JPS602977B2 - ２部材の接着方法 - Google Patents
２部材の接着方法Info
- Publication number
- JPS602977B2 JPS602977B2 JP8649377A JP8649377A JPS602977B2 JP S602977 B2 JPS602977 B2 JP S602977B2 JP 8649377 A JP8649377 A JP 8649377A JP 8649377 A JP8649377 A JP 8649377A JP S602977 B2 JPS602977 B2 JP S602977B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- bonding
- solvent
- synthetic resin
- wall portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は少なくとも一方が合成樹脂部材である２部材間
の接着方法に関する。
の接着方法に関する。
一般に、増幅器等の前面パネル部は、第１図に示すよう
にアルミニュウム製前面飾り板１の両端にＡ茂樹脂等の
合成樹脂製側飾り体２を鉄挿して接着した構造を有し、
また側飾り体２は第２図に示すように側飾り部３と上記
前面飾り板１の端部に鉄挿される接着部４とを一体に成
形した構造を有する。
にアルミニュウム製前面飾り板１の両端にＡ茂樹脂等の
合成樹脂製側飾り体２を鉄挿して接着した構造を有し、
また側飾り体２は第２図に示すように側飾り部３と上記
前面飾り板１の端部に鉄挿される接着部４とを一体に成
形した構造を有する。
そして、このような構造において、側飾り体２の接着部
４の接着面に予め接着剤を塗布した後、この接着部４を
前面飾り板１の織部に鼓挿して接着する方法は接着面積
が大きい利点を有する反面、前面飾り板１と側飾り体２
の境界部分に余分な接着剤がはみ出して、商品価値が著
しく減殺される欠点が多々あるために、従来は、第２図
に示すように前面飾り板１の端部に予め側飾り体２の接
着部４を隊挿した後、この接着部４の端縁に沿って接着
剤５を塗布して接着する方法がとられていた。しかしな
がら、このような接着方法は、前面飾り体１と側飾り体
２との接着が線接着であり、従って接着面積が著しく小
さいために、接着強度が弱く、衝撃等による接着はがれ
が生じ、耐久性の点で著しく劣る欠点があった。本発明
はこのような従来欠点を改良した新規な接着方法を提供
するもので、以下一実施例としての増幅器における前面
飾り板と側飾り体との接着方法について説明する。第３
図において、２はＡＢＳ樹脂製側飾り体で、側飾り部３
と断面コ状の前面飾り板１の端部に礎挿される接着部４
とが一体に成形され、この接着部４の端部の接着面４ａ
側に所定数、所定形状の薄肉部６が形成される。
４の接着面に予め接着剤を塗布した後、この接着部４を
前面飾り板１の織部に鼓挿して接着する方法は接着面積
が大きい利点を有する反面、前面飾り板１と側飾り体２
の境界部分に余分な接着剤がはみ出して、商品価値が著
しく減殺される欠点が多々あるために、従来は、第２図
に示すように前面飾り板１の端部に予め側飾り体２の接
着部４を隊挿した後、この接着部４の端縁に沿って接着
剤５を塗布して接着する方法がとられていた。しかしな
がら、このような接着方法は、前面飾り体１と側飾り体
２との接着が線接着であり、従って接着面積が著しく小
さいために、接着強度が弱く、衝撃等による接着はがれ
が生じ、耐久性の点で著しく劣る欠点があった。本発明
はこのような従来欠点を改良した新規な接着方法を提供
するもので、以下一実施例としての増幅器における前面
飾り板と側飾り体との接着方法について説明する。第３
図において、２はＡＢＳ樹脂製側飾り体で、側飾り部３
と断面コ状の前面飾り板１の端部に礎挿される接着部４
とが一体に成形され、この接着部４の端部の接着面４ａ
側に所定数、所定形状の薄肉部６が形成される。
そして、この側飾り体２の接着部４を前面飾り板１の端
部に鉄挿し、その後、第４図に示すように接着部４の薄
肉部６に、更に必要に応じてその機縁に溶剤樽散型接着
剤７を塗布する。
部に鉄挿し、その後、第４図に示すように接着部４の薄
肉部６に、更に必要に応じてその機縁に溶剤樽散型接着
剤７を塗布する。
溶剤燈散型接着剤７としては、芳香族系に属するトルェ
ンを溶剤とする合成ゴム系（ポリクロロプレン系）接着
剤を用いた。
ンを溶剤とする合成ゴム系（ポリクロロプレン系）接着
剤を用いた。
しかるときは、第５図及び第６図に示すように時間の経
過とともに接着部４の薄肉部６が接着剤７の溶剤（トル
ェン）によって軟化し、その一部が溶融して、この薄肉
部６に不定数、不定形状の接着剤の流入孔８が形成され
る。
過とともに接着部４の薄肉部６が接着剤７の溶剤（トル
ェン）によって軟化し、その一部が溶融して、この薄肉
部６に不定数、不定形状の接着剤の流入孔８が形成され
る。
そして、この前面飾り板１の接着面に接する流入孔８に
接着剤７が流入するとともに、更にこの接着剤７が接着
部４の接着面４ａと前面飾り板１との間の紬隙に浸透す
る。そして、溶剤が自然燈散すると、前面飾り板１と側
飾り体２との接着が完了する。
接着剤７が流入するとともに、更にこの接着剤７が接着
部４の接着面４ａと前面飾り板１との間の紬隙に浸透す
る。そして、溶剤が自然燈散すると、前面飾り板１と側
飾り体２との接着が完了する。
なお、溶剤燈散後は、溶剤による側飾り体２の接着部４
、特に薄肉部６の軟化溶融は全くないから、上記の接着
状態が保持される。
、特に薄肉部６の軟化溶融は全くないから、上記の接着
状態が保持される。
また、本実施例では、前面飾り板１に側飾り体２の接着
部４を隊挿した後、この接着部４に接着剤７を塗布した
が、接着部４の薄肉部６のみに予め接着剤７を塗布し、
その後薮着部４を前面飾り板１に鉄挿して、接着部４の
薄肉部６を軟化溶融させるようにしてもよい。
部４を隊挿した後、この接着部４に接着剤７を塗布した
が、接着部４の薄肉部６のみに予め接着剤７を塗布し、
その後薮着部４を前面飾り板１に鉄挿して、接着部４の
薄肉部６を軟化溶融させるようにしてもよい。
以上の接着方法によれば、薄肉部６の軟化溶融によって
接着剤の流入孔８が自然発生的に形成されて、この流入
孔８に接着剤７が流入するとともに、更にこの接着剤７
が接着部４の接着面４ａと前面飾り板１との間の細隙に
浸透して接着が行なわれるから、前面飾り板１と側飾り
体２との接着が従来の線援着から面接着となって接着面
積が増大し、また、側飾り体２の鉄挿方向に所定幅を有
する接着面が形成されるので、接着強度が著しく増大し
て、従来のような衝撃等による接着はがれが除去でき、
耐久性が著しく向上する。
接着剤の流入孔８が自然発生的に形成されて、この流入
孔８に接着剤７が流入するとともに、更にこの接着剤７
が接着部４の接着面４ａと前面飾り板１との間の細隙に
浸透して接着が行なわれるから、前面飾り板１と側飾り
体２との接着が従来の線援着から面接着となって接着面
積が増大し、また、側飾り体２の鉄挿方向に所定幅を有
する接着面が形成されるので、接着強度が著しく増大し
て、従来のような衝撃等による接着はがれが除去でき、
耐久性が著しく向上する。
また、合成樹脂の溶剤に対する軟化溶融性を巧みに利用
して、接着剤の流入孔８を自然発生的に形成するので、
接着面積を増大させるための流入孔の穿設、その他の特
殊加工が不要である。なお、本発明は上記の実施例のみ
に限られるべきものではなく、要するに少なくとも一方
が合成樹脂部材である２部材間の接着に適用しうるもの
である。
して、接着剤の流入孔８を自然発生的に形成するので、
接着面積を増大させるための流入孔の穿設、その他の特
殊加工が不要である。なお、本発明は上記の実施例のみ
に限られるべきものではなく、要するに少なくとも一方
が合成樹脂部材である２部材間の接着に適用しうるもの
である。
また、合成樹脂部材、溶剤、接着剤を適宜選択すること
ができ、更に、第７図及び第８図に示すように側飾り体
２の接着部４に形成する薄肉部６の形状、大きさ、数及
び形成する位置を適宜選択することができ、これ等は本
発明の技術的範囲を逸脱するものではない。以上のよう
に、本発明は合成樹脂部材の溶剤に対する軟化溶融性を
巧みに利用して、合成樹脂部村の接着部に形成した薄肉
部を溶剤によって軟化溶融せしめて接着剤の流入孔を自
然発生的に形成し、この流入孔に接着剤を流入せしめる
とともに、更にこの接着剤を部材間の細隙に浸透せしめ
て接着する方法であるから、従釆の線接着から面接着と
なって接着強度が著しく向上し、また接着面積を増大さ
せるための特殊加工が全く不要である等の優れた利点を
有する。
ができ、更に、第７図及び第８図に示すように側飾り体
２の接着部４に形成する薄肉部６の形状、大きさ、数及
び形成する位置を適宜選択することができ、これ等は本
発明の技術的範囲を逸脱するものではない。以上のよう
に、本発明は合成樹脂部材の溶剤に対する軟化溶融性を
巧みに利用して、合成樹脂部村の接着部に形成した薄肉
部を溶剤によって軟化溶融せしめて接着剤の流入孔を自
然発生的に形成し、この流入孔に接着剤を流入せしめる
とともに、更にこの接着剤を部材間の細隙に浸透せしめ
て接着する方法であるから、従釆の線接着から面接着と
なって接着強度が著しく向上し、また接着面積を増大さ
せるための特殊加工が全く不要である等の優れた利点を
有する。
第１図は増幅器における前面パネル部の構造を示す図、
第２図は従来の前面飾り板と側飾り体の接着方法を示す
図、第３図は本発明の一実施例の前面飾り板と側飾り体
の接着方法に用いられる側飾り体の構造を示す図、第４
図乃至第６図は同、接着方法を示す図、第７図及び第８
図は同、側飾り体の他の実施例の構造を示す図である。 ２は合成樹脂部村（側飾り体）、４は接着部、６は薄肉
部、１は部材（前面飾り板）、７は溶剤建散型接着剤、
８は流入孔である。第１図 多２図 第６図 第４図 第５図 第６図 黍７図 第８図
第２図は従来の前面飾り板と側飾り体の接着方法を示す
図、第３図は本発明の一実施例の前面飾り板と側飾り体
の接着方法に用いられる側飾り体の構造を示す図、第４
図乃至第６図は同、接着方法を示す図、第７図及び第８
図は同、側飾り体の他の実施例の構造を示す図である。 ２は合成樹脂部村（側飾り体）、４は接着部、６は薄肉
部、１は部材（前面飾り板）、７は溶剤建散型接着剤、
８は流入孔である。第１図 多２図 第６図 第４図 第５図 第６図 黍７図 第８図
Claims (1)
- １ 少なくとも一方が合成樹脂部材である２部材間の接
着において、一方の合成樹脂部材２の接着部４に薄肉部
６を形成し、この部材２の接着部４を他方の部材１に当
接せしめるとともに上記部材２の薄肉部６に溶剤揮散型
接着剤７を塗布し、この接着剤７の溶剤によって上記薄
肉部６を軟化溶融せしめて接着剤７の流入孔８を形成し
、この流入孔８の接着剤７を流入せしめるとともに上記
部材２の接着部４と他方の部材１との間の細隙に浸透せ
しめ、溶剤を揮散せしめて、両部材を接着することを特
徴とする２部材間の接着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8649377A JPS602977B2 (ja) | 1977-07-18 | 1977-07-18 | ２部材の接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8649377A JPS602977B2 (ja) | 1977-07-18 | 1977-07-18 | ２部材の接着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5421466A JPS5421466A (en) | 1979-02-17 |
| JPS602977B2 true JPS602977B2 (ja) | 1985-01-25 |
Family
ID=13888499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8649377A Expired JPS602977B2 (ja) | 1977-07-18 | 1977-07-18 | ２部材の接着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS602977B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0236461Y2 (ja) * | 1985-12-04 | 1990-10-03 |
-
1977
- 1977-07-18 JP JP8649377A patent/JPS602977B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0236461Y2 (ja) * | 1985-12-04 | 1990-10-03 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5421466A (en) | 1979-02-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS602977B2 (ja) | ２部材の接着方法 | |
| DE59809437D1 (de) | Verfahren zum herstellen von haftverschlussteilen | |
| JPS60166516A (ja) | コ−ナ−ジヨイント部材の製作方法 | |
| JPS649180B2 (ja) | ||
| JPH03230918A (ja) | プラスチックと金属箔の複合体からなる箱状成形品の製造方法 | |
| JPH0386643A (ja) | 柔軟性装飾板およびその製造法 | |
| US1869839A (en) | Method of making plaques and the like | |
| US846233A (en) | Sign-painting process. | |
| JPS609679B2 (ja) | 前面飾り板の組立方法 | |
| JPH0647878Y2 (ja) | 色紙の縁シール接着用具 | |
| ATE54615T1 (de) | Verfahren zum herstellen eines verbundelementes. | |
| JPS6389397A (ja) | 両面に図柄が現れる素材シ−トの製造方法 | |
| KR920700113A (ko) | 첩착재 및 그 제조방법 | |
| JP3716506B2 (ja) | 被覆シートの基材表面への貼着方法 | |
| JPH09207255A (ja) | 植毛シート | |
| JP2775136B2 (ja) | 押花の付着方法 | |
| FR2705699B1 (fr) | Procédé d'enrobage d'un matériau par un liant sous forme d'émulsion, liant sous forme d'émulsion destiné notamment au procédé d'enrobage et matériau enrobé obtenu. | |
| JPS6158319B2 (ja) | ||
| JPS6024827B2 (ja) | 金属テ−プの接着方法 | |
| JPS6111249A (ja) | 耐衝撃性の優れた美装用塗装物品及びその製法 | |
| KR940022383A (ko) | 자기헤드의 제조방법 | |
| KR880011303A (ko) | 장식재의 적용방법 | |
| JPS62111090A (ja) | 框状端縁を有する板状体の製造方法 | |
| JPH0742736U (ja) | 自動車の把持部の皮革巻き構造 | |
| JPS624061A (ja) | 包装用袋 |