JPH0742736U - 自動車の把持部の皮革巻き構造 - Google Patents

自動車の把持部の皮革巻き構造

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JPH0742736U
JPH0742736U JP7541093U JP7541093U JPH0742736U JP H0742736 U JPH0742736 U JP H0742736U JP 7541093 U JP7541093 U JP 7541093U JP 7541093 U JP7541093 U JP 7541093U JP H0742736 U JPH0742736 U JP H0742736U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leather
base material
automobile
adhered
grip
Prior art date
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Pending
Application number
JP7541093U
Other languages
English (en)
Inventor
俊夫 板垣
勝人 海谷
隆 有馬
聖一 小林
Original Assignee
ミドリ安全工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ミドリ安全工業株式会社 filed Critical ミドリ安全工業株式会社
Priority to JP7541093U priority Critical patent/JPH0742736U/ja
Publication of JPH0742736U publication Critical patent/JPH0742736U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0278Constructional features of the selector lever, e.g. grip parts, mounting or manufacturing

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案の出願人が、さきに特許出願したと
ころの、自動車のステアリング、ノブ、レバー等の把持
部の皮革巻き接着構造において、その皮革の両端部が長
期間の使用によりいわゆる口開きしてしまうのを防止す
る構造の提供。 【構成】 芯材の外層の合成樹脂製の母材に線状の凹部
を形成し、該母材を皮革により接着包装し、この皮革の
端縁部を上記凹部に挿入し、接着させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動車のステアリング、ノブ、レバ−等に形成して用いられる自動 車の把持部の皮革巻き構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この考案の出願人はさきに同種の発明の特許出願に行った(特願平4−170 915号)。 この考案は上記出願済発明を改良するものであるため、まず上記発明について説 明する。この発明は一例として図7及び図8に示すようなものであり、両図にお いて31はノブ、32は芯材、33は同芯材32の外側に設置された合成樹脂製 の母材である。
【0003】 そして同母材33の外側に接着剤34により皮革35が接着させられてあり、 かつこの皮革35により包装されている。36は糸であり、この糸36は皮革3 5の端縁部37、37に飾り縫いさせられているもので、これにより両端縁部3 7、37が縫い閉じられているように見え、しかもこのような包装は効果的に量 産することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし上記の発明は次のような難点を有することが明らかになった。それはこ のように形成されたノブ31は長期間使用するうちに、接着して互いに接しさせ られている前記両端縁部37、37が互いに離間し、いわゆる口開きしてしまう のである。
【0005】 この口開きについてみるとほぼ図9〜図11に示すようにして行われる。 まず、皮革35は約5年間で14〜15%収縮する。 この原因は日光及び車内の温度、湿度の変化による。このため最初図9に示すよ うに接していた両端縁部37、37は図10に示すように離間し、この間隙39 に日光40が照射されると、その紫外線により次第に接着剤層34が劣化し、皮 革35の収縮応力により、その劣化した接着剤層34が破断し、口開きが進行す る。これをくり返す事により、口開きは次第に大きくなる。 また、接着剤層34が破断し、母材33が紫外線にさらされると、母材33の材 質、強度によっては、接着剤層34の破断と同様な原理により、母材33も図示 のように破損することもある。 これにともない前記皮革35の口開きも一層進行する。又母材33も図示のよう に破損する。
【0006】 この考案は上記のような課題を解決するためになされたもので、その目的は皮 革により接着包装された自動車のステアリング、ノブ、レバ−等の把持部におい て、上記のいわゆる口開きを防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するこの考案について述べるとそれは、芯材1の外周に設け られた合成樹脂製の母材2;該母材2の一部に形成された線状の凹部3;上記母 材3の表面4に接着剤5により接着させられた皮革6;上記凹部3に挿入して接 着させられた上記皮革6の端縁部7、7;から成ることを特徴とする自動車の把 持部の皮革巻き構造である。 又上記端縁部7、7はそれぞれ糸9により飾り縫いされている上記自動車の把持 部の皮革巻き構造である。
【0008】
【作用】
この考案は前記のように構成されたことにより、皮革6の合わせ部の接触長さ が長くなる為、温度、湿度による皮革の微小な収縮応力、および操作力等による 皮革6の接合部に口開きを起こす方向の力が発生しても、口開きが内部まで達す ることがない。よって紫外線も接着剤5の層、及び母材2までは達しないため、 接着剤5の層の破断及び母材2に亀裂が生ずる事も防止できる。
【0009】 又皮革6が母材2の凹部3に押し込まれる構造のため、皮革6の長さは母材2 の表面の長さより押し込まれる分だけ長くなっている。このため、皮革6が収縮 しても、皮革6の接着部相互が届かなくなる様な事がない。又金型により形成さ れた凹部ラインにより皮革接合部のラインが決まる為、蛇行のない理想的ライン となり外観が向上する。
【0010】
【実施例】
図1〜図5に示すものはそれぞれステアリング10、ノブ11、レバ−12で あり、これらはそれぞれ図2に示すように母材2の一部に線状の凹部3が形成さ れている。
【0011】 この凹部3は一例として深さ13、巾14、皮革6の厚さをtとし、13≧t ,14<2tに形成される。そしてこの凹部3に対して皮革6の端縁部7、7が 押し込まれ、かつ接着剤5により接着されている。このようにして形成されたス テアリング10、ノブ11、レバ−12等はそれぞれ図1〜図5に示すような外 観に形成される。9、9は飾り縫いの糸を示す。なおこの考案において、皮革と は皮革及び合成皮革を一括して言うものである。
【0012】 このように形成された皮革6が前記のような温度、湿度等により収縮してもそ れは図6に示す15の位置から16に示す位置に変化する程度であり、口開きを してしまうことは防止される。
【0013】
【考案の効果】
この考案は前記のように構成されたことにより、皮革6の合わせ部の接触長さ が挿入の分だけ長くなり、皮革6の接合部に温度、湿度等の口開きを起こす力が 及ぼされても口開きが内部に到達しないため、外観上口開きすることを防止する ことができる。又日光等の紫外線も母材2迄は達しないため、接着剤5の層の破 断及び母材2の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示し、ステアリングの正面
図である。
【図2】同じくノブの皮革巻き加工前における斜視図で
ある。
【図3】同じくノブの皮革巻き加工後における斜視図で
ある。
【図4】同じく図3の要部の断面図である。
【図5】この考案の実施例を示すレバ−の斜視図であ
る。
【図6】この考案の作用を説明する図である。
【図7】この考案の出願人がさきに出願した同種の構造
の斜視図である。
【図8】図7のA−A線矢視図である。
【図9】この考案の出願人がさきに出願した同種の構造
の要部の断面図である。
【図10】図7に示す構造の難点を説明する図である。
【図11】図8に示す構造の更に悪化する難点を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 芯材 2 母材 3 凹部 4 表面 5 接着剤 6 皮革 7 端縁部 9 糸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材1の外周に設けられた合成樹脂製の
    母材2;該母材2の一部に形成された線状の凹部3;上
    記母材3の表面4に接着剤5により接着させられた皮革
    6;上記凹部3に挿入して接着させられた上記皮革6の
    端縁部7、7;から成ることを特徴とする自動車の把持
    部の皮革巻き構造。
  2. 【請求項2】 端縁部7、7はそれぞれ糸9により飾り
    縫いされている請求項1記載の自動車の把持部の皮革巻
    き構造。
JP7541093U 1993-12-29 1993-12-29 自動車の把持部の皮革巻き構造 Pending JPH0742736U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1884441A1 (en) * 2005-04-27 2008-02-06 Midori Anzen Co., Ltd. Leather and process for producing leather

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1884441A1 (en) * 2005-04-27 2008-02-06 Midori Anzen Co., Ltd. Leather and process for producing leather
EP1884441A4 (en) * 2005-04-27 2010-02-17 Midori Anzen Co Ltd LEATHER AND PROCESS FOR THE PRODUCTION OF LEATHER

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