JPS6029520B2 - 電気アイロン - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコード巻取装置を備えた電気アイロンに関する
ものである。

従来、電機アイロンにおいてコードを自動的に巻取るコ
ード巻取装置は、コード巻取時のショックでプラグ面が
断線しやすく、又巻取時、アイロン本体にプラグの千全
刃が当りアイロン本体を傷つけたり、場合によっては手
などにも当り危険でもあった。

これらの問題はプラグ部を手で保持しながら巻取りを行
えば解決できるが、アイロンの場合、ベース面が高温と
なっているため、片手でアイロンを保持しておく必要が
あり、さらにもう一方の手で巻取りのための操作釦を操
作するため、プラグ部を手で保持することは出来なかっ
た。本発明はコード巻取装置の操作鋤を把手握り部の近
傍に配置することにより、片手でアイロンの保持と操作
釦の操作を同時に出来るようにしたもので、これにより
もう一方の手でプラグの保持が可能となり、前記の種々
の問題を解決するものであり、以下本発明の一実施例を
図面に基づき説明する。図において１はヒーターを有す
るアイロンベース、２はアイロンベース１上をおおつた
アイロンカバー、３はアイロンカバー２に取付けた把手
である。４はコード６を巻きとる回動自在なコード巻取
本体であり、ケース６の軸部６ａにより保持されている
。

８はアイロンの自立面を兼ねたケース７とコード巻取本
体４の間に介在したゼンマイであり、前記コード５を自
動的に巻取る方向に付勢され、通常はロック部材９によ
ってロックされている。

ロック部材９はスプリング９ａにより常時ロックする方
向に付勢されている。１０はケース６，７の一部に形成
したコードを出し入れする閉口部であり、コード５のプ
ラグ部１１の最大中より小さくしてある。

そして、上記コード巻取本体４、ケース７によりコード
巻取装置の主体が構成されている。１２はコード５とベ
ース１に内蔵したヒーターを接続するブラシ構造である
。１３はアイロンの把手３の把手握り部３ａの近傍に配
層した操作釘であり、スプリング１３ａに抗して押し下
げることにより、ロック部材９を押してコード巻取本体
４との係止を外し、ゼンマイ８によりコード５は自動的
に巻き取られる。

又、操作釦１３は把手３の把手表面と同一かもしくは把
手表面より低く凹ませて設けることにより通常のアイロ
ン掛けの際に邪魔にならないようにすると共に誤動作に
よるコードの巻き取りを防止する。以上のような構成の
電気アイロンによれば、第２図に示すように、片手でア
イロンの保持と、操作金０１３の操作を同時に行うこと
が出来、もう一方の手でプラグ部１１の保持をしながら
コード５の巻き取りが可能となり、巻き取りスピードの
調整及び巻き取り終了時のショックをやわらげることが
できる。このように本発明の電気アイロンは、コード巻
取装置の操作釘を把手握り部の近傍に配置したことによ
り、プラグ部の耐久性が大幅に向上するとともに「プラ
グの栓刃によるアイロン本体の損傷又アイロンを保持し
ている手の負傷を防止することが出きる等のすぐれた効
果を奏している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電気アイロンの要部を
断面した側面図、第２図はコード巻取時状態を示す斜視
図である。 ３・・・・・・把手、４・・…・コード巻取本体、７・
・・…ケース、９・・・・・・ロック部材、１ １・・
・・・・プラグ、１３・・・・・・操作釘。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ヒーターを有するアイロンベースと、このアイロン
   ベース上方に取りつけた把手と、この把手の後部にアイ
   ロンの自立面を兼用して設けたコード巻取装置と、この
   コード巻取装置の操作釦とを備え、前記操作釦を把手握
   り部の近傍に配置した電気アイロン。 ２ 上記操作釦は把手表面と同一もしくは把手表面より
   低くした特許請求の範囲第１項記載の電気アイロン。