JPS6030314B2 - 3,4‐ジシアノー1,2,5‐チアジアゾールの製造法 - Google Patents
3,4‐ジシアノー1,2,5‐チアジアゾールの製造法Info
- Publication number
- JPS6030314B2 JPS6030314B2 JP51137394A JP13739476A JPS6030314B2 JP S6030314 B2 JPS6030314 B2 JP S6030314B2 JP 51137394 A JP51137394 A JP 51137394A JP 13739476 A JP13739476 A JP 13739476A JP S6030314 B2 JPS6030314 B2 JP S6030314B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thiadiazole
- reaction
- dicyano
- thionyl chloride
- diaminomaleonitrile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D285/00—Heterocyclic compounds containing rings having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D275/00 - C07D283/00
- C07D285/01—Five-membered rings
- C07D285/02—Thiadiazoles; Hydrogenated thiadiazoles
- C07D285/04—Thiadiazoles; Hydrogenated thiadiazoles not condensed with other rings
- C07D285/10—1,2,5-Thiadiazoles; Hydrogenated 1,2,5-thiadiazoles
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、3・4−ジシアノ−1・2・5−チアジアゾ
ールの製造法に関する。
ールの製造法に関する。
特に、本発明は、有機合成における公知の市販中間体で
あるジアミノマレオニトリル(DAMN)又はシアン化
水素酸のテトラマーから出発して、式を有する3・4ー
ジシアノー1・2・5ーチアジアゾールを製造する方法
に関する。
あるジアミノマレオニトリル(DAMN)又はシアン化
水素酸のテトラマーから出発して、式を有する3・4ー
ジシアノー1・2・5ーチアジアゾールを製造する方法
に関する。
3・4ージシアノー112・5−チアジアゾール(1)
は、そのま)で毅カビ剤及び殺菌剤としての用途を有す
る他に、一般に有機合成(ポリアミド、顔料、接着剤)
用の中間体として興味ある用途を有する公知化合物であ
る。
は、そのま)で毅カビ剤及び殺菌剤としての用途を有す
る他に、一般に有機合成(ポリアミド、顔料、接着剤)
用の中間体として興味ある用途を有する公知化合物であ
る。
事実、3・4−ジシアノ−1・2・5−チアジアゾール
(1)から、“逆浸透”用の効率的な膜を形成するポリ
アミド重合体を製造するための単量体化合物として興味
ある用途を有する112・5−チアジアゾールー3・4
ージカルボン酸を得ることが可能である。
(1)から、“逆浸透”用の効率的な膜を形成するポリ
アミド重合体を製造するための単量体化合物として興味
ある用途を有する112・5−チアジアゾールー3・4
ージカルボン酸を得ることが可能である。
前記膜を“逆浸透”に用いることに基づく技術は、例え
ば近年増々重要になりつ〉ある水の脱塩に特に興味があ
るものであり、そして特許文献によって広範囲に扱われ
てきた。これまで記載されてきた3・4−ジシアノー1
‘215ーチアジアゾールの製造法は、3−ニトロフェ
ニレンジアミン及びS2CI2から、又はトリメチルァ
ミンの存在下における溶剤(塩素化)中でのシアン化水
素酸、塩素及びSC12の反応によって得られる4ーニ
トロ−211Q3−ペンゾチアゾールをKMn04で酸
化する酸化分解技術に塞いている。
ば近年増々重要になりつ〉ある水の脱塩に特に興味があ
るものであり、そして特許文献によって広範囲に扱われ
てきた。これまで記載されてきた3・4−ジシアノー1
‘215ーチアジアゾールの製造法は、3−ニトロフェ
ニレンジアミン及びS2CI2から、又はトリメチルァ
ミンの存在下における溶剤(塩素化)中でのシアン化水
素酸、塩素及びSC12の反応によって得られる4ーニ
トロ−211Q3−ペンゾチアゾールをKMn04で酸
化する酸化分解技術に塞いている。
しかしながら「 これらの方法は、低い収率及び分離、
精製等の複雑な操作のために工業的規模で実施するのに
ほとんど適していない。
精製等の複雑な操作のために工業的規模で実施するのに
ほとんど適していない。
事実ト酸化分解法には特に多量の不純物が関連され「
これに対して「HCN、塩素等から出発する製造法は溶
剤及び触媒(例えば、トリメチルアミン)の存在によっ
て複雑にされ、しかもそれを回収するのに経済上及び実
際上の負担が大きい。
これに対して「HCN、塩素等から出発する製造法は溶
剤及び触媒(例えば、トリメチルアミン)の存在によっ
て複雑にされ、しかもそれを回収するのに経済上及び実
際上の負担が大きい。
かくして、本発明の目的は、314ージシアノ−1・2
・5−チアジアゾールを簡単で且つ経済的な態様で製造
する方法にしてしかも上記の従来技術の欠陥のない方法
を提供することである。本発明の他の目的は、1’2・
5−チアジアゾール−3・4−ジカルボン酸を工業的規
模で製造するのに実用的な方法を提供することである。
これらの目的及び当業者が以下の記載から明らかに推測
するだろう更に他の目的は、本発明に従って、ジアミノ
マレオニトリル(DAMN)を塩化チオニルと2:1〜
10:1のSOC12/DAMNモル比によって40q
0からSOC12の沸点までの温度で反応させることを
特徴とする式(1)の3・4−ジシアノー1・215ー
チアジアゾールの製造法によって達成される。
・5−チアジアゾールを簡単で且つ経済的な態様で製造
する方法にしてしかも上記の従来技術の欠陥のない方法
を提供することである。本発明の他の目的は、1’2・
5−チアジアゾール−3・4−ジカルボン酸を工業的規
模で製造するのに実用的な方法を提供することである。
これらの目的及び当業者が以下の記載から明らかに推測
するだろう更に他の目的は、本発明に従って、ジアミノ
マレオニトリル(DAMN)を塩化チオニルと2:1〜
10:1のSOC12/DAMNモル比によって40q
0からSOC12の沸点までの温度で反応させることを
特徴とする式(1)の3・4−ジシアノー1・215ー
チアジアゾールの製造法によって達成される。
本発明の方法が塞いている反応は、次の式(1’によっ
て表わすことができる。それ故に、本発明は〜少なくと
も2:1に等しくそして10:1を越えないSOC12
/DAMNモル比に従ったジアミノマレオニトリル(固
体)及び塩化チオニル(液体)よりなる均質混合物を4
0〜79℃(SOC12の沸点)温度で反応ガスの十分
な発生まで反応させる方法として更に明確に定義するこ
とができる。前記反応は、実質上慣例的な技術に従って
、蒸留等による過剰(もしあるならば)の塩化チオニル
の分離によってそして真空蒸留又は溶媒例えばエチルエ
ーテル、塩化メチレン、クロロホルム等による抽出によ
る3・4ージシアノー1・205−チアジアゾール(1
)の分離によって行われる。3・4−ジシアノ−102
15ーチアジアゾールを含有する反応塊は、これを続い
て142・5−チアジアゾールー3・4ージカルボン酸
製造の中間体として用いる場合には、従来の分離を何ら
行わずに直接に利用することができる。
て表わすことができる。それ故に、本発明は〜少なくと
も2:1に等しくそして10:1を越えないSOC12
/DAMNモル比に従ったジアミノマレオニトリル(固
体)及び塩化チオニル(液体)よりなる均質混合物を4
0〜79℃(SOC12の沸点)温度で反応ガスの十分
な発生まで反応させる方法として更に明確に定義するこ
とができる。前記反応は、実質上慣例的な技術に従って
、蒸留等による過剰(もしあるならば)の塩化チオニル
の分離によってそして真空蒸留又は溶媒例えばエチルエ
ーテル、塩化メチレン、クロロホルム等による抽出によ
る3・4ージシアノー1・205−チアジアゾール(1
)の分離によって行われる。3・4−ジシアノ−102
15ーチアジアゾールを含有する反応塊は、これを続い
て142・5−チアジアゾールー3・4ージカルボン酸
製造の中間体として用いる場合には、従来の分離を何ら
行わずに直接に利用することができる。
事実、112・5ーチアジアゾールー3・4ージカルボ
ン酸のモ/カリウム塩は、3・4−ジシアノ−1・21
5−チアジァゾールを含有する反応魂から、それを分離
することなく、反応■及び{洲こ従った水性KOHによ
ろけん化及び続いての水性HCIによる酸性化によって
容易に得ることができる。
ン酸のモ/カリウム塩は、3・4−ジシアノ−1・21
5−チアジァゾールを含有する反応魂から、それを分離
することなく、反応■及び{洲こ従った水性KOHによ
ろけん化及び続いての水性HCIによる酸性化によって
容易に得ることができる。
モノカリゥム塩は、上記の“逆浸透”膜の製造用の中間
体に相当する。
体に相当する。
DAMNと比較した塩化チオニルの量及び温度の両方と
も、反応の正確な展開のための臨界的パラメーターであ
る値の表示範囲内に含まれる。式mから明らかであるよ
うに、3・4ージシアノ−1・2・5ーチアジアゾール
を生成するには、DAMNIモル当り少なくとも2モル
のSOC12が必要とされる。
も、反応の正確な展開のための臨界的パラメーターであ
る値の表示範囲内に含まれる。式mから明らかであるよ
うに、3・4ージシアノ−1・2・5ーチアジアゾール
を生成するには、DAMNIモル当り少なくとも2モル
のSOC12が必要とされる。
この反応の化学量論は、以下の実験で確認されよう。S
OC12/DAMNモル比は先に記載の如く2:1〜1
0:1の間であるけれども、良好な結果は3:1〜5:
1の範囲の値で達成される。
OC12/DAMNモル比は先に記載の如く2:1〜1
0:1の間であるけれども、良好な結果は3:1〜5:
1の範囲の値で達成される。
かかる量のSOC12は、DAMNの実質上完全な転化
を確実にする他に、特に不均質反応の開始時に反応体の
凝拝をより容易にする。
を確実にする他に、特に不均質反応の開始時に反応体の
凝拝をより容易にする。
他方、更に実験で証明される如く、10:1よりも大き
いSOC12/DAMNモル比の値は回収しそして再循
環させようとする多量の反応剤及び多量のSOC12を
必要とするので実用的でないのみならず、それらはDA
MNの不完全な転化及び低い総収率をもたらすので反応
それ自体の過程に対して有害であることも判明した。好
ましい反応温度は40〜約75qoの範囲内であり、そ
して実際には、反応混合物が沸騰しないようにするため
にSOC12の大気圧沸点(7900)に達さずにそれ
に極めて近くすることが可能である。
いSOC12/DAMNモル比の値は回収しそして再循
環させようとする多量の反応剤及び多量のSOC12を
必要とするので実用的でないのみならず、それらはDA
MNの不完全な転化及び低い総収率をもたらすので反応
それ自体の過程に対して有害であることも判明した。好
ましい反応温度は40〜約75qoの範囲内であり、そ
して実際には、反応混合物が沸騰しないようにするため
にSOC12の大気圧沸点(7900)に達さずにそれ
に極めて近くすることが可能である。
事実、45〜75q○の温度では、反応傾向は、速度を
失うことなく規則的である。これとは逆に、これをSO
C12の沸点(79oo)で操作するときには、熱消費
に関して実用上の利益は全く得られず、これに対して発
生する反応ガスの連行作用により冷却系でSOC12の
高い損失が起る可能性がある。
失うことなく規則的である。これとは逆に、これをSO
C12の沸点(79oo)で操作するときには、熱消費
に関して実用上の利益は全く得られず、これに対して発
生する反応ガスの連行作用により冷却系でSOC12の
高い損失が起る可能性がある。
か)る場合には、実際に、反応混合物中のSOC12の
不足が起る可能性がある。
不足が起る可能性がある。
その結果として、反応は、上記の40〜750Cの範囲
内の温度において等温下に実施される。
内の温度において等温下に実施される。
有効な別法に従えば、反応は、温度を45〜60℃の第
一工程から60〜75ooの後続工程まで上昇させるこ
とを特徴とする2つの工程で行なうことができる。
一工程から60〜75ooの後続工程まで上昇させるこ
とを特徴とする2つの工程で行なうことができる。
反応傾向は、より正確に且つ容易に制御することができ
る。
る。
一般には、用いるモル比及び温度に依存して1.即時間
〜1佃時間の反応時間が反応を完結するのに十分である
。
〜1佃時間の反応時間が反応を完結するのに十分である
。
特に、実用的な具体例に従えば、本発明に従った方法は
、次の如くして実施することができる。
、次の如くして実施することができる。
即ちSOC12/DAMNモル比:3一5のジアミノマ
レオニトリルと塩化チオニルとの混合物を先ず調製し、
次いで温度を45〜6000に調節する。そうすると、
ガスの発生が直ちに始まる。ガス発生(これは、この第
一工程において極めて顕著である)がゆるやかになるや
否や、温度を60〜75ooに上昇させ、か〉るレベル
でガス発生が止むまでそのま)にする。初めに不均質な
反応混合物は、反応の進行と共に均質液体になるまでだ
んだん流動曲こなる。
レオニトリルと塩化チオニルとの混合物を先ず調製し、
次いで温度を45〜6000に調節する。そうすると、
ガスの発生が直ちに始まる。ガス発生(これは、この第
一工程において極めて顕著である)がゆるやかになるや
否や、温度を60〜75ooに上昇させ、か〉るレベル
でガス発生が止むまでそのま)にする。初めに不均質な
反応混合物は、反応の進行と共に均質液体になるまでだ
んだん流動曲こなる。
次いで、反応した混合物を過剰(もしあるならば)の塩
化チオニルを回収するために大気圧下に次いで1〜2肋
Hgの減圧下に蒸留する。そのようにして蒸留した3・
4ージシアノ−1・2・5−チアジアゾールは、次いで
冷却によって固化して実質上純粋な生成物を生成する。
しかしながら、3・4−ジシアノー1・245−チアジ
アゾールを次の方法に従って分離するのが可能である。
化チオニルを回収するために大気圧下に次いで1〜2肋
Hgの減圧下に蒸留する。そのようにして蒸留した3・
4ージシアノ−1・2・5−チアジアゾールは、次いで
冷却によって固化して実質上純粋な生成物を生成する。
しかしながら、3・4−ジシアノー1・245−チアジ
アゾールを次の方法に従って分離するのが可能である。
即ち、反応した混合物を、過剰の塩化チオニルの蒸留後
にエチルエーテル、塩化メチレンクロロホルムの如き溶
剤で抽出する。かくして得た抽出物を水洗しそして少容
量まで蒸発させる。3・4−ジシアノ−1・2・5ーチ
アジアゾールは、冷却によって石油エーテルの添加によ
って晶出する。
にエチルエーテル、塩化メチレンクロロホルムの如き溶
剤で抽出する。かくして得た抽出物を水洗しそして少容
量まで蒸発させる。3・4−ジシアノ−1・2・5ーチ
アジアゾールは、冷却によって石油エーテルの添加によ
って晶出する。
いずれにしても、これらは、実質上慣例の技術である。
もし3・4−ジシアノ−1・2・5−チアジアゾールを
1・2・5ーチアジアゾール−3・4ージカルボン酸の
モノカリウム塩に変換させるならば、反応した混合物は
、蒸留により過剰(もしあるならば)の塩化チオニルの
除去後に、アンモニアの十分な発生まで水性KOHで直
接処理される。約2.5のpHまでに酸性化した後、1
・2・5−チアジアゾールー3・4−ジカルボン酸のモ
ノカリウム塩が沈澱し、これはほとんど水溶性でない。
得られる塩は、意図される用途に対して十分なだけ純粋
である。この方法は、温和で簡単な操作条件の故に特に
有益であるようである。
1・2・5ーチアジアゾール−3・4ージカルボン酸の
モノカリウム塩に変換させるならば、反応した混合物は
、蒸留により過剰(もしあるならば)の塩化チオニルの
除去後に、アンモニアの十分な発生まで水性KOHで直
接処理される。約2.5のpHまでに酸性化した後、1
・2・5−チアジアゾールー3・4−ジカルボン酸のモ
ノカリウム塩が沈澱し、これはほとんど水溶性でない。
得られる塩は、意図される用途に対して十分なだけ純粋
である。この方法は、温和で簡単な操作条件の故に特に
有益であるようである。
得られる利益は、生成物に対して達成できる収率及び高
い純度である。
い純度である。
更に他の利益は、得られた3・4−ジシアノ−1・2・
5−チアジアゾールを1・2・5ーチアジアゾールー3
・4−ジカルボン酸の製造に使用する場合におけるよう
に、予備精製ないこ反応生成物を直接使用できることで
ある。
5−チアジアゾールを1・2・5ーチアジアゾールー3
・4−ジカルボン酸の製造に使用する場合におけるよう
に、予備精製ないこ反応生成物を直接使用できることで
ある。
本発明を以下の実施例において更に説明するが、これら
の実施例は単に例示するものとして考えるべきである。
の実施例は単に例示するものとして考えるべきである。
なお、例1は反応の化学量論を証明し、例2は1・2・
5−チアジアゾールー3・4−ジカルボン酸のモノカリ
ウム塩の製造を例示し、そして例4はSOC12/DA
MNモル比について与えられた値が臨界的であることを
証明するものである。例1 加熱ジャケット、温度計、蝿梓器及び還流冷却器を備え
そして上方端にガス発生を制御するための弁が連結され
た円筒反応器に、10.8夕のジアミノマレオニトリル
及び35.7夕の塩化チオニル(SOC12/DAMN
モル比=3)を導入した。
5−チアジアゾールー3・4−ジカルボン酸のモノカリ
ウム塩の製造を例示し、そして例4はSOC12/DA
MNモル比について与えられた値が臨界的であることを
証明するものである。例1 加熱ジャケット、温度計、蝿梓器及び還流冷却器を備え
そして上方端にガス発生を制御するための弁が連結され
た円筒反応器に、10.8夕のジアミノマレオニトリル
及び35.7夕の塩化チオニル(SOC12/DAMN
モル比=3)を導入した。
そのようにして得た混合物を蝿梓下に50qoに1.曲
寺間加熱した。HCI及びS02よりなるガスが最初は
極めて激しく次いで徐々に発生した。引続いて、それを
7500に1.5時間加熱した。この工程間に、反応剤
の不均質な混合物は、液体に変わるまで徐々に流動性に
なった。前記の時間後、ガスの発生は完全に停止した。
こ)で、還流冷却器を蒸留ヘッドによって置きかえ、そ
して過剰の塩化チオニルを大気圧で蒸留した。次いで、
粗3・4−ジシアノ−1・2・5−チアジアゾールより
なる残留物を1〜2肋Hgの減圧下に蒸留し、そして蟹
出物を75〜80ooで集めた。蒸留の間、蒸留ヘッド
及び凝縮器の両方を65qoで熱制御して留出物が固化
するのを防止した。11.97夕の3・4ージシアノ−
112・5ーチアジアゾールが液体生成物として得られ
、そしてこれは、冷却によって融点50〜50.5q○
を有する固体を生成した。
寺間加熱した。HCI及びS02よりなるガスが最初は
極めて激しく次いで徐々に発生した。引続いて、それを
7500に1.5時間加熱した。この工程間に、反応剤
の不均質な混合物は、液体に変わるまで徐々に流動性に
なった。前記の時間後、ガスの発生は完全に停止した。
こ)で、還流冷却器を蒸留ヘッドによって置きかえ、そ
して過剰の塩化チオニルを大気圧で蒸留した。次いで、
粗3・4−ジシアノ−1・2・5−チアジアゾールより
なる残留物を1〜2肋Hgの減圧下に蒸留し、そして蟹
出物を75〜80ooで集めた。蒸留の間、蒸留ヘッド
及び凝縮器の両方を65qoで熱制御して留出物が固化
するのを防止した。11.97夕の3・4ージシアノ−
112・5ーチアジアゾールが液体生成物として得られ
、そしてこれは、冷却によって融点50〜50.5q○
を有する固体を生成した。
ジアミノマレオニトリルに関しての収率は88%であっ
た。
た。
かくして得られた生成物の赤外スペクトルは、3・4ー
ジシアノ−1・2・5ーチアジアゾールの真正の試料の
それと完全に一致した。
ジシアノ−1・2・5ーチアジアゾールの真正の試料の
それと完全に一致した。
反応を通じて反応ガスを10%NaOH溶液中に吸収さ
せて分析すると、次のモル比が示された。
せて分析すると、次のモル比が示された。
HCI:S02:DAMN=4.08:1.01:1こ
れは、式【1}の化学量論に完全に一致するものである
。例2 例1に記載した装置に、10.8夕のジアミノマレオニ
トリル及び35.7夕の塩化チオニル(SOC12/D
AMNモル比二3)を導入した。
れは、式【1}の化学量論に完全に一致するものである
。例2 例1に記載した装置に、10.8夕のジアミノマレオニ
トリル及び35.7夕の塩化チオニル(SOC12/D
AMNモル比二3)を導入した。
そのようにして得た混合物を、加熱液体を75ooに温
度制御して保ちながら縄梓下に加熱した。約2時間後、
反応剤混合物は、ガスの更にの発生ないこ完全に液体に
なった。3・4ージシアノ−1・2・5−チアジアゾー
ルよりなる蒸留残留物を36夕の日20中における14
.2夕の85%KOHの溶液と徐々に混合し、次いでそ
れを90ooに2時間加熱した。
度制御して保ちながら縄梓下に加熱した。約2時間後、
反応剤混合物は、ガスの更にの発生ないこ完全に液体に
なった。3・4ージシアノ−1・2・5−チアジアゾー
ルよりなる蒸留残留物を36夕の日20中における14
.2夕の85%KOHの溶液と徐々に混合し、次いでそ
れを90ooに2時間加熱した。
この時間後、NH3の発生は完全に停止した。
1.2.5ーチアジアゾール−3・4−ジカルボン酸の
ジカリウム塩を含有する生成溶液を室温に冷却させ、そ
して鷹梓下に濃塩酸でpH=2.5まで酸性化した。
ジカリウム塩を含有する生成溶液を室温に冷却させ、そ
して鷹梓下に濃塩酸でpH=2.5まで酸性化した。
得られた黄色沈殿物を炉過し、そして一定重量まで乾燥
させた。
させた。
この態様で、89%の純度(不純物は塩化カリウムより
なる)を有する1・2・5−チアジアゾール−3・4−
ジカルボン酸のモノカリウム塩を21.7タ得ることが
可能であった。ジアミノマレオニトリルに関するモノカ
リウム塩収率は91%であった。水によって再び晶出し
た生成物試料は293こoの融点(分解と共に)及び1
・2・5−チアジアゾールー3・4ージカルボン酸のモ
ノカリウム塩の真正な試料と全く同じ赤外スペクトルを
示した。例3 例1に記載した装置に、10.8夕のジアミノマレオニ
トリル及び59.5夕の塩化チオオニル(SOC12/
DAMNモル比:5)を導入した。
なる)を有する1・2・5−チアジアゾール−3・4−
ジカルボン酸のモノカリウム塩を21.7タ得ることが
可能であった。ジアミノマレオニトリルに関するモノカ
リウム塩収率は91%であった。水によって再び晶出し
た生成物試料は293こoの融点(分解と共に)及び1
・2・5−チアジアゾールー3・4ージカルボン酸のモ
ノカリウム塩の真正な試料と全く同じ赤外スペクトルを
示した。例3 例1に記載した装置に、10.8夕のジアミノマレオニ
トリル及び59.5夕の塩化チオオニル(SOC12/
DAMNモル比:5)を導入した。
得られた混合物を70こ0に2時間加熱した。次いで、
還流冷却器を蒸留へッド‘こよって置きかえ、そして過
剰の塩化チオニルを大気圧で蒸留した。次いで1、3・
4ージシアノ−1・2・5−チアジアゾールよりなる蒸
留残留物をエチルエーテル中に溶解させた。エーテル性
溶液を水洗し、硫酸ナトリウムで脱水し、そして少容量
まで濃縮した。石油エーテルの添加によって3・4ージ
シアノー1・2・5−チアジアゾールを晶出ざせ、次い
で炉過しそして乾燥させた。そのようにして9.0夕の
生成物が得られたが、これは例1で得られた生成物と同
じ化学的一物理的特性を有していた。例4 例1に記載した装置において、DAMNの完全転化を可
能にするSOC12の量を見出す目的で様々のSOC1
2/DAMNモル比を用いて一連の合成試験を実施した
。
還流冷却器を蒸留へッド‘こよって置きかえ、そして過
剰の塩化チオニルを大気圧で蒸留した。次いで1、3・
4ージシアノ−1・2・5−チアジアゾールよりなる蒸
留残留物をエチルエーテル中に溶解させた。エーテル性
溶液を水洗し、硫酸ナトリウムで脱水し、そして少容量
まで濃縮した。石油エーテルの添加によって3・4ージ
シアノー1・2・5−チアジアゾールを晶出ざせ、次い
で炉過しそして乾燥させた。そのようにして9.0夕の
生成物が得られたが、これは例1で得られた生成物と同
じ化学的一物理的特性を有していた。例4 例1に記載した装置において、DAMNの完全転化を可
能にするSOC12の量を見出す目的で様々のSOC1
2/DAMNモル比を用いて一連の合成試験を実施した
。
すべての実験は、最高反応速度を得るために反応混合物
を沸騰(79q○)下に保って行われた。反応完了の検
査は、薄いシリカゲル層でのクロマトグラフィーによっ
て混合物をいろいろな時間で分析することによって行わ
れた。得られた結果を次の表に報告する。この表から、
DAMNの転化は、10よりも大きいSOC12/DA
MNモル比で操作するときには決して完全にならないこ
とが明らかである。
を沸騰(79q○)下に保って行われた。反応完了の検
査は、薄いシリカゲル層でのクロマトグラフィーによっ
て混合物をいろいろな時間で分析することによって行わ
れた。得られた結果を次の表に報告する。この表から、
DAMNの転化は、10よりも大きいSOC12/DA
MNモル比で操作するときには決して完全にならないこ
とが明らかである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ジアミノマレオニトリルを塩化チオニルと、溶媒及
び塩基の不在下に不均質相で、2:1〜10:1の塩化
チオニル/ジアミノマレオニトリルモル比に従つて且つ
40℃と塩化チオニルの沸点との間の温度で反応させる
ことを特徴とする、式▲数式、化学式、表等があります
▼を有する3・4−ジシアノ−1・2・5−チアジアゾ
ールの製造法。 2 塩化チオニル/ジアミノマレオニトリルモル比が3
:1〜5:1の間であることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の方法。 3 温度が45〜75℃の範囲内であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1又は2項記載の方法。 4 反応を2つの工程で実施し、その第一工程の温度が
45〜60℃で後続工程が60〜75℃であることを特
徴とする特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の
方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT29384A/75 | 1975-11-18 | ||
IT29384/75A IT1049023B (it) | 1975-11-18 | 1975-11-18 | Processo per la preparazione del 3.4.diciano 1.2.5 tiadiazolo |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5277064A JPS5277064A (en) | 1977-06-29 |
JPS6030314B2 true JPS6030314B2 (ja) | 1985-07-16 |
Family
ID=11226878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51137394A Expired JPS6030314B2 (ja) | 1975-11-18 | 1976-11-17 | 3,4‐ジシアノー1,2,5‐チアジアゾールの製造法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4062860A (ja) |
JP (1) | JPS6030314B2 (ja) |
DE (1) | DE2651604A1 (ja) |
FR (1) | FR2332275A1 (ja) |
GB (1) | GB1505610A (ja) |
IT (1) | IT1049023B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0476667U (ja) * | 1990-11-15 | 1992-07-03 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH84A (fr) * | 1889-01-10 | Fontainemelon Horlogerie | Perfectionnement apporté dans la construction des mécanismes de remontoir des montres de tous calibres |
-
1975
- 1975-11-18 IT IT29384/75A patent/IT1049023B/it active
-
1976
- 1976-10-19 US US05/733,940 patent/US4062860A/en not_active Expired - Lifetime
- 1976-11-12 GB GB47300/76A patent/GB1505610A/en not_active Expired
- 1976-11-12 DE DE19762651604 patent/DE2651604A1/de active Granted
- 1976-11-15 FR FR7634250A patent/FR2332275A1/fr active Granted
- 1976-11-17 JP JP51137394A patent/JPS6030314B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0476667U (ja) * | 1990-11-15 | 1992-07-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4062860A (en) | 1977-12-13 |
GB1505610A (en) | 1978-03-30 |
IT1049023B (it) | 1981-01-20 |
DE2651604C2 (ja) | 1987-12-10 |
FR2332275B1 (ja) | 1979-03-09 |
JPS5277064A (en) | 1977-06-29 |
FR2332275A1 (fr) | 1977-06-17 |
DE2651604A1 (de) | 1977-06-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6030314B2 (ja) | 3,4‐ジシアノー1,2,5‐チアジアゾールの製造法 | |
JPH02339B2 (ja) | ||
JPS5814428B2 (ja) | 立体異性脂環ジアミンの異性化法 | |
JPS6155902B2 (ja) | ||
JP2001039939A (ja) | マロンニトリルの製造方法 | |
JP3563424B2 (ja) | 4h−ピラン−4−オンの製造方法 | |
JPS6028822B2 (ja) | 4−メチルイミダゾ−ル−5−カルボン酸イソプロピルエステルの製法 | |
HU207718B (en) | Process for producing 3,5,6-trichloropyridin-2-ol | |
CN109369618B (zh) | 一锅烩制备2-氯-5-((2-(硝基亚甲基)咪唑啉-1-基)甲基)吡啶的方法 | |
CN113402452B (zh) | 一种制备2-氯-5-取代吡啶的方法 | |
JPH0549657B2 (ja) | ||
JPS5935392B2 (ja) | ベンゾニトリル類の製造方法 | |
JPH0368019B2 (ja) | ||
KR100297802B1 (ko) | 2-(3-트리플루오로메틸)아닐리노니코틴산2-(n-몰포린)에틸의제조방법. | |
JPS6232188B2 (ja) | ||
JPS6125713B2 (ja) | ||
KR20000018793A (ko) | 1,2-벤즈이소티아졸린-3-온의 제조방법 | |
JP3777407B2 (ja) | カルボン酸誘導体の製造法 | |
CA1134862A (en) | Alpha-halogeno-beta-aminopropionitriles or the mineral acide salts thereof, and processes for production thereof | |
JPH02295946A (ja) | 置換されたビフエニルカルボン酸およびその製法 | |
CN115403555A (zh) | 一种利伐沙班中间体5-氯噻吩-2-羧酸的合成方法 | |
JPH0583537B2 (ja) | ||
JPS59227844A (ja) | アミノマロンアミドの製造法 | |
CN115819303A (zh) | 一种化合物3-氟-4-异硫氰基-2-三氟甲基苄腈的制备方法 | |
JPH09227490A (ja) | 3−(または4−)シアノベンズアルデヒドの製造方法 |