JPS6030298Y2 - 昇降する運転席を備えた産業車両の昇降制御装置 - Google Patents

昇降する運転席を備えた産業車両の昇降制御装置

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JPS6030298Y2
JPS6030298Y2 JP1978051180U JP5118078U JPS6030298Y2 JP S6030298 Y2 JPS6030298 Y2 JP S6030298Y2 JP 1978051180 U JP1978051180 U JP 1978051180U JP 5118078 U JP5118078 U JP 5118078U JP S6030298 Y2 JPS6030298 Y2 JP S6030298Y2
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JP
Japan
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spool
seat
driver
oil
piston
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JP1978051180U
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JPS54154808U (ja
Inventor
富士夫 山下
孝次 孫田
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、フォークリフトトラック等の産業車両におけ
る昇降制御装置に係り、詳しくは昇降する荷役装置に作
業者が乗込んで荷役作業を行うことのできる運転席(プ
ラットフォーム)を備えた産業車両の昇降制御装置に関
するものである。
上述したような昇降する運転席を備えた産業車両にあっ
ては、運転席の昇降動作における起動時および停止時に
席上の作業者に衝撃を及ぼし、とくに下降時には運転席
を含む荷役装置の自重および積荷の重量が働いているこ
とから慣性力が大きくそのため作業者に及ぼす衝撃は非
常に大きなものがある。
これは、運転席昇降用のリフトシリンダーに対する作動
軸の給排を制御するための電磁切換弁のスプール切換動
作がソレノイドによって素早くなされ、リフトシリンダ
ーに対しての作動油給排の切換制御が瞬時にしてなされ
ることに起因している。
そこで、上記のような起動時および停止時に生ずる衝撃
を緩和するために、第5図に示すように運転席昇降用の
リフトシリンダーCを支配する油圧回路に、ゴム等の弾
性材製の袋の中にチッ素ガスを封入して適当の予圧を与
えたものを内蔵しであるアキュームレータAを組込んだ
ものが提案されているが、このようた形式のものではア
キュームレータAの予圧接定が非常に難しいものであっ
て、たとえば予圧を大きく設定した場合には低負荷時(
積荷のないようなとき)における衝撃緩和効果がほとん
ど得られず、逆に予圧を小さく設定した場合には高負荷
時に運転席が希望停止位置を超過するという不具合が発
生しており、期待するほどの効果を奏し得ないものであ
った。
また、アキュームレータAはゴム等の弾性材を使用して
いることからその耐久性にも問題を残している。
本考案は、上述した従来の不具合を除去して、昇降する
運転席の起動時および停止時に生ずる衝撃を可及的に軽
減して作業者の安全を図ることのできる産業車両の昇降
制御装置を提供しようとするものである。
以下、本考案装置を具体化した図示の実施例について詳
述する。
第1図は運転席1を昇降するためのリフトシリンダー〇
の油圧回路を示しておリ、リフトシリンダーCのシリン
ダ室はソレノイド5OL1,5OL2によってスプール
の切換えを操作される3ポ一ト3位置形の電磁切換弁S
Vと油管2によって接続されており、またこの電磁切換
弁SVはオイルポンプPと別の油管3によって逆止弁C
Vを介して接続されるとともに、さらに別の油管4によ
ってオイルタンクTと接続されている。
なお、RVはリリーフ弁である。つぎに、本考案の主要
部である3ポ一ト3位置形の電磁切換弁SVについて第
2図を参照して説明する。
電磁切換弁SVの本体5にはリフトシリンダー用、オイ
ルポンプ用およびオイルタンク用の3つのポート6a、
6b、6cが設けられ、これらのポート6 at 6
b* 6 cは本体5内の通路7によって連通され
る。
本体5内にはソレノイド5OL1,5OL2によって位
置の切換えを操作されるスプール8が軸方向への摺動可
能に嵌込まれており、このスプール8は常にはリターン
スプリング9によって中立位置に保持され、その一部に
形成された通路開閉用の開閉弁10が本体5のシート面
5aの中央位置に密嵌して通路7を閉止しポート6 a
、 6 b、6 cの連通を遮断している。
なお、前記開閉弁10の軸方向両端面はテーバ面10a
に形成され、通路7の開閉時において開口部を流れる作
動油の流量が漸次増加または減少するようになっている
スプール8を中立位置に保持するための前記リターンス
プリング9は、本体5の一端に固着された蓋体11の空
所12内に収容された状態でその両端部をそれぞれスプ
ール8に遊嵌されたスプリング受13.14によって支
持されている。
しかして、筒状に形成された一方のスプリング受13は
、一端にはリターンスプリング9を受けるとともに空所
12の底壁によって受承される外向きフランジ13aを
有腰かつ他端にはスプール8に形成された係止側8aに
当接して支持される内向きフランジ13bを有しており
、また他方の円盤状に形成されたスプリング受14はス
プール8に嵌着した止め輪15と蓋体11の空所12に
取付けた止め論16とによってその背面を受承されてい
る。
すなわち、リターンスプリング9は上記の如き2つのス
プリング受13.14によって支持されることにより、
スプール8が作動油供給側(上昇側)あるいは作動油排
出側(下降側)のいずれの位置へ切換えられてもこれを
中立位置へ復帰するように作用する。
また、本体5内における前記通路7と蓋体11の空所1
2との間に位置する部分にはスプール8の切換速度を緩
速化するための円筒形のオイルダンパ室17がスプール
8と同心的に形成されており、このオイルダンパ室17
内にはスプール8に嵌着されたピストン18が摺動可能
に嵌入されている。
なおオイルダンパ室17と通路7及び蓋体11の空所1
2とは隔壁によってそれぞれの連通は阻止されている。
しかして、ピストン18にて分けられた2つの室は該ピ
ストン18に貫通されたオリフィス19によって連通さ
れており、スプール8の切換時における移動速度はオイ
ルダンパ室17内においてピストン18の移動に伴いオ
リフィス19を通って一方の室から他方の室へ流れる作
動油の単位時間当りの流量によって制限された速度とな
る。
従って、オリフィス19の径はソレノイドSQL工、5
OL2およびリターンスプリング9によるスプール8の
切換操作力との相関関係を考慮してスプール8に所望の
切換速度を与え得るように設定される。
なお、オイルダンパ室17は本体5に形成された連通孔
20によりリフトシリンダー用のポート6aと連通され
ていて、常に作動油が補充されるようになっている。
本実施例は上述したように、リフトシリンダー〇の昇降
動作を制御する電磁切換弁SVの一部にオイルダンパ室
17とピストン18とオリフィス19とからなるスプー
ル8の切換速度制御機構を設けたものであり、従ってリ
フトシリンダー〇に対して作動油を給排して運転席1を
昇降すべく、電磁切換弁S■のスプール位置を第2図に
示す中立位置からソレノイド5OL1,5OL2によっ
て上昇側または下降側へ切換えた場合、オイルダンパ室
17内においてスプール8と共に移動するピストン18
がその移動に伴いオリフィス19を通ってピストン18
の移動方向の室から反対側の室へ流れる流量の制限され
た作動油流れによる抵抗を受けることから、スプール8
は緩速で移動されて切換えられる。
従って、上記のスプール8の緩速移動に伴い開閉弁10
が通路7を開放しリフトシリンダー用のポート6aとオ
イルポンプ用のポート6bまたはオイルタンク用のポー
ト6cとが連通されるが、この場合通路7の開放は開閉
弁10の緩速移動によりゆっくりとなされ、しかも同開
閉弁10の両端面がテーパ面10aに形成されているこ
とから通路7の開口断面積がゆっくりと漸増される。
すなわち、スプール8が切換動作を開始してから規定の
切換位置に達して開閉弁10による通路7の開放が完全
になされるまでには一定時間が要される。
従って、通路7が完全に開放されるまでの間にあっては
オイルポンプPから油管3、通路7および油管2を経て
リフトシリンダーCに圧送される作動油あるいはリフト
シリンダーCから油管2、通路7および油管4を経てオ
イルタンクTへ排出される作動油の流量は通路7によっ
て制限された量であり、しかも漸次増加するため、運転
席1の上昇あるいは下降の起動はゆっくりとなされ、起
動に伴う衝撃が軽減される。
また、上昇中あるいは下降中の運転席1を停止すべく電
磁切換弁SVのスプール位置を中立位置に切換えた場合
には、リターンスプリング9の復帰力によって移動され
るスプール8の移動速度が上述したソレノイド5OL1
,5OL2による切換え時と同時にオイルダンパ室17
内の制限された作動油流れによって減速されるため、開
閉弁10による通路7の閉止作用が緩速でなされリフト
シリンダーCに対する作動油の給排停止が緩慢となって
運転席1はゆっくりと停止される。
つぎに、第3図に示す別の実施例について説明する。
この実施例は、一般に運転席1の上昇動作に関しては運
転席1を含む荷役装置全体の自重と積荷があるときには
その重量とが運転席1の上昇抵抗として作用することか
ら、その起動ならびに停止が比較的大きな衝撃を伴うこ
となく行われることに鑑み、前述した実施例におけるオ
イルダンパ室17とピストン18とオリフィス19とを
備えた2ポ一ト2位置形の電磁切換弁SVを運転席1の
下降動作のみを制御するように組込んで、運転席1の下
降動作時における起動および停止をゆっくりと行わせる
ようにしたものであって、運転席1の上昇についてはオ
イルポンプPからリフトシリンダーCへ直接作動油を圧
送させて行わせるようにしたものである。
なお、図示例においてはスプール8の切換時における移
動速度を制御するオリフィス19をピストン18の一部
に設けたが、これを第4図に示す如く本体5側に形成し
てもよく、その場合オリフィス191に絞り弁192等
の流量調節手段を付設し、可変式にすれば流量が自由に
選択でき、スプール8の移動速度を車両の大きさく荷役
装置の積載能力)に適応するように調節できて有利であ
る。
また、図示例ではオイルダンパ室17やピストン18を
本体5内に一体に組込んであるが、これを本体5の外側
に別体で形成することも可能であり、その場合ピストン
18はスプール8と適当な手段で連結される。
以上詳述したように、本考案は運転席昇降用のリフトシ
リンダーを制御する電磁切換弁にオイルダンパ室を形成
し、このオイルダンパ室内にはスプールと連動するピス
トンを設けるとともに、このピストンによって分けられ
た2つの室をオリフィスによって連通したことにより、
スプールの切換動作時における移動速度を緩速化できる
ため、運転席昇降動作の起動および停止が緩慢となって
運転席上の作業者に及ぼす衝撃が軽減され、作業者の安
全を確保する上において有益である。
また、本考案よれば従来のアキュームレータ形式に見ら
れるような予定設定の困難さや耐久性の問題もなく、負
荷の大小に拘らず起動、停止時の衝撃緩和効果が得られ
、しかも運転席を所望の位置に停止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す油圧回路図、第2図は本
考案の要部を示す電磁切換弁の断面図、第3図は別の実
施例を示す油圧回路図、第4図はオリフィスの設置変更
例を示す電磁切換弁の断面図、第5図は従来例を示す油
圧回路図である。 C・・・・・・リフトシリンダー、P・・・・・・オイ
ルポンプ、T・・・・・・オイルタンク、SV・・・・
・・電磁切換弁、1・・・・・・運転席、訃・・・・・
スプール、10・・・・・・開閉弁、17・・・・・・
オイルダンパ室、18・・・・・ゼストン、19・・・
・・・オリフィス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 運転席昇降用のリフトシリンダーと、オイルポンプまた
    はオイルタンクのうちの少くともオイルタンクとをつな
    ぐ回路に組込された電磁切換弁にオイルダンパ室を形威
    し、このオイルダンパ室内には電磁切換弁のスプールと
    連動するピストンを摺動可能に嵌合するとともに、この
    ピストンによって分けられた2つの室をオリフィスによ
    って連通せしめたことを特徴とした昇降する運転席を備
    えた産業車両の昇降制御装置。
JP1978051180U 1978-04-18 1978-04-18 昇降する運転席を備えた産業車両の昇降制御装置 Expired JPS6030298Y2 (ja)

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JPS54154808U JPS54154808U (ja) 1979-10-27
JPS6030298Y2 true JPS6030298Y2 (ja) 1985-09-11

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