しいといった各種の問題点が
あった。

而して、本発明は上述した問題点を解決するべく開発さ
れたものであって、その目的は、Ｘ−Ｙテーブル上に載
置されたプレス材料を全て自動的に、且つ、正確に位置
合せすることができると共に、挟持具にグリップさせる
ことができる様に工夫したプレス機用材料位置決め装置
を提供する点にあり、本発明ではこれ等の目的を達成す
るために、テーブル上に載置されたプレス材料を電磁マ
グネット装置に吸着させ、且つ、このマグネット装置を
シリンダーによって順次Ｙ方向及びＸ方向に作動してプ
レス材料を移動させることにより、プレス材料をＸ−Ｙ
方向に正しく位置合せした状態で挟持具にグリップさせ
る様に構成している。

以下に、上述した本発明の好適な一実施例を添附した図
面を参照しながら詳細に説明する。

第１図は本発明に係る位置決め装置を実施した自動プレ
ス装置の一例を示した斜視図であって、図中、１は作業
者の指令に基づいて所定のプレス材料Ａをストックテー
ブル１ａ上に送り出すことができるストッカーで、２は
ストッカー１の次位に配設した中間テーブルを示す。中
間テーブル２には七−タ３によって回転する送りギヤ４
と、ラック５の噛合によって長手方向に進退する移送ア
ーム６が設けられ、この移送アーム６の両端には、移送
アーム６の移動に従ってストックテーブル１ａ上のプレ
ス材料Ａを中間テーブル２内の位置決め板（図示せず）
上に移送、載置する第１バキユーム盤装置７と、第１バ
キユーム盤装置７によって中間テーブル２内に移送され
て位置決めされたプレス材料Ａを、今度はプレス機１０
のＸ−Ｙテーブル１１上に移送、載置する第２バキユー
ム盤装置８が取付けられている。これ箸箱１、第２の各
バキューム盤装置７と８は、シリンダー９ａ・・・と、
シリンダー９ａによって上下動するバキューム盤９ｂ・
・・と、ホース（図示せず）を通して各バキューム盤９
ｂに吸引作用を及ぼすバキュームタンク９Ｇによって構
成され、プレス材料Ａを各バキューム盤９ｂに吸着させ
て移送する仕組に成つ３− ている。

上記のＸ−Ｙテーブル１１は、プレス機１ｏに対してプ
レス材料ＡをＸ−Ｙ方向に移動しながら供給してプレス
させるものであって、１２・・・はプレス材料Ａを滑動
自在に載置せしめる載置板を示し、これ等の載置板１２
・・・のうち、中間テーブル２に最も近い左端側載置板
１２の内側には、第２図乃至第３図に於いて夫々符号１
３で全体的に示した位置決め用の電磁マグネット装置が
内股されている。

この電磁マグネット装置１３は、上記Ｘ−Ｙテーブル１
１の内部フレーム（図示せず）に固定した主枠１４と、
この主枠１４に横方向、即ち、Ｘ軸方向にスライド自在
に取付けた摺動枠１５と、この摺動枠１５に縦型に取付
けたＹ方向シリンダー１６と、Ｙ方向シリンダー１６に
よって縦方向、即ち、Ｙ軸方向に作動するピストンロッ
ド１６ａの両端に取付けた第１、第２の電磁マグネット
１７．１８と、ピストンロッド１６ａの進退運動によっ
てＹ軸方向に移動する上記両電磁マグネット４− １７．１８の作動を案内するガイド軸１９と、上記摺動
枠１５を主枠１４のガイド杆１４ａに沿って横方向、即
ち、Ｘ軸方向に進退移動するＸ方向シリンダー２０によ
って構成されている。

上記の電磁マグネット装置１３は通常第２図に示した始
動位置に停止していて、プレス材料Ａが載置板１２上に
載置されたことを確認センサ（図示せず、第８図参照）
が検知すると、両電磁マグネット１７．１８が励磁して
そのへラド１７ａ。

１８ａを載置板１２に穿設した逆向き１字型のガイド長
孔１２ａ、１２ｂに向けて夫々突出し、載置板１２上に
載置されたプレス材料Ａを吸着する仕組に成っている。

また、上記のＹ方向シリンダー１６は、プレス材料Ａを
吸着した電磁マグネッｉ・１７．１８を縦方向、即ち、
Ｙ軸方向に作動して、プレス材料Ａの位置合せを行なう
。

第１図に於いて、２１は左右に２つの挾持具２２．２２
を取付けたホルダーで、このホルダー２１はモータ（図
示せず）によってＸ方向レール１１ａとＹ方向レール１
１ｂに沿ってＸ−Ｙテーブル１１上をＸ軸方向にもＹ軸
方向にも自由に移動できる様に構成されており、前記プ
レス材料Ａの位置決めに当っては、ホルダー２１は第１
図並びに第２図の如＜Ｘ−Ｙテーブル１１の左端始動位
置に停止して置く。

上述した挾持具２２．２２は全く同じ構成であって、そ
の詳細な構成は第４図乃至第６図の如くである。即ち、
挾持具２２は取付板２３を介して前記ホルダー２１側に
固定される支持枠２４と、この支持枠２４に取付けた固
定板２５と、固定板２５の先端側中間部にその中間部を
支点軸２６を以って全体が略ハサミ形状を成す様に回動
自在に取付けた作動板２７によって構成され、固定板２
５の先端部２５ａと作動板２７の先端部２７ａがプレス
材料Ａの先端縁Ａ１を挟持する挟持口２２ａを構成し、
この挟持口２２ａは作動板２７の根端側に取付けたグリ
ップシリンダー２８の重みによって第５図の如く常時開
放している。また、２８ａは上記シリンダー２８のロッ
ドで、シリンダー２８が作動してロット２８ａが突出す
ると、作動板２７が支点軸２６を中心に回動して画先端
部２５ａ、２７ａを閉じ、差込まれたプレス材料Ａを挟
持口２２ａが挾持する仕組に成っている。

第１図、第４図並びに第７図に於いて夫々符号３０で全
体的に示したのは、上記各挾持具２２．２２の側部に並
設した第１スイツチで、この第１スイツチ３０．３０は
、前記挾持具２２の支持枠２４にネジ３１を以って固定
した基板３２と、この基板３２に設けたガイド枠３３に
進退作動自在に取付けたスライド杆３４と、基板３２の
後端側に取付けた近接スイッチ３５とによって構成され
、スライド杆３４は常時牽引バネ３６の作用によって先
端部３４ａをプレス材料Ａが移動して来る方向に向けて
突出すると共に、末端にネジ杆３４Ｇを以って螺動調節
自在に取付けた可動スイッチ盤３４ｂを第７図の如く近
接スイッチ３５より離間させてスイッチを開放している
が、移動して来るプレス材料Ａの先端縁Ａ１が先端部３
４ａに当ってスライド杆３４がバネ３６を伸張しながら
図面上左方向にスライドすると、第４図の様に可動ス７
一 イツチＷ３４ｂが近接スイッチ３５に近ずいてスイッチ
オンする仕組に成っている。スイッチ杆３４の押動は、
バネ用取付軸３６ａがガイド枠３３に穿設したガイド長
孔３３ａの末端縁に係止することで停止され、これと同
時に、プレス材料Ａの先端縁Ａ１は前記挾持具２２の固
定板２５に形成した先端係止縁２５ｂにも当るから、前
記電磁マグネット装置１３のＹ方向シリンダー１６の働
きによってＹ軸方向に調整移動されるプレス材料Ａは、
その先端縁Ａ１を左右の挾持具２２．２２の挾持部２２
ａ、２２ａに差込み、且つ、両箱１スイッチ３０．３０
をオンして位置決めされる。

第２図並びに第３図に示した前記電磁マグネット装置１
３のＸ方向シリンダー２０は、上述した左右の第１スイ
ツチ３０．３０がオンすると作動してロッド２０ａを突
出し、摺動枠１５を図面上左方向、即ち、Ｘ軸方向に横
動する仕組に成っており、摺動枠１５が横動すると第１
、第２の電磁マグネット１７．１８もガイド長孔１２ａ
、１２ｂに沿ってＸ軸方向に移動し、吸着したプレス材
８− 料Ａを横移動する。

１１Ｃは前記Ｘ−Ｙテーブル１１の中間テーブル２側の
側壁部で、この側壁部１１Ｃには少くとも２個以上の第
２スイツチ４０．４０がテーブル１１の中央に向けて突
出している。これ等の第２スイツチ４０．４０は、上記
電磁マグネット装置１３によってＸ軸方向に移動されて
来るプレス材料Ａの側縁Ａ２が側壁部１１ｃに当って位
置合せされた時に、該側縁Ａ２に押されてオンする仕組
に成っており、その具体的構成は前記第４図、第７図で
説明した第１スイツチ３０と全く同一であるから、構成
の図示と説明は省略する。また、この第２スイツチ４Ｏ
５４０は、オンするとＸ方向シリンダ２０の作動を停止
すると共に、前記挾持具２２．２２の各グリップシリン
ダー２８を作動してロッド２８ａを突出し、上述の如＜
Ｘ−Ｙ軸方向に正しく位置合せされたプレス材料Ａの先
端縁Ａ１を挾持口２２ａ、２２ａが夫々挾持して位置決
め作業を終了し、以後は、プログラムに従ってホルダー
２１がプレス材料ＡをＸ−Ｙテーブル１１上でＸ−Ｙ方
向に移動させながら順次プレス機１０でプレスする。更
に、電磁マグネット装置１３は、第２スイツチ４０．４
０がオンしてグリップシリンダー２８が作動すると同時
に、両電磁マグネット１７．１８を消勢し、且つ、Ｘ方
向シリンダー２０及びＹ方向シリンダー１６を順次逆作
動して第２図の原位置に自動復帰する様に構成されてい
る。

尚、プレス材料Ａが載置板１２上に載置されたことを確
認するセンサ（図示せず）と、このセンサのオン信号を
スタート信号として順番に作動を開始する各部材、即ち
、電磁マグネット１７．１８、第１番目のシリンダであ
るＹ方向シリンダ１６、Ｙ方向位置決めスイッチである
第１スイツチ３０、第２番目のシリンダであるＸ方向シ
リンダ２０、Ｘ方向位置決めスイッチである第２スイッ
チ４０．挾持具２２のグリップシリンダ２８、ホルダ２
１をＸ−Ｙ方向に移動するテーブル用モータ（図示せず
）、並びに、プレス機１０は、夫々第８図に示した作動
タイミング図の如く作動し、ホルダ２１はプレス終了と
同時に、第１図、第２図に示したスタート位置に自動的
に復動して、新たなプレス材ｔＩ３４Ａの供給に備える
仕組に成っている。

本発明に係るプレス機用材料位置決め装置は以上説明し
た如くであるから、プレス機のＸ−Ｙテーブル上に載置
されたプレス材料をＸ−Ｙ方向に正しく位置合せしてホ
ルダの挟持具にグリップさせることができるから、プレ
ス機によるプレスを寸法通り正しく行なって材料の無駄
を可及的に少くできる利点を発揮できると共に、プレス
材料の位置せて挟持の各作業を全て自動的に行なうこと
ができるから、作業を能率良く而かも安全に行なうこと
ができるといった利点を備えるものであって、特に、第
１図に例示した様な中間テーブルを備えた自動プレス装
置に用いて淘に好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した自動プレス装置の一例を示す
斜視図で、第２図は本発明の要部であるＸ−Ｙテーブル
部分の一部破断平面図、第３図は１１− 電磁マグネット装置の作動時の状態を示した平面図、第
４図は挟持具とスイッチの平面図、第５図は挟持具の側
断面図で、第６図は同じく挾持具がプレス材料を挾持し
ている状態を示した側断面図、第７図はスイッチの一部
破断側面図、第８図は各部材の作動タイミング図である
。 Ａ・・・・・・プレス材料、Ａ１・・・・・・先端縁、
Ａ２・・・・・・側縁、１Ｏ・・・・・・プレス機、１
１・・・・・・Ｘ−Ｙテーブル、１１ｃ・・・・・・側
壁部、１２・・・・・・載置板、１３・・・・・・電磁
マグネット装置、１６・・・・・・Ｙ方向シリンダ、１
７．１８・・・・・・電磁マグネット、２０・・・・・
・Ｘ方向シリンダ、２１・・・・・・ホルダ、２２・・
・・・・挾持具、２２ａ・・・・・・挾持口、２８・・
・・・・グリップシリンダ、３０・・・・・・第１スイ
ツチ、４０・・・・・・第２スイツチ。 特許出願人　アーマノ株式会社 １２−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プレス機用のＸ−Ｙテーブル上に、複数本のプレス材料
   用挾持具を並設したホルダーをＸ−Ｙ軸方向に作動自在
   に取付ける一方、プレス材料を載置するＸ−Ｙテーブル
   の載置面に、載置されたプレス材料を吸着し、且つ、Ｙ
   方向シリンダーによってこの吸着したプレス材料を始動
   位置にある上記各挾持具の開放した挟持口に向けて縦移
   動せしめる電磁マグネット装置を設けると共に、上記各
   挾持具には、縦移動して来たプレス材料の先端が各開放
   した挟持口に入るとオンし、且つ、上記電磁マグネット
   装置をＸ方向シリンダーによって×・Ｙテーブルの側壁
   に向けて横移動せしめる第１スイツチを夫々取付け、ま
   た、上記Ｘ−Ｙテーブルの側壁部には、電磁マグネット
   装置に吸着されて横移動して来る上記プレス材料の側縁
   による押圧を受けると、上記Ｘ方向シリンダーの停止と
   電磁マグネットの消勢を行ない、且つ、上記各挟持具の
   グリップシリンダーを作動して挟持口を閉じ、プレス材
   料を挾持せしめる少くとも２個以上の第２スイツチを並
   設したことを特徴とするプレス機用材料位置決め装置。