JPS6029710A

JPS6029710A - スタ−カプラの製造方法

Info

Publication number: JPS6029710A
Application number: JP13783783A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Abe; 阿部　拓; Minoru Uehara; 上原　實; Chiaki Yosokawa; 千秋四十川
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 1983-07-29
Filing date: 1983-07-29
Publication date: 1985-02-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、スターカプラの製造方法に関するものであ
る。

第１図に示すような従来のスターカプラ１は、複数本の
光ファイバ２が束ねられ、側面で相互に熱融着されると
同時に軸方向に引き伸ばされてテーバ化されることによ
り、第１分岐部３と第２分岐部４とがテーバ結合部５を
介して連続された形状に作られている。

ところが、このようにして製造きれたスターカプラ１は
、テーパ結合部５には熱融着が施されるが第１、第２分
岐部３，４には施されないため、熱的要因等によりスタ
ーカプラ１中の密度が不均一となり易く、屈折座のゆら
ぎが発生して散乱損失の増大を招ご１ている。また、製
造工程にｊ３いては、まず複数本の光ファイバ２を作っ
た後、レーザ照射等の方法により熱融着しなければなら
ず、手間が掛かり大量生産には不向きであった。

一方、他の従来のスターカプラとしては、第１分岐光フ
ァイバと第２分岐光ファイバとがミキシングロッドを介
して接続されたものがある。しかし、このスターカプラ
は、ミキシングロッドの両端面と第１、第２分岐光ファ
イバの各端面とを接着剤等で接合していたため、接合の
際に各部材の軸合わせが難しく、接合が面倒であるとと
もに、軸ズレが発生した場合には光損失が生じてしまう
。

それに、端面接合部があるのでフレネル反射による光損
失も発生する。

この発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたも
ので、軸ズレ、フレネル反射、屈折率のゆらぎ等による
光損失を防止するとともに、製造が容易に行なえるスタ
ーカプラの製造方法を提供することを目的としている。

かかる目的達成のため、この発明は、コア部およびクラ
ンド部からなり、複数本の光ファイバを有する第１分岐
部と第２分岐部とがテーパ結束部を有し、連続されたス
ターカプラをｊＪ１２造する方法であって、まず金型の
キャビティに高屈折率のコア用樹脂を注型し、硬化液離
型して第１、第２分岐部およびテーパ結束部のコア部を
形成し、しかる後コア部の表面にコア用樹脂より低Ｊ’
＋ｌ　ＩＪ’ｉ率のクララ１〜用樹脂をコーティングし
てフラノ１一部を形成してなることを特徴としている。

以下、この発明を図面に基づいて説明する。

第２図および第３図はこの発明の一実施例を示す図であ
る。

まず、この発明のスターカプラの製造方法を説明する前
に、構成について説明する。

第２図中符号８，９は図外の入出力装置に接続された接
続光ファイバで、これらの端面８ａ、Ｏａ間にスターカ
プラ１１が介在されている。このスターカプラ１１は、
プラスチックで一体成形されており、コア部１２がクラ
ッド部１３で覆４）れて形成されている。形状的には、
中央のテーバ結合部１４ど、この両側で各々４本の光フ
ァイバ１５ａ、　１．（ｉａに分岐している第１分岐部
１５および第２分岐部１６とから成っている。このテー
パ結合部１４は断面矩形を呈している。第１．第２分岐
部１５．１６の各光ファイバ１５ａ、　１６ａは、テー
バ結合部１４と連続している基端側が断面矩形を呈して
いるが、端面１５ｂ、　＋６ｂ側では円形となっている
。円形とすることにより接続光ファイバ８，９の端面８
ａ、９ａと接続し易いようになっている。

次に製造方法を第３図を参照して説明する。図中、符号
１８は可動側金型、Ｉ９は固定側金型で、両者にて第１
．第２分岐部１５．１６のテーバ結合部１４側の部分お
よびテーパ結合部１４の、コア部１２を形成するキャビ
ティ２０が形成される。また、可動側金型１Ｂの両側に
は、第１．第２分岐部Ｊ、５．１［＋の先端部を形成す
るキャビティ２１ａ、　２２ａが設けられたスライドコ
ア２１．２２が、スライド自在に配設されている。この
ような構成で金型が作Ｊら九でいる。

このような金型を用いてスターカプラ１１を製造するに
は、まず可動側金型１８を矢印入方向に、スタイ１〜コ
ア２１を矢印Ｂ方向に、スライドコア２２を矢印Ｃ方向
に、各々図示省略の装置によって移動させて型締を行な
う。次に、高屈折率のコア用樹脂、例えば屈折率１．４
９のポリメチルメタクリレ−ｌ−’（１’ＭＭＡ）を溶
融したものを、図示省略のスプル、ランナ、ゲート等に
介してキャビティ２０．２１ａ。

２２ａ内へ注入する。硬化後、ｉｊＪ動側金７ｉ’！　
Ｉ　Ｏおよびスライドコア２１，２２を前述と反対方向
ノ＼移動させて型開きし、成形品を離型する。この成形
品がスターカプラ１１のコア部１２である。その後、１
１　ＨＭ　Ａより低屈折率のクラッド用樹脂、例えば屈
Ｊ）′？串１．４Ｄ〜１．４５のシリコン４樹脂を一コ
ア部１２の裏面し；コーティングして、コア部１２の周
囲にクラッド部１３を形成する。以上で、スターカプラ
ｊ】が形成される。なお、コア用樹脂をＰＭＭＡとした
場合には、クラッド用樹脂としては、上記の他に屈折率
１．３２〜１．４６のフッ素系樹脂あるいは屈折・季刊
、・）う程度のエポキシ系接着剤を使用することもでき
る。また、コア用樹脂として屈折率１゜５９のボリカー
ボネー１〜あるいはポリスチレンを用いた場合には、ク
ラッド用樹脂として屈折率１，４９のアクリル系樹脂を
用いることもできる。

このようにスターカプラ１１を金型で形成すると、従来
のように熱融着あるいは接着等することなく、大きく分
けるとコア部１２およびクラッド部１３の両製造工程だ
けなので容易に製造でき、人Ｊｉ（生産が可能となり、
ニスト低減か図られる。

このスターカプラ１１は、第１分岐部１５の各光フアイ
バ端面１５ｂがそれぞれ各接続光フアイバ端面８ａに、
第２分岐部ＩＧの各光フアイバ端面１［ｉｂがそれぞれ
各接続光フアイバ端面９ａに接続されて使用される。光
ファイバ１５ａのコア部１２に接続光ファイバ８から入
射された光は、テーパ結合部１４へ伝搬して行き、この
テーパ結合部１４のウェスト部１・１ａて断面全体に拡
がり、その後、第２分岐部１６の各光ファイバ１．６ａ
に１１１３等しく分配されて伝搬する。そして、接続光
ファイバ９へ入射される。ところで、従来のスターカプ
ラ１はテーパ結合部５たけに熟融箔が施されることによ
り　４１）、ｉ度が不均一となって散乱損失が増大して
いたが、この発明の製造方法によって形成されたスター
カプラ１１は、一部だけに熱が加えられたりしないため
、熱的要因によっては屈折率の大きなゆらぎか発生する
ことがなく、散乱損失が従来より低減さ、する。また、
このスターカプラ１１は一体に成形さＪしるため、従来
のミギシングロツドを用いたタイプのスターカプラのよ
うな端面同士の接合部を設ける必要がなく、フレネル反
射による光損失が発生ずることがないとともに、１−ｊ
ｘ合時の軸ズレによる光損失も起こらない。従って、従
来より性能の向上が図られることとなる。

以」二説明しできたように、この発明によれば、金型で
スターカプラを製造するようにしたので。

製造が容易で大量生産が可能になるとともに、屈折率の
ゆらぎ、軸ズレ、フレネル反射等による光損失が防止で
きるので品質の向上が図られる、という効果が得られる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のスターカプラを示す斜視図、第２図はこ
の発明の製造方法によって形成さｉシたスターカプラお
よび接続光ファイバを分解して示す斜視図、第３図はこ
の発明の製造方法に使用する金型を示す斜視図である。１１　スターカプラ、　１２・・・コア部、１３・・ク
ラッド部、１４・・・テーパム１２合部、１５・・・第
１分岐部、　１５ａ・・光ファイバ、１６・第２分岐部
、　１６ａ・・・光ファイバ。１８・・・可動側金型（金型）、１９・・・固定側金型
（金型）。２０．２１ａ、２２ａ・・キャビティ、２１．２２・・
スライドコア（金型）。

Claims

【特許請求の範囲】

コア部およびクラッド部から成り、複数本の光ファイバ
を有する第１分岐部と第２分岐部とがテーバ結束部を介
して連続されたスターカプラを製造する方法であって、
まず金型のキャビティに高屈折率のコア用樹脂を注型し
、硬化後離型して第１、第２分岐部およびテーバ結束部
のコア部を形成し、しかる後該コア部１の表面に前記コ
ア用樹脂より低屈折率のクラッド用制脂をコーティング
してクラッド部を形成してなることを特徴とするスター
カプラの製造方法。