JPS6030643B2 - 水稲用選択性除草剤 - Google Patents

水稲用選択性除草剤

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JPS6030643B2
JPS6030643B2 JP14119376A JP14119376A JPS6030643B2 JP S6030643 B2 JPS6030643 B2 JP S6030643B2 JP 14119376 A JP14119376 A JP 14119376A JP 14119376 A JP14119376 A JP 14119376A JP S6030643 B2 JPS6030643 B2 JP S6030643B2
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JP
Japan
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weeds
rice
selective herbicide
paddy rice
weight
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Expired
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JP14119376A
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JPS5366429A (en
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憲夫 白川
博実 富岡
邦彦 富樫
吉孝 岩根
昌弘 吉本
正毅 竹内
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、SーィソプロピルヘキサハイドローIHーア
ゼピンー1ーカーボチオェイト(以下「R−4574」
と略す)と2−メチルチオー4・6ービス(エチルアミ
ノ)一1・3・5山トリアジン(以下「シメトリン」と
略す)との混合物を雑草の発芽初期以後の生育期に10
アール当り150〜500タ処理し、雑草を完全に防除
することを目的としており、適用範囲が広く、実用価値
の高い水稲用選択控除草剤を提供するものである。
従来、R−4574は畑苗代、水苗代の整地前土壌混入
処理あるいは播種後処理が可能であり、また乾田直掻、
潅水直播、移植水田いずれの場合でも土壌混入処理、播
種後処理、生育期処理が可能で、ィネの発芽もしくは生
育に全く害を与えず、ノビェ、カヤツリグサなどの紬粟
雑草の大部分の発芽生育を防止できる特徴のある水稲用
雑草防除薬剤である。
しかし、/その反面広葉の雑草、例えばキカシグサ、ア
ゼナ、コナギ、ミズハコべなどの発芽生育抑制は全く効
果が認められない。すなわち、R−4574筆剤による
雑草防除は紬葉雑草優占水田でのみ有効であったが、広
葉雑草優占水田では全く無効であった。また、一方のシ
メトリンはトリアジン系の化合物で、発芽前後の雑草に
強い生育抑制力を有する薬剤である。
その抑制力はR−4574とは反対に広葉雑草には強力
であるが、ィネ料雑草のノビェあるいはある程度生長し
た雑草には弱い欠点がある。すなわち、ィネ料雑草に対
してはR−4574におとるが、広葉雑草に対してはR
−4574に勝る抑制力があり、除草剤として有望であ
るが、単用では施用適期の中よび適用雑草の中がせまし
、欠点がある。本発明者らは、これらの欠点を補足する
目的で種々研究の結果、R−4574とシメトリンとを
ィネ移植後難草生育期に10アール当り150〜500
タ処理することにより、ィネに全く害を与えず、優れた
除草効果をあげることを見出した。
すなわち、相加的効果によりィネ科雑草および広葉雑草
には、いずれにも強い生育抑制力を示し、除草する雑草
の種類が増大したうえに、意外にも相乗的効果の発現が
認められた。すなわち、これらの化合物は各単剤で使用
する場合よりも著しく雑草生育抑制力が増大して、あら
ゆる種類の雑草あるいはある程度生長した雑草、たとえ
ば3〜4葵期の/ビェに対しても強力なる殺草作用を示
す。本発明は、上記のごとくR一4574にシメトリン
を配合してなる水稲用選択性除草剤に関するもので、有
効成分の配合にもとづく相乗的効果により、除草剤とし
ての性能を著しく改善したことを特徴とするものである
R−4574はチオカーバメィト系に属する化合物で、
シメトリンはトリアジン系に属する化合物であり、除草
剤としては公知の殺草活性物質であるが、これらを配合
した水稲用選択性除草剤の提供ならびに相乗的効果の発
現はいずれも新規である。なお、R−4574と同系の
化合物であるS−エチルヘキサハイドローIH−アゼピ
ンー1ーカーボチオェィト(以下「モリネート」と略す
)とシンメトリンとの合剤は公知であるが、これはィネ
に対する安全性がR−4574とシメトリンとの合剤よ
りもいちじるしく低く、したがって処理薬量範囲がせま
し、大きな欠点があり、かつまたかなり生長した多年生
雑草に対しては効果がきわめておとるものであり、これ
らの欠点を本発明による合剤は、完全に改良したことも
大きな特徴である。
つぎに、水田に施用した場合の実施例を示して本発明の
効果を詳細に説明する。実験例 1 1区10枕に仕切った水田1項拭験区をもうけ、1試験
区3反復として以下の試験を行なった。
まず、雑草が均一に発生する水田を代かさし、湛水条件
下で2.9庭期のィネ苗を移植して通常の方法で栽培し
た。薬剤の処理は、移植後7日目に後記実施例1に示さ
れる製剤化法で粒剤となし(R−4574シメトリン単
剤の場合も同様に製剤化し、ベントナィトで増減して組
成分中の有効成分濃度を一定にした。)たものを均一に
手まき処理した。以後水深2.5〜3肌の濃水条件下に
保った。効果の調査は、薬剤処理後30日目に生存雑草
の生体翼を測定し、同時にィネに対する薬害も観察した
。その結果を第1表に示す。第1表 本発明による水稲用選択性除草剤の相乗的効力を更に詳
細に説明するために実施例2および実験例3を示す。
実験例 2 この実験は、R一4754とシメトリンとの混合剤の移
植水田条件下でのノビェ、コナギに対する相乗的除草効
力とィネに対する選択性を示すものである。
1/2000アールのワグネルポットに植壌土をつめ、
中央に2.5葉期のィネを3本移植し、周辺にノビェ種
子を5暁泣播種した。
また、コナギの場合は、幼苗1の朱を移植した。薬剤の
処理は、移植後10日目に後記実施例2に示される製剤
化法で水和剤となし(R一4754 シメトリン単剤の
場合も同様に製剤化し、クレーを増減して組成分中の有
効成分濃度を一定にした。)たものを均一に水中に処理
した。効果の調査は、薬剤処理後30日目に生存雑草の
生体重を測定し、同時にィネの薬害も観察した。その結
果を第2表に示す。第2表 実験例 3 この実験は、R−4574とシメトリンとの混合剤を直
播水田条件下でのノビェおよびその他の雑草に対する除
草効力ならびにィネに対する選択性を試験した。
1/2000アールのワグネルポットに柄壌土をつめ、
ィネ種子20粒、/ビェ種子100粒を播種後、雑草種
子を多量に含有する休関水田表面土壌を覆土し、水深0
.5弧に湛水後ィネおよびノピェし、ずれも2〜2.真
庭期になるまで20〜3000の温室内で管理育成した
薬剤の処理は、この時期に水深を3瓜とし後記実施例3
に示される製剤化法で乳剤となし(R−4574シメト
リン単剤の場合も同様に製剤化し、キシレンを増減して
組成分中の有効成分濃度を一定にした。)たものを均一
に散布した。効果の調査は、薬剤処理後30日目にノビ
ェ、その他の雑草の生存生体重を測定し、同時にィネに
対する薬害も観察した。その結果を第3表に示す。第3
表 実験例 4 この実験は、R−4574とシメトリンとの混合剤を移
植水田条件下での生長したミズャッリ、ホタルィ、クロ
グワィに対する相乗的除草効力とィネに対する選択性を
モリネートとシメトリンとの混合剤と比較したものであ
る。
1′2000アールのワグネルポットに楯壌土をつめ、
中央に2.5葉期のィネを3本移植し、周辺に多年性雑
草のミズガャッリ、ホタルィ、クログワィ(いずれも草
丈3〜5肌)の幼苗を5株づつ移植した。
ィネ移植後は水深を3弧に保ち20〜30qoの温室内
で管理育成した。薬剤の処理は、移植7日目に後記実施
例1に示される製剤化法で粒剤となし(モリネートとシ
メトリンとの混合剤も同様に製剤化した。)たものを均
一に手まきした。以後、水深3弧の湛水条件下に保った
。除草効果およびィネに対する薬害の比較は、薬剤処理
後30日目に行なった。その結果を第4表に示す。第4
表 本発明の水稲用選択性除草剤に含有せしめる有効成分の
配合割合は特に限定する必要はなく、目的に応じて任意
の割合に配合して使用することができる。
本発明の水稲用選択性除草剤は、R−4754にあらか
じめ所定の量のシメトリンを混合し、必要に応じて水和
剤、乳剤、粉剤、粒剤など通常の製剤化を行なって製造
することができる。
あるいは、R−4574およびシメトリンをそれぞれ製
剤化したものを使用時に適宜の割合に配合して本発明の
水稲用選択性除草剤とすることもできる。また、製剤化
に当っては、通常用いる坦体ならばいずれでもよく、例
えば粘土、カオリン、タルク、ベントナィト、けいそう
士、水、キシレン、アルコール、アセトン、ベンゼンな
どを用いることができる。
さらに薬剤に分散剤、希釈剤、乳化剤、浸透剤、粘結剤
等の補助剤を添加してもよい。また、使用目的に応じて
上記構成成分を他の殺草剤、殺菌剤、殺虫剤、植物生長
調節剤、肥料などと併用することができる。本発明の水
稲用選択性除草剤を使用する場合には、通常用いられる
散布方法により10アール当り150〜500タ有効成
分薬量を散布するのが好ましい結果が得られる。
また、雑草の状況により適宜に薬量を調節し得ることは
いうまでもない。以下、実施例によって本発明を説明す
る。
実施例 1 粒剤 R−4574 雌重量部シメト
リン 1.5重量部ペントナィト
43.5重量部けいそう士
45重量部上記各成分をよく糠合し、常
法により造粒し、粒剤として用いる。
実施例 2 水和剤 R−4574 4の重量部シメ
トリン 雌重量部クレー
45重量部ポリオキシエチレン/
ニールフェノールェーテル 2重量部ア
ルキルベンゼンスルホン酸ソーダ‐
3重量部上記各成分を常法により混合し、水和
剤として用いる。
実施例 3 乳剤 R−4574 地重量部シメト
リン 3重量部キシレン
52重量部ソルポール2539(東
邦化学工業社製) 15
重量部上記各成分を常法により混合し、乳剤として用い
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 S−イソプロピルヘキサハイドロ−1H−アゼピン
    −1−カーボチオエイトと2−メチルチオ−4・6−ビ
    ス(エチルアミノ)−1・3・5−トリアジンとの混合
    物を雑草の発芽初期以後の発育期に10アール当り15
    0〜500g処理することを特徴とする水稲用選択性除
    草剤。
JP14119376A 1976-11-26 1976-11-26 水稲用選択性除草剤 Expired JPS6030643B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5366429A JPS5366429A (en) 1978-06-13
JPS6030643B2 true JPS6030643B2 (ja) 1985-07-17

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