JPH09207255A - 植毛シート - Google Patents
植毛シートInfo
- Publication number
- JPH09207255A JPH09207255A JP8035487A JP3548796A JPH09207255A JP H09207255 A JPH09207255 A JP H09207255A JP 8035487 A JP8035487 A JP 8035487A JP 3548796 A JP3548796 A JP 3548796A JP H09207255 A JPH09207255 A JP H09207255A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- adhesive
- polyethylene sheet
- flocked
- polyethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H13/00—Other non-woven fabrics
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来不可能とされていたポリエチレンシート
を以て植毛シートを造ろうするものである。 【解決課題】 ポリエチレンシートに極微小凹凸面を形
成し、この面に特殊調合した接着剤を塗布して常法によ
り植毛加工を施す。
を以て植毛シートを造ろうするものである。 【解決課題】 ポリエチレンシートに極微小凹凸面を形
成し、この面に特殊調合した接着剤を塗布して常法によ
り植毛加工を施す。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエチレンシートを
生地とし、これに短繊維を植毛した植毛シートに関する
ものである。
生地とし、これに短繊維を植毛した植毛シートに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から塩化ビニールその他の合成樹脂
シートを生地とし、これに短繊維を植毛した植毛シート
は造られており、この植毛シートを使ったいろいろな製
品が市販されていた。
シートを生地とし、これに短繊維を植毛した植毛シート
は造られており、この植毛シートを使ったいろいろな製
品が市販されていた。
【０００３】ところが、ポリエチレンは安価で、しかも
融点温度が低いので、融着加工がしやすいことがわかっ
ていても、その性質から、あらゆる種類の接着剤になじ
まないこと、従ってポリエチレンシートには短繊維を植
毛した植毛シートを造ることはできないとされていた。
融点温度が低いので、融着加工がしやすいことがわかっ
ていても、その性質から、あらゆる種類の接着剤になじ
まないこと、従ってポリエチレンシートには短繊維を植
毛した植毛シートを造ることはできないとされていた。
【０００４】即ち、これまで、ポリエチレンシートに短
繊維を植毛した植毛シートを造ろうとするときは、ポリ
エチレンシートの面を、放電加工或は機械加工によっ
て、梨地状に粗面とし、表面を極微少凹凸面とすること
によって、いわゆる接着剤の乗りをよくして、この面に
接着剤を塗布して接着剤層を形成し、この接着剤層に常
法による静電植毛法により、短繊維を植毛し乾燥加工を
施して植毛シートを造ろうとする実験は業界の各社で行
われていた。
繊維を植毛した植毛シートを造ろうとするときは、ポリ
エチレンシートの面を、放電加工或は機械加工によっ
て、梨地状に粗面とし、表面を極微少凹凸面とすること
によって、いわゆる接着剤の乗りをよくして、この面に
接着剤を塗布して接着剤層を形成し、この接着剤層に常
法による静電植毛法により、短繊維を植毛し乾燥加工を
施して植毛シートを造ろうとする実験は業界の各社で行
われていた。
【０００５】しかし、それでも、ポリエチレンの特質か
らポリエチレンシートを以て植毛シートを造ることはで
きないとされていた。
らポリエチレンシートを以て植毛シートを造ることはで
きないとされていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
に、これまで、ポリエチレンシートに接着層を形成して
植毛することは無理であるとされていたのを、上記梨地
加工を施したポリエチレンシートに特殊混合をした接着
剤を塗布し、これを以て接着層を形成し、常法どうりの
工程で植毛シートを造るようにしようとするものであ
る。
に、これまで、ポリエチレンシートに接着層を形成して
植毛することは無理であるとされていたのを、上記梨地
加工を施したポリエチレンシートに特殊混合をした接着
剤を塗布し、これを以て接着層を形成し、常法どうりの
工程で植毛シートを造るようにしようとするものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、常法により梨
地加工を施したポリエチレンシートを生地とし、ポリエ
チレンシートの梨地加工面に浸透する浸透剤を混合して
飛翔した接着剤を、該ポリエチレンシートに塗布して、
その塗布面に常法による静電植毛手段で短繊維植毛を施
し、これを乾燥して、該ポリエチレンシートと一体化し
た接着層に短繊維を植毛した植毛シートとして構成し
た。
地加工を施したポリエチレンシートを生地とし、ポリエ
チレンシートの梨地加工面に浸透する浸透剤を混合して
飛翔した接着剤を、該ポリエチレンシートに塗布して、
その塗布面に常法による静電植毛手段で短繊維植毛を施
し、これを乾燥して、該ポリエチレンシートと一体化し
た接着層に短繊維を植毛した植毛シートとして構成し
た。
【０００８】
【作用】本発明は、生地に低融点のポリエチレンシート
を用いた植毛シートとしたことにより、これを用いて、
各種製品を作ることの作業性を容易にすることができ
る。
を用いた植毛シートとしたことにより、これを用いて、
各種製品を作ることの作業性を容易にすることができ
る。
【０００９】
【実施例】本発明の実施は、ポリエチレンシートを生地
とするものである。この生地の厚みは特に限定されてい
ない。本発明にかかる植毛シートを使って造ろうとする
製品、或は造られた製品の用途に合致する所望の厚みの
生地を用いればよい。
とするものである。この生地の厚みは特に限定されてい
ない。本発明にかかる植毛シートを使って造ろうとする
製品、或は造られた製品の用途に合致する所望の厚みの
生地を用いればよい。
【００１０】図１に示すように生地とするポリエチレン
シート１の表面に放電加工、機械加工等の常法の手段に
より梨地加工を施して、その表面を極微少凹凸面２とす
る。いわば、ポリエチレンシート１の面に極微小の傷を
つける。この面に、ポリエチレンシート１と親和性の接
着剤３を塗布する。この接着剤は、本発明者に於いて鋭
意研究をした結果完成したもので、これをポリエチレン
シート１の梨地加工表面に塗布したとき、そのシートの
梨地加工表面に接着剤成分を前記した梨地状の粗面に浸
透させる機能を発揮する成分を混入してある。
シート１の表面に放電加工、機械加工等の常法の手段に
より梨地加工を施して、その表面を極微少凹凸面２とす
る。いわば、ポリエチレンシート１の面に極微小の傷を
つける。この面に、ポリエチレンシート１と親和性の接
着剤３を塗布する。この接着剤は、本発明者に於いて鋭
意研究をした結果完成したもので、これをポリエチレン
シート１の梨地加工表面に塗布したとき、そのシートの
梨地加工表面に接着剤成分を前記した梨地状の粗面に浸
透させる機能を発揮する成分を混入してある。
【００１１】従って、この接着剤３に混入した特殊浸透
剤は、接着剤３を構成する成分をポリエチレンシート１
に浸透した状態で塗布される。
剤は、接着剤３を構成する成分をポリエチレンシート１
に浸透した状態で塗布される。
【００１２】その塗布面に常法どうりの手段で、静電植
毛法による短繊維４の植毛が行われ、その操作が行われ
た後常法どうりに乾燥される。
毛法による短繊維４の植毛が行われ、その操作が行われ
た後常法どうりに乾燥される。
【００１３】従って、ポリエチレンシート１に塗布され
た接着剤３は、その成分をポリエチレンシート１に投錨
した状態でポリエチレンシート１に接着層３Ａとして形
成されることになる。
た接着剤３は、その成分をポリエチレンシート１に投錨
した状態でポリエチレンシート１に接着層３Ａとして形
成されることになる。
【００１４】即ち、この接着層３Ａは、その成分を梨地
面からポリエチレンシート１に浸透し、浸透した接着剤
成分が、ポリエチレンシート１の成分と一種の架橋現象
を起こしてポリエチレンシート１と一体となって形成さ
れる。短繊維４は、前記した状態で投錨機能を発揮して
ポリエチレンシート１と一体となった接着層３Ａに植え
付けられた状態で植毛されて植毛シートとなる。
面からポリエチレンシート１に浸透し、浸透した接着剤
成分が、ポリエチレンシート１の成分と一種の架橋現象
を起こしてポリエチレンシート１と一体となって形成さ
れる。短繊維４は、前記した状態で投錨機能を発揮して
ポリエチレンシート１と一体となった接着層３Ａに植え
付けられた状態で植毛されて植毛シートとなる。
【００１５】従って、本発明による植毛シートは、生地
として使用したポリエチレンシート１の面に形成された
短繊維４を植え付けた接着層３Ａは、生地であるポリエ
チレンシート１と剥離することはない。
として使用したポリエチレンシート１の面に形成された
短繊維４を植え付けた接着層３Ａは、生地であるポリエ
チレンシート１と剥離することはない。
【００１６】
【発明の効果】本発明にかかる植毛シートは、低融点の
ポリエチレンシートを生地とし、上記のようにポリエチ
レンシートと、その面に形成される接着層とは接着剤成
分をポリエチレンシートに投錨状態で接着したと同じ構
成となるので、その一体性は強固に保持された植毛シー
トとなりこれを所望の型に打ち抜いて、装飾用の熱転写
型ワッペンとしても使用できるし、ポリエチレンシート
の面を重ね合せ配し、その周囲並びに所望個所を熱融着
して、エアーマットを造ることもできる。
ポリエチレンシートを生地とし、上記のようにポリエチ
レンシートと、その面に形成される接着層とは接着剤成
分をポリエチレンシートに投錨状態で接着したと同じ構
成となるので、その一体性は強固に保持された植毛シー
トとなりこれを所望の型に打ち抜いて、装飾用の熱転写
型ワッペンとしても使用できるし、ポリエチレンシート
の面を重ね合せ配し、その周囲並びに所望個所を熱融着
して、エアーマットを造ることもできる。
【図１】表面を極微小凹凸面としたポリエチレンシート
面に形成した接着層に短繊維を植毛した植毛シートの断
面図である。
面に形成した接着層に短繊維を植毛した植毛シートの断
面図である。
【図２】図１の部分拡大図である。
１ ポリエチレンシート ２ 凹凸面 ３ 接着剤 ３Ａ 接着層 ４ 短繊維
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年３月５日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、常法により梨
地加工を施したポリエチレンシートを生地とし、ポリエ
チレンシートの梨地加工面に浸透する浸透剤を混合した
接着剤を、該ポリエチレンシートに塗布して、その塗布
面に常法による静電植毛手段で短繊維植毛を施し、これ
を乾燥して、該ポリエチレンシートと一体化した接着層
に短繊維を植毛した植毛シートして構成した。
地加工を施したポリエチレンシートを生地とし、ポリエ
チレンシートの梨地加工面に浸透する浸透剤を混合した
接着剤を、該ポリエチレンシートに塗布して、その塗布
面に常法による静電植毛手段で短繊維植毛を施し、これ
を乾燥して、該ポリエチレンシートと一体化した接着層
に短繊維を植毛した植毛シートして構成した。
Claims (1)
- 【請求項１】 常法により梨地加工を施したポリエチレ
ンシートを生地とし、ポリエチレンシートの梨地加工面
に浸透する浸透剤を混合して飛翔した接着剤を、該ポリ
エチレンシートに塗布して、その塗布面に常法による静
電植毛手段で短繊維植毛を施し、これを乾燥して、該ポ
リエチレンシートと一体化した接着層に短繊維を植毛し
て成る植毛シート。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8035487A JPH09207255A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 植毛シート |
| KR1019960006033A KR970059340A (ko) | 1996-01-30 | 1996-03-08 | 식모(植毛) 시트 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8035487A JPH09207255A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 植毛シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09207255A true JPH09207255A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12443115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8035487A Pending JPH09207255A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 植毛シート |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09207255A (ja) |
| KR (1) | KR970059340A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7775139B2 (en) | 2006-11-09 | 2010-08-17 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Steering wheel structure |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP8035487A patent/JPH09207255A/ja active Pending
- 1996-03-08 KR KR1019960006033A patent/KR970059340A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7775139B2 (en) | 2006-11-09 | 2010-08-17 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Steering wheel structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR970059340A (ko) | 1997-08-12 |
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