JPS6030631B2 - パネル - Google Patents

パネル

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Publication number
JPS6030631B2
JPS6030631B2 JP2736977A JP2736977A JPS6030631B2 JP S6030631 B2 JPS6030631 B2 JP S6030631B2 JP 2736977 A JP2736977 A JP 2736977A JP 2736977 A JP2736977 A JP 2736977A JP S6030631 B2 JPS6030631 B2 JP S6030631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel body
panel
edge
plate
width
Prior art date
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Expired
Application number
JP2736977A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53111951A (en
Inventor
和年 太田
隆一 梶山
朋幸 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2736977A priority Critical patent/JPS6030631B2/ja
Publication of JPS53111951A publication Critical patent/JPS53111951A/ja
Publication of JPS6030631B2 publication Critical patent/JPS6030631B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Building Environments (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はェレベー夕用の扉、電気品又はェレベータか
ご室等の箱体の部村、建物内の間仕切り部材等に使用さ
れるパネルの構造に関するものである。
上記のパネルは加振されたときに振動してェレベータの
乗客等に不快感を与える不具合があった。
これを防止するために、タール等を基材とした防音塗料
をパネルの全面に5肋程度の厚さで塗布することが行な
われていた。しかし、防音塗料の塗布は作業性が悪く、
また、ェレベータかご室等の場合には重量の増大による
不利益があって、製造費がかさむ欠点があった。また防
音塗料は塗布後に硬化するので、このときには高周波城
での遮音作用が少なくなる欠点があった。この発明は上
記欠点を解消するもので、重量増加が少なくしかも所要
の吸振作用が得られるパネルを提供しようとするもので
ある。
以下、第1〜第4図によってこの発明の一実施例を説明
する。
図中、1は鋼板からなるパネル体で「 laはこれらの
両端緑部がそれぞれ一側へ屈折された屈折部、lbは屈
折部laがさらに内側に屈折されてなる端部、lcは屈
折部laに適宜な間隔で設けられたパネル連結用のボル
ト穴、2はパネル体1の中央部分に接着剤によって接着
されたゴム板等の粘弾性物質からなり第1図に示すよう
にパネル体1幅の50%以上の幅を持ち、かつパネル体
1面積の5〜50%の面積を有する中間材で、3はこれ
に接着剤によって彼着された金属板からなる板状体、4
はパネル体1から立設されて中間材2、板状体3に挿通
.されてこれらの4隅にそれぞれ配置されたねじ綾で、
5はこれの挿通端にねじ込まれたナット、6は鋼板から
なり横断面が溝形をなし、これの底辺が屈折部laに、
また側辺がそれぞれパネル体1の綾部、端部lbに当接
された重ね材で、屈折部laに沿いこれのほぼ全長にわ
たって配置されている。
6aは重ね材6の底辺に設けられたボルト穴lcに対応
しつかつこれよりも大きい直径を備えた貫通孔で、パネ
ル連結用のボルト頭部、ナット(ともに図示しない)の
外径よりも大きい直径を備えている。
7は屈折部laから立設されたねじ棒で、重ね材6に挿
通されこれの両端部に配置されて、挿通端にはナット8
がねじ込まれいる。
すなわち、パネル体1の中央部分には、これと中間材2
と板状体3の三者が重ね合せ状態に配置されている。
これにより、パネル体1に振動が伝わってパネル体1が
変形すると、第4図に示すように中間材が板状体3との
間で鯛断変形を起して、その復元力によりパネル体1を
制振する奥断滅衰作用が得られる。さらに、中間材2に
よる吸振作用はパネル体1単体に作用するほぼ50ヘル
ツ以上の高周波に対して良好な遮音作用がえられる。な
お、発明者の実験によれば、中間材2及び板状体3をパ
ネル体1の振幅が最大となる中央部分に装着するととも
に、パネル体1幅の50%以上の幅及びパネル体1の面
積の5〜50パーセントの面積を備えたものとすること
によって所要の遮音作用、振動減衰作用が得られる。こ
れは高次モードの板の振動では振動モード‘こおける節
及び腹のうち一部の腹部分を減衰させることによって、
その成分の成長が阻止されることによって得られる作用
である。上述のような板状体3の幅および面積について
さらに説明する。
板状体3と重合状態に配置された中間材2の灘断変形の
復元力を利用してパネル体1の高次振動モードを制振す
ることを目的としている。
従って、第4図に示すような中間材2の表面と裏面との
曲率の差による変形の差を発生させるためには、中間材
2およびこれと同面積の板状体3の幅をパネル体1の幅
50%以上とする必要があり、それより少ない幅では上
述した変形の差が少なく充分な制振効果が得られない。
また、面積については、パネルの振幅が最大となる中央
部を中心として、振動モードに応じて5〜50%に変化
させることにより必要な振動モードの制振を行うもので
あり、面積が5%以下では制振効果が得られず、また5
0%以上では制振効果の向上は得られるものの逆に中間
材2および板状体3の重量が大きくなり過ぎてしまい、
重量増加という不都合が生じてしまう。
それ故、ある程度の軽量化が望まれているェレベータに
おけるパネルとしては問題が生じてくる。従って、面積
としてはパネル体1の5〜50%が実用上最適なものと
なる。また、屈折部la等の重ね材6が接触して配置さ
れているので、この両者間に、パネル体1の振動による
変形時には滑りが生じ、これの摩擦損失により振動を減
衰させることができる。
なお、この実施例ではねじ棒7、ナット8が重ね材6の
長手両端部のみに配置されているので、上記両者の相対
変位が生じやすく、摩擦損失が大きくなり、より有効な
振動減衰作用が得られる。さらに、パネル体1の複数枚
が組立てられてなる箱状体、すなわち、6面体において
これの1面が1体となってピストン運動状態に振動する
10〜50ヘルツの振動成分と、6面体の1面での高次
モードの50ヘルツ以上の振動成分との2種が支配的で
ある。これらの振動成分の前者に対しては重ね村6によ
って、また、後者に対しては中間材2等によってそれぞ
れ顕著な振動減衰作用が得られる。このようにパネルの
無用な重量増加を伴うことなく、振動減衰作用が優れた
パネルを得ることができる。なお、この実施例における
重ね材6が、板材を重合して形成され複数層をなすもの
であっても同様な作用を得ることができる。また、この
実施例ではねじ榛4、ナット5によっても板状体3等が
保持されているので、接着剤の経年劣化によって生じる
障害を未然に防止することができる。
なお、この実施例において「中間材2が両面粘着テープ
等の粘弾性物質からなるものであっても、また、重ね材
6の長手が適宜な間隔で屈折部ia又はパネル体1の縁
部に締結されたものであっても同機な作用が得られるこ
とは明白である。
第5〜第7図はこの発明の他の実施例を示すものでト図
中、第1〜第4図と同符号は相当部分を示し、6は粘弾
性物質からなる縁部中間材9を介して装着された重ね材
、1肌ま重ね材6の長手中間部及びこれに対応した縁部
中間材9の局所を貫通して設けられた空所、3はパネル
体1の中央部分に配置された屈折端laに向って延長さ
れて「延長端が屈折機la面に沿って屈折された板状体
で、11はこれの屈折端及び屈折端laに挿通されたボ
ルトで、隣接した他のパネル(図示しない)とパネル体
1をナット2により締結する。すなわち、重ね材6が綾
部中間材9とともに重合状態に配置されているので、パ
ネル体1の縁部において、第1〜第4図の実施例におけ
る摩擦損失による振動減衰が得られ、またこれの他に縁
部中間材9による灘断滅衰作用及び吸振作用が得られる
。また、板状体3が剛性の高いパネル体1の屈折端la
側に締結されているので、パネル体Iの振動による変形
自体を少なくすることができる。これによって、さらに
振動減衰作用の優れたパネルを得ることができる。また
、この実施例において、板状体3がパネル体11こボル
ト11等によって締結してあるので、中間材2が接着剤
の劣化により剥離して脱落することを防ぐことができる
。以上説明したとおりこの発明は、パネル体の中央部に
、パネル体幅の50%以上の幅を持ち、かつパネル体面
積の5〜50%の面積を持つ板状体を酢燈して、これら
両者の間に粘弾性物質からなり板状体と同程度の面積を
持つ中間材を介装して上記三者を重合状態に保持すると
ともに、パネル体の屈折縁部に重ね材を摩擦が生ずるよ
うに接着させて配置するか又は緑部中間材を介して重合
状態に配置したものである。
これによって上記部村相互間の摩擦損失、中間部材の努
断変形、吸振作用によって振動減衰作用の優れたしかも
軽量なパネルを実現するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるパネルの一実施例を示す正面図
、第2図は第1図の0−ロ線断面図、第3図は第1図の
m−m線断面図、第4図は第1図のパネルの振動状態を
説明する第1図の要部横断面図「第5図はこの発明によ
るパネルの他の実施例を示す第1図相当図、第6図は第
5図のW−の線断面図、第7図は第5図の肌一肌線断面
図である。 1…・・・パネル体、la……屈折部、2…・・・中間
材「 3・・・・・・板状体、6……重ね材、9…・・
・縁部中間材。 なお、図中同一部分または相当部分は同一符号により示
す。第2図 第1図 第3図 第4図 第5図 第7図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属板からなりこの金属板の縁部が一側へ屈折され
    てなる屈折部が設けられたパネル体と、上記パネル体幅
    の少なくとも50%の幅を持ちかつ上記パネル体面積の
    5〜50%の面積を持ち上記パネル体の中央部に対応し
    かつ対面して配置された板状体と、粘弾性物質からなり
    上記板状体の面積とほぼ同じ面積を持ち上記パネル体及
    び板状体の両者間に配置されてこれら両者とともに重合
    保持された中間材と、上記縁部に沿つて配置され、上記
    パネル体の振動変形時パネル体との間で摩擦を生ずるよ
    う、上記パネル体に対しその一部のみが固着され他部は
    上記パネル体の縁部及び上記屈折部にそれぞれ接触した
    状態に保持される重ね材とを備えたパネル。 2 金属板からなりこの金属板の縁部が一側へ屈折され
    てなる屈折部が設けられたパネル体と、上記パネル体幅
    の少なくとも50%の幅を持ちかつ上記パネル体面積の
    5〜50%の面積を持ち上記パネル体の中央部に対応し
    かつ対面して配置された板状体と、粘弾性物質からなり
    上記板状体の面積とほぼ同じ面積を持ち上記パネル体及
    び板状体の両者間に配置されてこれら両者とともに重合
    保持された中間材と、上記縁部に沿つて配置され、上記
    パネル体の振動変形時、パネル体との間で相対変位を生
    ずるよう、上記パネル体に対しその一部のみが固着され
    他部は上記パネル体の縁部及び上記屈折部にそれぞれ対
    向した状態に保持される重ね材と、上記パネル体の縁部
    及び上記屈折部とこれらに対面した上記重ね材面との間
    に配置されかつ、パネル体との間で摩擦が生ずるよう重
    ね合わせられた状態に保持された粘弾性物質製の縁部中
    間材とを備えたパネル。 3 パネル縁部及び屈折部の少なくとも一方に、重ね材
    の長手両端部のみをそれぞれ固着したことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のパネル。
JP2736977A 1977-03-11 1977-03-11 パネル Expired JPS6030631B2 (ja)

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